Part No...., Module No....Lesson No L17.2: IVRにおける防護の最適化

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Part No...., Module No....Lesson No L17.2: IVRにおける防護の最適化 Module title 国際原子力機関 診断およびIVRにおける放射線防護に関する修練教材 訳: 日本IVR学会放射線防護委員会 放射線診断とIVRにおける放射線防護 L17.2: IVRにおける防護の最適化 Part …: (Add part number and title) Module…: (Add module number and title) Lesson …: (Add session number and title) Learning objectives: Upon completion of this lesson, the students will be able to: … . (Add a list of what the students are expected to learn or be able to do upon completion of the session) Activity: (Add the method used for presenting or conducting the lesson – lecture, demonstration, exercise, laboratory exercise, case study, simulation, etc.) Duration: (Add presentation time or duration of the session – hrs) Materials and equipment needed: (List materials and equipment needed to conduct the session, if appropriate) References: (List the references for the session) IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title はじめに IVR治療は有害な確定的影響を及ぼしうる. そのような結果を避ける為,ICRPによる国際勧告を遵守することが不可欠である. 放射線防護の手段を有効に実施することが、術者および患者の被ばくを有意に減らす唯一の方法である. Explanation or/and additional information Instructions for the lecturer/trainer 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title 内容 IVRにおける確定的影響 ICRP 85年 NCRP 168 勧告 被ばく線量の低減法 Explanation or/and additional information Instructions for the lecturer/trainer 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title 概要 IVRで生じうる確定的影響とこれに関係する放射線防護に関する国際勧告を熟知すること. Lecture notes: ( about 100 words) Instructions for the lecturer/trainer 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Topic 1: IVRにおける確定的影響 Module title 国際原子力機関 診断およびIVRにおける放射線防護に関する修練教材 Part 17.2: IVRにおける防護の最適化 Topic 1: IVRにおける確定的影響 Part …: (Add part number and title) Module…: (Add module number and title) Lesson …: (Add session number and title) Learning objectives: Upon completion of this lesson, the students will be able to: … . (Add a list of what the students are expected to learn or be able to do upon completion of the session) Activity: (Add the method used for presenting or conducting the lesson – lecture, demonstration, exercise, laboratory exercise, case study, simulation, etc.) Duration: (Add presentation time or duration of the session – hrs) Materials and equipment needed: (List materials and equipment needed to conduct the session, if appropriate) References: (List the references for the session) IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

インターベンショナルラジオロジー(IVR) CT X線撮影 17.2: IVRにおける防護の最適化

1日に2回の冠動脈形成術の後,合併症のため,バイパスグラフト手術が行われた.被ばく線量  20 Gy (ICRP 85) (b) (a) (c) (d) (e) (a) 複数回の冠動脈造影と冠動脈形成術後6-8週 (b) 16-21週 (c) 術後18-21ヶ月に組織壊死を生じた (d) (c)の病変の拡大写真 (e) 皮膚移植後の写真  (写真はT. Shope & ICRP の厚意による) 17.2: IVRにおける防護の最適化

眼窩周囲AVMに対し2回の動脈塞栓術を3日間の間隔で施行した 総線量  8 Gy 塞栓後5-6週に生じた右後頭部の一過性脱毛  (W. Hudaのご厚意による). 3ヶ月後に再発毛 (以前より灰色) が確認された 17.2: IVRにおける防護の最適化

経頚静脈肝内門脈静脈シャント - TIPS - (b) (a) a) 3回のTIPS術後の患者の背部中央に生じた周囲の色素沈着をともなう硬化性脱色素プラーク こられの変化は手技の後2年間でも存在し,典型的な慢性放射線性皮膚炎と記載された (写真はNahass and Corneliusのご厚意による 1998) b) 背部中央の長方形の色素沈着に囲まれた潰瘍化プラーク 17.2: IVRにおける防護の最適化

Part No...., Module No....Lesson No Topic 2: ICRP勧告 85 Module title 国際原子力機関 診断およびIVRにおける放射線防護に関する修練教材 Part 17.2: IVRにおける防護の最適化 Topic 2: ICRP勧告 85 Part …: (Add part number and title) Module…: (Add module number and title) Lesson …: (Add session number and title) Learning objectives: Upon completion of this lesson, the students will be able to: … . (Add a list of what the students are expected to learn or be able to do upon completion of the session) Activity: (Add the method used for presenting or conducting the lesson – lecture, demonstration, exercise, laboratory exercise, case study, simulation, etc.) Duration: (Add presentation time or duration of the session – hrs) Materials and equipment needed: (List materials and equipment needed to conduct the session, if appropriate) References: (List the references for the session) IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

ICRP 85 オーバーチューブ装置から高レベルの散乱線を受けたIVR医の放射線誘発水晶体混濁 (写真はVañó et al. のご厚意による 1998). 17.2: IVRにおける防護の最適化

(a) (b) 術者の手が直接X線に被ばくする可能性のある透視下の脊髄刺激電極留置: (a) 術者の手がX線束内にある.この状態で照射されると、手は直接線の被ばくを受け,(b) 画面に写っている. (写真はS. Balterのご厚意による) 17.2: IVRにおける防護の最適化

特に重篤な障害は全て避けることができる! これらの障害の多くは避けられる 特に重篤な障害は全て避けることができる! 17.2: IVRにおける防護の最適化

血管造影 1990年代に50以上の報告がある 症例は100以上 未報告例はおそらく何千例も 17.2: IVRにおける防護の最適化

何が原因? 手技を行う医師に向けた放射線防護のトレーニングが実施されていない.例えば・・・ 循環器科医 泌尿器科医 消化器科医 整形外科医 血管外科医 災害外科医 小児科医 麻酔科医 17.2: IVRにおける防護の最適化

がん 小児では高リスク 17.2: IVRにおける防護の最適化

放射線皮膚障害 FDAに報告された透視下手技での皮膚障害 障害が生じた手技 症例数 ラジオ波心臓カテーテル焼灼術 12 ラジオ波心臓カテーテル焼灼術 12 化学療法の為のカテーテル留置  1 経頸静脈肝内門脈静脈短絡術 (TIPS)  3 冠動脈形成術  4 腎動脈形成術  2 複数回の肝・胆道手技 (血管形成術,ステント留置,生検など)  3 経皮的胆道造影と複数回の塞栓術  1 17.2: IVRにおける防護の最適化

インドにおけるPTCAの増加 (1989-1995). 17.2: IVRにおける防護の最適化

PTCA 1994年から1995年で20.5% の増加. 1999年 – ほぼ14,000例 1990年代には 5-10%の反復施行 (他部位に対して同一部位に3倍) 17.2: IVRにおける防護の最適化

主に僧帽弁バルーン拡張術 1995年から1996年で10.6% の増加 (2,879例から5,925例) 冠動脈以外の心臓インターベンション 17.2: IVRにおける防護の最適化

インド!将来の件数,装置の台数はどれほど増える? インドでは人口1,000人あたりのPTCAは 0.01件. これは日本の100分の1. インド!将来の件数,装置の台数はどれほど増える? 17.2: IVRにおける防護の最適化

1回の,もしくは短い間隔での複数手技によって組織にもたらされる急性被ばく線量は以下の障害をおこす: 1. 皮膚の紅斑: 2 Gy 2. 白内障: 0.5 Gy (2011年4月21日のICRP報告による) 3. 永久脱毛: 7Gy 4. 遅れて生じる皮膚壊死: 12 Gy 眼への長期間の被ばく (例えばIVR医で経験されるような): 5. 白内障は, 3ヶ月未満の期間での被ばくなら4 Gy, 3ヶ月以上の期間であれば5.5 Gyで生じる 17.2: IVRにおける防護の最適化

皮膚に生じる変化 2Gyの被ばく後数時間で生じる 早期の一過性発赤 (血管透過性の変化による)  10日後あたりから. 上皮細胞の壊死により生じる炎症の結果. 被ばく後8-10週くらいから,蒼白な色 調は皮膚の虚血を示す. 26週以降では毛細血管の拡張と壊死を生じる 主紅斑 晩期障害 17.2: IVRにおける防護の最適化

Part No...., Module No....Lesson No Topic 3: 被ばく線量の低減法 Module title 国際原子力機関 診断およびIVRにおける放射線防護に関する修練教材 Part 17.2: IVRにおける防護の最適化 Topic 3: 被ばく線量の低減法 Part …: (Add part number and title) Module…: (Add module number and title) Lesson …: (Add session number and title) Learning objectives: Upon completion of this lesson, the students will be able to: … . (Add a list of what the students are expected to learn or be able to do upon completion of the session) Activity: (Add the method used for presenting or conducting the lesson – lecture, demonstration, exercise, laboratory exercise, case study, simulation, etc.) Duration: (Add presentation time or duration of the session – hrs) Materials and equipment needed: (List materials and equipment needed to conduct the session, if appropriate) References: (List the references for the session) IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

防 護 17.2: IVRにおける防護の最適化

Part No...., Module No....Lesson No Module title 血管造影 線量コントロールの具体的方法 X線照射時間を限界まで短縮せよ - - - これは 患者と術者の被ばく低減の黄金則である. 体の厚い患者ほど線量率が高く,線量の蓄積も早いことを忘れるべからず. X線管球を患者からなるべく離すこと. 検出器をできるだけ患者に近づけること. 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title 幾何学的であれ電子的であれ拡大透視(撮影)を多用しすぎないこと. 体の小さな患者の手技や検出器を患者に近づけられない場合はグリッドを外すこと. つねに関心領域ぎりぎりまで絞りを入れること. 予想外に手技が長時間に及んだ場合は, 皮膚の同一部位に直接X線が連続してあたらないよう,患者の体位やX線照射野を変更するなど,X線束の角度を変える手段を講ずる. 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

多くの装置で, IVR手技中に線量率が変動する. 透視時間は,放射線障害の発生を予見する上では非常におおまかな指標となるにすぎない. 透視時間が同じであっても,患者の体格や手技の内容、例えば照射野の部位,照射角度,通常モードまたは高線量率モード,管球と患者の距離,撮影回数などによって,患者の最大皮膚線量は10倍も異なる. 17.2: IVRにおける防護の最適化

術者被ばくの制御 術者は防護エプロンを着用すること.遮蔽板を使用すること.自己の線量をモニターすること.そして自分の立ち位置と装置の配置を工夫して線量を最小限にする方法を知っていること. X線束が水平またはそれに近い場合,被ばく低減のため術者は検出器の側に立つこと. X線束が垂直またはそれに近い場合は,X線管球を患者の下に配置すること. 17.2: IVRにおける防護の最適化

Part No...., Module No....Lesson No Module title 血管造影 – 患者の防護 患者は,手技が放射線障害のリスクを伴うものであれば,被ばくリスクに関して説明を受けるべきである. 皮膚への推定最大累積線量が3Gy以上の場合、被ばく線量記録は保管されるべきである. 皮膚への推定皮膚線量が3Gy以上の全ての患者は被ばく後10-14日間経過観察されるべきである. 患者の主治医は放射線影響の可能性を知らされるべきである. 線量が症状を現すのに十分なものであれば,患者は術後に説明を受けるべきである. 反復する手技を認識するシステムが整備されるべきである 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title まとめ 線量低減の方法を用いることで、患者と術者の両者において確定的影響の発生を防止できる. ICRPおよびNCRPの勧告は,IVR手技を患者および術者の両者に安全な方法で施行するための骨子となるものである. Let’s summarize the main subjects we did cover in this session. (List the main subjects covered and stress again the important features of the session) 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources

Part No...., Module No....Lesson No Module title さらに詳しい情報を得るには Wagner LK and Archer BR. Minimising risks from fluoroscopic x rays. Third Edition. Partners in Radiation Management (R.M. Partnership). The Woodlands, TX 77381. USA 2000. Avoidance of radiation injuries from medical interventional procedures. ICRP Publication 85. Ann ICRP 2000;30 (2). Pergamon. Radiation Dose Management for Fluoroscopically-Guided Interventional Medical Procedures, NCRP Report No. 168, National Council on Radiation Protection and Measurement. Bethesda, MD. 2010 Interventional Fluoroscopy: Physics, Technology, Safety, S. Balter, Wiley-Liss, 2001 17.2: IVRにおける防護の最適化 IAEA Post Graduate Educational Course in Radiation Protection and Safe Use of Radiation Sources