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豚丹毒 豚に敗血症を起こす 人獣共通感染症.

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1 豚丹毒 豚に敗血症を起こす 人獣共通感染症

2 豚丹毒(届出伝染病) 豚丹毒は、豚丹毒菌の感染によって起こる人畜共通感染症。
急性敗血症、亜急性の蕁麻疹型、慢性の心内膜炎型及び関節炎型に大別される。 このうち、敗血症型では50%以上の死亡率を示すこともある。 慢性型では通常発育不良を来し、保菌豚となる。 現在も多く発生しており、2007年は全国822戸の農家で発生し1479頭の豚の感染が確認されている。

3 豚丹毒の原因菌 豚丹毒の原因菌である豚丹毒菌 Erysipelothrix rhusiopathiae は、グラム陽性のやや湾曲した細小桿菌で、非運動性、無芽胞性、非抗酸性を示すが莢膜様構造物を持ちこれが病原性に関係するとされている。 菌体加熱抽出抗原とそれに対する免疫家兎血清を用いたゲル内沈降反応により、血清型が決められており、現在、少なくとも23種の血清型とN型(型特異抗原性を欠く)に分類される。

4 豚丹毒の症状 臨床症状は、急性敗血症型の場合、40度以上の高熱が突発し1~2日の経過で急死する。
脾およびリンパ節は充血肥大し、胃および小腸上部の粘膜は充出血が見られることが多い。 死亡率は50~80%と高く、豚コレラ、トキソプラズマ症との鑑別が重要になる。 蕁麻疹型は、発熱や食欲不振などの症状に加えて、感染1~2日後に菱型疹(ダイヤモンド・スキン)と呼ばれる特徴的な皮膚病変を示すが、致死の経過をとることは少ない(致死率は5%前後)。 慢性型は、通常、急性型や亜急性型に引き続いておこることが多く、関節炎の場合、四肢の関節に好発し、腫脹、疼痛、硬直、跛行が見られる。心内膜炎の多くは無症状で、剖検で発見される。

5 豚丹毒の人への感染 限局性皮膚疾患型(類丹毒):手指の創傷からの感染が最も多く、皮膚創傷からの感染後、局所に境界明瞭な紫斑がみられ、激しい痛みと弱い発熱を伴い、約30%の患者で関節炎、リンパ節炎やリンパ節腫脹等の全身症状を併発する。 全身性皮膚疾患型:限局性から全身性に転移するもので、発生はまれで病変は限局性と同様で、通常、発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛、頭痛等の症状を示し、まれに多発性関節炎を生じる。 敗血症型:限局性または全身性の皮膚疾患から、まれではあるが敗血症を発症することがあり、患者の多くは心内膜炎を併発し、その場合、死亡率は約40%で非常に高いことが報告されている。

6 豚丹毒の診断 敗血症例では血液、蕁麻疹例では初期の丘疹部、慢性型ではそれぞれの病変部を材料として菌分離を行う。
菱形疹 豚丹毒菌 ブラシ状発育 敗血症例では血液、蕁麻疹例では初期の丘疹部、慢性型ではそれぞれの病変部を材料として菌分離を行う。 選択培地(0.1%Tween80加寒天培地にkanamycin, bacitracin, gentamicin加、あるいはクリスタルバイオレットと窒化ナトリウム加)により分離培養を行う。 血清や関節腔液中の抗体を生菌発育凝集反応、アルカリ抽出抗原吸着ラテックス凝集反応やELISAにより検出する。

7 豚丹毒の予防 生ワクチンは、皮下注射で皮下に接種する。肥育豚では、6~8週齢で接種し、善感反応がみられない群のみ90日齢で追加接種する。繁殖豚は、6~8週齢で接種し、6~7ヵ月齢で接種し、その後半年~1年後毎に接種する。 不活化ワクチンは、筋肉内注射する。肥育豚では、5週齢以上で接種し、3~5週間隔で2回目を接種する。繁殖豚は、5週齢以上で接種し、3~5週間隔で2回目接種し、分娩予定日の1ヵ月前に接種する。


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