アルゴリズム教育研究分野(ES4) 研究室紹介.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一  41 歳 東北大学大学院出身(行動科学専攻分野)  1997 年 10 月 立教大学社会学部に着任  専門分野 政治社会学、計量社会学、社会階層と社会意識  趣味 ドライブ、スキー、水泳、パソコンいじり.
Advertisements

土橋ゼミナール ゼミ説明会 1. 土橋治子先生  学生との距離が近い  「やる気」を最大限に引き出してくれる!  愛ある厳しさ  お茶目 ♪  才色兼備な女性  一児のママ 2.
位置情報履歴を利用した サービス提供機構の構築 慶応大学環境情報学部 4 年 徳田研究室 土田泰徳
システム開発におけるユーザ要求の 明示的表現に関する一検討
シーケンス図の生成のための実行履歴圧縮手法
アルゴリズムとデータ構造 第2回 線形リスト(復習).
区間グラフにおける区間表現からMPQ-treeを効率よく構成するアルゴリズム
研究内容の紹介 電磁場の計算機シミュレーション 卒業研究 研究室の紹介
ウェブの時空間解析技術 東京大学生産技術研究所 戦略情報融合国際研究センター 成果概要 ウェブアーカイブ ウェブ空間解析 ウェブ時系列解析
大学入門講座の 実施に向けて ●桑折範彦   
ラスタグラフィックス (raster graphics)
卒業見込み判定資料作成のための工数大幅削減施策
データ構造と アルゴリズム 第十二回 知能情報学部 知能情報学科 新田直也.
ラベル付き区間グラフを列挙するBDDとその応用
プレゼンテーション用ソフトウェア Impress
小宮山ゼミ      紹介.
    有限幾何学        第8回.
Shelf-Navigator ユーザ動作による書籍相関抽出機構
Microsoft PowerPointを使ってみよう
情報爆発A01支援班 マイサーチエンジン開発環境支援グループ 中村聡史, 大島裕明, 田中克己, 喜連川優
整数計画法を用いた スリザーリンクの解法 杉村 由花 (東京大学)
卒業論文のタイトルをここに (発表時間は5分です。 PPTスライドは10枚程度にまとめる事)
プレゼンテーション用ソフトウェア Impress
遺伝アルゴリズムによる NQueen解法 ~遺伝補修飾を用いた解探索の性能評価~
第5研究グループ 教育システム組 卒研テーマ紹介
第3章 第2節 ネットワークを活用した 情報の収集・発信 6 情報の多様な提示方法 7 構造を工夫した情報の表現方法 8 ウエブページの公開
データ構造とアルゴリズム論 第9章 木構造 平成16年12月21日 森田 彦.
リンク構造を考慮したベクトル空間法によるWebグラフ分割手法に関する研究
情報科学科 ネットワークシステムコース 西関研究室.
自動車レビューにおける検索と分析 H208032 松岡 智也 H208060 中西 潤 H208082 松井泰介.
最短路問題のための LMS(Levelwise Mesh Sparsification)
高山建志 五十嵐健夫 テクスチャ合成の新たな応用と展開 k 情報処理 vol.53 No.6 June 2012 pp
アルゴリズム教育研究分野(ES4) 研究室紹介.
Java ソフトウェア部品検索システム SPARS-J のための リポジトリ自動更新機能の実現
静的情報と動的情報を用いた プログラムスライス計算法
生命情報学入門 配列のつなぎ合わせと再編成
レッスン1 情報の収集と整理 から プレゼンへ (道具を使いこなす)
グラフアルゴリズムの可視化 数理科学コース 福永研究室 高橋 優子 2018/12/29.
卒業研究中間発表 社会情報システム学講座 高橋義昭.
米山研究室紹介 -システム制御工学研究室-
ソフトウェア情報学総論 基盤ソフトウェア学講座
深層学習を用いた音声認識システム 工学部 電気電子工学科 白井研究室 T213069 林健吉.
ソフトウェア設計検証 研究室の紹介 知能情報学部 准教授 新田直也.
オープンソース開発支援のための ソースコード及びメールの履歴対応表示システム
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
b f c a d e g h a b c d e f g 図1 図2 2012年度 有限幾何学 期末試験
連続領域におけるファジィ制約充足問題の 反復改善アルゴリズムによる解法 Solving by heuristic repair Algorithm of the Fuzzy Constraint Satisfaction Problems with Continuous Domains 北海道大学.
Webコミュニティ概念を用いた Webマイニングについての研究 A study on Web Mining Based on Web Communities 清水 洋志.
統計解析 第1回 条件付き独立性と確率的グラフィカルモデル 本講義の全体像
コーディングパターンの あいまい検索の提案と実装
情報科学演習III --- 計算代数とその応用 ---
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
オブジェクトの協調動作を用いた オブジェクト指向プログラム実行履歴分割手法
「ICAによる顔画像特徴量抽出とSVMを用いた表情認識」
大庭・森戸研究室 ~ Ohba & Morito Lab ~ B4 Kodai Ishikura.
構造的類似性を持つ半構造化文書における頻度分析
ガイダンス 電子計算機 電気工学科 山本昌志 1E
A02 計算理論的設計による知識抽出モデルに関する研究
オブジェクトの動的支配関係解析を 用いたシーケンス図の縮約
探究科スライド 教材No.10.
平成30年度 ゼミ分け説明会 応用数学科 2018年2月13日(火) 於:理大ホール.
2018年度ビジョン研究室 ゼミナール・卒研紹介 指導教員:張善俊 6月20日(水) 6-209.
エイリアス関係を考慮した Javaプログラム用静的スライシングツール
情報処理技法(リテラシ)II 第1回:オリエンテーション 産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 助教  柴田 淳司 パソコンの基本操作.
レジュメの構成 1.はじめに ・このテーマにした理由 ・自分の問題意識 (例)難民選手団は毎回結成 すべきと考える 2.・・・・について
オブジェクト指向メトリクスを用いた 開発支援に関する研究 --- VC++とMFCを用いた開発を対象として ---
集中講義(東京大学)「化学システム工学特論第3」 バイオインフォマティクス的手法による化合物の性質予測(1) バイオインフォマティクス概観
情報基礎Ⅰ 情報セキュリティの部 共通認証IDの使い方
分子生物情報学(0) バイオインフォマティクス
Presentation transcript:

アルゴリズム教育研究分野(ES4) 研究室紹介

研究室の教職員,大学院生 教授 増田 准教授 山口 助教 斎藤 技術職員 山中 博士1年生 1名 修士2年生 7名 修士1年生 6名

研究分野(キーワード) アルゴリズム データ構造,データ検索 組合せ最適化 グラフ・ネットワーク パターン情報処理

配属定員と卒研テーマ分類 配属定員10名(早期配属者1名を含む) A 情報表示のためのアルゴリズム 4名 B グラフアルゴリズムとその応用 3名 C 幾何的特徴を持つグラフに対する    アルゴリズム

A 情報表示のためのアルゴリズム 複雑な情報を,人間にとって分かりやすく 表示するためのアルゴリズム ・ グラフで表現できる構造や関係の描画 ・ グラフで表現できる構造や関係の描画 ・ 図中への文字列の配置(ラベル配置)

A1 グラフの描画アルゴリズム 階層描画の例  科目間関係図 科目 (頂点) 科目間の 関係 (辺) 辺交差数   1282

A1 グラフの描画アルゴリズム 複雑なグラフを 見やすく自動描画 する方法の開発 辺の描き方を 工夫 辺交差数    59

A2 デフォルメ路線図作成アルゴリズム 路線の形状をより簡潔にしたい. より複雑な路線図も扱いたい. ⇒ 新しい方法の開発 大阪市営地下鉄 グラフ描画の手法を応用した結果 路線の形状をより簡潔にしたい. より複雑な路線図も扱いたい. ⇒ 新しい方法の開発

ラベルの縦書きなど,多様なラベル配置を可能に A3 地図ラベル配置アルゴリズム ラベルの縦書きなど,多様なラベル配置を可能に

B グラフアルゴリズムと その応用に関する研究 技術者のすべきこと 本テーマの応用,意義

B2 テキスト分析に関する研究 「良いものを作れば売れる」 「お客様のニーズに応える」 「ユーザが欲しいもの」は何? 良いものはみんな欲しいはず みんなが欲しいものは売れる 「お客様のニーズに応える」 ユーザが欲しいものは売れる 「ユーザが欲しいもの」は何? × 分からないからとりあえず良いものを作る × 考えるのは営業の仕事.技術者には無関係

B2 テキスト分析に関する研究 「情報を制するものは世界を制す」 情報源 書き込みの内容 掲示板,ブログ,SNS パブリックコメント,消費者窓口 情報の多くはテキスト 書き込みの内容 評判,欲しい機能 不満,改善すべき点 テキスト分析で情報を抽出

B グラフアルゴリズムとその応用 単語の出現回数 単語のつながり B2 テキスト分析に関する研究 情報を自動的に入手 話題の抽出,絞り込み 会 B2 テキスト分析に関する研究 情報を自動的に入手 単語の出現回数 話題の抽出,絞り込み 単語のつながり 単語同士を線で結ぶ テーマB1 部分グラフの抽出に関する研究 トピック毎に単語を分類 ユーザの興味,嗜好の変化を追跡 23 25 委員 教育 3 8 14 行政 長 B1 のある問題の解法で世界一

C 幾何的特徴を持つグラフに対するアルゴリズムの開発とその応用 幾何的特徴を持つグラフ:幾何構造でグラフが表現できる 例:区間グラフ 各区間はグラフの頂点と対応 2つの区間に重なり ⇔ 対応する頂点間に辺がある 区間グラフの彩色問題 この工程表には何人の作業員が必要か? 省領域アルゴリズムの開発と実装 タンパク質の機能解析のためのアルゴリズムの開発 組合せゲーム・パズルに対するアルゴリズムの開発

線形未満の計算領域で動作するアルゴリズムの開発 C1 省領域アルゴリズムの開発と実装 至るところにビッグデータがある 購買履歴,SNS,道路ネットワーク など ビッグデータに対する効率的な処理が必要 データサイズはあまりにも巨大 データを一度にメモリに格納できない 多項式領域アルゴリズムは動作しない! 線形未満の計算領域で動作するアルゴリズムの開発

C2 タンパク質の機能解析のためのアルゴリズム 複数のアミノ酸が鎖状に連結してできた化合物 タンパク質をグラフで表現 コンタクトマップグラフ ディスクインターセクショングラフ C-PMTの立体構造 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070308_1.htm 問題例:2つのタンパク質の共通の部分構造を求める 毒性を持つ構造を調べる 新種タンパク質の機能を計算機によって解析する 最大共通部分グラフの抽出アルゴリズムの開発 組合せ剛性理論を用いた機能構造解明

C3 組合せゲーム・パズルに対するアルゴリズム ペンシルパズル(数独,スリザーリンク,ナンバーリンクなど) ボードゲーム(将棋,オセロなど) 落ちゲー(ぷよぷよ,テトリスなど) 詰め込みパズル(ペントミノ,DeeCubeなど) 陣取りゲーム(ボロノイゲームなど) 研究テーマ 高速なパズルソルバー ゲーム・パズルの完全解析 パズル問題の自動生成

年間スケジュール 正しく動作する効率のよいプログラムの開発 充実した1年を過ごせます!! 研究テーマ説明 研究室配属 研究環境の整備 4月 5月 7月 8月 1月 2月 研究テーマ説明 研究室配属 研究環境の整備 グループ分け 卒業研究 院試勉強 卒論提出・発表 中間発表(数回) 卒業論文執筆 本読みゼミ プレゼン プログラミング課題 ・アルゴリズム技法の習得 プログラミング課題 本読み(AHUゼミ) 正しく動作する効率のよいプログラムの開発 充実した1年を過ごせます!!

期待する学生像 プログラミングが好きな人 離散の世界が好きな人 やる気・元気のある人 効率的なプログラムを書きたい! コンピュータで解きたい問題がある! 離散の世界が好きな人 グラフが好き! パズル・ゲームが好き! やる気・元気のある人

研究室見学 2E-402 B-404 (山口) 場所:4階 2E-402 (学科事務室の1階上) 日時:本日15時~17時 B-402      (学科事務室の1階上) 日時:本日15時~17時 B-402 (増田)