科学技術からはじまるアート ~創造する研究者たち~ アルバロ カシネリ 東京大学情報理工学系研究科 助教 石川・小室研究室
プロフィール 国籍 ウルグアイ 略歴 1972年 ウルグアイ生まれ 2000年 パリ第11大学画像物理グループ ウルグアイ 略歴 1972年 ウルグアイ生まれ 2000年 パリ第11大学画像物理グループ 博士課程修了 2002年 独立行政法人科学技術振興機構研究員 2005年 東京大学大学院情報理工学系研究科 システム情報学専攻助手 2006年 同助教 活動分野 インタフェース、メディアアート 受賞歴 平成17年度第9回文化庁メディア芸術祭 アート部門大賞受賞
コンセプト 自然界からの 発想の恩恵 問題解決を 図るとき・・・ 技術的な知識 「創造すること」は2つの側面を持つ: - 道具 - 道具 - 世界を表現すること
科学とアートを探求する、2つの考え方 ①人工アンテナ ・Haptic radar (義眼、アート) ・Smart Laser Scanner (入力装置、アート) ②「積み木状のデータ」としての映像 ・ Khronos Projector (アート) ・Volume Slicing Display (医療分野での可視化) David Tinapple "video cube" a "flipbook"
①人間と機械のための人工アンテナ 2つの側面: ・人間による昆虫の機能の模倣 ・昆虫の世界の経験
目が不自由な方が付けたら…
もし舞台で使われたら… ・(a) 舞踏で目線を合わせなくても正確にシンクロが可能 ・(b) 暗闇の中でもダンサー同士のコミュニケーションが可能 (a) (b)
機械に毛が付いたらどうなる? 入力 (動きを認識) 出力(レーザーで文字を書ける) レーザービームに よって実現!
デモビデオ
②「積み木状のデータ」を操作 3次元のデータを操作する方法は 数多くある(科学や医療の分野での 可視化手法) …しかし、ありのまま直観的に Plasma physics simulations 3次元のデータを操作する方法は 数多くある(科学や医療の分野での 可視化手法) …しかし、ありのまま直観的に データを「彫刻」することは 出来るだろうか? Sidney Fels, Kenji Mase & Eric Lee Video Cubism (1999)
押すと時間が変化するスクリーン →映像を「彫刻する」体験 Khronos Projector (deformable screen and video volume)
the khronos projector
医療情報処理 のための別の 装置 主に医療用途での 利用を想定
デモビデオ
アート方面での使用も考えられる: ・ダンサーの体の表面に映像を投影するとき
まとめ これからも「創造する研究者」でありたいと思います