情報リテラシー演習 第 5 週 Excel の使い方 2. Excel の使い方 一応シラバスでは 先週 – セル入力の基本操作 – 数式の記述法 – よく利用される関数 – 範囲指定とグラフの描画 – 表とグラフの作成演習 今週 – IF 関数を用いた判定と表 示 – その他の関数 – 判定表の作成演習.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 エクセル (3) の目次 ②参照演算子と演算子参照演算子と演算子 ③参照セルの表示法参照セルの表示法 ④セルの参照方法セルの参照方法 ⑤エラーについてエラーについて ⑥シグマ( Σ )関数シグマ( Σ )関数 ⑦条件付書式条件付書式 ⑧問題 (1)問題 (1) ⑨問題 (2)問題 (2) ⑩問題.
Advertisements

社会福祉調査論 第 8 講 統計の基本的整理 12 月7日. 【目標】 量的調査の集計方法、結果の示し方につ いて、基礎的な手法を習得する。 統計値を捉えるための諸指標を理解する。
1 情報教育 初級講座 担当: 遠藤 美純 2 今日の内容  Excel の応用 ( 午前 )  データ処理や Word との連携  グラフの作成  PowerPoint によるスライド作成 ( 午後 )  Excel による演算と基本的な関数  Excel.
1 情報基礎 A 第 4 週 EXCEL 徳山 豪 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
1 情報基礎 A プログラムやソフトウエアの 構造 徳山 豪 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
1 通信教育学部 コンピュータ演習 Excel の書式設定と関数 授業ページ「コンピュータ演習(通信教育学 部)」を 開いてください。提出課題の一覧が掲載されてい ます。
情報処理 第9回第9回第9回第9回. 今日の内容 Excel の起動と画面構成 –Excel の起動 –Excel の画面構成と基本用語 データの入力 – 文字の入力 – 数値の入力 – 日時の入力 – オートフィル.
1 2. 名簿のデータを使って, 出席簿や連絡網を作る 2.1 名簿の番号と氏名を参照して,出席簿を作りま しょう. (ワークシートの挿入,別シートのセルの参照,など) 2.2 名簿の番号を参照して,席次表を作りましょう. ・・・ VLOOKUP 関数 2.3 名簿の番号と氏名を参照して,連絡網を作りま.
情報処理 第9回第9回第9回第9回. 今日の内容 Excel の起動と画面構成 –Excel の起動 –Excel の画面構成と基本用語 データの入力 – 文字の入力 – 数値の入力 – 日時の入力 – オートフィル.
情報リテラシー演習 第 4 週 Excel の使い方 1. Excel の使い方 一応シラバスでは 今週 – セル入力の基本操作 – 数式の記述法 – よく利用される関数 – 範囲指定とグラフの描画 – 表とグラフの作成演習 来週 – IF 関数を用いた判定と表 示 – その他の関数 – 判定表の作成演習.
1 情報基礎 A 第 5 週 EXCEL 2 徳山 豪・全眞嬉 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
1 情報基礎 A 第 6 週 EXCEL 3 徳山 豪・全 眞嬉 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
表計算ソフトウェア 関数の利用(応用編) Excel VLOOKUP (列方向の照 合) VLOOKUP (列方向の照 合) HLOOKUP (行方向の照 合) HLOOKUP (行方向の照 合) INDEX (行列の検索) INDEX (行列の検索) RANK (順位付け) RANK.
1 情報基礎 A 第 4 週 EXCEL 徳山 豪・全眞嬉 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
コンピュータと情報 第10回 Excel を使ってみる. Excel の起動 ① 「スタート」ボタンをク リック ② すべてのプログラムにマ ウスカーソルをあわせる ③ 「 Microsoft Office 」 → 「 Microsoft Excel 2003 」 にマウスをあわせて,ク リック ④.
表計算ソフトウェア 関数の利用(基本編) Excel. 関数とは 関数とは ・ 計算方法があらかじめ定義され た 数式のこと ・ 必要な値を定められた書式に 従っ て入力するだけで、簡単に計算結 果を求めることができる.
表計算ソフト (教科書49ペー ジ). ◎表計算ソフトとは 表から計算によって ① 知りたいデータを見つけ出し、 ② わかりやすく、見やすく加工する ことができるソフトのこと。
情報基礎 A 第 4 週 データベースと表計算 情報基礎 A 第 4 週 データベースと表計算 1 徳山 豪 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
コンピュータ演習 Excel 入門 岡田孝・山下雅啓 Excel の機能は膨大 その中のごく一部を紹介 表計算機能 – データの入力、表の作成、計算など グラフ機能 – 棒グラフ、円グラフなどグラフ作成 データベース機能 – 並べ替え(ソート)、検索、抽出など マクロ機能 – VBA で自動化したマクロを作成可能.
一般社団法人京都私立病院協会臨床検査部会 主催 医療統計講習会( Excel 初級編) ( Microsoft Office Excel 2007) 京都大学医学部附属病院検査部 増田健太 京都府臨床検査技師会情報システム研究班 班員.
情報リテラシー演習 第 6 週 Excel の使い方 3. Excel の使い方 一応シラバスでは 先々週 – セル入力の基本操作 – 数式の記述法 – よく利用される関数 – 範囲指定とグラフの描画 – 表とグラフの作成演習 先週 – IF 関数を用いた判定と表 示 – その他の関数 – 判定表の作成演習.
情報リテラシー演習 第 5 週 Excel の使い方 2. Excel の使い方 一応シラバスでは 先週 – セル入力の基本操作 – 数式の記述法 – よく利用される関数 – 範囲指定とグラフの描画 – 表とグラフの作成演習 今週 – IF 関数を用いた判定と表 示 – その他の関数 – 判定表の作成演習.
引数(パラメーター)の意味 検索値これを 範囲この一覧表から探し出し 列番号対応したものの左から何列目データを答えとして表示 検索の型検索値と完全一致か近似値かを指定 Vlookup (検索値, 範囲, 列番号, 検 索の型)
シミュレーション論Ⅰ 第 7 回 待ち行列のシミュレーション(2). 第 6 回のレポート(解答例) 乱数表より乱数を記入し、到着間隔・サービス時間にした がってグラフを作成する 例) 最大待ち人数:2人 最大待ち時間:5分 平均待ち時間:3分.
情報処理 第 13 回. 今日の内容 練習用ファイルのダウンロードデータの入力 – データベースに適したデータの入力方法 – ウィンドウ枠の固定 ( 見出し行の固定 ) データの並べ替え –1 つの列の値で並べ替え – 複数の列の値で並べ替え.
MS-EXCEL、 OpenCalcを 用いた表計算
Microsoft Office クイックガイド ~Excel 2013~
エクセル(1)の目次 起動法、ブック、シート、セル ブックの開き方 エクセル画面 マウスポインターの種類 シート数の調節 データの入力法
エクセル(7)の目次 関数の書式 関数ウィザードの使い方 四捨五入/切り上げ/切り捨て IF関数 問題(1) 問題(2) 問題(3)
情報処理 第12回.
徳山豪 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野
情報基礎(Week6) ≪Excel 2007を使った表計算の基礎≫
Excel による データベース入門 Ver /9.
エクセル(1)の目次 起動法、ブック、シート、セル ブックの開き方 エクセル画面 マウスポインターの種類 シート数の調節 データの入力法
エクセル(2)の目次 セル範囲の指定方法 データの消去法 アクティブセルの移動 セル内容の複写と移動 セル幅の変更方法
情報基礎A 第10週 プログラミング入門 VBAの基本文法2 データ型・If ~Then~Else
担当: 遠藤 美純 情報教育 初級講座 担当: 遠藤 美純
情報基礎A 第7週 プログラミング入門 VBAの基本文法2 データ型・If ~Then~Else
情報処理 第13回.
コンピュータと情報 第15回 Excelの使い方 その4.
第5回 統計処理(2) 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時 経済学部・法学部
知っていると便利編 1.操作について 2.メニュー 3. ショートカットキー 4.操作対象 5.セルの番地 6.Excelの設定 7.1 ウィンドウよりも大きい表 ・・・ ウィンドウ枠の固定 7.2 2つのExcelのシートを同時に見る 7.3 2つの文書(ファイル)を同時に見る 8. 印刷 9.入力中に,英字の先頭が大文字になって困るなど。
第9回:Microsoft Excel (1/2)
2015年度 演習課題2 Excelによる自己評価の集計
地理情報システム論演習 地理情報システム論演習
表計算 Excel 演習 6. ルックアップ,データの入力規則.
3.成績処理 3.1 成績の平均点など ・・・AVERAGE,MAX,MIN関数 3.2 成績(合計点) ・・・SUM関数
コンピュータと情報 第14回 Excelの使い方 その4.
情報処理1~第12回~ 野中良哲.
第10回:Microsoft Excel (2/2)
「ユーザー設定リスト」の作成と削除 ◎ 新しい「リスト」の作成法
情報処理 第5回 Excelの基本操作.
情報処理A 第?回 Excelを使ってみる.
エクセル(6)の目次 「ユーザー設定リスト」の作成と削除 「入力規則」での「リスト」 ユーザー定義による表示形式
関数の書式 ● SUM関数、AVARAGE関数など代表的ないくつかの関数の書式(数式の構文)は、下記のようなものである。 =関数名(引数1,引数2,引数3,・・・・・) ●引数(入力データ)は、数値で入力しても、セル名で指定してもよい。 例: =SUM(A1:A10,B21:B30,C31:C40)
第4回 統計処理(1) 表計算ソフトの基本操作 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時
Excel 2002,2003基本12 情報関数.
情報リテラシー演習 第5週 Excelの使い方2.
エクセル(2)の目次 セル範囲の指定方法 データの消去法 アクティブセルの移動 セル内容の複写と移動 セル幅の変更方法
Ex-11. ルックアップ 金子邦彦.
第10回:Microsoft Excel (2/2)
表計算 Excel 演習 1.Excel を使ってみる.
シミュレーション論Ⅰ 第7回 シミュレーションの構築と実施.
5.集計,ピボットテーブル(クロス集計表)
Excel 2002,2003基本8 並び替え、フィルタ.
Excel 2002,2003基本7 名前機能.
情報処理 第13回.
2011年度 演習課題2 Excelによる理解度自己採点
エクセル(3)の目次 参照演算子と演算子 参照セルの表示法 セルの参照方法 エラーについて シグマ(Σ)関数 条件付書式 問題(1)
Microsoft Office 2010 クイックガイド ~Excel編~
Presentation transcript:

情報リテラシー演習 第 5 週 Excel の使い方 2

Excel の使い方 一応シラバスでは 先週 – セル入力の基本操作 – 数式の記述法 – よく利用される関数 – 範囲指定とグラフの描画 – 表とグラフの作成演習 今週 – IF 関数を用いた判定と表 示 – その他の関数 – 判定表の作成演習 – ヒストグラムの作成演習 来週 – 並び替えとオートフィル タ – グラフ表示の編集 – クロス集計 – 上記機能の演習

比較演算子 比較結果として真偽値を得る – 真なら TRUE – 偽なら FALSE 数学 Excel = = ≠ <> < < ≦ <= > > ≧ >= 資料 001資料 001: 比較演算子

文字列の演算 数式中の文字列 – 「 " 」 ( ダブルクォーテーション ) で囲む 文字列の結合演算子「 & 」 – 演算子前後の値を繋げた文字列を得る – 例 : " 山口県 "&" 山口市 " → " 山口県山口市 " 753&8611 → " " "2 ふ"2 ふ ↑Shift + 資料 001資料 001: 文字列の演算

文字列の比較 数値との比較 – 「文字列 > 数値」が成立 文字列同士の比較 – 先頭から文字単位で文字コードを比較 – より大きな文字コードでより長い文字列が大 常に文字列 > 数値 より大きな文字コードが大 より長い文字列が大 資料 001資料 001: 文字列の比較 文字列としては “1234” より “234” の方が大きい

文字コードの例 (Shift JIS 1 バイト 目 ) 半角 1 文字を 1 バイト (=8bit) のコードで表す 全角 1 文字は 2 バイト ( 例 : 1 =824F h, あ =82A0 h ) 制御文字全角文字 1 バイト目用 (60 通り ) 16 進数上位 4bit A0B0C0D0E0F0 下位 4bit10 進数 ータミ 11 SOHDC1!1AQaq 。アチム 22 STXDC2"2BRbr 「イツメ 33 EXTDC3#3CScs 」ウテモ 44 EOTDC4$4DTdt 、エトヤ 55 ENQNAK%5EUeu ・オナユ 66 ACKSYN&6FVfv ヲカニヨ 77 BELETB'7GWgw ァキヌラ 88 BSCAN(8HXhx ィクネリ 99 HTEM)9IYiy ゥケノル A10 LFSUB*:JZjz ェコハレ B11 HMESC+;K[k{ ォサヒロ C12 CL→,<L\l| ャシフワ D13 CR←-=M]m} ュスヘン E14 SO↑.>N^n~ ョセボ F15 SI↓/?O_oDEL ッソマ゚ 資料 002

コンピュータの中での文字 コンピュータの中 – 文字も数値 ( 文字コード ) として記録されてい る – 文字コードに対応したフォントを表示してい る This is a text file. これはテキストファイルです。 : This is a text f : 696c 652e 0d0a 82b1 82ea 82cd c ile... これはテキ : b 82c5 82b7 ストファイルです : d0a 。.. 文字として見えているが本当は文字コードの羅列

名前の定義 セルに名前を付けて参照し易く出来る – 選択セルを「数式」 → 「名前の定義」で命名 名前の有効範囲は ブックまたはワークシート内を 選択可能 資料 001資料 001: 名前の定義

定義した名前を利用した参照 定義した名前を用いて数式を記述できる – セル名で参照するより意味が分かり易くなる 名前が定義されている場合 アクティブセル名にも表示される 資料 001資料 001: 名前の定義

名前の管理 定義した名前の一覧・修正・削除 定義した名前を数式へ入力する際は 「数式で使用」ボタンから選択可能 資料 001資料 001: 名前の定義

IF 関数 IF 文 – プログラムで条件分岐に使われる – Excel では関数扱い (IF 関数 ) 数式の一部として用いる 書式 ( 詳細は「 IF 関数」参照 ) IF 関数 – IF( 論理式, 真の場合, 偽の場合 ) 使用例 論理式 真 偽 結果として 数値を返す例 結果として 文字列を返す例 資料 001資料 001: IF 関数

IF 関数の使用例 成年・未成年の判別 – 年齢が 20 歳以上かで判別してみる 資料 001資料 001: 成年・未成年の判別

論理演算関数 AND, OR, NOT 関数 ANDORNOT – 条件を論理演算する場合に使う AND( 条件式 1, 条件式 2, …) AND OR( 条件式 1, 条件式 2, …) OR NOT( 条件式 ) NOT 条件 1 条件 2 ANDOR FALSE TRUEFALSETRUE FALSE TRUE 条件 NOT FALSETRUE FALSE 資料 001資料 001: 論理演算関数

うるう年の判別 うるう年の定義 – 4 で割り切れるもの (X) はうるう年 – そのうち 100 で割り切れるもの (Y) は除外 – そのうち 400 で割り切れるもの (Z) は含む うるう年を 1, 通常年を 0 として – 例えば次のように書ける – =IF(X, IF(Y, IF(Z, 1, 0), 1), 0) – =IF(Z, 1, IF(Y, 0, IF(X, 1, 0))) – =IF(OR(AND(X, NOT(Y)), Z), 1, 0) 資料 001資料 001: うるう年の判別

うるう年の判別 ( 式の解説 1/3) =IF(X, IF(Y, IF(Z, 1, 0), 1), 0) =IF(X,, 0) IF(Y,, 1) IF(Z, 1, 0) 外側から順に判別している 資料 001資料 001: うるう年の判別

うるう年の判別 ( 式の解説 2/3) =IF(Z, 1, IF(Y, 0, IF(X, 1, 0))) =IF(Z, 1, ) IF(Y, 0, ) IF(X, 1, 0) 内側から順に判別している 資料 001資料 001: うるう年の判別

うるう年の判別 ( 式の解説 3/3) =IF(OR(AND(X, NOT(Y)), Z), 1, 0) =IF(, 1, 0) OR( ) AND( ), Z X, NOT(Y) 外側の青領域 内側の青領域 青領域全体 論理演算により うるう年とそれ以外に分離 資料 001資料 001: うるう年の判別

うるう年の判別結果 ここには名前の定義で ワークシート内のみ有効な 西暦, X, Y, Z という名前を付けています MOD 関数MOD 関数は 剰余を求める関数。 剰余が 0 なら 割り切れるということ。 資料 001資料 001: うるう年の判別

COUNT 系関数 (1/2) セルの個数を数える – COUNT( 値 1, 値 2, …) COUNT 数値セルや数値の個数 – COUNTA ( 値 1, 値 2, …) COUNTA 空白でないセルや空白でない値の個数 – COUNTBLANK ( 値 1, 値 2, …) COUNTBLANK 空白セルや空白の値の個数 – COUNTIF ( 範囲, 条件 ) COUNTIF 条件に合致するセルの個数 – COUNTIFS ( 範囲 1, 条件 1, 範囲 2, 条件 2, …) COUNTIFS 複数の条件に合致するセルの個数 (Excel2007 以降 )

COUNT 系関数 (2/2) COUNT 系関数の使用例 資料 001資料 001: COUNT 系関数の例

SUM 系関数 (1/2) 値を合計する – SUM( 数値 1, 数値 2, …) SUM セル範囲に含まれる数値をすべて合計 – SUMIF( 範囲, 検索条件, 合計範囲 ) SUMIF 指定された検索条件に一致するセルの値を合計 – SUMIFS( 合計対象範囲, 条件範囲 1, 条件 1, 条件 範囲 2, 条件 2,...) SUMIFS セル範囲内で、複数の検索条件を満たすセルの値 を合計 (Excel2007 以降 )

SUM 系関数 (2/2) SUM 系関数の使用例 資料 001資料 001: SUM 系関数の例

成績表の例 ( 集計 ) (1/3) 中間・期末テストの成績 ( 資料 101) 資料 101 – 評点 ( 中間期末の合計点を 100 点換算 ) – 平均 (AVERAGE 関数 ), 標準偏差 (STDEV 関数 )

成績表の例 ( 集計 ) (2/3) やり方はいくつもある 評点 (E2 セルの場合 ) – =(C2+D2)/2 – =SUM(C2:D2)/2 – =SUM(C2:D2)/COUNT(C2:D2) – =AVERAGE(C2:D2) – =C2*50/100+D2*50/100 – 中間、期末で点数配分が異なる場合もある 平均 (C13 セルの場合 ) – =(C2+C3+C4+C5+C6+C7+C8+C9+C10+C11)/10 – =SUM(C2:C11)/10 – =SUM(C2:C11)/COUNT(C2:C11) – =AVERAGE(C2:C11) なるべく関数で一発計算できるように 残りはオートフィルで

成績表の例 ( 集計 ) (3/3) とりあえず模範解答の一例 ( 資料 102) 資料 102 オートフィルで

成績表の例 ( 桁数調整 ) (1/2) 調整したい部分選択「ホーム」 → 「桁数調 整」 – 右クリックして書式設定しても良いが

成績表の例 ( 桁数調整 ) (2/2) 小数点以下 1 桁で揃えた ( 資料 103) 資料 103

成績表の例 ( 合否判定 ) (1/5) 評点 60 点以上合格、それ未満不合格 – IF 関数も利用して合否の表示 – COUNTIF 関数で合否人数の集計も

成績表の例 ( 合否判定 ) (2/5) やはりやり方はいくつもある 合否判定 (F2 セルの場合 ) – =IF(AVERAGE(C2:D2)>=60, " 合 ", " 否 ") – =IF(E2>=60, " 合 ", " 否 ") – =IF(60<=E2, " 合 ", " 否 ") – =IF(E2<60, " 否 ", " 合 ") – 境界値には注意 ( 未満、以下、以上、超 ) なるべく計算済みの結果を利用すると楽

成績表の例 ( 合否判定 ) (3/5) 合否人数の集計 – =COUNTIF(F2:F11, " 合 ") – =COUNTIF(F2:F11, " 否 ") 合計人数は迷うところ – 人数を数えるか、合否の合計を取るか =COUNTA(F2:F11) =SUM(F15:F16) – 何のための集計項目か? 入力した数式に間違いがないか確認の意味? であれば合否の合計の方がよい? 人数合計、合否人数合計の 2 項目あった方がベターか も?

成績表の例 ( 合否判定 ) (4/5) 模範解答の一例 ( 資料 104) 資料 104 オートフィルで

成績表の例 ( 合否判定 ) (5/5) 合否判定結果

成績表の例 ( 得点分布 ) (1/4) 「得点分布」ワークシート ( 資料 105) 資料 105 – 10 点区切りで人数集計 (○ 点以上、 ○+10 点未満 ) – 90 ~ 100 点の区間だけは 90 点以上 100 点以下 – 少し工夫が必要 ( 上限条件の列設ける )

成績表の例 ( 得点分布 ) (2/4) やはりやり方はいろいろだが D2 セル ( 中間の 0 ~ 10 点 ) の場合 – =COUNTIF( 成績 !C2:C11, ">=0")-COUNTIF( 成績 !C2:C11, ">=10") – =COUNTIFS( 成績 !C2:C11, ">=0", 成績 !C2:C11, "<10") オートフィルしたいのだが – 「成績 !C2:C11 」の行範囲が自動的に変わる $ をつけて行のみ絶対参照にして固定 列は中間、期末、評点で自動で変わってほしい – 文字列 ( 得点範囲 ) が自動で変わらない

成績表の例 ( 得点分布 ) (3/4) 絶対参照を使う – =COUNTIFS( 成績 !C2:C11, ">=0", 成績 !C2:C11, "<10") – ↓ – =COUNTIFS( 成績 !C$2:C$11, ">=0", 成績 !C$2:C$11, "<10") 文字列連結演算子「 & 」を使う – =COUNTIFS( 成績 !C$2:C$11, ">=0", 成績 !C$2:C$11, "<10") – ↓ – =COUNTIFS( 成績 !C$2:C$11, ">="&$A2, 成績 !C$2:C$11, $B2&$C2) あとはオートフィルで 人数合計は SUM 関数

成績表の例 ( 得点分布 ) (4/4) とりあえず、模範解答の一例 ( 資料 106) 資料 106

成績表の例 ( ヒストグラム ) (1/6) 中間 (D1:D11), 「グラフの作成」, 「集合縦 棒」

成績表の例 ( ヒストグラム ) (2/6) タイトルをクリックして編集 得点範囲がおかしい

成績表の例 ( ヒストグラム ) (3/6) 「グラフツール」, 「デザイン」, 「データ の選択」 – 横軸ラベル「編集」で「得点分 布 !$A$2:$A$11 」に

成績表の例 ( ヒストグラム ) (4/6) 同様にして、期末、評点も作成 ( 資料 107) 資料 107

成績表の例 ( ヒストグラム ) (5/6) 同様に中間~評点 (D1:F11) を選択しグラフ 化 – 「集合縦棒」、「 3-D 縦棒」それぞれ作ってみ る

成績表の例 ( ヒストグラム ) (6/6) あとは見易く、分かり易く調整を – タイトル、軸ラベル、 3-D の表示角、等々 – サンプル ( 資料 108) 資料 108 この手のグラフは分けた方が見易いかも?

成績表の例 ( 評価 ) (1/5) 秀優良可不可の 5 段階評定を行う – それぞれ 90,80,70,60,0 点以上 点数に対応した評価を探してきて 表示したい 昇順でソートされた 基準得点と評価の対応表を用意する 検索値

成績表の例 ( 評価 ) (2/5) VLOOKUP 関数を使う ( 詳細はヘルプ参照 ) VLOOKUP – VLOOKUP( 検索値, 範囲, 列番号, 検索の型 ) VLOOKUP – 範囲の左端の列から検索値を探す – 見つかった行の列番号で指定されたデータ返 す – 検索の型 TRUE にすると – 検索値未満の最大値を見つける FALSE にすると – 完全に一致するものを見つける – みつからなければ #N/A エラー値を返す 検索値と 比較する値 戻す値 列番号 2

成績表の例 ( 評価 ) (3/5) 「成績」ワークシート G2 セル – =VLOOKUP(E2, 評価基準 !A$2:B$6,2,TRUE) – 範囲の行は絶対参照で固定する – あとはオートフィルして完成

成績表の例 ( 評価 ) (4/5) 評価基準に人数分布を作成 – C2 セル =COUNTIF( 成績 !G$2:G$11,B2) オートフィルするので範囲の行を絶対参照で固定

成績表の例 ( 評価 ) (5/5) ここまでの結果 ( 資料 109) 資料 109

成績表の例 ( オートフィルタ ) オートフィルタ – 並べ替えやデータの抽出が簡単にできる – 見出しを選択して – 「データ」 → 「フィルタ」

並べ替えの際の注意 並べ替えると元の並び順が失われる !!! 元に戻すには – 「元に戻す」を使う – あらかじめ元の並び順の情報を入れておく 出席番号等

ウインドウ枠の固定 見出し行をスクロールさせないようにで きる – 大きな表、表示する際に便利 – 見出し行に合わせ「表示」, 「ウインドウ枠の 固定」 見出し行が スクロールせずに残る

成績表の例 ( 最終結果 ) 資料 110 資料 110

得点分布の集計 ( 別の方法 ) FREQUENCY 関数を使う方法 FREQUENCY – 配列数式を使うので若干難解? 配列数式 分析ツールのヒストグラム機能を使う方 法 分析ツール – 集計結果を生成する – 元の表を変えたら要作り直し Google 等で検索してみましょう – 「 Excel FREQUENCY 関数」 Excel FREQUENCY 関数 – 「 Excel 分析ツール ヒストグラム」 Excel 分析ツール ヒストグラム

どうやって探すのか? 以下の状況でどうやって見つける? – FREQUENCY 関数なんて知らない – 分析ツールなんて知らない 検索キーワードを工夫する – 「 Excel 成績表 人数分布」 Excel 成績表 人数分布 – ↑ 検索キーワードをスペースで並べると – AND (= すべてのキーワードを含む ) 検索になる