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ベルリン青染色 Berlin blue stain (Prussian blue stain)

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1 ベルリン青染色 Berlin blue stain (Prussian blue stain)

2 目的 ヘモジデリンの証明法 結果 鉄反応(ベルリン青反応) 青色 PAS反応 淡赤色 酸(塩酸、硫酸等による溶解) 溶解
フェロシアン化カリウムと塩酸で3価の鉄イオンをフェロシアン化鉄(ベルリン青)として検出する方法。 組織標本で鉄染色(ベルリン青染色)の対象になるのは、ほとんど溶血のヘモジデリン(血鉄素)である。 ヘモジデリンはヘモグロビン由来の黄褐色から茶褐色の色素で、出血後の組織や細胞内に認められる。 ヘモジデリンの証明法 結果 鉄反応(ベルリン青反応) 青色 PAS反応 淡赤色 酸(塩酸、硫酸等による溶解) 溶解 鉄の代謝異常

3 原理 Fe3+ + K4Fe(CN)6 KFeⅢFeⅡ(CN)6 + 3K+
この反応は、非常に鋭敏で、3価の鉄イオンのみに特異的に反応する。 Fe3+ + K4Fe(CN)6 KFeⅢFeⅡ(CN)6 + 3K+ ベルリン青

4 ベルリンブルー アイアンブルーiron blue 暗い紫みの青。 フェルシアン化カリウム溶液に硫酸鉄と酸化剤を加えて作る 青色顔料。「紺青」  理想的な組成式はFe(III)4[Fe(II)(CN)6]3であるが、結晶水を含んでいたり一部の鉄イオンが置換されていたりすることが多く、一定の組成のものを得ることは困難である。   ヘキサシアノ鉄(II)酸塩と鉄(III)塩から得られたものはプルシアンブルーあるいはベルリンブルー、ヘキサシアノ鉄(III)酸塩と鉄(II)塩から得られたものはターンブルブルーというように別の物質と考えられていたが、これらは実際は同じ化合物であることが確認されている。  青い顔料 ペルシアンブルー 紺青こんじょう

5 結晶構造はFe3+イオンが面心立方格子を形成し、その立方体の各辺の中点にFe2+イオンが位置している。
そしてFe3+イオンとFe2+の間にはCN-イオンが位置する。 CN-イオンは窒素原子でFe3+イオンに、炭素原子でFe2+に配位している。 このような結晶構造を取る一群のシアン錯体の塩をこの化合物を代表としてプルシアンブルー型錯体という。 面心立方格子 Fe3+ Fe2+

6 試薬 フェロシアン化カリウムK4〔Fe(CN)6〕・3H2O 2g 濃塩酸(11.6N) 1ml
1液) 2%フェロシアン化カリウム水溶液    フェロシアン化カリウムK4〔Fe(CN)6〕・3H2O  2g     精製水  100ml 2液) 1%塩酸水    濃塩酸(11.6N)  1ml 使用直前に1液と2液を等量混合し、使用液にする。 ※使用液は1度しか使用できない。  混合直後は淡黄色透明であるが、時間の経過とともに緑色が増してくる。  酸の作用によってフェロシアン化カリウムが分解され、3価の第二鉄塩になる。  この化合物が残りのフェロシアン化カリウムと反応してベルリン青を形成し、組織に非特異的に沈着してしまうので緑色調になった液は使用できない。

7 染色方法 脱パラ・流水水洗 精製水水洗 ベルリン青染色液 精製水水洗 ケルンエヒトロート液 流水水洗 脱水・封入 20分 5分

8 注意 水道水中に鉄分が含有されている可能性があるので、ベルリン青染色を始める間に、染色をする為のビーカー等の器具をきれいに洗い、蒸留水ですすいでおく。 同様に、染色液に入れる前にも蒸留水で十分に切片を洗浄する。 ベルリン青の混合液を長時間使用すると、酸とフェロシアン化カリウムの反応により、非特異的に組織に沈着してしまうので、使用液は直前に混合した新しいものを使う。

9 染色結果 ヘモデジリン(鉄) 青色 赤色


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