情報処理基礎 A ・ B 第 5 回 プログラミング入門 操作の自動化を実現する仕組み. 2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 2 本日の内容 処理の自動化~プログラムの概念 ハードウェアとソフトウェア プログラミング言語 Excel における処理の自動化 入力支援の機能 分析ツール.

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情報処理基礎 A ・ B 第 5 回 プログラミング入門 操作の自動化を実現する仕組み

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 2 本日の内容 処理の自動化~プログラムの概念 ハードウェアとソフトウェア プログラミング言語 Excel における処理の自動化 入力支援の機能 分析ツール マクロ言語( VBA )によるプログラミング

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 3 ハードウェアとソフトウェア ハードウェアの構造 5大装置(5大機能) ソフトウェアによるハードウェア制御 CPU(マイクロプロセッサ)の動作 → 抽象化された記号で表記 ソフトウェア表記のレベル マシン語・アセンブリ言語(低級言語)・ 高級言語・フローチャート・アルゴリズム

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 4 プログラミング言語の種類 高級言語(高水準言語)の種類 汎用言語 Fortran,Cobol,PL/I,BASIC,Pascal, C,C++,Lisp,Prolog, Java,AWK,Perl,Tcl,Ruby など 特定目的のための専用言語 SAS,SPSS,TSP,S,Mathematica, DYNAMO, TeX,HTML,PostScript など

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 5 プログラミング言語の特徴 CPUの働きをより人間の言葉(英語風の文 法)に近い表現で制御する 変数(英数字の記号によるデータの表現) (予約された,使用目的の定められた) キーワード (条件判断や反復処理のような)制御構造 副手続き(サブルーチン・プロシジャ・関 数)の定義による構造化(処理の分担)

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 6 Excel における主な自動化機能 入力支援 オートフィル オートフォーマット 集計・統計処理支援 分析ツール ピボットテーブル ゴールシーク プログラミング機能 マクロ( VBA )

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 7 VBA ( Visual Basic for Applications ) Excel や Word 等のマクロ(自動処理)を表記 するための BASIC 言語 言語のベースは BASIC 各アプリケーションの操作を制御する拡張 仕様 → 数値・文字以外に「オブジェクト」 を扱える

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 8 BASIC の基本(1) 変数と計算式 変数は,英字で始まる文字列で表記 大文字小文字は区別されない 数値はそのままの表記と科学表記(1.2 e 3 → 1.2 x 10 3 と読む) 文字データはダブルクオート “ で括って区 分 四則計算は Excel の式と同様 「変数 = 式」の形式で計算結果を記憶

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 9 BASIC の基本(2) IF 構文による条件判断 IF 条件式(比較式) THEN 【条件式が正しい時のアクション】 ELSE 【条件が正しくない時のアクション】 ENDIF FOR ~ NEXT 構文による反復 FOR 変数=最初の値 TO 最後の値 【反復する文】 NEXT

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 10 BASIC の基本(3) SUB ~ END SUB による手続き(プロシ ジャ)の定義 SUB 手続名() 文の並び END SUB

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 11 Excel の VBA における拡張 アプリケーション操作 メニュー操作(コピーや貼り付けなど) 操作手順の記録・再生 セル内のデータの読み取り・書き換え Worksheets( “ シート ” ).Range( “ アドレス ” ).Value Worksheets( “ シート ” ).Cells( 行番号, 列番号 ).Value

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 12 VBA マクロの作成手順 ( Excel の場合) コンピュータウィルスの予防のためのセキュリティ レベルが「高」となっている場合は動作しない。 【ツール】メニュー → 【マクロ】 → 【セキュリ ティ】でセキュリティレベルを「中」に変更して おく。 Excel を再起動(いったん終了して再度起動)。 【ツール】メニュー → 【マクロ】 → 【 Visual Basic Editor 】 ( Visual Basic Editor ウィンドウの)【挿入】メ ニュー → 【標準モジュール】 テキストエディタの中にプログラムを入力していく 入力を終えたら, Excel のウィンドウに戻って 【ツール】メニュー → 【マクロ】 → 【マクロ】 で,作成したプログラムを指定して【実行】

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 13 練習問題(提出不要) 授業の HP にある見本をダウンロードして実行 動作しない場合はセキュリティレベルを変 更 別紙資料の説明にしたがって,基本的なプロ グラムの作成練習

2004/11/16 ・ 17 情報処理基礎 A ・ B 14 次回は... ( 2004/11/24 のクラス B は休講 → 進度調整のため) 続・ワープロソフト入門 構造を持った文章の作成 スタイル設定による構造化 アウトラインモードによる構造の編集 文章作法 分かりやすい構造 分かりやすい文章 図表の使い方 出典の書き方 目次・注釈・索引の作り方