安全な農作物生産管理技術と トレーサビリティシステムの開発

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農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 天敵・害虫関連情報の共有環境 「天敵 Wiki 」の構築 菅原幸治 * ・木浦卓治 * ・田中 寛 ** ・関塚知己 *** * 農研機構・中央農業総合研究センター ** 大阪府立食とみどりの総合技術センター *** 神奈川県西湘地域県政総合センター.
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Web-GIS の開発と地盤情報の 高度利用に関する共同研究について -具体的な共同研究テーマ ( 案 ) - 「地質・地盤情報協議会」・ 「 Web-GIS コンソーシアム」説明会資料 全国地質調査業会連合会・情報化委員会.
1 ニューブレクス㈱ 当社は世界唯一の超高精度誘導ブリルアン計測システムの商品化に成功した会社です。センサー部は通信用の光ファイバと同じも のをそのまま分布センサーとして利用でき、光ファイバ上に生じる変形(ひずみ)分布及び温度分布を一括測定する事ができます。 そしてこの高精度の光ファイバを用いた分布計測技術をベースに、協力会社とのコンソーシアムにて工業化に適した敷設手法の開.
③新たな作目や品種の特徴を活かした需要拡大
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北大における Super-SINET 接続と利用: 2004 年度報告
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『どこでも運用システム』の開発状況 (第二報) iPad版衛星状態監視システム (プロトタイプ) どこでも運用システムと他システムとの接続
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第6回ヤマセ研究会 2012年9月24~25日 2011年と2012年のヤマセが 水稲に及ぼした影響 宮城県古川農業試験場 菅野博英.
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安全な農作物生産管理技術と トレーサビリティシステムの開発
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ジャストインタイム農業がもたらす農業イノベーション
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東北地域のヤマセと冬季モンスーンの 先進的ダウンスケール研究
フィールドセンシング Field Sensing Technologies
光環境と植物 第10回 光量と植物の生長について
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衛星生態学創生拠点 生態プロセス研究グループ 村岡裕由 (岐阜大学・流域圏科学研究センター).
高汐 一紀 慶應義塾大学 新しい空間の創出:uPlatea 新しい道具の創出: u-Photo 思考する家具・部材: u-Texture
堆肥を販売・譲渡・施用する際にはご留意ください!
堆肥を使用する際にはご留意ください! 〇 耕種農家・育苗業者の皆様へ 〇 輸入飼料を給与した家畜に由来する 被害を未然に防止するために
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共生第二課題における 陸域生態系炭素循環モデルの研究計画 名古屋大学大学院 環境学研究科地球環境科学専攻 市井 和仁
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生態地球圏システム劇変のメカニズム 将来予測と劇変の回避
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ベイジアンネットワークと クラスタリング手法を用いたWeb障害検知システムの開発
CMIP3マルチ気候モデルにおける 夏季東アジアのトレンド
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安全な農作物生産管理技術と トレーサビリティシステムの開発 UT:東京大学農学生命科学研究科 (溝口勝・大下誠一) NARO:農業・食品産業技術総合研究機構 (二宮正士) NIAES:農業環境技術研究所 (鳥谷均)

データ統合・解析システムの生態系分野の応用例 データ統合・解析システムによる農作物管理への適用 国民の社会的ニーズへの対応 農水系研究機関と 大学との共同研究 データ・モデル等を用いた統合・解析による科学的知見に基づいた情報を提供 ↓ 低コスト・高品質・安全な農林水産物の安定供給 生態系モデル 第1期H9-H12 増殖情報ベースによる生産支援システム開発のための基盤研究 土壌水分予測モデル 最適作付け日 予測情報図 X年後のキャベツの作付け可能性 農業情報の統融合ツールの提供 第2期H13-H17 データベース・モデル協調システムの開発 イネ生育モデル モデルとの結合 提供情報事例 多様な観測データ収集ツールの提供 データ統合・解析システム 種まき日の決定移植日の決定 いつ農薬を散布するかどのくらいの量を散布すればよいか 投入 農作物に関係する多様な地球観測データ 最適な施肥時期 水分量管理 地上観測による気温等の蓄積されたデータ モデルによる気候予測データ 将来の応用システム例 ・水稲冷害早期警戒システム (冷害の予測により冷害に強い種の作付け、時期等の提案) ・適地適作判定支援システム (気候変化に対応した地域に適した農作物の選択・提案) 農作物の過去の作付け時期、施肥時期、生産量などの蓄積されたデータ 衛星観測による 植生データ 農地リアルタイム観測データ 国際的な食料・環境問題の解決

地上気象観測値について、世界の25データベース MetBroker 地上気象観測値について、世界の25データベース 22,000観測点に対応

フィールドサーバ フィールドに長期間設置して,環境の計測,動植物のモニタリング等を行うロボット Webサーバ 複数のセンサ(土壌水分センサ) ネットワークカメラ 無線LAN通信モジュール

溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H18年度研究報告) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 3. 広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 地上観測データ 平年値生成プログラム 平年値気象DB MetBroker コアシステム 広域土壌水分の日変動予測モデル GPV予報 2. 気象観測データと気象予報データ、平年値データのシームレスな結合 ・地上観測気象データベースとGVP短期気象予報データを統合 ・MetBrokerインタフェースで短期予報をシームレスに結合    → モデルによる高精度    → 観測値と予報値の簡単比較 ・作物栽培と気象のデータ連携ツールの開発    → 作物パラメータ推定 イネ生育予測モデル 病害発生モデル 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境プロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測

溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H18年度研究報告) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 3. 広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 地上観測データ 平年値生成プログラム 平年値気象DB MetBroker コアシステム 広域土壌水分の日変動予測モデル GPV予報 (喜連川研との連携) NARO 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発(全球2,2000点対応)    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 2. 気象観測データと気象予報データ、平年値データのシームレスな結合 ・地上観測気象データベースとGVP短期気象予報データを統合 ・MetBrokerインタフェースで短期予報をシームレスに結合    → モデルによる高精度    → 観測値と予報値の簡単比較 ・作物栽培と気象のデータ連携ツールの開発    → 作物パラメータ推定 イネ生育予測モデル 病害発生モデル 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境プロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測

溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H18年度研究報告) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) (小池研との連携) NARO 2. 気象観測データと気象予報データをシームレスに結合 ・コアシステムにある地上観測気象DBとGPV短期気象予報DBを時間軸上で統合 ・MetBrokerの機能を利用 → 高精度な農業意思決定支援(病害予測、水管理計画、出荷計画) → 全球レベルで過去の観測値と予報値が簡単に比較できる(予報精度の検証) 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 3. 広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 地上観測データ 平年値生成プログラム 平年値気象DB MetBroker コアシステム 広域土壌水分の日変動予測モデル GPV予報 2. 気象観測データと気象予報データ、平年値データのシームレスな結合 ・地上観測気象データベースとGVP短期気象予報データを統合 ・MetBrokerインタフェースで短期予報をシームレスに結合    → モデルによる高精度    → 観測値と予報値の簡単比較 ・作物栽培と気象のデータ連携ツールの開発    → 作物パラメータ推定 イネ生育予測モデル 病害発生モデル 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境プロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測

同時間の観測値と予報データの比較

溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H18年度研究報告) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 3. 広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 地上観測データ 平年値生成プログラム 平年値気象DB MetBroker コアシステム 広域土壌水分の日変動予測モデル GPV予報  (小池研&沖研との連携) UT&NIAES &NARO 3.広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 2. 気象観測データと気象予報データ、平年値データのシームレスな結合 ・地上観測気象データベースとGVP短期気象予報データを統合 ・MetBrokerインタフェースで短期予報をシームレスに結合    → モデルによる高精度    → 観測値と予報値の簡単比較 ・作物栽培と気象のデータ連携ツールの開発    → 作物パラメータ推定 イネ生育予測モデル 病害発生モデル 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境プロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測

日本から画像も含め、常時モニタリング可能で、継続的にコアシステムに投入。気象データはMetBrokerよりシームレスにアクセス可能.

溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H18年度研究報告) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) UT&NIAES &NARO&(AIT) 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境をプロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測 1. コアシステム全球気象観測データベースの利用環境の構築 ・MetBrokerによる地上気象観測データをコアシステムに構築 ・平年値データベースの生成ツールを開発    → 作物栽培可能性(適地適作)の簡単な検証 3. 広域土壌水分モニタリング・評価システムのプロトタイプ稼働 ・東北タイの水田における土壌水分モニタリングシステムを導入  → 現地画像と土壌水分データをリアルタイム取得  → 衛星による土壌水分推定のバリデーションサイト運用基盤の確立 地上観測データ 平年値生成プログラム 平年値気象DB MetBroker コアシステム 広域土壌水分の日変動予測モデル GPV予報 2. 気象観測データと気象予報データ、平年値データのシームレスな結合 ・地上観測気象データベースとGVP短期気象予報データを統合 ・MetBrokerインタフェースで短期予報をシームレスに結合    → モデルによる高精度    → 観測値と予報値の簡単比較 ・作物栽培と気象のデータ連携ツールの開発    → 作物パラメータ推定 イネ生育予測モデル 病害発生モデル 4. 農業現場で活用できるGoogle Earthデータ統合環境プロトタイプ化 ・Google Earth上でデータを表示 ・農業モデルとのインタフェースを開発    → 病害発生モデル・土壌水分等の日変動予測

例)水稲イモチ病発生予察 Probability of pest emergence to support protect plan 発生確率を示し防除計画支援

安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発 (H19年度研究計画) 溝口 勝・大下誠一(農学生命科学研究科)・二宮正士(農業・食品産業技術総合研究機構)・鳥谷均(農業環境技術研究所) 1. コアシステムにある地上気象観測データ群をメッシュ気象値化 (9月) ・地上気象観測データ群をメッシュ気象値しコアシステムに投入 ・MetBrokerインタフェースを開発  → 生産現場における栽培可能性検証がグローバルスケールで可能となる  → 温暖化による栽培可能性への影響評価も可能となる  → 該当作物・品種の栽培可能性の検証を手軽に実行可能になる 3. 全天日射量や炭酸ガス濃度モニタリング・評価機能の開発 (11月) ・東北タイにおける広域土壌水分モニタリング・評価システムの拡張 ・全天日射量や炭酸ガス濃度モニタリング・評価機能等を追加  → 日射量や炭酸ガス濃度データをリアルタイム取得が可能となる  → 日射量や炭酸ガス濃度データのバリデーションサイトの運用基盤できる MetBroker コアシステム 地上観測データ群 GPV予報データ群 長期気象予測 4. グローバルスケール・ボトムアップアプローチ農業生産モデルの開発 (12月) ・栽培可能性検証モデル等を開発 ・多様な作物・品種の生育パラメータ推定を簡便化するツールを開発  → 全球レベルで精度よく適地適作予測が可能になる MetBrokerインタフェース 2. 長期気象予測変動データMetBrokerインタフェースの開発  (9月) ・CMIP3/AR4長期気象予測変動データMetBrokerインタフェースの開発  → 観測値と予報値の直接比較を全球にわたって経時的に検証可能になる  → 地上予報精度の地域性などの評価が可能になる 5. 多国間農産物トレーサビリティシステム構築に関する予備調査 (12月) ・輸入野菜の生育・加工の現場と流通過程をモニタリングする手法を検討  → 国民に安全な輸入農産物を提供するプロトタイプモデルの開発基盤ができる

H19年度計画 (1, 2) 1. コアシステムにある地上気象観測データ群をメッシュ気象値化 地上気象観測データ群をメッシュ気象値しコアシステムに投入する MetBrokerインタフェースを開発 →生産現場における栽培可能性検証がグローバルスケールで可能となる 該当作物・品種の栽培可能性の検証を手軽に実行可能になる →観測値と予報値の直接比較を全球にわたって経時的に検証可能になる 地上予報精度の地域性などの評価が可能になる 2. 長期気象予測変動データMetBrokerインタフェースの開発  CMIP3/AR4長期気象予測変動データMetBrokerインタフェースの開発 → 気候変化による栽培可能性への影響評価が可能となる

H19年度計画 (3, 4) 3. 全天日射量や炭酸ガス濃度モニタリング・評価機能の開発 4. GSBUA農業生産モデルの開発 東北タイにおける広域土壌水分モニタリング・評価システムの拡張 全天日射量や炭酸ガス濃度モニタリング・評価機能等を追加 → 日射量や炭酸ガス濃度データをリアルタイム取得が可能となる → 日射量や炭酸ガス濃度データのバリデーションサイトの運用基盤できる 4. GSBUA農業生産モデルの開発 (グローバルスケール・ボトムアップアプローチ) 栽培可能性検証モデル等を開発 多様な作物・品種の生育パラメータ推定を簡便化するツールを開発 → 全球レベルで精度よく適地適作予測が可能になる

期待される社会的インパクト 地上観測気象データ、短期予測データ、平年値データ、長期変動予測データをグローバルレベルで時間的にも空間的にもシームレスに結合 同じ農業モデル等、直接社会貢献できるモデルが短期予測(観測値+短期予測値)、生産性ポテンシャル(平年値データ)、未来影響評価(長期変動予測データ)等にそのまま利用できるようになる 全球レベルで予報値と観測値の比較検証が容易になる 土壌水分、炭酸ガス濃度、日射量等これまでの地上観測網で得難かったグランドトゥルースデータ収集蓄積のためのプロトタイプを提供 衛星データによる各種推定の精度向上に貢献 GSBUA農業生産モデルを開発 (グローバルスケール・ボトムアップアプローチ) 実際の農家レベルで役に立つ情報提供・意思決定支援に貢献できる 全球レベルで実行可能でマクロな予測等にも利用できる 栽培可能性、生産性、生態系等

長期気象予測データによる温暖化影響評価 (全球で展開可能) 特定作物品種の栽培可能性 長期気象予測データによる温暖化影響評価 (全球で展開可能) YR錦秋 10月1日定植