こさっきー クラウドの一般的なご紹 介
目次 1. クラウドとは? 2. なぜクラウドって生まれたの? 3. クラウドってナニが新しいの? 4. クラウドのメリット・デメリット 「クラウド、クラウドって、 “ 雲をつかむような ” 話 だねー」 「昔からあったでしょう?そんな話」 「クラウドって、 SaaS (ソフトウエア・アズ・ ア・サービス)と何が違うのか?」
クラウドとは? SIベンダが アプリを開発 HaaS/IaaS (Amazon AWS) PaaS (Google App Engine Microsoft Azure Force.Com) ユーザが用意された設定画面で 自分でカスタマイズ SaaS (Salesforce CRM Google Apps Windows Live) 従来方式 SIベンダが インフラ構築 アプリを開発 ・サーバを大量に保有して、利用資源の従量課金制で商売するサービス。 → 従来の一般的なIDCが固定課金制であるのと異なる。 ・仮想化などにより、複数のサーバを複数利用者で共用するマルチテナン ト型。 ・アプリ開発に有用なサービスを用意しているが、アプリ自体は提供しな い。 → 従来のASP(シングルテナント型)と異なる。 ・利用資源を、サービス稼動中に動的に変動できる(スケールアウト可 能)。 ハードウェア(サーバ、ストレージ、ネットワーク) 基本ソフトウェア(OS、ミドルウェア) API(DB、認証、通信等) サービス(CRM、メール等) クラウド
・サーバを大量に保有して、利用資源の従量課金制で商売するサービス。 ・仮想化などにより、複数のサーバを複数利用者で共用するマルチテナン ト型。 ・アプリ開発に有用なサービスを用意しているが、アプリ自体は提供しな い。 ・利用資源を、サービス稼動中に動的に変動できる(スケールアウト可 能)。 ・サーバを大量に保有して、利用資源の従量課金制で商売するサービス。 ・仮想化などにより、複数のサーバを複数利用者で共用するマルチテナン ト型。 ・アプリ開発に有用なサービスを用意しているが、アプリ自体は提供しな い。 ・利用資源を、サービス稼動中に動的に変動できる(スケールアウト可 能)。 上記3社が本業をやる中で、オマケ的に発生したサービス なぜクラウドって生まれたの? Google App Engine ①元々、自社でビジネスしてるんだけど、サーバが一杯あって、 これを使って新しいビジネスができないかなぁ? ②どのサーバも常に100%稼動してるわけではないし、空いて いる資源を切り売りしたらどうだろう?
・サーバを大量に保有して、利用資源の従量課金制で商売するサービス。 ・仮想化などにより、複数のサーバを複数利用者で共用するマルチテナン ト型。 ・アプリ開発に有用なサービスを用意しているが、アプリ自体は提供しな い。 ・利用資源を、サービス稼動中に動的に変動できる(スケールアウト可 能)。 ・サーバを大量に保有して、利用資源の従量課金制で商売するサービス。 ・仮想化などにより、複数のサーバを複数利用者で共用するマルチテナン ト型。 ・アプリ開発に有用なサービスを用意しているが、アプリ自体は提供しな い。 ・利用資源を、サービス稼動中に動的に変動できる(スケールアウト可 能)。 分散データベース技術 従来DB( ACID 型) Load Balancer Web ・・・・ AP ・・・・ DB スケールアウト可能 アクセス集中でDBサーバ の処理性能を超えると破綻 クラウドでの分散DB( Key-Value 型) Load Balancer Web ・・・・ AP ・・・・ スケールアウト可能 アクセス負荷の増加に伴い、 DBサーバも増やせる DB ・・・・ クラウドってナニが新しいの?
クラウドのメリット・デメリット ● メリット ・ハードウェアの購入費用、インフラ設定費用などの初期投資が不要。 ・サービス運用中のサーバ運用費用が不要。 ・急激なアクセス集中で処理能力を上げる必要が出た場合、ハード手配やインフ ラ設定 などの時間を要さずに、必要に応じて利用資源(CPU、ディスク、回線)を 増強できる。 → 自社持ちの固定費を、変動費化して、財務状況を改善できる可能性がある。 ・自社でのハードウェアの買い替えなしに、最新のITパワーを利用できる。 ● デメリット、疑問点 ・動作環境がブラックボックスになり、トラブルの原因調査や対処が困難。 ・企業データが外部に保管されることになり、情報漏えいなど、セキュリティ面 で心配。 ・MicrosoftのOS独占以上に、クラウドプロバイダ企業による囲い込 みの危険がある。 ⇒ Google App Engine では Google Earth は作れない! ・クラウド側の異常(通信異常、システム異常、企業倒産)で、サービスが利用 できなくなる。 ・海外サーバで動作している場合は、通信遅延が発生する。 ・他環境に移行する場合に、データの移行が大変(大量データの一括処理が苦 手)。 ・分散DBは、更新内容の即時反映ができない。クエリ条件も限定される。