お客様(施主)視点での 現場環境と安全について 安全大会 開催日の記入欄 ○○株式会社
○○株式会社 安全大会 左側の鉄筋が少し寄り過ぎ、設計かぶり厚さ40㎜のところですが、20㎜しかありません。「ドーナツ」を取り付けて、鉄筋を寄せる必要があります。 配筋検査は重要な検査です。技術屋として、将来に禍根を残さない、満足することのできる仕事をしたいものです。 鉄筋のかぶり厚さは、部位により耐久性・耐火性・構造耐力で規定されています。かぶり厚さが足りないとコンクリートの中性化現象、火災時の爆裂、付着力の不足等によりさまざまな問題が生じます。 設計かぶり厚さの確認、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 アンカーボルトは基礎と土台を緊結する構造上重要なボルトです。土台の芯から大きく外れたり、高さもまちまちでは困ります。職人により施工精度にバラツキが生じないよう、図面を確認しながら施工しましょう。 土台の墨だしをすると、基礎・土台の真ん中にアンカーボルトのラインが揃い、出(高さ)も一定で、気持ちの良いものです。コンクリート打設~土台敷きまでの期間が短すぎると、アンカーボルトの締め付け時にクラックが発生する場合もあるので、所定の養生期間を設けたいものです。 アンカーボルトは問題なし、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 プランによっては、サッシとサッシ、サッシと手すりがお互いに干渉して、大工さんや防水業者が現場で大いに悩むことがあります。納まりで悩むのは、何らかの問題が内在しています。事前に図面段階で、職人たちと納まりを検討すると、職人も納得して、頑張って仕事をしてくれます。 特別に問題のない部位については職人さんにお任せでも構いません。干渉するものがなければ通常の仕事をすれば、雨漏りなどの問題は発生しません。 工事担当者も、職人も、メンテナンスも楽々ですね。 サッシ周りの問題点なし、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 雨漏りは、あってはならない事ですが、決してまれな例ではありません。下葺き材を1重に張るだけでは不十分です。降雨の条件によっては屋根材を通過して下葺き材の上にも若干の雨水が流れます。そのつもりで「増し張り」施工しなければいけません。 本体と下屋取り合い部は、雨漏り対策として重要箇所です。250㎜の高さの増し張りが必要です。隅棟にも増し張りが施工されています。このような配慮があれば、雨漏りに対する安心はかなり高まります。 重点箇所に集中的に丁寧な施工を行いましょう。 下葺き材増し張り施工確認、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 部材には、長さ・幅・高さの寸法、色・左右の勝手など、大変な数の品番が設定されています。そのほとんどは現場への直送となりますので、工程の進捗に合わせ、材料の調達期間を十分に把握して、事前に段取りしなければなりません。職人を遊ばせてしまうことは監督者としての「恥」と心がけましょう。 逆にかなり後で使う材料が現場に多数入っているのも困ります。材料の移動だけでも大変ですし、傷をつけてしまうこともあります。材料は必要な時の直前に入るのが理想です。多く入りすぎると、探す手間と移動の手間がかさみます。職人が気持ちよく作業できる環境を作ることが大切です。 材料の手待ちなし、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 基準は30㎝以内なら安全といえます。30㎝以内ならその隙間から「落ちない」ということです。隙間が大きすぎると職人は無理な姿勢で、身を乗り出して作業することになり災害の可能性が増加します。この場合は内側に手すりを設ける、墜落防止ネットを張るなど別の対策を講じる必要がります。 安全上の寸法は30㎝です。建物のモジュールと足場の規格寸法から、全周で無理な個所は別の対策が必要となります。足場を同じ高さで一周してみると危険個所が分かります。作業床の幅寸法が変わっている箇所などの「不安全状態」を発見したら即時是正させる勇気を持ちましょう。 足場隙間30センチ以内、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 近隣の方には、工事そのものの音は辛抱してもらえることが多いですが、職人の大声での話し声などは騒音と感じられます。上棟時や最終段階時など多数の職人が集まる場合には気をつけましょう。 近隣から苦情が発生することは、長く生活される施主様に対して大変失礼なことになります。 ヘルメットをかぶり、清潔な作業服を着て、寡黙に職人技を発揮する姿は見ていても気持ちの良いものです。他方、喋り過ぎる職人は、問題を引き起こす可能性が高いという経験則があります。できる職人は5S(整理・整頓・掃除・清潔・しつけ)がきっちりと出来ています。できない職人は5Sのできない人です。 話し声が騒音になっていない、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 敷地内の土が側溝へこぼれる場合は、土留めが必要です。工事中は騒音・振動・ほこり・工事車両など多かれ少なかれ近隣に迷惑をかけています。 敷地外の側溝に、土やゴミが流れるなどの迷惑を更に及ぼすことの無いように心がけましょう。 前面道路の側溝にきっちりと鉄板養生がしてあります。管理者の誠意を感じます。何が違うのか? あと一歩がきっちりと押さえてあるかどうかの違いだけです。 車が出入りする場合には、道路上の車輪跡の清掃など、「あと一歩」をお願いいたします。 道路・側溝の養生、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 建築中の敷地の状況です。粘土土のようでずいぶんとガタガタです。雨のぬかるみ防止のためにも砂利敷きなどの配慮が欲しいです。これらの配慮不足が及ぼす影響は計り知れません。職人の気分がシャキッとしないと間接的に、品質面や安全面にも悪い影響が及びかねません。 整地をし、建物周囲にシートを敷いた状態です。先行足場の設置前に、敷きこんでいます。こうした配慮は建物を大切にしているというアッピールになります。 現場の印象アップは大変ですが、その効果はやがて自分にかえってきます。 建物周囲の養生、 ヨシッ!
○○株式会社 安全大会 建築現場で、まず一番にトイレを見ると、その現場のレベルが大体わかるといわれています。工事担当者・職人の人間性が如実にわかってしまう恐ろしいところです。お客さんが使われる場合も想定すれば、内部清掃は勿論、入り口前に砂利を敷くなどの配慮も必要です。 最近では仮設トイレに目隠しカバーを設置する現場が増えています。可能な範囲で、隣家の玄関や窓位置を考慮する配慮も必要です。 トイレットペーパーや掃除道具も完備した「きれいなトイレ」を維持したいものです。 トイレの清掃、 ヨシッ!
おしまい