情報探索入門 北海道大学附属図書館 (学生配布資料1ページ上) 皆さん、こんにちは わたしは附属図書館の○○です。どうぞよろしくお願いします。 講義にはいる前に、今日はコンピュータを使って実習をおこないますので情報メディアセンターのIDとパスワードを入力して画面を立ち上げておいてください。 IDとパスワードを持っていない方や、忘れてきた方は補助者が画面を立ち上げますので手をあげてください。 IDをパスワードを入力するとWindowsが起動しますので、左上の了解をクリックしてください。そうするとクラーク像がでてきますので真ん中のENTERのアイコンをクリックすると、情報メディア教育研究総合センターのホームページがでますのでそのままの状態にしておいてください。 (ここで、配布資料の確認と説明をしておく。 「情報探索入門」は前のスクリーンと一緒のもの。 「OPACで資料を探すには?」は、講義では使用せず、実際に自分で資料を探すときに使うもの。 アンケートは最後に回収することを伝える。)
・文献とは何か 図書館で所蔵している文献 ・文献を探す 北大の蔵書を探す 全国の蔵書を探す ・ILLサービスについて ・学術文献を探す -講義内容- ・文献とは何か 図書館で所蔵している文献 ・文献を探す 北大の蔵書を探す 全国の蔵書を探す ・ILLサービスについて ・学術文献を探す (学生配布資料1ページ下) 「情報探索入門」では、これから皆さんが大学で勉強をしていく上で必要となる「情報」の探し方の基本を説明いたします。 本日の講義内容は 文献とは何か、図書館で所蔵している文献の種類などについて説明し、次にパソコンを使って実際に文献を探すことを実習しながら進めていきます。 次に図書館間相互協力ILLサービスについて、 最後に学術論文を探して入手する方法についてご案内します。
授業でレポート課題が提出されたら… レポートのテーマに関する図書や論文、新聞記事、統計資料等の資料収集 すでに誰かが研究していないか調査 自説を展開することが必要 (学生配布資料2ページ上) (はじめに) 皆さんがこれから大学で勉強する内容はさまざまですが、そのテーマを深めるためには与えられた教科書だけ読むのではなく、皆さんが主体的に調査・研究し、新たに得た知識を示していくことが必要になります。 このスライドにあるように授業でレポートの課題がだされたら、まずテーマに関する文献、例えば図書や論文、統計資料、新聞記事などの文献を収集しなければなりません。このような「情報」の探し方を身につけることは、大学の勉強を進める上でとても大切な、基本的な技術です。
文献とは? 記録された情報のこと 図書、雑誌、新聞など文字の形で 記録されたもの 図書館では学術研究に必要な 様々な文献を提供している場所。 図書、雑誌、新聞など文字の形で 記録されたもの 図書館では学術研究に必要な 様々な文献を提供している場所。 (学生配布資料2ページ下) さて、文献とはどのようなものかということを簡単に説明します。 文献とは図書や雑誌、新聞など、文字の形で記録されたものであり、これらの情報は まとめて「文献」と呼ばれています。 図書館ではこの「記録された情報」=文献を収集し、提供しているところです。
図 書(一般図書・参考図書) 雑 誌(学術雑誌・商業雑誌) 図書館で所蔵している文献 新聞、統計資料、学位論文、官庁資料、 図 書(一般図書・参考図書) 雑 誌(学術雑誌・商業雑誌) (学生配布資料3ページ上) では次に図書館で所蔵している主な文献を紹介します。 まず、「図書」ですが、 【数冊を掲げて見てもらう】 これは、○○という人が書いた、○○○○というタイトルで、○○年に○○という出版社から出 されたものです。 このように、あるテーマについて、単発で発行されたものを「図書」と呼びます。 図書には各種専門書、入門書、文芸書(小説)など一般図書のほかに調べ物をするために使われる 「参考図書」と呼ばれる図書があります。 参考図書には百科事典や専門事典、言葉の意味を調べる辞書などがあります。 次に「雑誌」ですが、大きくわけて学術雑誌と商業雑誌があります。 これは「化学と生物」(見本を見せる)という雑誌ですが、 表示の部分に○巻と表示されています。このように雑誌とは1巻、2巻、3巻、1月号、2月号...と いうように通し番号がつけられ、毎週、毎月、あるいは1年間に3冊とか4冊など、定期的に継続し て刊行される資料のことを言います。 表紙を開いてみると目次があり、いくつかの研究論文が掲載されています。 さまざまな学問の分野での研究成果を学術論文として発表するために刊行されている雑誌を学術雑誌といいます。 皆さんがこれから専門の分野で勉強をする際には、このような学術雑誌に掲載された論文を読んで 自分の研究するテーマの最近の研究動向などを知ることになります。 次に商業雑誌、大衆誌ともよばれていますが ここにある「AERA」や「文藝春秋」といったいわゆる大衆誌の記事もその時々の世相や風俗、時代背景を 把握するための情報として大事な文献であります。 その他文献として新聞や学位論文、統計資料、特許資料など図書館では様々な資料を所蔵しています。 中でも「新聞記事」はとても重要で、家庭では古い新聞は捨てられてしまいますが、図書館では過去の新聞の記事も文献として扱われます。 (余裕があればここで、新聞の縮刷版を紹介する。学生が想像しているのと違う形態で保存されている 資料もあることを認識させることができる。製本雑誌の説明の伏線にもなる。) ~その他の文献~ 新聞、統計資料、学位論文、官庁資料、 研究調査報告書、特許資料など
紙媒体から電子媒体へ 従来の紙から電子媒体に急速に移行 CD-ROM 新聞記事、百科事典、白書類 インターネット情報 新聞記事、百科事典、白書類 インターネット情報 雑誌記事の電子化=電子ジャーナル 新聞記事全文データベース 各種の雑誌記事データベース etc… (学生配布資料3ページ下) 今紹介したように、文献はこれまで主に印刷された資料=紙の媒体で提供されてきました。 最近はコンピュータ技術が進み、文献を電子化するようになり、電子媒体で提供されることも多くなっています。 図書館では、印刷された文献だけではなく、電子媒体の文献も提供しています。 例えばこれは朝日新聞の記事そのものが読めるCD-ROMで、1枚に1年分の記事が入っています 電子媒体にはこのようなCD-ROMなどのほか、インターネット上から情報を手にいれるさまざまな学術情報を提供しています。 例えは、北大のキャンパスでは北海道新聞や朝日新聞記事もインターネットで読むことができる新聞データベースや学術情報をさがす ための各種のデータベースがあります。図書館のホームページ上から利用することができます。 また、近年、学術雑誌を電子化し、「電子ジャーナル」を発行している出版社と契約を結び、学内のパソコンからいつでも雑誌論文を読むことができるようになりました。しかし、すべての雑誌がインターネットを介して読めるものばかりではありません。(主に外国雑誌) 図書館にあるのは本だけではありません。このような電子的な媒体を含め、様々な文献を提供しているのが現在の図書館です。
図書館で文献を探すには データベースをつかう Data=資料 Base=補給基地 コンピュータによる蔵書目録 -図書館のどこにどんな資料があるかを探すための目録 (学生配布資料4ページ上) 皆さんは、これまでどのように図書館を利用してきましたか?本棚の前で本の背表紙を見て読みたい本を探していたでしょうか…。この方法では時間がかかって効率が悪いし、貸出し中の資料を探すこともできません。 図書館では、データベースを使って文献を探すことができます。 データベースとは、data=資料、base=補給基地の合成語で、あることを調べたり、利用する時に、それに関係するデータを集めて貯めておき、簡単に、しかも素早くその結果が取り出せるようにしてあるもののことをいいます。 図書館の文献を探すには図書館の蔵書目録を調べます。 この蔵書目録がデータベース化されて、 インターネット上から簡単に図書館のどこにどんな資料があるのかを、 探すことができます。
Online Public Access Catalogue 北大の蔵書を探す オンライン蔵書検索システム Online Public Access Catalogue (通称 OPAC:オパック) 1986年4月以降に受け入れた 図書や雑誌を調べることができる 1986年4月以前のものはヒットしないことも → カウンターまで相談を (学生配布資料4ページ下) この北大OPACについて簡単に説明します。 コンピュータを使って図書や雑誌を探すデータベースのことを、 Online Public Access Catalogue の頭文字をとって、 OPAC(オパック)と呼んでいます。 附属図書館は明治9年(1876年)札幌農学校が開設され際に書籍室として6149冊の蔵書数でしたが、127年経過した現在 340万冊の蔵書数になりました。 1986年4月以降に図書館に入った図書や雑誌は、OPACで調べることができます。「1986年以降」というのは、あくまで「図書館に入った年」ですので、それ以前に出版されたものでも1986年以降に図書館に入っていればOPACで調べることができます。 1986年以前に図書館に入ったものもOPACで調べられるようにはなってきていますが、一部まだOPACでは探せないものもあります。古い図書を探していて、OPACで出てこない場合は、カウンターに相談してください。 北大OPACはインターネット上で提供されていて、学外からでも検索することができます。 また、図書館内にはOPAC専用の端末を用意してありますので利用してください。 では早速みなさんの前にあるパソコンを使って実際に蔵書目録で図書や雑誌を探してみることにしましょう。 ネットスケープを開いて、「情報メディア教育研究総合センター」をクリックしてください。
(学生配布資料5ページ上) これは、情報メディア教育研究総合センターのページです。 ここの、「北海道大学」のところをクリックしてください。 (受講生: 「北海道大学」をクリック)
(学生配布資料5ページ下) 北海道大学の代表ページです。 ここの、「附属図書館より」のところをクリックしてください。 (受講生: 「附属図書館」をクリック)
(学生配布資料6ページ上) 図書館のトップページです。 図書館のトップページの、上段右側「蔵書検索」の、 「北大蔵書 - 基本検索」をクリックしてください。 (受講生: 「北大蔵書 基本検索」をクリック)
北大OPAC (学生配布資料6ページ下) これが北海道大学にある文献を探すためのデータベースです。 通称、「北大OPAC」といいます。 図書館蔵書データベースで図書や雑誌を探すことを「蔵書検索」といいます。 皆さんは、もう来ていただいたかどうかわかりませんが、北分館の開架の本は、約7万冊です。開架の本は皆さんがよく使うような本を備える努力をしていますので、本棚を見て探すことも一つの重要な方法です。しかし、それに比べて北大全体では、約340万冊、つまり50倍の本があります。ですので、本棚を探すだけではなくて、このようにデータベースを使って資料を探すこともとても重要です。 「キーワード検索」の四角い枠に言葉をいれて「検索」ボタンをクリックすると結果が表示されます。 どのような言葉を入力したらよいかについては、画面の下半分をみてください。 「吾輩は猫である」を探す際の例があげられています。
検索語の入力例 (学生配布資料7ページ上) この本を探すために入力する言葉は、「本のタイトル」、「タイトル中の単語」、「著者名」などです。また「タイトルや著者のヨミ」などのひらがなでも検索することができます。 検索のためのこのような言葉を「検索語」といいます。
検索語を入力! 検索ボタンを押して 検索をスタート! 表示のソート順や件数の指定 北大の蔵書と全国蔵書 (NACSIS-Webcat)の 検索ができます。 検索対象を限定 検索範囲を限定 検索語を入力! (学生配布資料7ページ下) この画面についてもう少し詳しく説明します。 【それぞれを指定しながら】 「検索対象」では、指定をすると図書や雑誌、AV資料や電子ジャーナルに限定した検索をすることができます。 「検索範囲」では、どこの図書館の本を検索するかの限定をすることができます。 また、「表示順」では、ソートの順番や、一度に表示する件数を指定することができます。 【指しながら】ここでは北大の蔵書と全国の蔵書を合わせて検索することができます。 北大にある資料をさがす場合は「学内OPAC」にチェックをいれてください。 両方にチェックをいれると、北海道大学にない場合に全国の大学図書館を探すことができます。こちらについては後ほど説明します。 表示のソート順や件数の指定 検索ボタンを押して 検索をスタート!
「遺伝子」について書かれた図書を探してみる。 学内OPACで本を探す 「遺伝子」について書かれた図書を探してみる。 探している図書がどこの図書館(室)にあるか探してみる。 (学生配布資料8ページ上) では、早速学内OPACを使って図書を探してみましょう。 北大の中には、たくさんの図書館や図書室があります。学内OPACで探した本がどの図書館、図書室にいけば読んだり、借りたりすることができるのかも、この学内OPACで分かります。
ボタンをクリックして 検索開始! 学内OPACで本を探す (学生配布資料8ページ下) そうすると830件も見つかりました。 【スクリーンを示す。ヒット件数は変わるので注意!】 これは、「遺伝子」という図書のタイトルそのものでヒットしたものもあれば、 「遺伝子」という言葉がタイトルに含まれるものも入っています。 北大のOPACではこのほかに、著者や出版者などからも探すことができます。 このように「遺伝子」だけで検索するとたくさんの本がヒットしてしまい、 見ていくのは大変です。 こうしたときには、検索語を足して絞り込んでいくことができます。
学内OPACで本を探す (学生配布資料9ページ上) それでは「遺伝子」と「クローン」がタイトル中などに含まれている図書に絞りたいと思いますので、スペースを空け、「クローン」と入れて「検索対象」を「図書」に指定してボタンを押します。 そうすると、9件にまで絞り込まれました。 このように、件数が多い場合には、検索語と検索語との間にスペースを入れて絞り込んでください。 書名と著者名のところが青くなっています。ここをクリックすると、その図書の詳しい内容と、それが北大の中のどこにあるのかが表示されます。 上から2番目の「遺伝子技術とクローン」という図書を選んでクリックしてください。
学内OPACで本を探す (学生配布資料9ページ下) すると、このような画面になります 上の段にはこの図書の内容が表示されています。 (項目を指しながら、大きさまで説明。) 下の段にはその図書が北大のどこにあるのかを表示しています。 【スクリーンを示しながら説明】 「所在場所」に「本館・開架閲覧室」と「分館・開架・一般図書」とありますから、この図書は本館の開架閲覧室と北分館の開架閲覧室に1冊ずつある、ということがわかります。 では、開架閲覧室のどこにあるのかを知るには、次の[請求記号]を見ます。 図書館の資料は、000から999というようにこの番号順に並んでいますので、この図書は[572.877]の棚にあります。また、同じ番号の図書は著者名のABC順に並んでいるので、[IKU]にある、ということがわかります。 【図書の背ラベルを見せる】 現物にはこういったラベルが貼られています。(背ラベルを見せながら説明) 一番上の[572.877]という数字のことを分類番号、2段目の[IKU]は著者が「生田(いくた)」ですから、このアルファベットのことを「著者記号」といいます 。 この請求記号が、この図書が図書館の本棚のどこにあるかを示しているわけです。 次の「資料番号」は1冊1冊に与えられた番号です。すべての本に異なった番号がついています。 もし、探している本が見つからないときは、この番号を職員までお知らせください。探しやすくなります。 北分館にある図書の「状態」のところを見てください。「貸出中」となっています。誰かが貸し出し手続きをして利用している状態です。こうした場合には「貸出中」をクリックすると、この画面から次の貸出の予約をすることができます。
学内OPACで本を探す (学生配布資料10ページ上) 「貸出中」の青い文字をクリックすると、このような画面が出てきます。 必要事項を記入して「送信」ボタンを押すと、次の貸出の予約ができます。 「状態」が「予約中」のときには、予約ができません。その際は、その本を所蔵している図書室のカウンターまでお問い合わせください。 また、本館で借りた本は、本館へ、分館で借りた本は分館に返却してください。 それでは、この予約画面は閉じてください。
学内OPACで雑誌を探す 雑誌の場合、1月号、2月号といったように、1つの雑誌タイトルで何冊もあるので、探し方も図書とはちょっと違う。 「化学と生物」という雑誌は、どうやって探すのか?また、読みたい巻・号はどうやって探すのか? (学生配布資料10ページ下) 雑誌の探し方は図書とちょっと違います。 雑誌の場合、1月号、2月号といったように、一つの雑誌のタイトルで何冊もあるので、探し方も図書とはちょっと違ってきます。 また、何年の何月号、何巻何号が読みたいかも考慮して、探さなくてはなりません。
学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料11ページ上) それでは、この「化学と生物」という雑誌を探してみましょう【実物を見せる】。 まずは、今開いている画面の下の方の「はじめから検索しなおす」をクリックして、検索の最初の画面に戻りましょう。 (受講生:「はじめから検索しなおす」をクリック) 戻ったら、雑誌「化学と生物」の所蔵状況を調べてみましょう。 雑誌の探し方は図書とちょっと違います。 雑誌の場合、1月号、2月号といったように、一つの雑誌のタイトルで何冊もあるので、探し方も図書とはちょっと違ってきます。 まず、「検索対象」の「図書と雑誌」を「雑誌」にかえ、 入力欄に「化学と生物」と入れて、「検索」ボタンを押してください。 (受講生:「検索対象:雑誌」「化学と生物」で検索) そうすると1件ヒットしたと思います。 それでは、ヒットした、「化学と生物」をクリックしてください。
学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料11ページ下) 上の段は図書の場合とほとんど同じで、この雑誌の情報をあらわしています。その雑誌のタイトルや編集者、出版者、いつから出ているかなどといったことがわかります。 画面の下の方をみてください。こちらでは北大の所蔵の状況がわかります。 下の部分はさっきの図書とは違いますね。 雑誌は、1月号、2月号、何巻何号といった「巻号」がありますから、何巻何号をもっているかという情報が必要になるのです。 ですから雑誌の場合はこの画面で、自分が探している巻号を持っている図書館・図書室がどこなのかを探さなくてはなりません。 この雑誌は北大のいろいろな図書館・図書室で何冊も購入しており、この画面では 北大全体の所蔵状況が一覧できるようになっています。
北大のどこにあるのかを調べる 最新号の情報はここから! 北大のどこにあるかを表示 所蔵している巻・号を表示 学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料12ページ上) もう少し詳しく見ていきます。 この画面では北大のどこにこの雑誌があるのかを表しています。北分館の書庫や新着雑誌、また、理学部や薬学部でも所蔵していることが分かります。 1番上を見てください。1番上は所在場所が「分館・書庫・雑誌」です。 北分館の書庫にある雑誌です。 「所蔵巻号」を見てください。2巻から39巻まで所蔵していますが、()でくくられて表示されている巻もあります。これは表示されている号だけを所蔵しているという意味です。例えば、この場合では、3巻の1号から10号はもっているが、11号がなくて、12号はもっているということを表しています。 年次(発行年)をみると、1964年から2001年の雑誌を所蔵していることがわかります。 次の行をみてください。こちらの所在場所は「分館・開架・新着雑誌」です。2002年からの号は北分館では開架・新着雑誌の所在にあることがわかります。巻号に+の記号がついているのは、現在も継続して受け入れているということを示しています。 では、今回はこの雑誌の最新号がどこにあるかを調べてみましょう。 図書館に入ったばかりの雑誌がどこにあるのか見たい場合は、左端の「受入状況」という文字をクリックします。 所蔵している巻・号を表示
雑誌の所蔵巻・号を調べる 新しい巻号 何年か前の巻号 (多くは書庫の中にあります) 学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料12ページ下) 「受入状況」をクリックするとこのような表示になります。 画面の中央に「新着雑誌配架場所」と「製本後所在」の2つがあります。 雑誌の最新号は「新着雑誌配架場所」にまず並びます。しばらくたつと「製本後所在」に移ります。 ですから所在場所もこのように2つにわけて表示されているのです。 では、「新着雑誌配架場所」の一番上 「分館・開架・新着雑誌」をみてみましょう。 「分館・開架・新着雑誌」をクリックしてください。 新しい巻号 何年か前の巻号 (多くは書庫の中にあります)
最近の雑誌の情報(新着雑誌) 新 古 学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料13ページ上) これが北分館の開架雑誌にある雑誌の最近の情報です。 一番上が最近入った雑誌、下に行くにつれて古い情報になります。 今北分館にある一番新しい号は何巻何号ですか? ------------------------------------------- また、図書館では古くなった雑誌も捨てずに保存しています。保存のときに、ばらばらな雑誌をまとめてハードカバーの本のかたちにして保存しています。これを「製本」といいます。 【製本雑誌をみせる】製本すると,このような形になります。 このような、何年か前の古い雑誌、つまりバックナンバーは、製本されて、「製本後所在」の場所に移されます。そのような古い雑誌の情報を見たい場合は、「製本後所在」を見ます。 古い雑誌は多くの場合、書庫の中に移されます。では北分館の製本後所在である 「分館・書庫・雑誌」をクリックしてみましょう。 古
古い雑誌の情報(製本後所在) 学内OPACで雑誌を探す (学生配布資料13ページ下) そうするとこのような画面になります。 「分館・書庫・雑誌」と所在場所に表示されているものは、書庫の中にあります。 書庫にある資料はカウンターで申込みをすると読んだり、借りたりすることができます。 以上が雑誌の所蔵の探しかたです。 雑誌の場合は雑誌名だけでなく、何巻の何号が読みたいのかということを確認して、必要な巻号がどこにあるのかを探すようにしてください。
電子ジャーナルを見てみよう インターネット上で読むことのできる雑誌とは? 電子ジャーナルはどこからでもアクセスできるの? 北大では、出版社等と契約して1万誌以上の雑誌をインターネット上で読むことができる。 (学生配布資料14ページ上) 雑誌には、紙に印刷されたものの他に、インターネットを通じて読むことのできる“電子ジャーナル”と呼ばれているものがあります。 北大図書館では、電子ジャーナルを発行している出版社と契約を結び、たくさんの電子ジャーナルをインターネット上で読むことができます。 自宅から見ることが出来るものもありますが、大学で契約して購入している雑誌、主に洋雑誌は学内の端末からしかアクセスできません。 それでは、次は学内OPACを使って、北大で読むことのできる電子ジャーナルを探して、それを実際にみてみたいと思います。
電子ジャーナルを探そう! 電子ジャーナルを読んでみよう (学生配布資料14ページ下) それでは、実際に電子ジャーナルを見てみましょう。 「はじめから検索しなおす」をクリックして、OPACのはじめの画面に戻ってください。 「Biochemistry and cell biology」 という雑誌を検索してください。 検索対象を「雑誌」にして検索ボタンをクリックしてください。
プリント版と電子ジャーナル版の両方が表示されることもあります。 電子ジャーナルを読んでみよう (学生配布資料15ページ上) そうすると6件みつかりました。 1、2に同じタイトルの雑誌がありますね。 2番目の雑誌には電子ジャーナルという赤い文字があります。 電子ジャーナルというのは、【雑誌を見せる】 このような紙媒体で出版される雑誌と同じ内容をインターネット上で読むことができるようにしたものです。 この雑誌のように、紙媒体の雑誌とインターネット上で読むことのできる電子ジャーナルの両方を北大で契約している場合は、このように2つのタイトルが表示されます。 1番目は冊子になった雑誌をあらわしています。 では電子ジャーナルの方のBiochemistry and cell biologyをクリックしてみましょう。 プリント版と電子ジャーナル版の両方が表示されることもあります。
プリント版へリンク(冊子体の雑誌情報へリンク) 電子ジャーナルを読んでみよう 電子ジャーナルの表示 プリント版へリンク(冊子体の雑誌情報へリンク) 複数の提供元からリンクされている場合もある。 必要な年次を提供しているか注意! ここをクリックすると 電子ジャーナルにアクセスできる。 (学生配布資料15ページ下) これが検索結果の表示画面です。 先ほどみました「化学と生物」の所蔵画面と違っています。 所蔵巻号をみると、Online Journalとあります。所在のところは電子ジャーナルの提供元の表示です。 コメントをみると学内限定やCampus Onlyとありますが、これは学内の端末からであれば、どこからでもアクセスできるということを表しています。 また、最新のものが見ることができるかも、コメントの部分に記載されます。下のものですと、出版して180日経ってから見ることができるようになります。 所蔵巻号のonline journalという部分から電子ジャーナルの画面に直接アクセスできるようになっています。 それでは、実際に下の段の「ONLINE JOURNAL」をクリックしてください。
電子ジャーナルを読んでみよう (学生配布資料16ページ上) このように、この雑誌のオンラインジャーナルのページにいくことができます。 何年、何巻号というリストが表示されています。 どれでもかまいませんので、どれか好きな巻号をクリックしてください。
電子ジャーナルを読んでみよう (学生配布資料16ページ下) このような画面が出てくると思います。 これは、皆さんがクリックした巻号に掲載されている記事の一覧です。 この中で、どれか好きな論文の下にある“Page Image-PDF “をクリックしてください。 (最初、2番目のものは避けた方が良い。目次等の可能性が高い) そうすると、AcrobatReaderというソフトが起動して、論文を読むことができます。
電子ジャーナルを読んでみよう (学生配布資料17ページ上) このようにして読みたい雑誌を図書館に行かなくても、パソコンから読めることができます。 だだし、電子ジャーナルは、海外の雑誌はたくさんの雑誌が電子ジャーナルとして提供されていますが、日本の雑誌の場合はまだ電子的に全文をみられるものはそう多くはありません。 このようにして図書館に来なくても、パソコンから雑誌を読むことができます。
学内OPACを使ってもっと詳しく検索する 検索条件を詳しく設定する (学生配布資料17ページ下) それでは、ブラウザのバックボタンを何回かクリックして、学内OPACの基本画面に戻ってください。 基本画面では、入力できるところが1ヶ所だけで、入力した単語がタイトルに含まれているのか、著者名に含まれているのか、といったことは区別せずに検索しています。 そのため、基本画面で「なつめ△そうせき」と入力して検索すると、夏目漱石の小説と夏目漱石について書かれた本の両方がヒットします。 このような時に、区別して検索する方法があります。 もっと、詳細に検索したいときには、基本画面の「検索」ボタンの下にある,「検索条件を詳細に指定する」のところをクリックします。 それでは、 「検索条件を詳細に指定する」をクリックしてください。
学内OPACを使ってもっと詳しく検索する (学生配布資料18ページ上) これが拡張検索画面です。 この画面には3ヶ所入力できるところがあり、書名、著書名、出版社があらかじめセットされています。 また、この3つ以外にも指定できる項目があります。▼を押して、ほかのメニューも見てみてください。 ------------------------------------------------ また、入力欄の下の部分では、出版された年や分野、出版国、本文の言語などの条件を設定することができます。 たとえば、村上春樹の書いた小説で、2000年から2004年の間に出版された本だけを探したいときには、このように「著者名に右の語を含む」の右隣の欄に「むらかみはるき」と入力して、また、下の出版年のところに、2000と2004を入力して検索ボタンを押すと、著者が村上春樹で、出版された年が、 2000年から2004年の本だけを検索することができます。 また、拡張検索画面では、分野、出版国、言語、出版年で絞り込むことができますが、3つの入力欄のどれかに検索語を入力した上で、これらの条件を指定してください。
学内OPACを使ってもっと詳しく検索する (学生配布資料18ページ下) また、「検索」ボタンの下に「文字表を開く」というボタンがあります。クリックしてみてください。 マウスを使って英数字、カタカナ、キリル文字、ギリシャ文字を入力することができます。 入力後に「設定」ボタンをクリックすると、文字表の窓が消えて、入力した内容が入力欄の方に入る仕組みになっています。 何も入力せずに検索画面に戻りたいときは、「終了」ボタンを押してください。 これで、詳しく検索する方法の簡単な説明は終わりにします。 それでは、この【指差して】「基本検索画面に戻る」をクリックして、学内OPACの基本画面に戻っておいてください。
検索で使う検索語について (注意点) 冠詞(a, theなど)、助詞(が, を, の, など)、前置詞(in, on,ofなど)は使わない 検索で使う検索語について (注意点) 冠詞(a, theなど)、助詞(が, を, の, など)、前置詞(in, on,ofなど)は使わない 非常に一般的な言葉は、より特徴的な言葉と組み合わせて使う 最小単位(「地球環境」は「地球」、「環境」に)までスペースで区切って入力 (学生配布資料19ページ上) これで、ひととおりの北大OPACの簡単な説明は終わりです。 それでは、ここで、検索をするときの注意点、コツについてお話します。 検索語は、区切れるところまでスペースで区切って入力しましょう。 また、「A」や「The」などの冠詞や、「~が」「~の」のような助詞、「in」「on」「of」のような前置詞は検索語にできません。 「社会」「経済」「科学」「日本」などの非常に一般的な言葉だけで調べると、膨大な件数がヒットしてしまいます。北大OPACでは、あまりにヒット件数が多いと、結果のリストを画面に表示しない仕組みになっています。こういった言葉は、より特徴的な単語と組み合わせて使いましょう。 「日本歴史」や「環境問題」について調べるときに、「日本」と「歴史」、「環境」と「問題」のように、分けられるところは分けて入力してください。そうしないと、うまくヒットしないことがあります。
前方一致検索 キーワードのうしろに「*」をつけると、 「*」の前までが一致するもの全てがヒットする 注意: 「*」の前には2文字以上必要 例) 「建築*」→「建築学」「建築史」「建築」など、「建築」で始まる単語がすべてヒット 例)memor* → memory, memories のどちらもヒット 注意: 「*」の前には2文字以上必要 (学生配布資料19ページ下) 北大OPACでは「前方一致検索」という検索方法を使うことができます。 「前方一致検索」とは、検索のときに、書名を途中までしか覚えていないとか、検索語の単語が単数形か複数形かを区別しないで検索したい,ということもあるかと思います。そういう場合,途中まで入力しておいて,そこまでが一致すればあとはどんな言葉が続いてもかまわない,という検索を行うことができます。これを「前方一致検索」といいます。 北大OPACでは、検索語の一番後ろに「*(アスタリスク)」をつけると、「*」の前までが一致するもの全てがヒットする、前方一致検索となります。 例えば、「けんちく*」と入力すると、「建築学」「建築史」「建築」等「建築」で始まるありとあらゆる単語がヒットします。 また、memory と memories を一度に調べたい場合に、「memor*」と入力すると、memor ではじまる全ての検索語を含むものを表示します。 ただし、「*」の前には2文字以上つけて検索してください。「*」だけでの検索や「j*」のような1文字だけの前方一致検索はできません。
OPACを使って本を探してみましょう 皆さんの授業に関連するテーマで北大図書で持っている図書や雑誌を探してみましょう! ある内容から図書を探すには? (図書のタイトルがわからない場合には?) (学生配布資料20ページ上) [ここで検索練習を始める。] [ここは自己裁量の部分でしょうか?もしくは下記を参照] それでは、実際にみなさんの講義に関連する資料を探してみましょう。 探している本のタイトルや著者があらかじめわかっている場合は それを検索語として入力するとよいのですが、 そうではない場合は 検索語を自分で考えなければなりません。 では、検索語を自分で考えて、関連する図書や雑誌を 探してみてください。(検索タイム) それでは実際に検索語を入力して講義に関係する文献を探してください。 ************************************************************** 補足するなら… *シラバスをもとに準備した検索語を適宜指示する。 ・授業内容に関連する専門用語・授業の学問分野など *この例題によって、検索語の入力方法で検索結果が異なることが 理解できるよう、ナビゲートする。 *講義内容に沿った前方一致の例を挙げて検索してもらう。 (アスタリスクがある場合 と ない場合の検索結果を比較するなど) 等々、各自の工夫? ********************************************************************************************* どうでしょうか?参考になりそうな資料が見つかりましたか? 入力する検索語によって、ヒットする資料の数が違います。 検索語の入力にはいくつかのコツがあります。 次のスライドを見てください。
北大以外の図書館の本を探す 北大図書館に、読みたい本がなかったらどうすればいいのだろう? (学生配布資料20ページ下) ここまでは、北大にある本の検索をしてきました。 次は、北大で読みたい本をもっていなかった場合、どうすれば他の大学などの図書館で持っている本をさがせるのか、また、もし、あったら、どうやったらその本を読むことができるのかを紹介していきます。
北大で必要な本が 見つからなかったら? 北大で必要な本が見つからなかったら? (学生配布資料21ページ上) 北大で必要な本が 見つからなかったら? (学生配布資料21ページ上) それでは今度は「本の未来」という図書を探してみましょう。 書名「本の未来」を入力して検索してみてください。 もし、北大に該当する資料がなかった場合は、このように(ヒット件数がゼロ件です)と表示されます。 このような場合、北大OPACでは、北大の中だけではなく、日本国内のどこにあるのかを調べる機能があります。
全国の蔵書を探す NACSIS-Webcat 北大で必要な本が見つからなかったら? 全国の蔵書を探す NACSIS-Webcat (学生配布資料20ページ下) 検索語の入力画面の上の方をみてください(スクリーンの赤丸の部分を示す)。 学内OPAC(北海道大学の蔵書検索という意味です)の右側に NACSIS-Webcat というチェックボックスがあります。 これまでは、学内OPACのみをチェックして検索していましたが、こちらのチェックボックスにチェックすると、全国の大学図書館などで、日本国内の中でどこの図書館がこの本を持っているのかの情報を調べることができます。 NACSIS-Webcatというのは、全国の大学図書館などの総合目録データベースのことをいいます。 北大の所蔵する本は約340万冊ですが、Nacsis-webcatではさらに、約6000万冊の本について調べることができます。 では、NACSIS-Webcatをチェックして、もう一度検索ボタンをクリックしてみましょう。 NACSIS-Webcat とは 全国の大学図書館などの総合目録データベース
北大で必要な本が見つからなかったら? (学生配布資料22ページ上) そうするとNACSIS-Webcatでの検索結果が表示されます。 探している図書は1番めの資料ですね。 「本の未来」をクリックして詳細表示画面を開いてみましょう。
北大で必要な本が見つからなかったら? (学生配布資料22ページ下) 学内OPACと同様、上半分がこの図書についての情報をあらわしています。 ただし、NACSIS-WEBCATは全国のどこの図書館にあるのかを調べるデータベースですから、日本全国の大学図書館や研究機関図書館の中からこの図書を持っている図書館が表示されています。 要するに、北大OPACでは、北大内のどこにこの本がるのかが表示されていましたが、 NACSIS-WEBCATでは、日本国内のどこにこの本があるのかが表示されます。 また、所蔵館の名称は省略した形で表示されています。各所蔵館の青い文字をクリックすると正式名称と連絡先などが表示されます。 他の大学にあることがわかったら、直接その図書館に行く方法もありますが、図書館のサービスを利用してその資料を借りたり、一部をコピーしたりすることもできます。
ILL = Inter-library Loan = 図書館間相互協力 北大で必要な本が見つからなかったら? ILLサービスとは? ILL = Inter-library Loan = 図書館間相互協力 他の大学図書館などから、必要な資料のコピーをとり寄せたり、図書を借りることができるサービス 国内のみではなく、海外へも 北大教職員・学生であれば利用できる 複写料金、送料は実費負担 (学生配布資料23ページ上) それがILLサービスという図書館のサービスです。 このようにして、北大に無い資料でもNASCIS-Webcatを利用すれば日本全国の大学図書館などの所蔵を知ることができるわけですが、それを実際に入手するためにILLサービスというのがあります。 ILLサービスとは、自分の大学に所蔵していない資料を国内だけではなく、海外まで枠をひろげて図書館同士の相互協力によってコピーや図書そのものを取り寄せることができるサービスのことです。ILLとは、Inter-library Loanの略です。 このサービスは北大の教職員・学生であればどなたでも利用できますが、それにかかるコピー代や郵送料は申し込み者の実費負担となります。また、現物を借りることが出来るのは図書のみで雑誌を借りることはできません。
ILLサービスの受付窓口 北大で必要な本が見つからなかったら? (学生配布資料23ページ下) (学生配布資料23ページ下) ILLサービスの受付窓口はこのようになっています。配布資料にもILLサービスの受付窓口について書いてありますので、ILLサービスを利用して、他の大学からコピーや図書を取り寄せたいという希望がありましたら、この受付窓口の図書館へお問い合せください。
どのような雑誌論文があるのかを調べたい時は? 必要とする論文がどの雑誌の、どの巻号に掲載されているかを探すには? 雑誌記事索引で学術論文を探してみよう! どのような雑誌論文があるのかを調べたい時は? 必要とする論文がどの雑誌の、どの巻号に掲載されているかを探すには? (学生配布資料24ページ上) さて、実は、みなさんが学術的な文献を探す時に、北大OPACだけでは探すことのできないケースがあります。 最初に図書館にある文献を紹介したときに、雑誌に掲載された論文は大学では重要な文献の一つであるとお話しました。 例えば、【雑誌を見せる】この○○という雑誌がどこにあるかということはOPACで調べることができますがこの雑誌のなかにどんな論文や記事があるかということはOPACでは調べることができません。 ですから、”遺伝子”と”クローン”について書かれた雑誌論文にどんなものがあるかを調べるときには 別のデータベースを使うことになります。スクリーンの右側をみてください。 「雑誌記事索引」などのような、雑誌の記事を探すためのデータベースがあり、これを使うと この雑誌に【雑誌を見せる】どのような記事が載っているのか、ある研究者がどのような雑誌論文を 発表しているのか、といったことがわかります。 雑誌論文を探す時には【スクリーンを示しながら】まず雑誌の記事を探すための特別なデータベースを使い、見つかった記事が載っている雑誌がどこにあるかを北大OPACで調べるという手順を踏むことになるわけです。 それでは次のステップとして、このような雑誌論文を探すためのデータベースの一つを実際に使ってみましょう。
様々な情報へアクセス! ~北大図書館のサイトから~ (学生配布資料24ページ上) 【北大OPAC初期画面を開いているなら以下のような指示から始める】 それでは、画面の左下のほうに「北海道大学附属図書館」 というリンクがありますから、そのリンクをクリックして、 前のスクリーンに表示されている附属図書館のサイトを開いてください。 附属図書館で提供しているデータベースは、北大OPACだけではありません。 画面の左側「電子情報サービス」という項目の「学術文献データベース」という文字をクリックしてください。
学術文献データベース (学生配布資料25ページ上) ここでは、30以上の文献を探すためのデータベースを提供しています。 ここでは、30以上の文献を探すためのデータベースを提供しています。 その多くは、キャンパスのどこからでもインターネット上から自由に使うことのできる データベースです。【必要な場合は講義のテーマに応じて各DBを紹介】 今日は、「全分野」の一番上にある 雑誌記事索引NDL-OPACを使って、日本の雑誌記事を探すことにします。 では「雑誌記事索引NDL-OPAC」という文字をクリックしてください。
(学生配布資料25ページ下) このようにデータベースの名前をクリックすると、各データベースに接続することができます。 これは 「雑誌記事索引NDL-OPAC」の入り口画面です。 ID・パスワードは入力する必要はありません。 右側の真ん中のあたり、緑色の「雑誌記事索引の検索/申込み」 という場所をクリックしてください。
国内の雑誌論文を探す ~国立国会図書館 雑誌記事索引~ 国内の雑誌論文を探す ~国立国会図書館 雑誌記事索引~ (学生配布資料26ページ上) このデータベースは国立国会図書館のWebサイトから提供されている日本国内の学術雑誌を中心とした 雑誌の記事索引です。画面にある入力欄に従って論文のタイトルや著者、雑誌名を入力することにより どんな雑誌にどのような論文や記事が載っているかを知ることができます。 このデータベースは1948年(昭和23年)からの記事を探すことができます。 (1948年-1974年は人文・社会系のデータのみ収録されています) 調べる年代は画面の上の部分をチェックして指定します。 2001年以降の記事だけを調べる場合は、2001年~の部分にチェックを入れます。
(学生配布資料26ページ下) それでは 「日経サイエンス」という雑誌に載っている、遺伝子についての記事を探してみましょう。 論題名の欄に「遺伝子」、雑誌名の欄に「日経サイエンス」と入力して右上の検索ボタンを押してみてください。 このような検索をおこなうと、「日経サイエンス」という雑誌に載っている記事を 調べることができるのです。 【ここで日経サイエンス(コピー)を配布、または講師が実際に見せるなどすると、何を探すための 演習か理解しやすい】
(学生配布資料27ページ上) すると、このような一覧が表示されます。 これは2001年以降の「日経サイエンス」に載っている記事のなかで、記事のタイトルに「遺伝子」という言葉が含まれているものの一覧です。
(学生配布資料27ページ下) 記事タイトルをクリックすると、記事の詳しい情報が表示されます。 【次にこれを北大OPACで検索するので、詳細表示画面をコピーして配布しておくと 検索時にわかりやすい。】 【スクリーンを示しながら】 この詳細表示画面では「○○○」という記事が「日経サイエンス」の○巻○号の○頁に 掲載されている、ということがわかります。 雑誌記事索引は、「どんな記事があるのか」を調べるための索引データベースですから 実際に記事を読むためにはこの記事が載っている雑誌がどこにあるかを次に調べなければ なりません。 さて、どうしたらよいのでしょう? そうですね、ここからは北大OPACで調べます。 では、この記事をどこに行けば読むことができるのか、北大OPACで探してみましょう。 【北大OPACへ戻るよう指示。昨年までの高等教育センタのネットスケープのバージョンでは ブラウザの戻るボタンを押し続けると履歴を表示させることができた。】
(学生配布資料28ページ上) それでは、北大OPACで探してみましょう。 ブラウザの「戻る」ボタンを何回かクリックして北大のOPACの基本画面に 戻って検索してみてください。 雑誌を検索する場合、 北大OPACで検索できるのは、どの雑誌の、どの号がどこにあるのか?という事でしたね。 【どのような検索語を入力しているかチェック。論題や著者を入力している学生がいたら次の画面で、OPACは論題や著者名から検索できないことを再度説明する。】
(学生配布資料28ページ下) うまくみつかりましたか? そうですね、OPACでは「日経サイエンス」という雑誌名を入力して探します。 検索対象を「雑誌」に限定すると効率的ですね。 【以下は学生の検索の状況に併せて適宜説明】 雑誌のタイトルを検索語として入力するほかに、もう一つ検索方法があります。 雑誌記事索引の検索結果のコピーをみてください。ISSNという項目がありますね。 雑誌にはISSNという、雑誌ごとに固有の番号がつけられています。 北大OPACはこのISSNでも雑誌を探すことができるのです。 今回はタイトルで検索しましたが、ISSNがわかっていると、検索がスムーズに進みます。 OPACには雑誌にどんな記事が載っているかという情報は入っていませんから 記事のタイトルや、記事を書いた人(著者)を入力すると0件になってしまいます。 また、雑誌の○巻○号といった巻号情報や刊行された年も入力しないでください。
(学生配布資料29ページ上) 日経サイエンスが見つかったら、今度は記事の載っている号がどこにあるかを探します。 最近の号を探す方法は先程説明しましたね。 【以下の画面展開は既に説明した内容なので、演習の回答のような形で簡単に画面を 見せるのみとする。特に検索に手間取っている学生が多かった場合はその限りではない。】
(学生配布資料29ページ下) 北分館にあるようです。
(学生配布資料30ページ上) これで、探している巻号を確認できました。 この「分館・開架・新着雑誌」というところに探している記事があるはずです。 【ここで実際の記事のコピーを配布するとよい】
北大附属図書館ホームページのOPAC(蔵書検索)で検索 文献を探す手順 北大・全国の大学が持っている 図書・雑誌を探す 雑誌論文を探す 雑誌記事索引で検索 論文が載っている 雑誌名と巻号を確認 (学生配布資料30ページ下) 最後にもう一度、文献を探す手順のおさらいをしておきます。 まず、北大や全国の大学が持っている図書や雑誌を探す場合は、直接、北大図書館のホームページからOPACで蔵書の検索をします。 雑誌論文を探す場合ですが、OPACでは雑誌がどこにあるかがわかっても、雑誌の中身まではわかりませんでしたね。 ですから、雑誌記事索引で興味のある論文を検索し、その論文がどの雑誌の、どの巻号に掲載されているかを調べなければなりません。 目的の雑誌論文が見つかれば、その論文が掲載されている雑誌名と、その巻号を確認します。 そして、北大のOPACに戻り、北大や、全国の大学に論文が掲載されている雑誌が所蔵されているかどうかを探すのです。 これから、皆さんは様々な授業で様々なテーマの文献を探すことになると思います。 データベースを使いこなし、自分の研究テーマについての文献を探し出す ことは、知的好奇心を刺激されるエキサイティングな作業です。まずはOPACや 雑誌記事索引の使い方に慣れて、自分の勉強のための文献を自由自在に 探し出すことができるようになってください。 北大附属図書館ホームページのOPAC(蔵書検索)で検索