フロアープラン 種田研究室 S08A2057 廣井 孝行
1.はじめに 動機 部屋の模様替えや引っ越しの時などに、先に分かりやすいイメージを持つ為のシミュレーションを行う事はできないか? 探した所、 Sweet Home 3D というフリーソフト が見つかり操作も簡単なので説明を行っていく。
2.概要-1 Sweet Home 3D というフリーソフトを用いて、 部屋の間取りのシミュレーションを行う。 部屋の間取りのシミュレーションを行う。 2Dで間取りを描き、それを3D(図1の右下部分)で確認しながら設計を行うことが可能。 Sweet Home 3D http://www.sweethome3d.com/ja/index.jsp 図1 Sweet Home 3Dの使用例
2.概要-2 3D視点では、主観視点と俯瞰視点の2種類の視点を扱うことができる。 図2 主観視点 図3 俯瞰視点
2.概要-3 設計した間取り図を用いて写真のように出力することができる。 図4 図2を基にして出力した画像
2.概要-4 このソフトは、ライブラリを追加することによって初期には無い家具や模様を追加することが可能。 また、設計した間取り図や3DモデルはOBJ形式やSVG形式でエクスポートすることができ、専用のモデリングソフト(BlenderやArt of Illusion等)やドローソフト(Inkscape、Illustrator等)を用い、加工することも可能。
2.概要-5 このソフトにはWindows、Mac OS X、Linux版があり、Javaが必要である。元は海外製のソフトだが日本語化もされている。 また、Javaを用いることにより、Plug-inの開発を行うことも可能である。次のページで見本として紹介されていたPlug-inを導入した例を図示する。
2.概要-5 例はメニュー項目の追加であり、下図のToolsの部分である。 図5 メニューを追加したPlig-in
3.Sweet Home 3Dの使い方-1 ソフト上方にあるアイコンを用い、直感的な動作が可能である。 主に使用するのは図7のアイコンであり、左から オブジェクト選択, 枠移動, 壁作成, 部屋作成, 寸法作成, 文字追加となっている。 図6 メニュー 図7 主に使用するアイコン
3.Sweet Home 3Dの使い方-2 壁や部屋の作成は作りたい部屋の角をクリックして行う。 家具を置く為には左側にあるアイコンを間取り図にドラッグ&ドロップする。 図8 家具の配置
3.Sweet Home 3Dの使い方-3 家具や壁、床等はオブジェクト選択アイコンにし、対象をダブルクリックをすることによって模様やサイズを変更することが可能。 図9 模様変更の例
3.Sweet Home 3Dの使い方-4 主観視点の移動方法は、3D画面を左クリックしながら上下左右へのドラッグや、主観アイコンを動かすことで可能。 図10 主観アイコン
3.Sweet Home 3Dの使い方-5 3Dビューから写真を作成させる為には、カメラアイコンをクリックする。すると、出力する画像のサイズや品質などを選択する項目を入力し、作成する。同様にして動画も作成することが可能。次のページでは例を紹介する。 図11 カメラアイコンと動画作成アイコン
3.Sweet Home 3Dの使い方-6 図12 写真作成画面 図13 動画作成画面
4.まとめ Sweet Home 3Dは3Dモデリングソフトより(導入や操作を)簡単に住宅の間取りをシミュレートすることが可能。 しかし、2階以上の建物を設計することができず、また海外製のソフトウェアである為、和室を簡単に設計する機能がないといった問題がある。