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電子点数表の提案 平成20年10月24日   柳韓大学 保健医療福祉研究所  日本事務所 所長 客員教授   西山孝之 2017/2/27.

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1 電子点数表の提案 平成20年10月24日   柳韓大学 保健医療福祉研究所  日本事務所 所長 客員教授   西山孝之 2017/2/27

2 説明の要旨 データ処理システムではデータ対象コード(データコード)が必須です。
「レセ電算(オンラインレセプト)」はデータ処理システムで、データ対象は 請求点数ですが、それにデータコードがありません。 それは「点数計算」が目的のレセコンのを継承しているからです。 「計算」が目的のシステム(自然現象探究)は、「現象」にコード付与してプ ログラムで可能な限りの現象把握に努めます。 レセコンにとって点数表は「与件の自然現象」でした。可能な限りを計算 で求め、不足分は手書きで補記しても業務の効率化がセールストークで した。 「レセ電算」は医療保険に関する国のプロジェクトですが、データ処理シ ステムとして設計したものでなく、レセコンの置き換えで、それが4半世紀 に亘って基本的なバージョンアップはされずにそのままです。 実施されたのは、レセコン時代は任意だったプログラムコードが「診療行 為マスター」として統一されたことですが、このコードは「プログラムコー ド」なのに「データコード」と誤解されています。 2017/2/27

3 説明の要旨(続) 誤解したのは「レセ電算」をデータ処理システムとして真剣に活用する気 がなかったためではないでしょうか。
2007年の電子点数表委員会で電子点数表が検討されましたが、その目 的は点数表の論理をわかりやすく表現して、プログラムを容易に作成す ることであり、また、その成果は実現に至りませんでした。 為すべきはプログラムの合理化ではなく、データコードの整備ですが、そ のためには全請求点数の事前計算が必要です。しかしそれは点数表が 複雑なのでできないものとし、日本ではプログラムで計算してきました。 今回、そのできないとしてきた全請求点数を計算し、4万件にデータコード を付与した電子点数表(案)を実現しました。 これで「レセ電算(オンラインレセプト)」も通常のデータ処理システムと同 じであることが確認できました。 日本のデータ処理技術は世界一流です。これを活用してオンラインレセ プトを日本の医療保険制度の基幹システムに位置づけ、電子点数表に よって医療保険制度が運用されるBPR(Business Process Reengineering) を実現してください。 2017/2/27

4 過去の経緯とあるべきシステム 2017/2/27

5 診療報酬点数表電子化に関する検討会(平成17年)の検討結果の電子点数表
項目名 ダウンロード 基本点数テーブル エクセルファイル 単位コード 算定限度コード 算定期間コード 点数加算名称テーブル 点数加算条件テーブル 割合加算名称テーブル 割合加算条件テーブル 加算条件コード(点数・割合) 包括グループテーブル - 包括関係テーブル 背反テーブル まるめグループテーブル まるめ結果点数テーブル 例外一覧 用語定義 基本点数テーブル可読表現 【照会先】  厚生労働省保険局医療課医療係  代表 03-5253-1111(内線3275) 2017/2/27

6 厚生労働省のマスター提供ホームページ http://202.214.127.148/
ホームページが責任を負わない「診療行為マスター」を民間企業のシステムが保証 その代償:  →「診療行為マスター」はシステムの内部処理コードに矮小化  →ユーザの手が届かない 「システムの内部コード」 化  →ユーザの自由な医療情報処理は極めて限定化 2017/2/27 6

7 日韓のマスターコードの内容比較 7 韓国の点数コードは5万件と多いのですが、その構造は簡単です。データ項目は9つしかありません。
日本の点数コードは5千件と少ないですが、それでプログラム処理するので構造は複雑です。データ項目は70数件あります。これではメンテナンスは大変です。 だから字ページのように厚生労働省はホームページで責任は取れないと明言しているのです。個人的には同情しますが、電子化は必須です。韓国を見習えば解決策はあるのです。 2017/2/27 7

8 日 本 韓 国 インタフェースはコードで定義可 インタフェースの定義にはコードとフラグが必要
 これらのコード整備の結果、韓国の業務処理のインタフェースは単純化しています。韓国の点数算定条件は結構複雑です。kr症状ごとに結構複雑です。算定条件が複雑でもそのチェックルーチン部分だけを取り出しことが可能となるので、チェックルーチンだけを扱う専門ベンダーが存在します。プログラムの分業です。そのベンダーは随時発表されるチェックルーチンを具体化してインターネット回線で広く提供しています。  日本はのインタフェースにト電算処理システムのフラグは算定された結果をチェックするもの、算定のためのものとしては適切ではない。結局システムごとに加工。システムは分業が出来ない。 韓国は点数算定論理やその編集方法が複雑です。表面的なコードを統一するだけではプログラムまでは統一できません。結局システムは個別です。しかも算定条件が、医学的に決まるものより、管理的な面から決まるものが沢山あります。医療機関の設備基準が大きな制約です。それに公費負担医療や地方単事業があります。改正時それらの決定は遅れます。  単に点数改正だけでなく、これらの制度変対応は改正時の大きな負担です。韓国方式のコードを設定してもこれらの負担が日本のシステムにはのしかかるでしょう。  日本のシステムはこの図のようにすっきりできない形であり、これをクリアするのは関係者が真剣に論議する必要があると思います。 は点数改正ごとに変化します。気s区はきまることがる世りんに気なるのではなくな論理が巣mは表m連的な子hン集方法がインタフェースを加算の条件をクリアしてから公表するのでその部分を外部に出す必要がない。 したがってインタフェースは単純化する。単純化するので分業が可能。 システムは分業で成立している。Windows は独立したソフトウエアベンダーが多数のソフトウエアで支えている。 韓国のレセプトのチェック条件が極めて複雑です。計算の条件ではなく医学的な症状による算定条件です。これを個別のレセコンベンダが対応するのは技術的にも無理であり、無駄な投資です。韓国では人工知能までを駆使した専門ベンダーが存在します。 それが随時発行される算定条件に応じて、チェックプログラムを更新して回線経由で多くの医療機関やHiraに提供しています。 まさに分業の実現です。そしてこのチェックプログラムがデータウェアハウスのデータにノイズの混入を防いで信頼性を高く保っているものと思います。 データの精度向上,実用的なデータウェアハウスの実現 日 本 韓 国 2017/2/27

9 人工のしくみなのに天然現象(人体)のように扱われる「点数表」
人工のしくみのデータ処理 人工のしくみ (法律、規則、規定) IT向けに整理 コード化 運用状況の把握 データベース 問題の発見 改 善 未知の世界のデータ処理 現象把握 可能な範囲の対策、解明→利活用 プログラム 天然現象、宇宙 人体などの生物 2017/2/27 9

10 「診療行為マスター」の設計思想(1983年当時)
点数表の文言の忠実な再現  徹底的に排除された解釈によるデータの加工 撤廃された合成項目 レセコンの営業経験から業界は必要性を強調したが 設計部門はメンテナンスに自信がないとして撤廃 多用された「きざみ算定」(後述) 審査機関の立場での設計 提出されたレセプトをチェックする観点の設計、 請求する側は編集のためのデータ追加が必要  目視チェックのため、紙レセプトと同様のレセプト編集 2017/2/27

11 日本の電子レセプトは1983年計画、「紙レセプトと同様」が設計方針
医科の紙レセプト形式 点数欄 摘要欄 韓国と同様にまず紙レセプトを確認します。韓国のレセプトはデータの単位での記述ですが、ご本家のほうは目視の審査用にできています。  レセプトの形式も記載内容も短期間に大量審査の適したように決められています。目線の移動を最小にするため、なるべく書かない。書かないことは請求側にも好まれる。これが基本思想です。 できれば左の点数欄だけに書く、例外事項だけ摘要欄に書く。これが基本です。摘要欄記載は一連ごとに集約して書く。この「一連」とうい言葉が正しいものかよく知りませんが、ここでは一連といいます。一連の表札は*です。このあたりは医療事務講習会のテキストに詳しいです。適用欄には算定の根拠になる項目は列記するが、点数は一連の中で、診療行為、薬剤、器材の単位にまとめて書く。いちいち書かれては審査段階で目移りして能率が下がるとういことのようです。従って点数をチェックするなど事務方は大変ですががまんしろ。これがいまもそのままです。書かれていない項目ごとの点数を資料を参照して電卓で再計算する。薬剤の場合は円で記載された薬価を点数に変換する。変換のタイミングを間違うと端数処理の誤差で点数を間違う。  一連で書くのは記述をまとめることと、患者さんごとの診療は患者さんごとに個別なの、個別に扱うべきとの基本思想によるものと思っています。その世界にコンピュータは恐る恐る入り込みました。そんなことはいまの人は意識しないでしょうが、そのまま今日に至っているようです。 点数は「一連」ごとに記載 日本の電子レセプトは1983年計画、「紙レセプトと同様」が設計方針 2017/2/27 11

12 一連管理と商品(データ)管理の差(コンビニの例)
「一連」と「データ」を一元化しなければ分析可能なデータ形式は実現しない!! 2017/2/27 12

13 紙レセプトのままの電子レセプト 2017/2/27 13

14 2017/2/27

15 出来ないとしてきた点数表の データコード化が実現できた!
電子点数表(案)は1人・3か月でExcelで表現できた。 予想以上に体系化・簡素化が実現されていた。 「請求のつど計算する項目」や「単独加算項目」を設けるなどの現実的な工夫を盛り込んだ。 件数は39,000件、(2005年当時、30万件と想定)。 点数表の「見える化」に成功。他人のチェックが期待でき、信頼性は見込める。 組織で対応すれば改正時の短期更新も見込める。 点数表の改善点も明確に洗い出せる。 法的規定、算定条件整備のプラットフォームに。 2017/2/27

16 電子点数表(案)の具体例 2017/2/27

17 エクセルで表現した電子点数表(案)の例 2017/2/27

18 ここで、 2017/2/27

19 電子点数表(案)の件数 2017/2/27

20 点数表を体系化・可視化した電子点数表(案)
年齢、時間帯加算を付加した項目、 及び第2手術 (32,790) 単独加算項目(113) 計算請求項目(17) まるめ差額表示(16) 基本項目 (5,973) 医療加算 8桁コード (8+3)桁コード 加算付き項目 2017/2/27

21 6千件規模の要約統計にも対応できるコード体系
2017/2/27

22 サブコード (該当しない場合はスペース) 2017/2/27

23 単独加算項目の事例 実務者の意見を収集し、医療情報システムとの整合性の考慮が必要。 加算であっても統計対象とすべきもの
 電子加算、外来管理加算など 算定が単独で行われるもの  褥瘡評価実施加算、死亡診断加算など 被加算項目が多数のため単独の方が処理が容易なもの 自動縫合器加算、超音波内視鏡加算など 実務者の意見を収集し、医療情報システムとの整合性の考慮が必要。 2017/2/27

24 「計算項目」の事例 極めて例外的な場合のみを対象 例外でない場合も対象にせざるを得なくなったH20年改正
選定療養による180日超の入院基本料 定数超過入院基本料の減額算定 標欠医師数の場合の入院基本料の減額 16km超、海路による特別往診 など 例外でない場合も対象にせざるを得なくなったH20年改正 閉鎖循環式全身麻酔(詳細後述)  2017/2/27

25 検査のまるめ算定のデータ化 例:出血凝固検査を3項目実施した場合 提案方式(「まるめ算定差額」欄の追加によるデータ整備)
現行方式 (請求項目と点数が対応しないので統計に難) 提案方式(「まるめ算定差額」欄の追加によるデータ整備) 検査名 点数 D-Dダイマー 第8因子様抗原 フィブリンモノマー 複合体定量 530 検査名 点数 D-Dダイマー 150 第8因子様抗原 160 フィブリンモノマー 複合体定量 240 まるめ算定差額 -20 2017/2/27

26 商品一覧のよう分かりやすい点数表(例1) 入院基本料(病棟ごと、入院開始日からの一連で表示) 2017/2/27

27 商品一覧のように分かりやすい点数表(例2)
検体検査 (同一検査項目は検体が異なっても主コードは同一とし、検体は付加コードで区分) 2017/2/27

28 商品一覧のように分かりやすい点数表(例3)
X線撮影診断(部位ごと、フイルム枚数ごとに撮影料・診断料の合算表示) 2017/2/27

29 商品一覧のように分かりやすい点数表(例4)
2017/2/27

30 きざみ算定の具体例 1.2.の規定を定義する きざみコード 「140009310」
1.2.の規定を定義する きざみコード 「 」  下限値:242点、 きざみ値:30分、 きざみ点数:242点 3.の規定を再現する通常コード「 」  819点 2017/2/27

31 「診療行為マスター」による現在の電子レセプトの処理
この処理を 請求、 審査、 支払 の各部門が繰り返さなければならない 改正時の改造経費200万円/病院 (医療のIT化に係るコスト報告書 厚生労働省保険局 2017/2/27

32 「電子点数表」のデータコードによる処理 通常の情報処理システムが実行している方法 更新した電子点数表の配布で 無限の可能性が 点数改正は可能
見込めるデータ処理 2017/2/27

33 レセコンのままの現状オンライン あるべきオンライン 点数要素 データ ウェア ハウス 医療機関 伝送できない 再現 審査機関 伝送できない
審査機関  保険者 プログラムで 計算 再現 (プログラムで 再現) 伝送できない 点数要素 データ ウェア ハウス 伝送できない 2017/2/27

34 可視化して明確になる処理上の諸問題 例:実際には算定のない項目が電子点数表の多くを占めている
項目の70%が手術関連、そのうち9割が時間外、休日、深夜、時間外特例加算と3歳未満年齢加算の組み合わせと第2手術。しかし、入院診療には時間外加算、時間外特例加算はない。3歳未満が対象外の手術も多数あり。 条文は「加算する」の「アナログ表現」だが、電子点数表は個別項目の「デジタル表現」。 この処理の差の調整が必要。 2017/2/27

35 点数表のコード化の可能性は確認できた。 実用電子点数表はこれをベースに論議展開を!
提案した新電子点数表には多くの「発見」がある。 多くの関係者が「発見」を「問題提起」に! 不要項目や逆に不足項目はないか。 電子レセプトの様式が紙レセプト様式のままでよいか。 医療情報システム実現のための改善点は 等々。 目指すは医療情報の基盤である。「適性な医療費配分」、「有効な医療情報」の両面から、あるべき電子点数表の具体的論議の展開を期待する。 2017/2/27

36 平成19年6月審査分レセプト統計による請求累積額
社会医療診療行為別調査 平成19年6月審査分レセプト統計による請求累積額 横軸の確定は統計の基本!! 2017/2/27

37 社会医療診療行為別調査のデータ出現率 2017/2/27

38 社会医療診療行為別調査の手術の部の加算 手術の年齢加算、時間外加算点数は手術点数の2%。
平成19年6月審査分 手術の年齢加算、時間外加算点数は手術点数の2%。 加算率でなく固定点数にすれば24000件は数件になる。 2017/2/27

39 アクションにつながるデータが得られるか?
2017/2/27

40 L008 マスクまたは気管内挿管による 閉鎖循環式全身麻酔
L008 マスクまたは気管内挿管による 閉鎖循環式全身麻酔 平成18年: 1.別に厚生大臣が定める重症の患者に対して行った場合                  8300点 2. 1 以外の場合             6100点 注1 実施時間が2時間を超えた場合は、30分又    はその端数を増すごとに、600点を加算す    る。 注2   (略) (各種特殊な場合の加算、 次ページ①~④に対応)  2017/2/27

41 平成20年度:麻酔料の点数は改正なし しかし、算定論理は変更
L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔 2時間以内 2時間を超え30分ごと 麻酔困難者 その他 人工心肺を用い低体温で行う心臓手術、・・・、分離肺換気及び高頻度換気法が併用される場合 24,900点 18,300点 1,800点 坐位における脳脊髄手術、 人工心肺を用いる心臓手術(低体温で行う場合を除く)・・・・・ 16,600点 12,200点 1,200点 1若しくは2以外の心臓手術・・・、伏臥位での麻酔・・・ 12,450点 9,150点 900点 腹腔鏡を用いた手術若しくは検査が行われた場合、側臥位で麻酔が行われる場合(・・・を除く) 9,130点 6,710点 660点 その他の場合 8,300点 6,100点 600点 2017/2/27

42 改正前なら点数対応のコードが設定できた (上限時間は実績から規定が必要だが) 麻酔困難者 その他 点数 仮コード 麻酔1 2Hrまで
24900 n11 18300 n21 2-2.5Hr 26700 n12 20100 n22 2.5-3Hr 28500 n13 21900 n23 3-3.5Hr 30300 n14 23700 n24 3.5-4Hr 32100 n15 25500 n25 - 麻酔2 16600 n16 12200 n26 17800 n17 36000 n27 19000 n18 37200 n28 20200 n19 38400 n29 21400 n10 39600 n20 麻酔3 12450 n120 9150 n220 13350 n130 10050 n230 14250 n140 10950 n240 15150 n150 11850 n250 16050 N160 12750 n260 2017/2/27

43 (下記の麻酔を麻酔困難者に計2時間28分実施した場合)
平成20年度に改正された麻酔料の算定論理 (下記の麻酔を麻酔困難者に計2時間28分実施した場合) 5分 21分 1時間27分 30分 ②2時間:16600点。 ④51分のうち、33分(120分-87分)は②の算定に含む。 ④51-33=18分は660点を算定。 ⑤10分は④の30分に含まれるので算定しない。 請求点数=16600+660=17260点(97%) 改正前は、②の麻酔を2時間28分実施したとして       16600+1200=17800点(100%) 「電子点数表」を設定してもデータコードの選択では算定できず、 プログラム算定要。算定結果はコードで表現できない。 上記例では3%減額になるが、処理は複雑で統計は得られない。 2017/2/27

44 韓国と日本は国情が違うとの意見は正しくない。 技術的検討不足、必然性の認識不足、取り組み力の不足が原因。
オンラインは強制によって普及中 点数表 日本 民間のレセコン設計手法の継承 レセコンの電子媒体化、オンライン化はできる いまの点数表では電子点数表はできない 点数表の見直しなど非現実、 可能な範囲でのデータ活用しかできない 現在の点数表でも電子点数表は実現できる! 国家百年のためのシステムを やれば出来る! 韓国 点数表 電子点数表(デジタル化) 電子点数表を基調とした活用 医療制度全体での成果発揮 2017/2/27

45 レセプトの基本は傷病名と審査 日本 韓国 薬剤に合わせた個別病名での請求 ICD-10 コードでの請求 公開される審査基準
利用可能なデータベースになるか? 専ら目視審査 普及しない標準病名 何のための標準病名? 普及推進策は? レセプト情報は無視 審査基準は 非公開 コンピュータ審査は 研究も「タブー」? 基本設計のないシステム 審査のない証券と 同一視のオンライン 年金と同様、コンピュータの 使い方を見直すべき レセプトの基本は傷病名と審査 韓国 ICD-10 コードでの請求 国民の健康管理に利用可能な 精度のデータベース 公開される審査基準 審査はコンピュータと目視の併用 明確な目的のもとに設計された システムが開花! レセプト病名の列記 2017/2/27

46 レセプトは最適医療実現のフィードバック・ループ
点数計算規定    法的規定 医療的規定 審査基準 レセプト 韓国学習の要あり システムごとの個別対応 →電子点数表に標準装備 モニター 電子点数表(案) 改善対策

47 財源とバランスをとり国民に最適医療を提供。
韓国の国家戦略 紙レセプトでは保険業務が行き詰まる。 財源とバランスをとり国民に最適医療を提供。               「健康保険審査評価院(Health Insurance Review & Assessment Service:HIRA)」に審査と医療評価を指示             レセプトをデータ源とした情報処理システムが必須             レセプト業務はEDI(Electronic Data Interchange)              韓国は、医療保険の普及時期が日本より遅く、コンピュータの実用期と一致しています。年々増える紙レセプトの山を、コンピュータで解消することの可能性が、日本より明瞭に意識されたのだと思います。  加えて、決定的なのは、「国民に最適医療を提供する」という国家戦略が立てられ、そのためにレセプトデータを活用することが、国家方針として打ち上げられました。  長らく論議されていた保険者の統合も、金大中大統領の公約で2000年7月に実現しました。そのとき同時に、保険者からも、医療機関からも、中立的な立場の、「健康保険審査評価院」が発足しました。それをここではHiraと呼びます。Hiraにはレセプトの審査だけでなく、「医療評価」とうい大任も与えられました。 EDIはコード、処理手順の標準化が前提             2017/2/27 47

48 電子レセプト効果の医療機関への還元 (韓国)
・入金期日を40日→15日に短縮      国民健康保険法施行規則第13条で明示 ・入院請求は週単位でも可、早期請求→早期入金 ・請求業務の平準化実現 ・審査結果もEDIで返送、疑義の即時解消 ・業務の透明化 ・優良診療所は2年間審査免除(緑認証制) ・標準的請求の±10%以内は無審査  電子レセプトへの参加を促すためにも、各種の施策が実施されました。 最も利いたのは入金期日の短縮です。IMF危機の影響で金利が年20%であったことは、ある意味では向かい風でした。 詳細は省略します。 2017/2/27 48

49 韓国の医科レセプト 紙レセプト提出もOK 但し 多重バーコード K25.0 出血がある急性胃潰瘍 D62 急性出血後貧血
E10.2 インスリン依存性糖尿病 K76.0 脂肪肝 K59.0 便秘 R06.4 過呼吸 紙レセプト提出もOK 但し 多重バーコード 14.1%以下になったレセプトです。B4サイズです。日本を参考にしたことが明らかでしょう。1行が1項目であることに注目してください。例外的な診療所が紙で残るのは当然です。それにはこのような多重バーコードを記録し、これをスキャニングしてデータを収集しています。 診療結果 継続(1)、移送(2)、回送(3)、死亡(4)、退院または外来治療終結(9) 最大4000Byte記録 2017/2/27

50 総合管理制度 総合管理制度とは 総合管理重視に至る経緯 総合管理制度の効果
審査評価の成果物を分析提供、医療機関は自院のデータと比較して自律的に改善を実施、Hiraはそれを支援する総合的管理制度。 総合管理重視に至る経緯 国民のニーズを満たすには医療機関の自主的改善が必要との判断。 審査物量の増大に呼応した合理的対策。 診療の結果を一方的に審査することに関する医療機関の不満対策。 総合管理制度の効果 多様な診療指標を自院と全国平均値とを比較分析することで問題点を把握、自律改善の推進で国民医療の質の向上、費用の適正性に貢献 2017/2/27 50

51 2017/2/27 51 2017/2/27 51

52 WHO勘告5~15%、日本20%(97年)、米国29.1%(04年) 対策 帝王切開分娩率の低い病院の公表 自然分娩の場合の患者負担の免除
帝王切開分娩の適正化 WHO勘告5~15%、日本20%(97年)、米国29.1%(04年) 対策  帝王切開分娩率の低い病院の公表  自然分娩の場合の患者負担の免除 結果 韓国  40.5%(01年)→37.7%(04年)→37.5%(05年) 2017/2/27 52 2017/2/27 52

53 2006年血液製剤消費状況 赤十字社の「供給総量の88.4%の使用状況を把握 適正輸血への関心を高め、適正使用ガイドラインの「作成
2017/2/27 53 2017/2/27 53

54 高価薬分析 同一成分・同一薬剤・同一含量として登録された品目が3以上で、 その薬品間に価格差がある薬品の中で最高の薬品を高価薬と設定する。
2017/2/27

55 療養機関種別抗生剤処方率 緑:医院、 紫:病院、 赤:総合病院、 青:総合専門病院(大学病院) 2017/2/27

56 急性上気道感染 療養機関種別 抗生剤処方率 緑:医院、 紫:病院、 赤:総合病院、 青:総合専門病院(大学病院) 2017/2/27

57 療養機関種別 注射剤処方率 緑:医院、 紫:病院、 赤:総合病院、 青:総合専門病院(大学病院) 2017/2/27

58 療養機関種別帝王切開分娩率推移 空色:医院、 黄色:病院、 赤:総合病院、 青:総合専門病院(大学病院) 2017/2/27

59 療養機関の帝王切開分娩率等級(条件考慮)
2017/2/27

60 帝王切開後の経膣分娩(VBAC)率の推移
空色:医院、 黄色:病院、 赤:総合病院、 青:総合専門病院(大学病院) VBAC:Vaginal Birth After Cesaream 2017/2/27

61 血液製剤請求量の推移 1. 2006年赤十字社供給血液製剤総量は 3,560,117 unit
標準化指数 黒:全体、 赤:総合専門病院、 緑:総合病院 年赤十字社供給血液製剤総量は 3,560,117 unit 2. EDIに請求された血液製剤総量は赤十字社供給総量の88.4%にあたる。 3. 追求管理対象血液製剤はすべて血液請求量の 86.1%にあたる。 2017/2/27

62 レセプトと取り組んで35年になります。 にも関わらず本年3月までは 本年4月から3か月で お願い
レセプト処理の症状を観察し、病名を診断し、治療法の提案まででしかできませんでした。 本年4月から3か月で 日本では不可能としてきた治療薬(電子点数表(案))の開発に成功しました。 (その効果はデータ処理システム全般で評価済みです。レセプトに関しては韓国で評価済みです。) お願い 治療薬を商品化し、それをメンテナンスして継続使用できる体制を実現してください(Business Process Reengineering)。そしてこれを服用させてください。 そして、健康になったオンラインレセプトに何をさせるかを決めて実行してください。 今のオンラインレセプトは健常ではありません。まずは健康にして、効果を発揮させてください。 2017/2/27

63 電子点数表の普及策 電子点数表を基盤とした医療保険の運用 当初、標準請求プログラムを医療機関に提供 改正時に信頼ある改正電子点数表の提供
・医療機関の移行コストも最低限に抑えられる。 ・個別の院内システム対応のため、提供後のメンテナンスは個別対応。 ・点数表と一元化した使いやすいシステムの実現が期待できる。 ・韓国もEDI実施当初、標準プログラムを提供したので普及が促進された。 改正時に信頼ある改正電子点数表の提供 ・信頼性の高い電子点数表の提供で個別の改正作業工数は削減され、システム全体の信頼性は向上する。 電子点数表を基盤とした医療保険の運用 ・電子点数表の運用結果に基づく改定率の設定・結果のフォロー   2017/2/27

64 新しい革袋に 新しい葡萄酒! オンラインレセプトに 電子点数表! 必須のシステム前提 2017/2/27


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