データベースを体験しよう
データベース データをまとめて管理する仕組み – データを整理整頓して管理すると、 いろいろな目的で活用できる データベースの例 – 料理データベース – 座席予約 – 図書館の貸出 データベース 管理システム データベース 名簿データ 料理データ 食材データ 在庫管理 システム DBMSDBMS 献立管理 システム
データベース管理システム データベースの運用管理を目的とした 機能を提供するシステム 現在は関係データベースが主流 データベース管理システム データベース 名簿データ 料理データ 食材データ 在庫管理 システム DBMSDBMS 献立管理 システム
関係データベース 表形式でデータを扱う 表はテーブルと呼ぶ 1件ずつのデータはレコード、データの項目は フィールドと呼ぶ フィールド レコード テーブル
関係データベース 複数の表を組み合わせてデータを管理する 商品コード売上日曜日時間帯性別年齢層 G61484/1日朝男若者 J09404/1日朝女若者 商品コード商品名内容量メーカー価格 C4009チキンヌードル<カレー味>22gみずうみ製麺150 C6390担々ヌードル25gみずうみ製麺150 C7320トマトヌードル23gみずうみ製麺150 例:コンビニのデータベース 売上データ 商品データ
関係データベースの演算 表から目的のデータを取り出す 基本的な演算 – 射影:指定したフィールドを取り出す – 選択:指定したレコードを取り出す – 結合:2つ以上の表を結びつける
サクセス(sAccess)の利用 データベースの基本演算を体験します サクセス
データベースの選択 1.プリセットDB選択で 「コンビニ」を選ぶ 2.[プリセットDB選択] ボタンをクリックする
表(テーブル)について プリセットのデータベースは、 複数のテーブルになっています 「コンビニ」データは次の2つ – 売上データ:コンビニの売上げデータ – 商品データ:商品の内容について
売上データ コンビニの売上データ
商品データ 商品に関するデータ
表(テーブル)を確認しよう 起動時は売上テーブルの みが表示されています テーブル表示のコマンド 「表示 売上データ」が、 命令ブロックにあります
開始画面
操作部分 命令を入れる部分 入力されたコマンドは、 コマンドブロックとして 追加されます ブロックのコマンドを 編集することもできます
他のデーブルの確認 (命令の修正) 文字部分をクリックす ると、コマンドを編集 することができます 『売上データ』を『商 品データ』に変更し、 変更ボタンをクリック しましょう テーブルの表示以外の命令 の修正もこの方法で行うこ とができます。
変更後の画面 画面の右側に、修正または入力された命 令を実行した演算の結果が表示されます 演算結果
データを検索してみましょう 商品データを元に、 いろいろな条件で商品を探してみよう!
命令を入力してみましょう 1.コマンド入力部分に 「選択」と入力して みましょう 2.入力をしたあと、 「追加」ボタンを クリックします 3.命令を入力すると、 操作ブロックが、 追加されます 「選択」と入力し 「追加」ボタンを クリック
データ処理画面 命令を入力すると、画面の右側に、命令 を実行した演算の結果が表示されます 今回の「選択」という命令は、間違っている ので、エラーが表示されてます
命令の訂正 1.命令を訂正するときは、 操作ブロックの文字の 部分をクリックします 2.色が変化します 1.操作ブロックの内容を 「選択 価格 150」 に書き換えます 2. 「変更」ボタンを クリック 「選択 価格 150」 と入力し「変更」ボタン をクリック
命令の訂正 正しい命令になると、 データ処理の結果も変化します
注意!! ブラウザの「戻る」ボタンを 押してはいけません コマンドの入力を間違えたときは、 先ほどの要領で、訂正をしましょう
コマンドの削除 演算を学ぶ前に、 コマンドを削除して おきましょう コマンドの削除は チェックを入れて、 「削除」ボタンを クリックします
データ処理を体験しよう まず最初に 「選択」と「射影」の演算について 学んでいきましょう
例題1 選択をしましょう 「やまと製茶園」 の商品を選ぶ方法 図の黄色くなって いる商品を演算に より選びます
選択の命令 選択の命令:「選択 フィールド名 キーワード」 内容量(フィールド)の 中の特定のキーワードを 指定するときは、空白を あけます
入力する命令 (1) 1.入力欄に「選択 メーカー やまと製 茶園」 を入力してみ ましょう 2. 「追加」ボタンを クリックします 「選択 メーカー やまと製茶園」 と入力し「追加」ボタンをクリック
命令入力後の画面 操作ブロックが 追加されます 左側に、データ処理後の状態が表示されます。
確認しましょう フィールドの数は ( ) レコード数は ( ) メーカーの表示に注目してみましょう レコード数が表示されている
確認しましょう フィールドの数は ( 5 ) レコード数は ( 6 ) メーカーの表示に注目してみましょう メーカーは「やまと製茶園」になってい ます。 レコード数が表示されている
確認しましょう フィールドの数は ( 6 ) レコード数は ( 30 ) 曜日の表示に注目してみましょう – 曜日は全部「日」になっています レコード数が表示されている
例題2 射影をしましょう 続いて、 「商品コード」「時間帯」「年齢層」の フィールドだけを表示しましょう
射影の命令 射影の命令:「射影 フィールド名」 フィールド名を 複数並べるときは、 「、」で区切ります
入力する命令 2 入力する命令 「射影 商品コード、 商品名」 入力したら、 「追加」ボタンを クリックします 「射影 商品コード、商品名」 と入力し「追加」ボタンをクリック
確認してみましょう 表示されているフィールド名を確認しましょう – 命令に入っているフィールドが取り出されています
データ処理画面の確認 右から左に画面を見ていくことで、 データ処理の変化を確認することができます 命令が表示されている 選択 射影 演算前の最初の テーブルの状態 射影のデータ 処理結果 選択のデータ 処理結果
入力した命令の確認 今回、入力した命令 – ステップ1 やまと製茶園の商品を 取り出す – ステップ2 商品コードと商品名の フィールドを表示する
データ処理の結果 最後に表示されているデータはどんな データでしょうか? やまと製茶園の 商品について、 商品コードと商品名 が表示されている
練習問題をしてみましょう 「選択」と「射影」について、 練習問題をしてみましょう
練習問題の前に 今用意されている 命令を消しましょう 1.入力した命令すべて にチェックをいれる 2. 「削除」ボタンを クリックする
練習問題の答え方 問題の指示にしたがって、 目的のデータを表示するコマンドを考えて 入力していきましょう 解答欄に問題の答えを記入しましょう 何の命令を入力したか プリントに書いておきましょう – 命令は1つだけのときもあれば、 いくつかの命令を組み合わせるときもあります
Q.1 メーカーが「ユウヒ飲料」の商品を 表示させましょう レコード数を記入しましょう
A.1 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー ユウヒ飲料 レコード数:2件 メーカーのフィールドには 「銀河製菓」「ユウヒ飲料」「みずうみ製麺」 などがあります この中から「ユウヒ飲料」だけを選ぶので、 レコードの数が減ります このような操作をおこなうときは 「選択」のコマンドを使います
Q.2 商品名と価格のフィールドだけ 表示しましょう 解答の前に、不要 な命令を削除して おきましょう
A.2 入力するコマンド 表示 商品データ 射影 商品名、価格 最初のフィールドは 「商品コード」「商品名」「内容量」「メー カー」「価格」です この中から、「商品名」と「価格」を選ぶと、 表示されているフィールドが減ります このような操作をおこなうときは、 「射影」のコマンドを使います
Q.3 メーカーがやまと製茶園で、 150円の商品を表示しましょう 150円は 何のフィールドですか? キーワードは どうなりますか?
A.3 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー やまと製茶園 選択 価格 150 選択を2回行います 問題には「 150 円」としか書いてありませんが、 「選択 150 円」ではどこのフィールドか不明です また、キーワードはデータにあわせて 「 150 」にしておく必要があります
Q.4 価格が150円のデータを選び、 商品名、内容量、メーカーだけを 表示しましょう 商品名、内容量、メーカーは フィールド名です。
A.4 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 価格 150 射影 商品名、内容量、メーカー 選択と射影を行います 「商品名」、「内容量」、「メーカー」は、 フィールド名ですから、射影を使います
例題3 結合をしましょう 結合の使い方を学びましょう 結合の命令を入力する前に、 商品コードと商品名を表示しておきましょう
結合をしてみましょう 売上日のデータを表示してみましょう 「選択」と「射影」は、最初に表示され ている 商品テーブルに対して、データ処理を行 なっています 商品テーブルには、売上日のフィールド はありません 売上日のフィールドは、売上データテー ブルにあります
売上データテーブルの確認 「売上日」は、 商品データテーブルに しかありません 「商品データ」は、 商品テーブルにも あります
結合の命令 結合の命令:「結合 テーブル名」 結合の相手先の テーブルの名前を 入力します
入力する命令 3 結合の命令 「 結合 テーブル名」 他のテーブルにあるデー タと結合するときは、相 手のテーブル名を入力し ます 両方のテーブルにある、 フィールドでデータが つながります 「結合 売上データ」と入力し 「追加」ボタンをクリック
確認してみましょう フィールドの数 ( ) レコード数 ( ) 表示されているフィールドを 確認してみましょう
確認してみましょう フィールドの数 ( 7 ) レコード数 ( 163 ) 表示されているフィールドの名前を 確認してみましょう – 売上データにあった、フィールドがふえています – レコードの数は売上テーブルの件数になっています
入力した命令の確認 今回、入力した命令 – ステップ1 商品コードと商品名を 表示 – ステップ2 売上データと結合する
データ処理の結果 最後に表示されているデータは どんなデータでしょうか?
データ処理の結果 売上データの内容に、 商品名が一緒に表示されている
練習問題 結合を使う、練習問題をしましょう
練習問題の前に 今用意されている 命令を消しましょう 1.命令すべてに チェックをいれる 2.「削除」ボタンを クリックする
Q.5 銀河製菓の商品について、 売上の状況をみてみましょう レコード数を書きましょう 商品名のあるテーブルはどれでしょう か?
A.5 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー 銀河製菓 結合 売上データ レコード数:50件 売上の状況は、 売上データを結合することでわかります
Q.6 日曜日に売れている商品について、 表示しましょう
A.6 入力するコマンド 表示 商品データ 結合 売上データ 選択 曜日 日 最初の段階で結合を行っておかないと、 曜日での選択ができません
Q.7 売上データから、 商品名とメーカーと時間帯を 表示しましょう
A.7 入力するコマンド 表示 売上データ 結合 商品データ 選択 商品名、メーカー、時間帯 「時間帯」のフィールドは、 商品テーブルにはありません 最初の段階で結合を行っておかないと、 時間帯を選ぶことができません
Q.8 深夜に売れている商品について、 商品名とメーカーと年齢層を 射影しましょう
A.8 入力するコマンド 表示 売上データ 選択 時間帯 深夜 結合 商品データ 選択 商品名、メーカー、時間帯 「時間帯」のフィールドは、 商品テーブルにはありません 結合を行うことで、時間帯で絞り込んだ 商品の情報を表示できます