3.いろいろな気体
1 空気中に含まれる気体 大気 空気 空気は、何でできているだろうか?
空気に含まれる気体 その他の気体 約1% 酸素 約21% 窒素 約78%
酸素 ○ 二酸化マンガンにオキシドールを注ぐと発生 オキシドール (過酸化水素水) 二 酸 化 マンガン
酸素
酸素の特徴 色・におい: なし 重さ: 空気よりわずかに重い 水への溶解性: 溶けにくい 色・におい: なし 重さ: 空気よりわずかに重い 水への溶解性: 溶けにくい 燃焼性: 酸素そのものには燃焼性はないが、他の物を燃やす働きがある。
二酸化炭素 ○ 石灰石にうすい塩酸を加えると発生 うすい塩酸 石灰水 石灰石 白くにごる
二酸化炭素の特徴 色・におい: なし 重さ: 空気より重い 燃焼性: なし 溶解性: 水に少し溶ける → 水溶液は酸性 → 炭酸(炭酸水) 色・におい: なし 重さ: 空気より重い 燃焼性: なし 溶解性: 水に少し溶ける → 水溶液は酸性 → 炭酸(炭酸水) 反応: 石灰水を白く濁らせる。
窒 素 窒素の特徴 色・におい: なし 重さ: 空気よりわずかに軽い 燃焼性: なし 溶解性: 水にほとんど溶けない 反応: ほとんどなし
気体の集め方 発生した気体 水に溶けにくい 水に溶けやすい 水上置換法 すいじょうちかんほう 空気よりも重い 空気よりも軽い 下方置換法 かほうちかんほう 上方置換法 じょうほうちかんほう
酸素や二酸化炭素はいろいろな方法を 使って発生させることができる。 オキシドール (過酸化水素水) 石 灰 石 + + 希 塩 酸 酸 素 二酸化炭素 発生方法A 発生方法B 発生した気体の性質の違い オキシドール (過酸化水素水) 石 灰 石 + + 希 塩 酸 (うすい塩酸) 二酸化マンガン ベーキングパウダー 酸素系漂白剤 + + 薄めた酢(希酢酸) 80℃の湯 A,Bどちらとも、線香の 火を激しく燃焼させる。 A,Bどちらとも、石灰水 を白く濁らせる。
結論 どんな方法で気体を集めても、 その気体の性質は変わらない!
2 その他の気体 水 素(H ) 2 水素 塩 酸(HCl) 亜 鉛(Zn)
水素の特徴 空気中で燃える。 水素+酸素→ 水 + 熱 (参考) 2H2 + O2 →2H2O + 熱 空気より、軽い。
アンモニア アンモニア 塩化マグネシウム 水酸化カルシウム +
水をフラスコ内に入れると・・・ アンモニアが水に急速に溶け込む アンモニア フラスコ内が真空になる ビーカーの水が吸い上げられ噴水 のようにフラスコ内にふき上がる
色・・・・・・なし におい・・鼻を刺すような強いにおい。 重さ・・・・空気より軽い。 水溶性・・水に非常によく溶ける。 アンモニアの特徴 アルカリ性水溶液
Q 発泡入浴剤、ふろがま洗浄剤、 入れ歯洗浄剤の3つにお湯や水を 注いだとき発生する気体について どのように調べたらよいだろうか? (1)気体の採取方法は?・・・ 水上置換法によって、気体を採取する。
(2)気体を調べる方法はどうしたらよいだろうか? ①酸素だとしたら・・・ 線香の火を気体に近づけてみる。 酸素なら、線香の火は激しく燃える。 ②二酸化炭素だとしたら・・・ 石灰水に気体をとおし振ってみる。 二酸化炭素なら、石灰水は白く濁る。
入れ歯洗浄剤 ふろがま洗浄剤 発泡入浴剤