株式会社コム・メディカル蔵王調剤薬局 ○三浦 雅彦、佐藤 雄一 「施設訪問から見えてくる薬剤師の役割」 株式会社コム・メディカル蔵王調剤薬局 ○三浦 雅彦、佐藤 雄一
第7回日本在宅薬学会学術大会 COI開示 筆頭演者氏名:三浦 雅彦 演題名:施設訪問から見えてくる薬剤師の役割 本演題に関連して、開示すべきCOI 関係にある企業などはありません。
K・Sさん COPD 84歳 男性 ・簡易BOXにて、用法別に分別、自己管理 1日1回、アサ、寝る前 1日3回 等 正しく服用できていない K・Sさん COPD 84歳 男性 ・簡易BOXにて、用法別に分別、自己管理 1日1回、アサ、寝る前 1日3回 等 正しく服用できていない ↓ ・100円ショップのお薬箱にて、曜日別、朝昼夕、寝る前に分別 投薬。 ・正しく服用開始 但し、基本処方は28日 他に問題がある(血圧、SpO2が不安定)。 ノンコンプライアンスが疑われた。 それらの状況より、 ケアマネの要請もあり在宅薬剤管理の方向へ
84歳 男性、COPD、高血圧 ①ディオバン錠80mg 2錠 アムロジン錠5mg 2錠 テオロング錠200mg 2錠 朝夕食後 ①ディオバン錠80mg 2錠 アムロジン錠5mg 2錠 テオロング錠200mg 2錠 朝夕食後 ②クリアナール錠200mg 6錠 毎食後 ③シングレア錠10mg 1錠 夕食後 ④ハルナールD錠0.2mg 1錠 フルイトラン錠1mg 1錠 朝食後 ⑤ツムラ大建中湯エキス顆粒 7.5g 毎食前 ⑥アローゼン顆粒 1g 就寝前 ⑦新レシカルボン坐剤 1個 屯用 (錠剤は一包化)
⑧アドエアディスカス250 60BL 1個 ⑨スピリーバレスピマット2.5μg 60吸入 1個 ⑩イソジンガーグル 4本
かかりつけ医はかかりつけ薬局とのコミュニケーションが大切 (医療の相談) 認知症の人 家族 かかりつけ薬局 (福祉の相談) 薬物治療 前方支援 日常診療 地域包括支援センター ケアマネジャー 生活支援 医療支援 かかりつけ医 鑑別診断 後方支援 専門医療機関 かかりつけ医はかかりつけ薬局とのコミュニケーションが大切 一次医療(かかりつけ医)の後方支援が専門医療機関であるならば、「かかりつけ薬局」は、かかりつけ医の前方支援にあたると言えます。 処方薬監査・服薬指導・服薬状況の確認・副作用情報など薬物治療において、服薬が困難になる人とご家族と身近に接しているかかりつけ薬局の皆さんに、かかりつけ医は大いに期待しています。
介護度の変化 ・居宅療養管理指導前 要介護1 ・居宅療養管理指導後 要支援2
左右上腕血圧の推移
薬剤師の新しい立ち位置がみえる? ・医師の診察前に患者さんと会う(予診) ・現在の処方の妥当性を評価する ・その結果、次回処方について医師に提案する 医薬品の適正使用、処方提案、医療安全の確保 6年制薬剤師のあるべき立ち位置の一つになりうる
薬剤師が変わらなければ医療はかわらない。