Solar-B データベース およびデータ解析環境

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Solar-B データベース およびデータ解析環境 下条 圭美 国立天文台 野辺山太陽電波観測所 2002/03/09 @ 国立天文台・三鷹 コスモス会館 「偏光による太陽プラズマ診断」ワークショップ

Today’s Talk Solar-B MO/DA Working Group Solar-B が出力するデータ量

Solar-B MO/DA Working Group Solar-B Mission Operation / Data Analysis Working Group 2001年秋 MO/DA WG (Japan) で議論開始 清水・関井・原・鹿野(NAO),松崎(ISAS),下条(NRO) 2002年1月 3rd Solar-B Science Meeting 日本側の提案を基に議論 ⇒ MO/DA WG (Int.) 結成 2002年2月 1st Solar-B MO/DA Meeting @ LMSAL 次回 MO/DA Meeting 2002年7月 2nd Solar-B MO/DA Meeting @ SAO

Solar-Bが出力するデータ量 衛星-地上局間のデータ転送能力: 4 Mbits/sec コンタクト1回あたりの可視時間: 約10分 コンタクト1回あたりの可視時間:  約10分 1日あたりのコンタクト数:  約7パス データ内の科学データの割合:  約80% 4 Mbits/s ×600 sec × 7 × 0.8 = 1.6 GBytes/Day ⇒ 600GBytes/Year ただし、Solar-Bの観測データは機上で圧縮 SOTのデータは、科学データ内の6~7割

Solar-B観測データフォーマット (配布) Level-0 Calibration前のデータ (JPEG未解凍) FITS format  (Binary Table Extension) Calibration用data Calibration用データ (Dark, Flat, Position, Response) Level-2 Vector Magnetogram (SP, NFI/SOT) Level-Q Quick Look用画像およびムービー(+翌日の観測計画)

Solar-Bデータの流れ : 1

Solar-B データの流れ :2

Solar-B Data Providing System Master Systemは宇宙研DARTSに設置。 Web SystemとRelational Databaseを組み合わせ、検索機能付のデータ配布サイトを作成。 検索のキーは、FITS Headerを基準の構成 観測テーブルを作成するときの情報もデータベース化し、検索キーに使用する。 現在、SOHO/CDSのFITS Headerを基に、 Solar-B用のHeader項目を作成中

Solar-B データ解析環境 Platform : IDL+SSW on UNIX/MS-Windows Level-0 データはFITS formatを使用しているが、通常のFITS I/Oプログラムでは、画像までを作成できない(JPEG圧縮の為)。 Calibrationは、基本的にユーザーが行う。(Level-1) Level-2は、通常のFITS format SOT/SPでは、FPP開発元である、LMSALとHAOから標準inversionソフトがSSWに組み込まれる。 SOT/SPに関しては、多くのinversionソフトを利用できるように、IDL-Fortran, IDL-Cのinterfaceを取るソフトが必須では。

Summary 次回のMO/DA会議の議題 FITS Headerの内容を議論 運用用&データベース用 Relational Databaseの選定 Solar-B チーム外からの観測提案の扱い。 運用・解析に必要なSoftwareのリストアップ

Solar-Bのデータの流れ