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東日本大震災時の在宅療養機器への電源対応 ~バックアップ電源の活用事例~

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Presentation on theme: "東日本大震災時の在宅療養機器への電源対応 ~バックアップ電源の活用事例~"— Presentation transcript:

1 東日本大震災時の在宅療養機器への電源対応 ~バックアップ電源の活用事例~
国立長寿医療研究センター  根本哲也  伊藤安海  久保田怜 笹川内科胃腸科クリニック  山中賢治 石川医院 石川作和夫 株式会社 アイム  桜井 亨

2 バックアップ電源開発までの経緯 H19~20年度 「医療現場の危機管理に関するWG」(科学技術交流財団の主催) 在宅医療機器の電源問題が露呈する. H20年3月 日本ALS協会愛知県支部の依頼でバックアップ電源試作機を共同で開発. 災害弱者の支援協議会を開催(台風18号の接近による停電リスク回避) H22年度~在宅医療機器の電源問題に関する研究(長寿医療研究開発費) ・在宅医療機器患者への技術的な支援に関する研究会を開催. ・災害時対応(機器)への取組=メーカーも協力 H 以降 罹災したALS患者へのバックアップ電源支援要請(日本ALS協会愛知県支部) 電源ステーションの設置(いわき自立支援センター) 停電・移動対応のバックアップ電源開発(沖縄在宅支援3団体)

3 避難支援訓練の様子 (ご近所への声掛け) ・地域コミュニティ中心 ・ご近所への声掛け ・物資の供給体制 ・どこが避難所 ・在宅避難支援機器
・支援機関の訓練 そのひとに 必要なモノ・コトが わかる

4 バックアップ電源開発までの経緯 H19~20年度 「医療現場の危機管理に関するWG」(科学技術交流財団の主催) 在宅医療機器の電源問題が露呈する. H20年3月~ 日本ALS協会愛知県支部の依頼でバックアップ電源試作機を共同で開発. 災害弱者の支援協議会を開催(台風18号の接近による停電リスク回避) H22年度~在宅医療機器の電源問題に関する研究(長寿医療研究開発費) ・在宅医療機器患者への技術的な支援に関する研究会を開催. ・災害時対応(機器)への取組=メーカーも協力 H 以降 罹災したALS患者へのバックアップ電源支援要請(日本ALS協会愛知県支部) 電源ステーションの設置(いわき自立支援センター) 停電・移動対応のバックアップ電源開発(沖縄在宅支援3団体)

5 バックアップ電源の提供台数

6 電源が必要な主な在宅機器の仕様電力 必要な時に,あとどれだけ(何時間)使用できるのか? 人工呼吸器:40~80W 吸引機:50~80W
※仕様に掲載されている数値.実際の消費電力とは異なる. 人工呼吸器:40~80W 吸引機:50~80W 酸素濃縮器:250~800W エアーマットレス :5~60W(厚さに依存) 電動ベッド:リクライニング30~120W,上下300W 照明(電球60W,蛍光灯20W,LED10W) 電気毛布:40W 冷蔵庫:80W 必要な時に,あとどれだけ(何時間)使用できるのか?

7 停電リスクの考え方 今まで 災害時:台風による停電の復旧時間は8~22時間 病 院:2日程度の発電装置を装備. これから
病 院:2日程度の発電装置を装備. これから 停電:大規模停電は数か月続く. 病院:予想より消費電力が多く2日もたない.     燃料の供給が滞る. 輪番停電:関東の計画停電では,続けて停電する状態も見られた

8 自分で停電対応する方法 エネファーム、ソーラー発電のように自宅にマイクログリッドを構築する 人工呼吸器のバックアップ ⇒ アンビュバック
人工呼吸器のバックアップ ⇒ アンビュバック   (電源を使用しない方法を用意する)  しかし、   ・自宅の設備は被災した場合の問題   ・燃料供給や天候不良も   ・エンジン発電機は場所や騒音の問題   ・手動は長時間の継続性に不安

9 災害・停電時のための行政の対応 避難施設には、備蓄で電源を置く場合がある 通信用である場合が多い 個人への供給は考慮されていない場合が多い
自分で電源確保 電源確保のしくみを提案すると協力しやすい 平常時に災害時対応の準備協力は積極的に協力

10 在宅機器の趨勢 ~開発は不安を取り除くことが目標~
在宅機器の趨勢 ~開発は不安を取り除くことが目標~ 呼吸を作り出す方法 機械式(ベローズ式,マグネット式,カム式) 電子制御式 ⇒ 年々、高効率になり,信頼性と省エネ ⇒ バッテリーによる長時間駆動が可能 電源マネージメントが可能   単純化と省エネ(モーターの起動停止による呼吸動作) 保護回路がしっかりしていて誤作動がない ⇒ 求められる電源の安定性などがだんだん高くなっている ⇒ つまり,バッテリーが弱くなると作動しない問題

11 身近にある電源 ~自動車~ 近年、注目されているのはハイブリッド車 普通の自動車も電源を発電して蓄える装置がついている
身近にある電源 ~自動車~ 近年、注目されているのはハイブリッド車 普通の自動車も電源を発電して蓄える装置がついている 災害時には、自動車の使用が制限される 自動車の使用は大変(駐車場が遠い、屋外)         ところで,機器は? 多くの機器は移動のため、 13.2V(直流)に対応している場合が多い(問題:直接接続) ご近所の車を借りられれば、電源は無尽蔵 ガソリンがあれば、安心      バッテリーとシガーソケットだけで利用可能

12 バッテリーとシガーソケットと充電器 充電器 バッテリー シガー ソケット できれば DC-DCコンバータ サイン波インバータ
(バッテリーの自己      放電をカバー) バッテリー シガー ソケット できれば DC-DCコンバータ サイン波インバータ ブースターケーブル

13 バッテリーを電源に利用 しくみは簡単だけど 接続には注意! ・極性に注意 ・電圧の管理 ・パーツの管理 そこで 車載用の生活機器 ・照明
       そこで 車載用の生活機器 ・照明 ・電気毛布 ・冷蔵庫(保冷庫)          など シガーソケットのついている機器 (バッテリーと直接接続の認められているもの) ・吸引器 ・呼吸器   など インバーター接続可能な機器 (インバーター接続が認められているもの) ・酸素濃縮器 ・呼吸器 ・モニター         など

14 パッケージ化(バックアップ電源) バッテリーとシガーソケットと充電器(平常時使用)のパッケージ 関東の輪番停電に備えて,試作機14台を貸与
勇美記念財団が50台分の製作費を支援 コンプライアンス整備をメーカー・ユーザーとともに検討開始.

15 バックアップ電源の特徴 外部電源の多くは専用充電機を使用する. バッテリーの交換ができないものが多い.
あたりまえだが,停電時は商用電源から充電できない バッテリーの交換は 30秒以内にできる. 特殊な技能は必要ない バッテリーは自動車用のもの. 乾電池はなくなったが, バッテリーはたくさんあった. いろいろな充電方法に 対応. ディーラーや用品店に 燃料の心配がいらない

16 バックアップ電源の使用 商用電源から通電しているとき 商用電源 電源供給 AC100V 充電 長期停電時の交換用バッテリーの供給 電源供給
停電時に新品のバッテリーを デリバリー シガーソケットから 電源供給 交換 充電 電源供給 充電ステーション ブースターケーブルで

17 バックアップ電源の活用事例 いろいろな機器との接続 東京電力の計画停電対応 福島でのインフラ問題での停電対応 沖縄での台風による停電対応

18 いろいろな機器との接続

19 3.15から東京電力管内での対応 ・想定外の出来事(震災と停電)への恐怖の払拭 ・停電に対する準備状況の評価 ・在宅での生活継続の希望
日本ALS協会愛知県支部からの要請をうけ,東京,神奈川,千葉,埼玉県の在宅ALS患者宅に訪問設置 要望 ・想定外の出来事(震災と停電)への恐怖の払拭 ・停電に対する準備状況の評価 状況 ・在宅での生活継続の希望  -災害時の機器使用の可否  -特に生活家電の継続性  -バックアップ電源は電気と情報 ・地震や原発事故で避難する準備  -避難時に必要なものの選択

20 福島いわき市のバックアップ電源 バッテリー充電器 バックアップ電源 AC100V供給 (エンジン発電機) バッテリー 純正外部電源充電器
通電 充電 充    電 充電 充電 充電 バッテリー 純正外部電源充電器 蓄電(DC12V) 充電 充電

21 沖縄での活用例 ・年間数回の停電への恐怖の払拭 ・旅行者がどこでも利用できる電源装置の構築 ・在宅での生活継続の希望
H22.8の日本ALS協会全国会での講演を聞いて,沖縄県支部でバックアップ電源を準備. 要望 ・年間数回の停電への恐怖の払拭 ・旅行者がどこでも利用できる電源装置の構築 状況 ・在宅での生活継続の希望  -台風情報のレスパイト入院は廊下になることも  -温度調整ができない ・旅行者  -沖縄に旅行したい方が多い.  -家族は観光.ご本人は屋内でヘルパー

22 被災時に 使用されたのは,1回だけ. でも,練習が 安心につながっている. バックアップ電源の活用事例 いろいろな機器との接続
東京電力の計画停電対応 福島でのインフラ問題での停電対応 沖縄での台風による停電対応 被災時に 使用されたのは,1回だけ. でも,練習が 安心につながっている.


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