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子どもたちを取り巻く ネットの利用状況について ネットの特殊性・危険性について

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Presentation on theme: "子どもたちを取り巻く ネットの利用状況について ネットの特殊性・危険性について"— Presentation transcript:

1 子どもたちを取り巻く ネットの利用状況について ネットの特殊性・危険性について
本日は、「子どもたちを取り巻くネットの利用状況や、ネットの特殊性・危険性について」研修を行い、子どもたちの現状を把握し、教員として取り組むべきことを考えましょう。また、ネット上のいじめについて考えていきます。

2 子どもたちを取り巻く ネットの利用状況について
  ネットの利用状況について  子どもたちが、ネットを利用する機会は、近年急激に増加してきており、子どもの生活スタイルや人間関係づくりの面で多大な影響を与えています。ネット利用についてどのような実態があるのでしょうか?   1 青少年の携帯電話・スマートフォンの所有は?   2 ネットで何をしているの?   3 ネットの利用時間は?   4 トラブル等に巻きこまれたことは?   5 家庭でネットを利用する時のルールはあるの?   6 家庭での情報モラル教育はどうなっているの?  子どもたちが、ネットを利用する機会は、近年急激に増加してきており、子どもの生活スタイルや人間関係づくりの面で多大な影響を与えています。子どもたちのネット利用にどのような実態があるのでしょうか?次の6つの項目に目を向けて考えてみましょう。

3 1 青少年の携帯電話・スマートフォンの所有は?
1 青少年の携帯電話・スマートフォンの所有は? 青少年の所有機種 所有率  高校生 97.2% 中学生 51.9% 小学生 36.6% スマートフォン 携帯電話等の所有率ですが、小学生で36.6%、中学生で51.9%、高校生で97.2%となっています。そのうち、特にスマートフォンを所有する割合が急速に増えており、H25年度の調査では、それぞれの世代でスマートフォンを所有する割合が、H24度から約2倍の数値となっています。 携帯電話 平成25年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要) 平成26年3月内閣府 3

4 2 ネットで何をしているの? 青少年のインターネット利用内容
2 ネットで何をしているの? 青少年のインターネット利用内容 89.6% 78.3% 76.4% 73.8% 73.2% 71.7% 68.8% 68.7% 64.4% 65.2% 60.0% 53.7% 48.4% 28.7% 28.7% ネット利用の内容ですが、小学生ではゲームを利用する割合が1番高く、中学生では動画視聴、高校生ではコミュニケーションとなっています。どの世代においても動画視聴で利用している割合が高くなっています。 平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) 平成27年2月内閣府 4

5 3 ネットの利用時間は? 青少年のインターネットの利用時間 平均時間 高校生 185分(3時間 5分) 中学生 130分(2時間10分)
平均時間           高校生 185分(3時間 5分) 中学生 130分(2時間10分) 小学生  83分(1時間23分) 3 ネットの利用時間は? 青少年のインターネットの利用時間 ネットの利用時間については、小学生で平均83分、中学生で130分、高校生で185分となっています。2時間以上利用している割合は年齢が上がるにつれ、高くなっています。利便性が向上する一方で、ネットの長時間利用により実生活に悪影響が出る、いわゆる「ネット依存」と呼ばれる事例が問題となっています。 平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) 平成27年2月内閣府 5

6 4 トラブル等に巻きこまれたことは? 経験内容 ・悪口やいやがらせのメールを送られた・送った ネット上のトラブル等の経験
4 トラブル等に巻きこまれたことは?  ネット上のトラブル等の経験 経験内容  ・悪口やいやがらせのメールを送られた・送った  ・チェーンメールを送られたことがある  ・サイトにアクセスし金を請求された  ・SNS等で知り合った人と会った  ・SNS等に自分や他人の情報を書く  ・ネット上の人間関係で悩んだ 等 年齢が上がるにつれて、インターネット上のトラブル等に巻き込まれた経験が多くなっています。 特に近年SNSや無料通信アプリによるトラブルや、ネット上で知り合った相手とのやりとりを経験しています。 平成25年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要) 平成26年3月内閣府 6

7 平成26年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)平成27年2月
5 家庭でネットを利用する時のルールはあるの? 青少年の実態と保護者の認識とのギャップ 高校生 中学生 小学生 家庭でのネット利用についてのルールですが、ルールを決めることに重要性を感じていますが、保護者と子どもとの認識に差があります。保護者はルール決めているつもりでも、子どもにはその認識がないことがあるようです。 平成26年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)平成27年2月

8 平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)平成27年2
6 家庭での情報モラル教育はどうなっているの? 青少年のインターネット利用に関する保護者の取組【啓発経験の有無別】 家庭での情報モラル教育ですが、ネットの特殊性や危険性について学校の保護者会等で説明を受け、学んだことのある保護者は、家庭における情報モラル教育にも感心が高くなっていることがうかがえます。情報モラル教育、特にスマホ等の利用については保護者への啓発が重要となります。 平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)平成27年2

9 インターネットへのアクセスは「トラブルの入り口に立っている」
ネットの特殊性や危険性 特殊性 危険性 ネット上の情報は容易に拡散され、しかも半永久的に残る 一度流出した情報は、簡単には回収(削除)できない 流出した情報の加工が容易にできることから、誹謗中傷の対象として悪用されやすい 匿名で書き込むことがきる 誰が書き込んだかすぐには分からないため、安易に誹謗中傷を書き込んでしまう このように多くの子どもたちがネットを利用している状況ですが、多くの子どもは、インターネットへのアクセスが「トラブルの入り口に立っている」という認識がないまま利用しています。例えば、スマートフォンを安易に持つことで、インターネットがすぐに利用できます。利用する上でのリテラシーを持たないまま利用していることが考えられます。 また、初めて持つ携帯電話が、スマートフォンである子どもが多くなっている現状もあります。 犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性がある 違法性や有害情報が含まれる インターネットへのアクセスは「トラブルの入り口に立っている」

10 「ネット上のいじめ」 ○SNSやプロフなどでのいじめ ○なりすまし投稿による誹謗中傷 ○動画共有サイトを用いたいじめ
○個人情報流出による嫌がらせ ○学校非公式サイト(学校裏サイト) ○チェーンメール 正しい使い方を理解しないまま使用することで様々なトラブルに巻き込まれます。その1つが「ネット上のいじめ」です。「ネット上のいじめ」とは、スマホやパソコンを通じて、インターネット上のウェブサイトの掲示版などに、特定の子どもの悪口や誹謗・中傷を書き込んだり、無料通信アプリのメッセージを送ったりするなどの方法により、いじめを行うものです。 また、最近では、いじめている状況を動画で撮影し、youtube等にアップロードして公開して、いじめが発覚した事例もありました。

11 「ネット上のいじめ」の特徴 ・被害が短期間で極めて深刻なものとなる ・子どもが簡単に被害者にも加害者にもなって しまう
・子どもが簡単に被害者にも加害者にもなって   しまう ・子どもたちの個人情報や画像がネット上に流  出し、それらが悪用される ・実態を把握し効果的な対策を講じることが困  難である ネット上のいじめは次のような特徴があります。 ・不特定多数の者から、誹謗・中傷が絶え間なく、集中的に行われ、被害が短期間で極めて深刻なものとなる。 ・ ネットが持つ匿名性から、安易に誹謗・中傷の書き込みが行われるため、子どもが簡単に被害者にも加害者にもなり得る。 ・ インターネット上に掲載された個人情報や画像は、情報の加工が容易にできることから、誹謗・中傷の対象として悪用されやすい。また、インターネット上に一度流出した個人情報は、回収することが困難となるとともに、不特定多数の他者からアクセスされる危険性がある。 ・ 保護者や教師などの身近な大人が、子どものスマホ等の利用の状況を把握することが難しく、子どもの利用している掲示板や無料通信アプリなどを詳細に確認することが困難なため、「ネット上のいじめ」の実態の把握が難しい。 「ネット上のいじめ」についても、他のいじめと同様に決して許されるものではなく、学校においても、「ネット上のいじめ」の特徴を理解した上で、「ネット上のいじめ」の早期発見・早期対応に向けた取組を行っていく必要があります。 被害者にとっては、周囲のみんなが誹謗中傷していると思うなど、心理的なダメージが大きい。

12 日常生活で思いとどまる行為でも、 軽い気持ちで実行してしまう 「ネット上のいじめ」はどうして起こるの? インターネット利用環境の急速な普及
 ・スマートフォン等の所有率の上昇  ・ゲーム機、携帯音楽プレーヤー等でも   ネットが利用可能 規範意識の低下 子どもの心理  ・誰がしたか分からないから大丈夫  ・みんなやっていること  ・注目されたい ネット上で、いじめが起こる背景には次のようなことが考えられます。 スマホ等の所持率の上昇を含め最近では、初めて持つ携帯電話がスマホとなることから、ネットの活用がより身近になっています。また、ゲーム機や音楽プレイヤーでもネットが利用できる環境となっています。また、子どもたちがネットの活用する上で、誰がしたかわからないのではないか、みんがやってる、注目されたい等の心理が働くなど、ネット上のいじめは、インターネットの特殊性が大きく関係しています。 日常生活で思いとどまる行為でも、 軽い気持ちで実行してしまう

13 A君の書き込みに激怒したB君は、自分のSNSの日記にきつい言葉でA君への文句を書き込みました。
事 例  SNSを利用していた小学6年生(男子)のA君。SNSには、多数の友達が登録されていました。ある時、A君は、冗談で友達B君の悪口をSNSに記入。B君には見られないように設定していましたが、ほかの友達C君からB君に伝わりました。  A君の書き込みに激怒したB君は、自分のSNSの日記にきつい言葉でA君への文句を書き込みました。  それは、SNS上の友達にあっという間に広まりました。落ち込んでしまったA君は、学校に行けなくなりました。 SNSによる「ネット上のいじめ」の事例です。(事例を読む) このようなトラブルは、子どもたちが自分の書いた言葉が相手にどのように伝わるかの配慮に欠けていたり、自らの行動がどのような結果を招くのかの理解が不足していたりすることに起因しています。子どもたちが軽い冗談のつもりで書き込んだ言葉でも、相手の気持ちを考えていない発言は相手を傷つけてしまうことがあります。SNSでのいじめが、現実のいじめに発展することも多々あります。  このような事例は、どの学校でも起こりうる可能性があることを認識してください。  SNS等で、身の回りに起きた出来事を発信したり、友達の書いた日記等にコメントを書き込んだりする子供たちが増えています。しかし、書き込みが原因となったトラブルも数多く発生しています。

14 「実態を把握するために~ワークショップ~」 「ネット上のいじめを未然に防ぐために」 へつづく
本日のまとめ ネット上のいじめの予防・発見の 第一歩は、 各校における子どもたちの ネット利用状況等の実態把握です。 危機感を持ち、各校の実態に沿った 取組を進めましょう。  ネット上のいじめにおいては、その特殊性を把握するとともに、子どもたちの実態等を把握し、教員が意識して未然防止の方法を考えていかなければなりません。また、その実態を把握することで、教員の危機意識も高まるはずです。  学校の子どもたちの状況を把握していただき、ネット上のいじめについてどのような対策を講じていかなければならないのか、教職員の皆さんで考えていただきたいと思います。 「実態を把握するために~ワークショップ~」 「ネット上のいじめを未然に防ぐために」 へつづく

15 実態を把握するために ワークショップ インターネットに関する実態把握アンケートの作成
 保護者や児童生徒に対して、パソコンや携帯電話等によるインターネット利用状況やトラブルについての実態把握アンケートを行います。  実態を把握するために、アンケートの質問項目はどのようなものが考えられますか? みなさんの学校では、どのようにして実態をつかんでいますか。 「ネット上のいじめ」やトラブルを予防するためには実態を把握することが必要です。 そこで、学校で実施するための「インターネットに関する実態把握アンケート」を作成するためのワークショップを行います。 アンケートの質問項目を考えてください。(5分程度)

16 アンケートの活用 情報モラル教育での活用 保護者向け啓発活動での活用 ○児童生徒と保護者のアンケート結果の比較
 ○児童生徒の実態に応じた情報モラル指導  ○家庭と連携した情報モラル教育  ○家庭や学校でのネット利用のルール作り 保護者向け啓発活動での活用  ○児童生徒と保護者のアンケート結果の比較    (保護者は児童生徒との意識のずれの認識)  ○保護者会等の機会に活用 アンケート結果は、学校全体で共有するとともに、保護者への啓発に向けた資料として活用できます。


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