~補助記憶装置~  主記憶装置に記憶されるデータは,パソコンの電源を切ると記憶内容が消えてしまう。また,容量にも限界があるので,補助記憶装置にデータを記憶させる。補助記憶装置はパソコンの電源を切っても記憶内容は消えない。補助記憶装置の内容は主記憶装置上で利用することができる。 電源OFF 電源OFF.

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~補助記憶装置~  主記憶装置に記憶されるデータは,パソコンの電源を切ると記憶内容が消えてしまう。また,容量にも限界があるので,補助記憶装置にデータを記憶させる。補助記憶装置はパソコンの電源を切っても記憶内容は消えない。補助記憶装置の内容は主記憶装置上で利用することができる。 電源OFF 電源OFF  主記憶装置に・・・(主記憶装置までの説明を読む)クリック6回 補助記憶装置は・・・(補助記憶装置の説明)クリック7回 主記憶装置 補助記憶装置 データ保存 データ保存

~補助記憶装置の種類~ フロッピーディスク ハードディスク装置 MO DVD-ROM,DVD-R,DVD-RAM MO 補助記憶装置は,用途に応じて使い分けます。持ち運びが便利で手軽に使えるフロッピーディスク,高速で大容量記憶可能なハードディスク, コンパクトで大容量,長時間動画や音声データを記憶することができ,今後補助記憶装置として注目されているDVD,フロッピーディスク より大容量で,持ち運びも便利だが,書き込み速度はハードディスクより遅い。 DVD-ROM,DVD-R,DVD-RAM MO

~ハードディスク装置のしくみ~ トラック 磁気ディスクの円盤上に同心円状に設けられた記憶容量。各トラックの記憶容量は同じ。 セクタ トラックを20個程度に分割したもの。読み書きの最小単位。 パソコン本体に・・・(説明を読む)クリック トラックの説明クリック セクタの説明クリック パソコン本体に組み込まれている複数の円盤状のディスク 大容量,高速アクセスが可能

~ハードディスク装置のしくみ~ アクセスアームが水平移動し目的のシリンダに磁気ヘッドを位置付けデータの読み書きをする。 アクセスアーム 同時にアクセスできるトラックの集まり ハードディスク装置の説明 クリック シリンダの説明 クリック2回 アクセスアームの説明 クリック 磁気ヘッドの説明  クリック アクセスアーム・・・(説明を読む) 磁気ヘッド データの読み書きをする

~フロッピーディスク装置のしくみ~ 磁気ディスクの一種で,大きさは3.5インチ(約9cm),約1.44MBの記憶容量。大容量のデータは保存できないが,持ち運びに便利。他の補助記憶装置に比べ,アクセス時間が長い。 トラック フロッピーディスク装置の説明 クリック 磁気ディスク・・・(読む) クリック フロッピーディスクの表示  クリック2回 トラックの説明 クリック セクタの説明 クリック フロッピーディスク・・・(読む) セクタ フロッピーディスクを初めて使用する場合は,初期化(フォーマット)することにより,セクタを作りデータを記憶することができる。

~記憶容量の計算~ 記憶容量 =(1トラックの記憶容量) × (1シリンダのトラック数) × (1パックのシリンダ数) 記憶容量  =(1トラックの記憶容量) × (1シリンダのトラック数) × (1パックのシリンダ数)  1トラックあたりの記憶容量が5,120バイト,1シリンダ25トラック, 1パック150シリンダの磁気ディスクの記憶をもとめなさい。 問題1 1トラックの記憶容量 5,120バイト 1パック150シリンダ 記憶容量の計算式の説明 クリック 問題1を読む クリック 1トラックの記憶容量5120バイト クリック 1パック150シリンダ クリック 1シリンダ25トラック 記憶容量の計算 1シリンダ25トラック 5,120 × 25 × 150 = 19,200,000B                 = 19.2MB

~記憶容量の計算~ 1トラックあたりの記憶容量が2,000バイト,1シリンダ15トラック,  1トラックあたりの記憶容量が2,000バイト,1シリンダ15トラック, 1パック180シリンダの磁気ディスクの記憶をもとめなさい。 問題2 1トラックの記憶容量 2,000バイト 1パック180シリンダ 1シリンダ15トラック クリック 問題2を読む。クリック 1トラックの記憶容量は2000バイト クリック 1パックは180シリンダ クリック 1シリンダ15トラック クリック 計算式の表示  2,000 × 15 × 180 = 5,400,000B                = 5.4MB

~ハードディスク装置のアクセス時間~ 平均シーク時間 + 平均回転待ち時間 = 平均待ち時間 回転待ち時間(サーチ時間) 位置決め時間(シーク時間) シーク時間の説明 クリック2回 サーチ時間の説明 クリック クリック データの・・・(説明を読む) クリック 平均待ち時間の計算式の説明 アクセスアームを動かして目的のシリンダに移動するまでの時間 ディスクが回転して磁気ヘッドに目的のレコードが移動するまでの時間 データの位置によって「シーク時間」と「サーチ時間」は異なるので,平均値を用いる。 平均シーク時間 + 平均回転待ち時間 = 平均待ち時間

~アクセス時間の計算~ アクセス時間 データ転送時間 目的のレコードを読み取ってデータ転送が終了するまでの時間 アクセス時間 →データの読み書きする時間 データ転送時間の説明 クリック アクセス時間の計算 クリック アクセス時間の説明クリック6回 アクセス時間 データ転送時間 平均シーク時間 平均回転待ち時間 平均待ち時間

アクセス時間 平均シーク時間 平均回転待ち時間 データ転送時間 平均待ち時間  平均シーク時間10ms,回転速度2,000回転/分,1トラック150,000Bの磁気ディスク装置から,25,000Bを読み取る場合のアクセス時間をもとめなさい。 問題3 1分間に2,000回転する → 「1回転に何ミリ秒かかるか」計算する 1. 平均回転待ち時間をもとめる 1回転時間 : 60 ÷ 2,000回転 = 0.03s                          = 30,000                        = 30 × 10-3                                   = 30ms 単位は「ms」にする 1 1000 × クリック 問題3を読む。 クリック 1.平均回転待ち時間をもとめます。クリック まず,1回転時間をもとめます。クリック 単位を「ms」にします。クリック 平均回転待ち時間は1回転時間の半分なので,クリック 1回転時間の30msを2で割って平均回転待ち時間を出すことができます。 平均回転待ち時間は,1回転時間の半分 平均回転待ち時間 : 30ms ÷ 2 = 15ms

アクセス時間 平均シーク時間 平均回転待ち時間 データ転送時間 平均待ち時間  平均シーク時間10ms,回転速度2,000回転/分,1トラック150,000Bの磁気ディスク装置から,25,000Bを読み取る場合のアクセス時間をもとめなさい。 問題3 2. データ転送時間をもとめる データ転送速度 : 150,000 × 2,000 ÷ 60 = 5,000,000                                 = 5 × 106b/秒 クリック2.データ転送時間をもとめます。クリック データ転送速度をもとめます。クリック データ転送時間をもとめます クリック 3.アクセス時間をもとめます クリック データ転送時間 : 25,000 ÷  5 × 106b/秒 = 0.005s                                  = 5 × 10-3                                                  = 5ms 3. アクセス時間をもとめる 10ms + 15ms + 5ms = 30ms 

 平均シーク時間30ms,回転速度5,000回転/分,1トラック30,000Bの磁気ディスク装置から,7,500Bを読み取る場合のアクセス時間をもとめなさい。 問題4 1. 平均回転待ち時間をもとめる 1回転時間 : 60 ÷ 5,000回転 = 0.012s                         = 12 × 10-3                                   = 12ms 平均回転待ち時間 :  12 ÷ 2 = 6ms 2. データ転送時間をもとめる データ転送速度 : 30,000 × 5,000 ÷ 60 = 2,500,000                                = 2.5 × 106b/秒 問題4を読む。クリック 1.平均回転待ち時間をもとめる。クリック 1回転時間をもとめる。クリック 平均回転待ち時間をもとめる 2データ転送時間をもとめる。クリック 3アクセス時間をもとめるクリック データ転送時間 : 7,500 ÷  2.5 × 106b/秒 = 0.003s                                  = 3 × 10-3                                                  = 3ms 3. アクセス時間をもとめる 30ms + 6ms + 3ms = 39ms