Presentation is loading. Please wait.

Presentation is loading. Please wait.

子どもたちの問題行動の理解と対応 問題行動への対応の一連の流れ 行動の理解 指導目標の決定 戦略シートの作成 支援ツールの作成

Similar presentations


Presentation on theme: "子どもたちの問題行動の理解と対応 問題行動への対応の一連の流れ 行動の理解 指導目標の決定 戦略シートの作成 支援ツールの作成"— Presentation transcript:

1 子どもたちの問題行動の理解と対応 問題行動への対応の一連の流れ 行動の理解 指導目標の決定 戦略シートの作成 支援ツールの作成
個別の指導計画の作成 支援開始 評 価 :手が映し出された箇所をクリックして下さい

2 行動の理解 子どもの行動を理解するために必要な情報を集め ましょう
保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 行動の理解 発達障害のある子どもたちの「問題行動」の多くは,コミュニケーション行動としてとらえることができます。その「行動」を通じてメッセージが伝えられており,「嫌だ」「逃れたい」「こっちを向いて」「気持ちいいよ」等の思いが込められていると考えられます。 子どもの行動を理解するために必要な情報を集め     ましょう トップへ 次 へ

3 指導目標の決定 指導目標:ある一定の期間内に子どもに教えたい,増やしたいひとまとまりの行動
代替的なコミュニケーション行動を指導の場合は,問題行動の機能と一致 <例えば> 問題行動の要因または機能 問題行動 指導目標 片づけの方法が 分からなかった 登校後,手順表を見ながら持ち物の片づけができる 登校後の持ち物をそのままにして,遊ぶ タイムタイマーをセットし,時間内に片づけができる 作業記憶の弱さ 仲間に入りたい, こちらを見てほしい 名前を呼んで声をかける 黙ったまま,友だちを触る 肩をとんとんとたたいて話しかけることができる 身体に触ることで,感覚を楽しみながら関わりたい トッ プへ 戻 る 次 へ

4 ストラテジー・シート 戦略シート作成 フローチャート 戦略シートの作成 問題行動の観察の結果から,問題行動のABC分析を行い,指導目標達成のための支援策を話し合ったり,考えたりするときに戦略シート(ストラテジー・シート)に書き込みます。アプローチの方向性も見えてきます。ポイントは,行動の前後の関わりを変えることです。 ストラテジー・シートをご活用される方は,関連サイトからどうぞ ◎ 井上研究室(鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座)       ホームページ    内,              お役立ちツール  トップへ 戻 る 次 へ

5 ストラテジー・シート 指名されてから答える A:事 前 B:行 動 C:結 果 望ましい行動 ほめ方・楽しみな活動 望ましい対応の工夫
フローチャート 戦略シート作成 シート例 ストラテジー・シート 指名されてから答える A:事 前 B:行 動 C:結 果 自分が知っていること,分かっていることについて尋ねられた 先生の話を遮って答える 言いたいことを言ってスッキリし満足する 望ましい対応の工夫 望ましい行動 ほめ方・楽しみな活動 ・恐竜のイラストを1枚もらえる             ・言語,ジェスチャー,表情,    身体的な感触による賞賛 ・発問終了の合図の工夫 ・指名されてから答えることができると,恐竜のイラストをもらえることを伝える ・目標レベルの設定をする ・守れなかったら,イラストはゲットできないことを伝える 指名されてから答える 先ほどの指導目標を達成するための戦略シートがストラテジー・シートです。クリック まず,望ましい対応の工夫では,問題行動が起こらない対応を考え,このようにまとめました。  クリック そして,望ましい行動である腕1本分の距離を保って名前を呼ぶことができたら,その対応として  クリック このように,関わっていくこととしました。 また,事前・事後の対応の工夫を行っても望ましくない行動が起きたときには,対応の手順を図式化したフローチャートにより支援者間で共通理解を図ることとしました。 起こってしまった時の対応 事前・事後の環境の工夫を行っても望ましくない行動が起きたとき 別紙フローチャートによる トップへ 戦略シートの作成へ

6 フローチャート 答えてしまった時の対応 「次の質問の時には,手を挙げて言えるかな?」 Yes No 答えてしまう 黙ってみつめる 5秒待つ
ストラテジー・シート フローチャート 戦略シート作成 フローチャート 答えてしまう 黙ってみつめる 答えてしまった時の対応 5秒待つ 「1回答えちゃったね。」回数表にシールを貼る 5秒待つ 約束カードを黙ったまま,そっと見せる 5秒待つ 「次の質問の時には,手を挙げて言えるかな?」 Yes No にっこりほほえむ 「そうだね。先生もそう思うよ。頑張ろうね。」 「大丈夫。先生が教えてあげるから」 トップへ 終了 戦略シートの作成へ

7 ソーシャルストーリー 女の子たちが 楽しそうに おはなしを しています。 『なにを しているのかな?』ぼくは 気になります。
支援ツール チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 ソーシャルストーリー        いまの きみで いいんだよ 女の子たちが 楽しそうに おはなしを しています。 『なにを しているのかな?』ぼくは 気になります。 『ぼくも なかまに入りたいなぁ。』そうおもうことがあります。 そんなとき どうすればいいのか ぼくは いいほうほうを しっています。 こえを かければいいのです。 「~さん。なにしているの?」って。 ぼくは いつも そうしようと おもっています。 トップへ 支援ツールの作成へ

8 チャレンジカード あ さ 1じかんめ ぎょうかん 3じかんめ ひ る シール 「~さん」となまえをよんでこえをかける よんだ よんだ よんだ
ソーシャルストーリー 支援ツール チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 チャレンジカード がんばること あ さ 1じかんめ ぎょうかん 3じかんめ ひ る シール 「~さん」となまえをよんでこえをかける よんだ よんだ よんだ よんだ よんだ よばない よばない よばない よばない よばない ちかづけた ちかづけた ちかづけた ちかづけた ちかづけた かおをちかづけない 最後は,前向きにやる気を起こす,交換記録ツールです。 不適切な行動に対する教示だけでなく,行動を振り返り,実践への意欲を高めるため,休み時間ごとに自分で行動のチェックをすると同時に,適切な行動をした後には対象児が大好きな電車のシールをご褒美とするトークンシステムを取り入れることで,不適切な行動を減らし,適切な行動を増やすことをねらいとしました。 ちかづけない ちかづけない ちかづけない ちかづけない ちかづけない ※1日に2回はなまえをよんでこえをかけたら ボーナスシール シールゲットだよ ※1日に1回もかおをちかづけなかったら クリック クリック ※2まいシールをもらったら,ボーナスシールがもらえるよ クリック トップへ 支援ツールの作成へ

9 トークンシステム がんばりしょう スーパー1年生 認定証 おめでとう!きみも スーパー1年生の なかまいりだね。
支援ツール ソーシャルストーリー チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 トークンシステム <例> スーパー1年生 認定証 がんばりしょう おめでとう!きみも スーパー1年生の なかまいりだね。 ルールを まもるときもちがいいね これからも どんどん ひみつをみつけて        チャレンジしよう! しずかに おはなしを きくと,べんきょうも たのしいよね。 チャレンジカードとセットで活用し,設定した 目標レベルを達成すると,名刺大の「がんば り賞」を渡す。「がんばり賞」は名刺ケースに 入れていく。 「がんばり賞」を何枚かゲットすると,認定証をもらえるようにする トップへ 支援ツールの作成へ

10 約束カード やくそく やくそく やくそく 目・耳・からだで はなしを ききます なまえを よばれたときに はなします (表) (裏)
支援ツール ソーシャルストーリー チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 約束カード やくそく やくそく やくそく 先生がはなしおわったあとで,手をあげて, なまえがよばれたら,はっぴょうします。 しずかに  じゅぎょうに さんか できたら がんばりしょうを 1まい ゲットできます。 目・耳・からだで はなしを ききます なまえを よばれたときに はなします (表) (裏) 聴覚認知の弱い子,ことばで注意をされたくない子には絵カードで示すのも1つの手段です 机の上など,目に入りやすいところに貼っておく トップへ 支援ツールの作成へ

11 1. いいたいことがあるとき, こたえがわかったときは? どうすれば いいの? わすれちゃうからすぐに いいます!
ソーシャルストーリー 支援ツール チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 スペースキーで進んで下さい。 1. いいたいことがあるとき,     こたえがわかったときは?    このようにスキルに関するスライドをパワーポイントで作成し授業に活用します。 わすれちゃうからすぐに    いいます! かってにいったら だめだよ!  てを あげて             あててくれるまで      「はい。はい。はい。    はい・・」っていうん  だよ いちばんに     いいたいから,すぐにいうよ! 『言いたいことがある時,答えが分かった時はどうすればいいのかな?』 守る君が答えるから,みんなは○か×で答えてね。 ★「一番に言いたいから,すぐに言う。」 どうかなぁ?  そうだね。 ×だね。 ★「忘れちゃうからすぐに言う。」 「う~んなかなか正解しないねえ。」「守君がんばれぇ。」 「今度はどうかな。」 ★「勝手に言ったらだめだよ。」やっと正解がでたね。次はどうだろう。 ★「手をあげて,先生が当ててくれるまで,はい,はい,はいって言うんだよ。」 これはどうでしょう。そですね。×ですね。 それじゃぁ,きちんと正しく言える人いますか? どうすれば いいの? トップへ 支援ツールの作成へ 終了です

12 個別の指導計画 例 1 例 2 例 3 個別の指導計画の作成 ABC分析後に,指導目標を決定し,目標達成に向けての支援策をまとめたストラテジー・シートをもとに「個別の指導計画」を作成します。ポイントは,支援の場所・時間を設定することです。 徳島県立総合教育センターから平成20年3月発行     「個別の指導計画を作成するために                -特別な支援を必要とする児童生徒への対応-」       を参考にするといいですよ。       トップへ 戻 る 次 へ

13 個別の指導計画 例1 氏 名 ○ ○ ○ ○ 記入日 ○月 ○日 長 期 目 標 ルールを守って授業に参加することができる 短 期 目 標
個別の指導計画1 例 1 例 2 例 3 個別の指導計画 例1    氏   名     ○ ○ ○ ○   記入日      ○月  ○日    長 期 目 標 ルールを守って授業に参加することができる   短 期 目 標    指導の手だて  指 導 場 面      評      価 授業中,指名された時だけ話をする ・望ましい話の聞き方と  話し方について学級全体にSSEを行う ・約束(聞く,見る)を絵で示したカードを用意する ・おしゃべりが始まると,肩をトントンとたたいて知らせる ・おしゃべりをしていない時にOKのサインを送る ・チャレンジカードを活用する 国語・算数 クリック ・おしゃべりを止めることはできないが,肩をトントンとたたくと,声は小さくなる ・約束カードを見せると,口を手で覆ったり,見る方向を指で指すことができる トップへ 個別の指導計画の作成へ

14 個別の指導計画 例2 氏 名 ○ ○ ○ ○ 記入日 ○月 △日 長 期 目 標 人との基本的なやりとりができる 短 期 目 標
例 1 例 2 例 3 個別の指導計画 2 個別の指導計画 例2    氏   名     ○ ○ ○ ○   記入日      ○月  △日   長 期 目 標 人との基本的なやりとりができる   短 期 目 標    指導の手だて  指 導 場 面      評      価 教室で女の子に話しかける時に,肩をトントンとたたいて声をかけることができる ・「何しよん?」「見せて」など声かけの具体的な方法を教える ・声の掛け方の参考にできるようにヒントメモを渡しておく ・チャレンジカードを活用する ・成功した時には,その場で社会的賞賛を与える 登校後 業間の休み時間 昼休み クリック ・自分から伝えたいこと,知らせたいことがあるときには,自分から肩をたたいて声をかけることができる ・仲間に入りたい時には,少し離れた場所にいる教師からの合図で肩をたたいて声を掛けることができる トップへ 個別の指導計画の作成へ

15 個別の指導計画 例3 氏 名 ○ ○ ○ ○ 記入日 ○月 ×日 長 期 目 標 教室で着席をして活動に取り組むことができる 短 期 目 標
例 1 例 2 例 3 個別の指導計画3 個別の指導計画 例3    氏   名     ○ ○ ○ ○   記入日      ○月  ×日   長 期 目 標 教室で着席をして活動に取り組むことができる   短 期 目 標    指導の手だて  指 導 場 面      評      価 先生の話を最後まで聞き,手を挙げて指名されてから発表することができる ・発問の最後に「手を挙げて下さい」と言うことにより,発問が終わったことを知らせる ・約束カードを作り,机の左上に貼っておく ・指名以前の発言許容回数を,相談により決めておく ・最後まで発問を聞くことができた時には,笑顔やうなずきのサインで賞賛する 国語・算数 クリック ・指名以前に発言しかけても,教師のストップの合図で口を覆うなどして,止まる回数が増えてきた ・発言回数を意識することで,約束の回数をオーバーすることなくコントロールできた トップへ 個別の指導計画の作成へ

16 支援ツール ソーシャルストーリー チャレンジカード トークンシステム 約束カード ソーシャルスキル教育 支援ツールの作成 子どもの行動のつながり(関連する事柄・きっかけ・行動・結果)に対応した,ツールを作成します。ポイントは,子どもの長所や好みに合わせること,単独で活用するのではなく,組合わせることです。 支援ツールについての詳しい情報は,下記の関連サイトを検索して下さい。 ◎ 発達障害児者のための 生き活き!支援ツール講座 戻 る 次 へ トップへ

17 上手に褒めるコツとタイミング 褒める時のコツってあるの? いつ褒めたらいいの? 褒めているのに・・・効果がないのは? トップへ
褒めるときのコツ 褒めるタイミング 褒めているのになぜ? 適切な行動が出てこないのは? ほめるコツ 上手に褒めるコツとタイミング 褒める時のコツってあるの? いつ褒めたらいいの? 褒めているのに・・・効果がないのは? トップへ 支援開始へ

18 褒めるときのコツ ◎ 子どもの顔を見て,表情は穏やかに ◎ 子どもの頑張り,思い等の心の声を代弁(共感)して
褒める時のコツ 褒めるときのコツ 褒めるタイミング 褒めているのになぜ?  褒めるときのコツ ◎ 子どもの顔を見て,表情は穏やかに                                     ◎ 子どもの頑張り,思い等の心の声を代弁(共感)して ex. よく気がついたね,えらいね。 ステキな作品に仕上がったね。 ◎ 子どもに分かりやすいことばで   ex. 丁寧にできたね。 いい姿勢だね。 ◎ ことばだけでなく,表情やしぐさで ex. OKサイン・うなずき・Vサイン・タッチング・ほほえみ・頭をなでる 肩をたたく・握手 ◎ トークンを使って(子どもの好みに応じて,変化します) ex. 集めると,好きな物や活動と交換できるもの 上手に褒めるコツとタイミング トップへ

19 褒めるタイミング ◎ 望ましい行動をしたすぐ後(直後) ◎ 少しでも望ましい行動をしようとするしぐさが見られた時
褒めるときのコツ 褒めるタイミング 褒めているのになぜ? 褒めるタイミング ◎ 望ましい行動をしたすぐ後(直後) ◎ 少しでも望ましい行動をしようとするしぐさが見られた時 ◎ 今までより,少しでもよい行動をしている時 ◎ 不適切な行動が止まった時 ◎ 不適切な行動をしていない時 ◎ 指示に従えた時 意識して褒めて,認めて習慣化しましょう。 上手に褒めるコツとタイミング トップへ

20 褒めているのに なぜ? ◎ 子どもは,ほめてもらったと思っていますか? ◎ トークンは子どもにとってのご褒美になっていますか?
褒めるときのコツ 褒めているのに・・ 褒めるタイミング 褒めているのになぜ? 褒めているのに なぜ? チェック! ◎ 子どもは,ほめてもらったと思っていますか? ◎ トークンは子どもにとってのご褒美になっていますか? 子どもの好みには飽きや変化がみられます ◎ もう一度,ほめ方のコツと タイミングをチェックしましょう トップへ 上手に褒めるコツとタイミング

21 ◎ 望ましくない行動の後の対応が,子どもにとって
何故できないの 上手に褒めるコツとタイミング 適切な行動が出てこないのは? 適切な行動が出てこないのは? チェック! ◎ 行動の後のプラスの対応は大丈夫? ◎ たくさんほめていますか? ◎ ほめ方の工夫は大丈夫? ◎ 子どもにとって,要求が難しすぎませんか? ◎ 適切な行動で得られるものは,問題行動で得ら     れるものと等価なものになってる? ◎ 望ましくない行動の後の対応が,子どもにとって 嬉しいこと喜ばしいことになっていませんか? トップへ 支援開始へ

22 上手に褒めるコツとタイミング 支援開始 適切な行動が出てこないのは? 支 援 開 始 ストラテジー・シート及び,個別の指導計画にそって,支援介入を開始します。支援介入では,作成した支援ツールを活用しましょう。               ポイントは,プラスの対応をすることです。問題行動の消去だけでなく,適切な行動(指導目標)の育成をめざしましょう。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     指導目標達成のためには,目標の行動のすぐ後の,プラスの対応,つまり,ほめ方とほめるタイミングが 重要になってきます。 適切な行動ができないときは? トップへ 戻 る 次 へ

23 行動観察 ABC分析 減らしたい行動(問題行動)が (1) どんなときに起きているの?(場所,時間,状況など) (2) 行動の後の結果は?
保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 行動観察 減らしたい行動(問題行動)が  (1) どんなときに起きているの?(場所,時間,状況など)  (2) 行動の後の結果は?  (3) 行動の後の周囲の反応や対応は?  (4) 生起回数はどれくらい? 上記の内容を確認するために,時間,場所を決めて観察しましょう。 期間は5日間程度です。用紙は,ABCフォーマットを使うと便利です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         ABCフォーマットへの記入記録をもとに ABCフォーマット 月  日 A:先行条件 B:行 動 C:結 果 ABC分析 ~のとき ~したら ~なった トップへ 行動の理解へ

24 ○月△日~○月×日 「登校後の遊び」行動の観察
行動観察 保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 ○月○日 A:先行条件 B:行動 C:結果 教室に入って来たとき,先に来ていた友だち全員が連絡帳を書いていた 床の上にランドセルを置き,制服を脱ぎながら教室中を歩くが,席に戻り片づける 時間は掛かったが,教師の声かけなしに片づける ○月△日 A:先行条件 B:行動 ランドセルを背負ったまま,絵を描いている友だちの所へ行って話し出す 教室に入って来たとき,2人の男の子がポケモンの絵を描いていた ポケモンの絵のことで,話が盛り上がる  教師に言われて片づける C:結果 ○月×日 A:先行条件 B:行動 C:結果 ランドセルを背負ったまま,友だちに氷を見せ,見付けた時の状況を話し始める 登校途中,水たまりに氷がはっているのを見つけ,その氷を持ってきた 友だちが集まってきて,氷の話に夢中になる 教師の声掛けで片づけ る ○月△日~○月×日 「登校後の遊び」行動の観察 トップ へ 行動観察へ

25 ABC分析 指導目標の決定 A:先行条件 B:行 動 先に登校している友だちや伝えたい事柄の存在 登校後,持ち物をそのままにして遊ぶ
保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 ABC分析 ABCフォーマットへの記入結果から, ABC分析を行い,問題行動(B:行動)が起こったときのきっかけ(A:先行条件)とその結果(C:後続条件)の関係を分析し,指導目標(増やしたい行動)を検討する際の参考にします。 <例えば> ABC分析 (機能:逃避) A:先行条件 B:行 動 C:結 果 先に登校している友だちや伝えたい事柄の存在 登校後,持ち物をそのままにして遊ぶ 友だちからの返答や反応で楽しい時間を過ごす 指導目標の決定 トップへ 行動の理解へ

26 本人の特性をキャッチ 子どもの長所(特性や好み)をキャッチして,行動理解のために生かしたり,支援に生かしたりします。 <例えば>
保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 本人の特性をキャッチ 子どもの長所(特性や好み)をキャッチして,行動理解のために生かしたり,支援に生かしたりします。 <例えば> 好きなもの 行動上の特徴 ・好きな食べ物,のみ物 ・好きなキャラクター ・好きな本 ・好きなことば ・好きな遊び ・好きなおもちゃ ・一人遊びが好き ・外遊びが好き ・自分の気持ちを伝えにくい ・集中力の持続が短い ・忘れることがよくある ・衝動性がある   など 行動の機能, 支援ツール, ほめ方, を考えるうえで大きなヒントになります。 トップ へ 行動の理解へ

27 保護者からの情報 保護者からの情報 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 保護者からの情報 家庭と学校では,言動に違いがあるのは当然です。特に発達障害のある子どもたちは,外部から受けるストレスを解消し,精神の安定を保つために二面性が顕著に現れてきます。この点からも保護者からの情報は,行動を理解し,指導目標や支援方法を考えるうえで重要なポイントとなります。 ・家庭で助かること,うれしいこと ・一人でできていること,できていないこと ・コミュニケーションの様子                          ・家庭で困っていること ・生活習慣       など トップへ 行動の理解へ

28 保護者からの情報 心理検査 本人の特性をキャッチ 行動観察 ABC分析 心理検査 ABCフォーマット記入例 心理検査 子どもの心理や行動を理解するにあたり,客観的な情報を得るために心理検査があります。発達や能力に関する側面と人格や性格に関する側面とに大別されます。子どもの知的発達,特に知能や認知能力の状態をキャッチすることは,子どもたちの教育支援の理解と対応を進めるにあたり,重要な情報となります。 WISC-Ⅲ:全般的な知能水準の測定(言語性,動作性) K-ABC:継次処理尺度,同時処理尺度,認知処理過程尺度,習得度尺度 ITPA:コミュニケーションに関する言語学習能力の測定 DAM:人物画を知能の測定に利用 PVT-R:「語いの理解力」の発達を測定 DTVP:視知覚の発達について評価 トップへ 行動の理解へ

29 評価 評 価 支援が有効であったかどうか評価をしましょう。支援前の行動観察と比べ,問題行動の生起回数にどのような変容が見られたか。また,指導目標である適切な行動の生起回数はどうなっているか,面倒でもデータをとって客観的な数値から確認してみましょう。 問題行動の生起回数の減少,適切な行動の増加がみられたらOKです。 問題行動の減少,適切な行動の増加が見られない場合は,もう一度支援の仕方を振り返ってみましょう。 特に,設定した指導目標が子どもの特性や成長に合致していたかどうか日常の生活の様子をヒントに見直してみましょう。 トップ へ 戻 る 次 へ

30 おわり おわり ごくろうさまでした。終了です。 子どもたちの行動の変容をめざして,一連の指導の方法を説明させていただきました。もちろんこれがすべてではありません。しかし,まず,子どもたちの行動を観察してみてください。支援のヒントが見えてきます。特に行動の前後に注目することがポイントです。 子どもたちが自分の力を出し切って,充実した学校生活が送れるよう共に頑張りましょう。 トッ プへ 終 了 


Download ppt "子どもたちの問題行動の理解と対応 問題行動への対応の一連の流れ 行動の理解 指導目標の決定 戦略シートの作成 支援ツールの作成"

Similar presentations


Ads by Google