Enterprise CALS Systemの開発 指導教官　越田　高志 　 研究者　小西　正則 　　　　　　　野津　新大 　　　　　 奥井　智 　　　　 藤井　亮

目次 はじめに 開発技術について システムの開発 システム全体の課題と今後の方向について

１．１ 本研究の目的 統合基幹業務システム CALSの枠組みに沿って 開発 Java技術の習得・理解 システム設計能力を身に付ける １．１　本研究の目的 販売･利益･在庫･発注管理を網羅 統合基幹業務システム CALSの枠組みに沿って 開発 Java技術の習得・理解 システム設計能力を身に付ける

各Servlet間の通信はHTTPを用いる １．２　本システムの概要 Servlet スーパー本部 サーバ スーパー支店 メーカー 各Servlet間の通信はHTTPを用いる

１．３ CALSの概要 製品などのライフサイクル全般にわたる 各種情報を電子化 データ及び取引情報をネットワークを介して交 換、共有 　各種情報を電子化 データ及び取引情報をネットワークを介して交　 換、共有 ・開発期間の短縮 ・コストの削減 ・生産性の向上

２ 開発技術について ２．１ Servletについて ２．２ Tomcatについて ・CGIに変わってサーバ側で実行される ２　開発技術について ２．１　Servletについて ・CGIに変わってサーバ側で実行される 　 Javaプログラム ２．２　Tomcatについて

２．２ Tomcatについて （１）概要 ・Servletを管理・運用するHTTPサーバ ・ServletエンジンまたはServletコンテナと呼ばれる ・Java言語で作られているアプリケーション

３ システムの開発 ３．１ 開発環境について ３．２ システムの全体構成 ３．３ 全体の処理の流れ ３．４ 本部サーバシステム ３　システムの開発 ３．１　開発環境について ３．２　システムの全体構成 ３．３　全体の処理の流れ ３．４　本部サーバシステム ３．５　支店サーバシステム ３．６　メーカーサーバシステム

Web GAIN Visual Café ４ Expert Edition ３．１　開発環境について OS Windows２０００ RDB Access２０００ Webサーバ Tomcat３．２．１ Javaバージョン JDK１．３ 統合的な Java開発環境 Web　GAIN　Visual　Café　４　Expert　Edition

３．２　システムの全体構成 スーパー本部 スーパー支店 メーカー ３サーバ毎に開発を進めた

３．３ 全体の処理の流れ ・発注内容と発注予定日をDBに登録し、発注 予定日を本部に送る ・発注予定日をメーカーから受け取り、DBに登録する ・発注予定日に本部が発注していた商品を発　送する ４． ３．３　全体の処理の流れ ・発注予定日をメーカーから受け取り、DBに登録する ・メーカーから発送があれば、各支店に発送する ５． サーバは支店の要求に答え、情報を表示する 発注内容をDBに登録し、メーカーに 発注する 本部 ＤＢ メーカ 本部が支店からの 発注を一括して 商品を注文する 発注 メーカから商品の発送 発送 支店毎に発注分を発送する 支店から 商品の発注 受注管理 全体の 発注管理 販売、利益管理 支店の 販売、価格管理 在庫管理 支店が本部のサーバにアクセスする 支店

３．４ 本部サーバシステム 「発注管理」 「売上管理」 「商品管理」 ３．４．１ 機能 支店からの発注を受けてメーカーに注文する。 ３．４　本部サーバシステム ３．４．１　機能 「発注管理」 　　支店からの発注を受けてメーカーに注文する。 　　各支店から取得した売上を、部門別月総売上　データ、月や年毎の総売上、総コスト、総利益　　データとして管理する。 「売上管理」 「商品管理」 どんな商品を扱っているかを管理する。　　

３．４．２ システム構成と 処理の内容 (１)発注管理とメインページの表示 メインページでは以下の３処理画面が表示される A) 発注処理 ３．４．２　システム構成と 　　　　　　処理の内容 (１)発注管理とメインページの表示 メインページでは以下の３処理画面が表示される A)　発注処理 B)　発注管理 C)　売上管理 MainServlet

A)　発注処理 発注画面

エラー処理（その１） 個数入力に誤りがあると・・・ RetryInputApplet バーコード入力に誤りがあると・・・

エラー処理（その２） 数が一致していないと・・・ RetryInputApplet 支店コードに誤りがあると・・・

入力が正しい場合 SoushinOkApplet それぞれの入力が正しければ・・・

発注画面とServlet、DBの関係 HonbuApplet KakuninServlet DB ・stock ・shitenaddress ・order_shitencode ・支店コードがテーブル名 になっているテーブル DB ・stock DBServlet

OrderKakuninMenuServlet B)　発注管理 OrderKakuninMenuServlet １）　支店コードを　　　　　指定した確認 ２）　全体の確認

１） 支店コードを指定した確認 OrderKakuninServlet 指定した支店コードのテーブルのみ読み込む １）　支店コードを指定した確認 OrderKakuninServlet 指定した支店コードのテーブルのみ読み込む OrderKakuninServlet 支店コードがテーブル名 になっているテーブル

２） 全体の確認 AllOrder KakuninServle 登録してある支店コードのテーブルを全て読み込む 支店コードがテーブル名 ２）　全体の確認 AllOrder KakuninServle 支店コードがテーブル名 になっているテーブル 登録してある支店コードのテーブルを全て読み込む

C)　売上管理

３．４．２　システム構成と処理の内容 （２）売上管理 <メニュー画面> <パスワード入力画面>

・　各支店別売上処理 <保存確認表示> <部門別売上表示>

・　総売上、総利益管理 <保存確認表示> <月の入力画面> <総利益表示>

・　売上データ管理 ・　部門別売上表示 ・　総売上、総利益表示 ・　各支店別売上表示　 <メニュー画面>

・　部門別月総売上表示 ・　総売上、総利益表示 入力した月 <月と年の入力画面> 入力した年

・　各支店別売上表示 <メニュー画面> <売上表示> <ID入力画面>

（３）商品管理 ・ 商品一覧 ・ 商品の登録、更新、削除 <商品一覧> <バーコード入力> ・　商品一覧 ・　商品の登録、更新、削除 <商品一覧> <バーコード入力> <メニュー画面> <更新と削除> <登録>

　　3.5　支店サーバシステム　　

目標 レジシステムを実現する。 リアルタイムで販売状況、在庫状況を把握し、過去のデータとの比較を可能にする。 データをグラフで表示し、販売状況の移り変わりをわかりやすくする。

システム概要 レジ係 WWWブラウザ Ｊａｖａアプレット Ｓｅｒｖｌｅｔ ＤＢ 管理者 本部

機能 ・商品の状況把握 ・売上の把握 ・商品登録、削除 ・検索 ・発注 管理 レジ 利用者設定

データベース ＳＵＰＥＲ 商品情報 部門番号と部門名 １日の売上データ （日毎につくられる） 利用者の情報 ＩＴＥＭ＿ＤＡＴＡ ＣＡＴＥＧＯＲＹ １日の売上データ （日毎につくられる） 20020214 （2002年2月14日） ＳＥＣＵＬＩＴＹ 利用者の情報

利用者の制御 ｄｏＧｅｔ（） ｄｏＰｏｓｔ（）

レジシステム レジ係 レジ係 Ｊａｖａアプレット Ｊａｖａアプレット ＳＵＰＥＲ ・・・ 価格 バーコード Ｓｅｒｖｌｅｔ Ｓｅｒｖｌｅｔ 　　　　　　　　　　　　　　　　・・・ バーコード 価格 レジ係 レジ係 バーコード Ｊａｖａアプレット Ｓｅｒｖｌｅｔ Ｊａｖａアプレット Ｓｅｒｖｌｅｔ バーコード 商品名 販売価格 ＯＫ ＳＵＰＥＲ ＩＴＥＭ＿ＤＡＴＡ ２００２０２１４

商品状況の把握（1） 本日の状況を確認でき、価格を設定できる 　（商品毎） バーコード入力 在庫数 販売数 新価格設定 確認

商品状況の把握（2） 本日の状況を確認でき、価格を設定できる 　（部門毎） 部門選択 在庫数 販売数 新価格設定

売上の把握（1） 本日の売上をグラフで表示する（商品毎） バーコード入力 本日までの１週間の販売数 本日の販売数 １週間の販売数と売上の表示

本日の各部門の売上の割合を円グラフで表す 売上の把握（2） 部門選択 本日の売上をグラフで表示する（部門毎） 本日の各部門の売上の割合を円グラフで表す 本日の売上 本日までの１週間の指定した部門の売上

商品毎の検索　（月指定） バーコード入力 指定した月の販売数 前後１年の販売数 表示したい 年月を入力 １週間の販売数と売上の表示

商品毎の検索　（日付指定） バーコード入力 指定した日の販売数 前後１週間の販売数 表示したい 年月日を入力 １週間の販売数と売上の表示

指定した日の各部門の売上の割合を円グラフで表す 部門毎の検索　（日付指定） 部門選択 指定した日の各部門の売上の割合を円グラフで表す 指定した日の売上 表示したい 年月日を入力 前後１週間の売上

指定した月の各部門の売上の割合を円グラフで表す 部門毎の検索　（月指定） 部門選択 指定した月の各部門の売上の割合を円グラフで表す 指定した月の売上 表示したい 年月を入力 前後１年の売上

利用者設定

本部サーバとの通信 本日、今月の売上の把握 今月のデータの入手 本部 支店 送信 いつでも対応できるようにしている 発注

まとめ レジシステムを実現できた。 販売状況、在庫状況を把握できた。 検索機能を実装でき、過去のデータとの比較ができた。 Ｓｅｒｖｌｅｔで画像とテキストを同時に表示することができた。

３．６　　メーカサーバシステム　

ミートセンターサーバシステム 今回の研究ではメーカーの１つの例として ミートセンターを考えた。 このミートセンターはインターネットを通し、 　　ＤＢに登録されている顧客からの発注を受ける。

（１）システムの機能 ・商品のカタログの表示 ・顧客ごとの発注情報の作成 ・顧客の注文の追加、削除、表示 ・代金の表示 ・ＩＤとパスワードの照合 ・発注情報をＤＢへ格納 以上の機能をServletで開発した。

（２）システム構成 このシステムは、 上記の３つのテーブルおよび１３個のServletにより、 構成されている。 DB Servlet 　このシステムは、 DB ・GOODS_INFO　　（商品情報テーブル） ・GUEST　　　　　　　（顧客情報テーブル） ・GUEST_INFO　　 （発注情報格納テーブル） Servlet ・MainpageServlet ・CatalogServlet など 上記の３つのテーブルおよび１３個のServletにより、 構成されている。

（３）ブラウザ上の画面　 カタログ画面 ここ ここ

精算画面

確認画面

４． システム全体の課題と 今後の方向について ４．　システム全体の課題と 　　　今後の方向について 処理管理 表示部分 Servlet 現在のServletは・・・ 処理管理 表示部分 Servlet 処理管理 表示部分 Servlet JSP EJB