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「ユニバーサルデザインの授業づくり」 1 どの子も過ごしやすい学級づくり 2 どの子も学びやすい 学習環境&授業づくり

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1 「ユニバーサルデザインの授業づくり」 1 どの子も過ごしやすい学級づくり 2 どの子も学びやすい 学習環境&授業づくり
1 どの子も過ごしやすい学級づくり 2 どの子も学びやすい          学習環境&授業づくり 3 居心地よい学級・授業 天王みどり学園 加賀谷 勝

2 はじめに 発達につまずきのある子どもがいることを 前提とした授業づくり、学級経営が基本 Aさん Fさん Bさん Cさん Dさん Gさん
学習面・行動面で困難を示す子ども 6.5%⇒Fさん Aさん Fさん Bさん 軽度の知的障害のある子ども    3%⇒Gさん Cさん Dさん Gさん Eさん Hさん (H24文部科学省調査) 発達につまずきのある子どもがいることを       前提とした授業づくり、学級経営が基本 2

3 発達障害の子どもの特徴 脳の多様な機能を 同時総合的に働かせることがうまくできない
 脳の多様な機能を  同時総合的に働かせることがうまくできない   ・分かりやすい環境でないと不安定になる ・話を集中して聞くことが苦手である(聞く力が弱い・不注意) ・見えない話し言葉を理解することが苦手である ・人と目を合わせることが苦手である ・ワーキングメモリーに弱さがある ・言葉の意味理解に課題がある ・人の気持ちや状況理解が難しくてトラブルになる ・ルールがあいまいだと行動がしにくい ・全体を捉えることが苦手で細部にこだわる

4 ユニバーサルデザインの授業づくり 「全ての子どもが主体的・意欲的に活動できるよう、授業への参加・理解・習得・活用を促す指導・支援の工夫」
LD等の子どもには「ないと困る支援」であり、                 どの子にも「あると便利な支援」 授業で想定される2種類のつまずき 指導の工夫 個別の配慮 個に特化した指導 授 業 補充指導 教科教育と 特別支援教育の連続性 指導の評価 授業の評価

5 ユニバーサルデザインの授業づくり

6 学級づくりのポイント1 目指す学級像のビジョンを示す
・困っていい・助けてもらえるという安心感   困ったときに「助けてー!」と言える、打ち明けられる ・間違っても許容される安心感   間違いから学びが始まる 教室はまちがうところだ 恥をかける 学級づくりのポイント1 ~この学級は安全だ!~ ・困っていい・助けてもらえるという安心感   困ったときに「助けてー!」と言える、打ち明けられる ・間違っても許容される安心感   間違いから学びが始まる 教室は間違うところ・ 恥をかけるところ ・違っていい安心感  みんな違ってみんないい→特別が特別でなくなる・当たり前になる ・ルールがある安心感   見える形で示す 過ごしやすい枠組み示す 目指す学級像のビジョンを示す

7 学級づくりのポイント2 ・教師が積極的に心を開く 教師が心を開いて思いを伝えると、子どもとの距離が近くなる
~この学級にずっといたいなぁ~ ・教師が積極的に心を開く  教師が心を開いて思いを伝えると、子どもとの距離が近くなる ・子どものよさを伝える (人は「あれども見えず」)    「いつもあなたを見ているよ」というメッセージを個々に伝える ・子どもと子どもをつなぐ   お互いのよさを承認できるように働き掛ける 例:帰りの会    ・一体感を実感する(1+1を2以上に)   みんなで協力する活動や共通点を探す機会をつくる  学級は育ち合い・学び合う場

8 学級づくりのポイント3 ・子どもの得意な活動が用意されている 子どものよさを発揮できる出番・役割がある→評価する仲間がいる
~この学級は認め合う雰囲気があるぞ~ ・子どもの得意な活動が用意されている   子どものよさを発揮できる出番・役割がある→評価する仲間がいる ・子どもが期待に応えられる言葉掛けをする   人は期待された通りの成果を出す  〈非行に走る子どもに共通していること〉 1 ほめられた経験が少ない 2 何かをやり遂げた経験が少ない 3 誰かの役に立つ経験が少ない 4 大人への信頼感が少ない 認められる活動・必要感を抱ける経験を増やす

9 学習環境づくりのポイント1 静けさは最大の支援 〈聴覚的な刺激を減らす〉 1 教室の音を徹底的に減らす
   〈聴覚的な刺激を減らす〉  1 教室の音を徹底的に減らす  2 サイレントモード   ・おしゃべりをしない時間    「サイレントモードをスタートします、1分です。5・4・3・2・1・0」 3 ひそひそモード   ・ひそひそ声(無声音)でしゃべる時間 4 教師が雑音にならない   ・言葉を減らす 非言語を使う 怒鳴らない 5 オープンスペースを工夫する 静けさは最大の支援

10 学習環境づくりのポイント2 必要な情報を 必要なだけ掲示する
   〈視覚的な刺激を減らす〉 1 黒板周りの掲示物を精選する  2 学級文庫や棚にカーテンをつける  3 教卓などに余計な物を置かない 4 統一感のある色づかいで統一する 必要な情報を 必要なだけ掲示する

11 学習環境づくりのポイント3 ドキドキ感よりも安心感 〈学習環境の整備〉 1 整理整頓された教室環境をつくる
    〈学習環境の整備〉  1 整理整頓された教室環境をつくる 2 一日のスケジュールを示す(週・月予定も) 3 プリント類の整理の仕方を指導する 4 持ち物の置き場を明示する ドキドキ感よりも安心感

12 学習環境づくりのポイント4 複数の子どもにお願いする
〈座席について〉 ・子どもの特性、学級の雰囲気によって異なる ・小学校高学年以降は2列目や3列目がよい ・支援員が入りやすい席 ○支援を必要とする子どものそばに座る子ども 1 対象児と関係が良好な子   理解のある子 優しく手助けできる子   お手伝いが好きな女の子  2 刺激の少ない子   あまり口出ししない子 自分のことがちゃんとできる子 3 しっかりした子   ちょっかいをかけられても相手にしない子   自分の気持ちを言葉で伝えられる子  0.3 最前列 0,7 中央 1.0 どの位置でも 複数の子どもにお願いする

13 授業づくりのポイント(導入) 1 授業の流れ、ねらい、ゴールを示す   ・1時間の授業で何を教えるのか焦点を絞る   (見通し⇒自分の活動の意味が分かること) 2 「興味のスイッチ」をONにする   ・前時の内容、子どもの知っていることと結び付ける 3 「やる気スイッチ」をONにする   ・みんなが参加できる発問で引き込む   ・視覚刺激で「あっ、面白うそうだ」と引き付ける   ・ゲームや運動を取り入れて覚醒水準を上げる 「2倍!」→ 2 13

14 授業づくりのポイント(展開) 全員参加型の授業を目指す
3 多様な学習形態を用意する  ・一斉、グループ、ペア、個別   説明中心や一問一答形式は×   グループ学習はねらいを明確に   落ち着きのない子どもはペアが効果的 4 動ける具体的な指示を出す(考えさせると戸惑わせることは違う)  ・「主人公の気持ちに気付いた人は?」 ×    ⇒「気持ちが変わったと思う一文をノートに書こう」     「グループで相談しよう」  全員参加型の授業を目指す 14

15 授業づくりのポイント(展開) 5 できる範囲で個の違いに対応する   ・課題の内容を工夫する(全員が行う問題、チャレンジ問題)  ・課題の量を調整する  ・書く量を調整する(板書計画・ワークシート・ヒントカードの活用) 合理的配慮  板書をタブレットで撮影する  宿題や課題を軽減する  クールダウンするための部屋を用意するetc.   6 机間巡視で一人一人とふれあう ささやき作戦  ・活動の理解度の把握と個々を認める機会になる  ・課題が済んだ子どもへ次の学習を勧める 15

16 授業づくりのポイント(まとめ) 子どもの反応は指導の生き写し 1 一時一作業を心掛ける 同時処理が苦手 ・書く時間と聞く時間を区別する
1 一時一作業を心掛ける 同時処理が苦手  ・書く時間と聞く時間を区別する 2 流れが分かる構造化された板書を心掛ける  ・少ない量で大切なところを強調する  ・視写する量を調整する(ワークシートの活用等)     3 多感覚を活用して何となく分かった感をスッキリ感へ   ・つかんだことを「見て・考えて・声に出して」表現する   (学習の結果は行動として現れる)  4 教師がよきモデルになる(子どもの評価は厳しい)   ・授業はチャイムで始まり、チャイムで終わる 子どもの反応は指導の生き写し 16

17 授業づくりのポイント(教科指導) 国語(読解力に課題がある 作文が苦手)  ・登場人物の関係が理解できるように関係図を作る  ・「意見」「理由」「事例」「比較」「結論」等のカードを用意する 社会(興味ある分野に強い記憶力を発揮 空間認知に弱さがある)  ・時間が一方向に流れる、原因⇒結果の流れがはっきりしている   ように決まった「筋」をつくる  ・歴史オタク、鉄ちゃんと言われる生徒の活躍の場を設ける 算数・数学(図形・応用問題が苦手)  ・計算の難易度を3段階に分けた宿題プリントがあれば理想  ・具体物や手順表を活用する 理科(好きか嫌いか二極化しやすい)  ・説明と実験をミックスさせて組み立てる  ・重要事項だけを穴抜きにしたプリント教材が有効

18 授業づくりのポイント(教科指導) 英語(視覚・聴覚・動作等各自の優位な特性を生かす)  ・語い(単語・文)の学習を中心に、短い時間で聞く→話す、聞く→   読む、聞く→書く、見る→書くのタスクを組み合わせる  ・ゲーム形式・ペア・グループワークを導入する 体育(身体機能のバランス悪く、運動面で不器用な生徒が多い)  ・言葉だけでなく、絵や図を用いて教示する  ・団体競技では「特別ルール」をつくる→当たり前ルールにする 図工・美術(空間認知や想像力に課題のある生徒がいる)  ・対象物の外形を○や□等単純化した形でとらえて配置する  ・様々な角度から見た図を提示する 音楽(楽器演奏が苦手な生徒がいる)  ・課題曲のアレンジをして演奏の難易度を調整、運指図の活用  ・演奏する範囲を絞って頑張る ・グループ練習で自信をもたせる 技術・家庭(手先の不器用な生徒がいる 事故防止への配慮)  ・補助具を利用する  ・手順カードで一つずつ指導する

19 授業づくりのポイント(話し方) ・一文一動詞で話す 「教科書の7ページを開いてください」
・一文一動詞で話す      「教科書の7ページを開いてください」                ・聞くと書く時間を区別する (同時に複数の情報を処理できない) ・抽象語を少なくする     「もうちょっと」→「10時20分まで」 ・肯定的でポジティブに話す 「これが終わったら給食です」 ・言葉のイメージ力を生かす 「忍者のように歩こう」 ・説明、指示を簡潔に伝える 「3つ話します。1つ目は・・・」 ・視覚情報を与える (目から8割入力 聴覚短期記憶の弱さを補う) ・語調に変化をつける(声の大きさ、抑揚、スピード、間に配慮する) ・ほめて終わる(注意や叱責が多いとトゲトゲしい雰囲気になる) ・非言語メッセージも使う(アイコンタクト等が子どもの心を揺さぶる)      曖昧な表現はすべてを曖昧にする

20 授業づくりのポイント(キーワード) 1 焦点化(シンプル)     ・本時のねらい・活動の流れを示す  ・一つの指示で一つの課題を出す(一文一動作)  ・学習を細かいステップに分ける(小さな成功体験)  ・何をどこまでするのか、終わったらどうするのかを明確にする 2 視覚化(ビジュアル)  ・手本、見本、模型、完成図を示して、イメージをもたせる  ・パネルやフローチャート、具体物を示して説明する  ・学習過程が分かるように板書を工夫する  ・注目させたい部分は強調して提示する 3 共有化(シェア)   ・子どもの望ましい発言や行動を評価・称賛する  ・子どもの発言(誤答も)をつないで授業を展開し、ねらいに迫る  ・個人思考から集団思考へつながるように工夫する  ・多様な方法で表出させる機会を設定する

21 授業の充実度は 子どもの表情や言動に表れる
居心地のよい学級・授業  ・教室に入りやすい空気、リラックスできる雰囲気がある  ・学級の基本的ルールが守られている  ・教室環境・言語環境が整っている  ・子どもをほめる・認める回数が多い  ・教師の声のトーンが低く抑えられている  ・子どもたちが互いの発言をよく聴いている  ・一方的に教え込むのではなく、学び合いができている  ・間違いや分からないことに対して、助け合う風土がある  ・参観ではなく、一緒に参加したくなる  ・教師が明るく、表情豊かである よい言葉を 笑顔で! 授業の充実度は    子どもの表情や言動に表れる 21

22 参考図書 「授業のユニバーサルデザイン入門」 小貫悟 桂聖 東洋館出版社
     「授業のユニバーサルデザイン入門」                             小貫悟 桂聖 東洋館出版社                「通常学級のユニバーサルデザイン」        阿部利彦 川上康則 上條大志 久本卓人 東洋館出版社      「実践 通常学級のユニバーサルデザインの授業づくり」                                                 佐藤 愼二 東洋館出版社      「通常学級で使える特別支援教育ハンドブック」                            中尾 繁樹 明治図書                                        


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