1 WSIF における Web サービス・メソッドの自動設 定 2004 年 3 月 23 日 越田高志 松江工業高等専門学校 情報工学科 電子情報通信学会 2004年総合 大会
2 1.はじめに Web サービスとは – データアクセスプロトコルとして SOAP を用 い、 XML 形式でデータ交換を行う分散処理 プログラムのこと。 Web サービスの基本技術 –SOAP 、 UDDI 、 WSDL である。 –UDDI レジストリを Web サービスのベースに 考え、研究開発を進める。 Web サービスの目的 – ユーザが必要とするサービスを必要な時点で 検出し、実行できること。
3 UDDI レジスト リ Web サービスに関する情 報 ・ Web サービス、 WSDL のアドレス ①検索 ②情報 Web サービス提供者 Web サービス WSDL ファイル ③実行 ④結果 クライアント・プログ ラムの作成 Web サービス の登録 Web サービス実行の流 れ ユーザ
4 Web サービス実用化の問題点 – ①必要かつ最適なサービスの検出 – ② Web サービスの利用法、実行法 – ③クライアント・プログラムの作成 ③の問題点に着目、その解決を図る。 –WSIF を利用する。 –Stub プログラムを開発することなく、 Web サービスが実行できる。
5 2. WSIF について Dynamic Invocation を実現するクラス・ ライブラリ群である。 WSDL ファイルを読込み、解析して、 Web サービスを実行する。 WSDL ファイ ル WSIF API Web サービス実行
6 WSIF を用いた Dynamic Invocation プログラム – 内部で、項目: Web サービス名、 Web サービ ス・メソッド名、入出力パラメータ名とそのタ イプ を指定せねばならない。 –WSIF のサンプル・プログラム 入力パラメータとして、 Web サービス・メソッド名 とそれへの入力パラメータ値 が必要である。 改良点 – プログラム内部での、項目自動設定と入力パラ メータの簡略化を目指す。
7 …………………………………………….. 入力パラメータ名とタイ プ名
8 3. 実行メソッドの自動設定 WSIF サンプル・プログラム – 入力パラメータとして、 Web サービス・メ ソッド名が必要である。 改良 – WSDLファイルから、 Web サービス・メソッド名及び入出力パラメー タ名とそのタイプ名を自動抽出し、設定した。 –WSDL4J と WSIF のクラス・ライブラリを利 用して開発した。
9 サンプル・プログラムの実行 形態 >java clients.DynamicInvoker urn:xmethods-delayed-quotes.wsdl getQuote IBM Reading WSDL document from ' soap/urn:xmethods-delayed-quotes.wsdl' Executing operation getQuote Result: Result=91.01 Done! メソッド 名
10 >java TestDyInvoke4 urn:xmethods-delayed-quotes.wsdl IBM Reading WSDL document from ' soap/urn:xmethods-delayed-quotes.wsdl' object = 開発プログラムの実行形態
11 4. おわりに 真の動的実行実現へ –UDDI レジストリから Web サービスを特定し、そ の WSDL ファイルを入手、各パラメータの解析 と自動設定を行い、実行するシステムを開発し た。 – 更に、同様に出力データタイプが complex type(user-defined type) に対しても、全て自動設定、 実行できるシステムを開発した。 例えば、コード番号を入力として、そのコードの従 業員データ(氏名、年齢、住所、役職、など)を返 す。
12 Web サービスの検出 – ユーザが必要とする最適な Web サービスを 如何に効率良く、検出するか。 – その Web サービスの使い方をどう理解させ るか。 その機能、出力タイプ、入力パラメータの数と そのタイプをユーザに伝えること。 Web サービスの結合 – 複数の Web サービスをどう結びつけるか? – セマンテック Web 。