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Optical Particle Counterによる

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Presentation on theme: "Optical Particle Counterによる"— Presentation transcript:

1 Optical Particle Counterによる
大気エアロゾルの 粒径分布の研究 交通電子機械工学課程 風間 大助 舘野 隆志

2 発表内容 1. 目的 2. OPCの原理 3. 一般的な粒径分布  4. 観測方法 5. データ解析 6. 考察及びまとめ

3 1. 目的 エアロゾルは大気汚染物質(SPM)である他、雲 核となって、気候に影響を与えている。エアロゾル
1. 目的  エアロゾルは大気汚染物質(SPM)である他、雲 核となって、気候に影響を与えている。エアロゾル の生成過程を探る上でエアロゾルの粒径分布の 測定は重要である。  光散乱式粒子数計測器(Optical Particle   Counter:OPC)により都市大気のエアロゾルの粒 径分布を通年にわたって観測し、その季節毎の 特徴や、地上気象との関係、及び春季に出現す る黄砂時の特性について調べた。

4 2.OPCの原理 ・OPCは、光源(白色ランプまたはレーザー) からの光をエアロゾルを含む試料空気に照射
し、その領域を通過する粒子による散乱光を 光検出器で検出する。 ・その信号の大小により粒径を弁別することに より粒径別の粒子数密度を計測する。

5 リオンKC-01D仕様 光源 半導体レーザー 波長: 780nm 光軸交角(θ): 70° 集光半角(β): 27°
光軸交角(θ): 70° 集光半角(β): 27° 試料空気量: 0.5 L/min 粒径区分: 0.3μm以上,0.5μm以上,1.0μm以上,2.0μm以上,5.0μm以上の5段階を測定しおよそ2分毎、つまり、1リットル中の各粒径の粒子数を記録する。 なお、今回このデータの差をとることにより、0.3μm以上0.5μm未満,0.5μm以上1.0μm未満,1.0μm以上2.0μm未満,2.0μm以上5.0μm未満の4つ粒径範囲に区分して粒子数を示す。そして便宜上この値を1000で割り1cc当たりの粒子数として利用した。

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7 3.一般的な粒径分布(都市大気) 図3.1:一般的なエアロゾルの粒子数分布 0.01~10μmの半径範囲で広く分布、0.01μm付近で極大
図3.2:一般的なエアロゾルの体積粒径分布 (dV=dN*4/3πr3)   半径約1μmを境に二山のピークになる エートケン粒子 微小粒子 粗大粒子 微小粒子 粗大粒子 図3.1 図3.2

8 Jungeの指数分布則 半径r = 0.05~5μmの範囲での粒子数分布は、一般に次式で表される(Junge, 1965年)。
βの値は、大陸では‐2.5~‐3、海洋上では‐1~‐3程度の値をとることが知られている。 :cは任意の定数

9 4. 観測 観測場所 ・OPCによる測定 本学新2号館9階の窓から(地上約30m) 2分毎(1リットル毎)に記録
4. 観測 観測場所  ・OPCによる測定    本学新2号館9階の窓から(地上約30m)    2分毎(1リットル毎)に記録    ライダー観測と同期(連続ではない)  ・気象データの測定    本学第3実験棟屋上(地上約30m)    毎日5分毎に連続観測

10 観測期間  ・取り扱ったOPCのデータ 1999年(53日)   4月7,9日(2日)              5月1,2,6,7,12,13,14,17,18,20,21,25,30,31日     (14日)   6月1,25日(2日)   7月7,16,23,26,27,28,29,30,31日(9日)   8月1,2,3,4,5,6日(6日)   10月6,11,12,13,21,26,28,29日(8日)   11月5,9,10,11,19,22,29日(7日)   12月7,8,9,10,11日(5日)

11 2000年(46日)   1月26,28日(2日)   2月1,2,3,7,24,25,26,28日(8日)   3月2,3,7,8,9,10,13,14,22,23,27,28,30,31日     (14日)   4月7,8,9,10,11,12,13,18,22,23,24日(11日)   5月1,2,9,10,24日(5日)   6月6日(1日) 7月24日(1日)   8月1,2,3,4日(4日)

12 5. データ解析 計算内容 Jungeの指数分布則による近似 体積粒径分布での表示 Jungeの指数分布近似におけるβおよびCの値
5. データ解析 計算内容 Jungeの指数分布則による近似 体積粒径分布での表示 Jungeの指数分布近似におけるβおよびCの値 エアロゾル粒径分布と地上気象との関連 黄砂時における粒径分布

13 ①  計算内容 Jungeの指数分布則を用い、最小2乗法により次の値を求めた。   ・d N / d log r (/cm3)   ・d V / d log r (μm3/cm3) (体積粒径分布、粒子を 球形と仮定、d V / d log r = d N / d log r*4/3πr3)   ・β   ・C(指数分布則の式 c の対数をとった値,C=log c     即ち、10C は1μmの粒子数である。)   ・dβ,dC(β,Cの推定誤差)

14 ②  Jungeの指数分布則による近似

15 ③  体積粒径分布での表示

16 ④ Jungeの指数分布近似におけるβ及びCの値

17 ⑤ エアロゾル粒径分布と地上気象との関連 エアロゾルの粒径分布と地上の風速及び湿度との関係を調べた。 但し、大粒子が卓越する黄砂の日のデータは除いた。

18 風速とβの関係

19 湿度とβの関係

20 風速とdN/dlogrの関係

21 湿度とdN/dlogrの関係

22 湿度の高い時期の微小粒子数と風速との関係

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24 ⑥ 黄砂時における粒径分布 黄砂とは、中国大陸の黄土地帯の砂塵が強風により吹き上げられ、しだいに降下して西日本地方の上空を襲う現象であり、春季に、毎年数回程度の頻度で出現する。 一般的に黄砂発生時の粒子数の変化は、粒子の大きさに関係なく全粒径範囲で粒子が増加する場合と、粗大粒子は増加し、微小粒子は減少する場合の2つのパターンが知られている。 

25 黄砂時における粒径分布ー1

26 黄砂時における粒径分布ー2

27 6.考察及びまとめ ・7月,8月及び黄砂発生の時期以外はβの値は平 均的にー3になり、Jungeの指数分布則に従った。
・風速が高いと粗大粒子は増加、微小粒子は減少  する。   ・風によって海塩粒子の生成、土壌粒子が舞い上がりな どにより自然起源の粗大粒子は増加。   ・一方、希釈効果により微小粒子は減少。

28 ・黄砂発生時における粒子数変化は、全粒径範囲 で粒子が増加する場合と、粗大粒子は増加する が、微小粒子は減少する場合の2つのパターンが
・湿度上昇による粒子数の変化   ・海塩粒子などの吸湿性エアロゾルは湿度が上がると膨 潤して成長する傾向がある。湿度上昇に伴うエアロゾ ルの増加 ・黄砂発生時における粒子数変化は、全粒径範囲 で粒子が増加する場合と、粗大粒子は増加する が、微小粒子は減少する場合の2つのパターンが 見られた。   ・人為起源エアロゾル(微小粒子)と一緒に運ばれる   ・気団の入れ替わり   ・黄砂粒子表面への微小粒子の付着


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