仮想化システムを用いて 複数のOSを動かす 2004/06/24 仮想化システムを用いて 複数のOSを動かす 鹿児島大学学術情報基盤センター 下園幸一 simozono@cc.kagoshima-u.ac.jp 第一回産学官共同セミナー
仮想化ソフトとは PC上で動作する動作する、PC/AT互換 機エミュレータ PC上に「仮想的なPC」を作るということ PC PC
何がうれしいのか? OS毎に複数台のPCを用意しなくてもよい 開発ソフトウェアの動作確認 仮想PC同士でネットワークを組むことができる WindowsXP/Vista/7 仮想PC同士でネットワークを組むことができる ネットワークの動作確認 Windows2003 Server HUB WinXP Win7 1台のPCで実現可能
何がうれしいのか? ちょっと…を試してみたい ヘルプディスクに 社員教育に 営業デモに マシンを1台潰すのはイヤだ WindowXPやWindows7, Windows Vista ヘルプディスクに 「Window7での…の操作がわかりません」 「Office 2007 で… Office 2010 で…」 「WindowsVistaのコントロールパネルで…」 社員教育に ではWindows7のインストールをやってみましょう、 次にCentOS のインストールを… 「…のインストール方法」の練習 営業デモに サーバ/クライアントシステムを一台で組める
仮想化ソフト(デスクトップ用) Vmware Workstation Vmware Player Oracle VM Virtual BOX 売り物 (アカデミックでは2万以下) ゲストOSとして Windows 系, Linux 系, FreeBSD 系 Vmware Player フリー スナップショット機能がない Oracle VM Virtual BOX Vmware Workstation とほぼ互角だが、いくつか制 限あり Windows Virtual PC Windows7の機能 ゲストOSは Windows のみ
仮想化ソフト(サーバ環境) 複数のサーバ機を仮想化システムとし、 複数のサーバを動かす VMware vsphere KVM Xen 定番だがライセンスが高い KVM Linux で標準装備 Xen Linuxで標準装備 商用版もある (Citrix XenServer) Hyper-V Windows Server 2008 で標準装備
学術情報基盤センターの仮想化システム紹介
基盤センターの仮想化システム 教育研究用計算機システムの一部として調達 必須要件 ハードウェア構成 2009年~ 仮想化システム 旧サーバで行っていたホスティングサービスの継承 実マシンの停止でもサービスの継続 ハードウェア構成 30数台の仮想マシンを動作させることを想定 実マシン:富士通社製PRIMEGY RX300S4(Xeon 5460×2, MEM:12GB)×4台 仮想マシン用ディスク: RAID6, SAS, 実効容量3TB(FCでSAN) 2010/09/10
仮想マシンの稼働状況 計 34台が稼働中 学共施設A専用WEB サーバ:1台 DNSサーバ: 6台 Webサーバー 全学 3台 基盤センター: 3台 部局ホスティング: 3台 ADサーバ:3台 教員情報システム:2台 セキュリティ対策: 2台 その他:8台 学共施設A専用WEB サーバ:1台 学共施設B専用WEB サーバ:1台 学部C専用WEBサーバ: 1台 学共施設D専用WEB サーバ:1台 計 34台が稼働中 2010/09/10
構成図(ちょっと古い)
なにがうれしいのか? 資源の有効利用 メンテナンスが楽 新しいハードウェアを買わなくてよい 雛形から、すぐ新しいサーバを構築可能 失敗したら、また雛形から作成可能 スナップショットをバックアップ ハードウェアを交換しても仮想OSは、その まま移行可能 ライブマイグレーションで運用中もホスト OSのメンテナンス可能
基盤センターの部局専用サーバホスティングサービス 部局からの申請により仮想サーバを提供 します。 雛形として CentOS 5, CentOS 6, Ubuntu 10.04 申請書 http://www.cc.kagoshima-u.ac.jp/service/docs/shinseisyo/vm- hosting.pdf 記事(基盤センター年報 2009 No. 5) ホスティング/ ハウジングサービスについて http://www.cc.kagoshima- u.ac.jp/about/docs/ccc_annual_report_2009_no5/5- hostingservices.pdf