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東京大学地震研究所 地震予知研究センター 平田直

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1 東京大学地震研究所 地震予知研究センター 平田直
プレス・ブリーフィング 熊本地震と日本の地震活動 The 2016 Kumamoto Earthquake and Japanese Seismic Activity 東京大学地震研究所 地震予知研究センター 平田直 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

2 益城町で震度7を記録した熊本地方の二つの地震 Two large earthquakes with seismic intensity 7 at Mashiki town in Kumamoto
The April 14, 2016 earthquake with a magnitude (M) 6.5 The April 16, 2016 earthquake with an M 7.3 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

3 平成28 年(2016 年)熊本地震の評価 第288回地震調査委員会(臨時会) 平成2 8 年4 月1 5 日
平成28 年(2016 年)熊本地震の評価 第288回地震調査委員会(臨時会) 平成2 8 年4 月1 5 日 ○ 4 月14 日21 時26 分に熊本県熊本地方の深さ約10km でマグニチュード(M)6.5(暫定値)の地震が発生した。この地震により熊本県で最大震度7を観測し、被害を伴った。現時点までは、地震活動は本震-余震型で推移しており、4 月15 日18 時現在までの最大の余震は15 日00 時03 分に発生したM6.4(暫定値)の地震で、最大震度6強を観測した。余震活動は減衰傾向が見られるものの活発であり、北東-南西方向に延びる長さ約20km の領域で発生している 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

4 平成28 年4 月16 日熊本県熊本地方の地震の評価 第289回(臨時会) 平成28年4 月17日
平成28 年4 月16 日熊本県熊本地方の地震の評価 第289回(臨時会) 平成28年4 月17日 4 月16 日01 時25 分に熊本県熊本地方の深さ約10km でマグニチュード(M)7.3(暫定値)の地震が発生した。この地震により熊本県で最大震度6強を観測し、被害を生じた。この地方では、4 月14 日21 時26 分に深さ約10km でM6.5(暫定値)の地震が発生し、熊本県で最大震度7を観測していた。地震活動は活発であり、北東-南西方向に延びる長さ約30km の領域の他、その延長の熊本県阿蘇地方や大分県などの周辺域で発生している。 最大震度は7に、4月21日に訂正される 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

5 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

6 平成28年4月16日01時25分の熊本県熊本地方の地震震度分布図
©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

7 前震 本震 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング ©防災科学技術研究所

8 「全地球航法衛星システム」(GNSS) 城南観測点が北北東方向に約20cm ©国土地理院 2016/4/27
FPCJプレス プレス・ブリーフィング ©国土地理院

9 長陽観測点が南西方向に約97cm ©国土地理院 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

10 ©国土地理院 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

11 ©防災科学技術研究所 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

12 ・布田川断層帯の布田川区間西端付近から堂園まで約10km と、日奈久
地表変位調査結果(暫定) ・布田川断層帯の布田川区間西端付近から堂園まで約10km と、日奈久 断層帯の髙野—白旗区間の北端付近で調査を実施。 ・布田川区間西部の約10km の範囲で地表変位を確認。 ・西端は九州自動車道の少し西側まで。 ・東端は、堂園よりさらに東まで連続するが、未確認。 ・調査範囲の変位量は堂園付近が最大で、約2m。 ・土山以南の日奈久断層帯の調査地点では地表変位は認められない。 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング ©産業技術総合研究所

13 ©防災科学技術研究所 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

14 ©地震調査研究推進本部地震調査委員会 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

15 平成28 年(2016 年)熊本地震の評価 ○ この震源域付近には日奈久断層帯が存在している。今回の地震は、その高野-白旗区間の活動によると考えられる。地震調査委員会は日奈久断層帯(高野-白旗区間)について、活動時にM6.8 程度の地震が発生する可能性があり、30 年以内の地震発生確率は不明と評価していた。なお、日奈久断層帯(高野-白旗区間)を含む九州南部の区域では、M6.8以上の地震の発生確率は7-18%と評価していた。 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

16 平成28 年4 月16 日熊本県熊本地方の地震の評価 第289回(臨時会) 平成28年4 月17日
平成28 年4 月16 日熊本県熊本地方の地震の評価 第289回(臨時会) 平成28年4 月17日 この震源域付近には布田川断層帯が存在している。現地調査の結果によると、布田川断層帯の布田川区間沿いなどで地表地震断層が見つかっている。この地震は、主に布田川断層帯の布田川区間の活動によると考えられる。地震調査委員会は布田川断層帯(布田川区間)について、活動時にM7.0 程度の地震が発生する可能性があり、30 年以内の地震発生確率はほぼ0%~0.9%(やや高い)と評価していた。なお、布田川断層帯を含む九州中部の区域では、M6.8 以上の地震の発生確率は18-27%と評価していた。 2018/10/13

17 日奈久断層帯 評価区間 高野-白旗区間 断層長 約16 km N23°E 右横ずれ断層 南東側隆起を伴う 高角度
評価区間 高野-白旗区間 断層長 約16 km N23°E 右横ずれ断層 南東側隆起を伴う 高角度 断層面の幅13 km程度 地震発生層の下限の深さ 13 km程度 平均変位速度  m/千年程度 (上下) 一回のずれ量 2m程度 最新活動時期 約1,600年前以後、約1,200年前以前 平均活動間隔:不明 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

18 30年以内に発生する確率は ほぼ0%~0.9% ©地震調査研究推進本部地震調査委員会 2016/4/27
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19 九州中部18-20% 九州全域30-42% ©地震調査研究推進本部地震調査委員会 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

20 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

21 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

22 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

23 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

24 ©気象庁 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング

25 まとめ 2016年4月14日と16日に熊本地方で強い揺れをもたらす内陸の浅い地震があった 14日の地震は、M6.5、16日はM7.3
いずれも最大震度7となった 布田川・日奈久断層帯で発生した地震であった。 九州地方は全体としてM6.8以上の地震が、30年以内に発生する確率は、30-42%と評価されていた。 活発な前震・余震をともなった地震である 2016/4/27 FPCJプレス プレス・ブリーフィング


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