LDD濃度改良後のSOI-FETの 極低温環境下での異常特性の改善

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LDD濃度改良後のSOI-FETの 極低温環境下での異常特性の改善 筑波大 素粒子実験研究室 修士2年 八木 俊輔 yagi@hep.px.tsukuba.ac.jp 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 報告内容 研究動機 極低温用SPICEパラメータ抽出の為の測定 常温と極低温での電流電圧特性の違い 電流電圧特性の測定結果 シミュレーションと実測の比較 LDD不純物濃度変更後の電流電圧特性 Vds低い領域でドレイン抵抗異常現象が見られたいたが、LDD不純物濃度を増やすことで改善した 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での ニュートリノ崩壊光探索 ニュートリノ崩壊 ニュートリノ崩壊図 崩壊に伴う光子のエネルギーと測定済みの 質量自乗差から、ニュートリノ質量を決定できる。 ニュートリノ 振動実験 精度よく測定 ニュートリノは長寿命 (T > Ο(1012) 年 : COBE+AKARI測定結果より) 大量のニュートリノ源が必要となる。 宇宙背景ニュートリノを用いる 予想される崩壊エネルギーは、約25meV(波長換算 : 50um) テラヘルツ光検出可能な光検出器 超伝導トンネル接合素子光検出器(STJ)の導入 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での FD-SOI : Fully Depleted – Sillicon On Insulator チャネル層が非常に薄く形成されたSOI-MOSFET キャリアの衝突イオン化によって生成されたイオンがボディに蓄積し、 電圧異常を引き起こす浮遊帯効果の抑制 実際に、4K以下でも、FD-SOI-MOSFETが正常に動作したことを確認 ※JAXA/ISIS AIPC 1185,286-289(2009)参照 チャネル幅W チャネル長L 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 極低温用SPICEパラメータ抽出 現在我々は、 超伝導トンネル接合素子光検出器(STJ) 極低温でも動作可能な前置増幅器                         の開発を行っている。 極低温環境下に適応した シミュレーターが存在しないので、それを構築する TEG測定 @極低温環境+常温環境 : 筑波大 八木 が担当 KEK 倉知様にご助力いただきながら、IV測定を行っていった。 測定したTEGはPTEG2 BT-type(Core Nomal Vth)とST2(Core Low Vth)を測定 極低温環境用SPICEパラメータ抽出 : JAXA 馬場様に依頼 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 極低温での電流電圧特性 ex.) Nch ST2 W/L = 10um / 1.0um Ids VS Vds Ids VS Vgs ①キャリア移動度上昇による 飽和電流値上昇 ③急激な立ち上がり ④閾電圧の上昇 ②極低温にすると、 Vdsが低い領域で 立ち上がりが鈍る 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 測定したTEG詳細 BT(Core Normal Vth) ST2(Core Low Vth) Nch BT L [um] 0.2 10 W [um] 0.4 ✔︎ 5 N /P ST2 L [um] 0.4 1 5 W [um] ✔︎ 2 10 Pch BT L [um] 0.2 10 W [um] 0.5 ✔︎ 0.63 5 BT-type -> NchとPchで4種類ずつ ST2-type -> NchとPchで8種類ずつ 測定 以上の素子全てのIV測定は完了 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 ×10-3 0.25mA 0.6uA 0.18mA 0V 2V 0.35mA 0.5mA 2mA 1.4mA 0.6mA 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 10-4 10-4 10-4 10-10 10-10 10-10 0V 2V 10-3 10-3 10-11 10-10 10-14 10-3 10-3 10-3 10-11 10-10 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日 10-10

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 SPICEパラメータ抽出 JAXA 馬場様に私の測定結果をもとにパラメータ抽出していただきました。 筑波大PC環境下のもと、hspiceを用いてシミュレーション。 実測値 Vdsが低い領域で抵抗が大きく出る現象は シミュレーションで表現できない 今回は、限られた領域でのみ パラメータ抽出を行うこととする (フィッティング電圧は飽和領域のみ) 用いたモデルはbsimsoi4.4 抽出するトランジスタは、 BT(N/P) : L = 0.2um W = 5.0um ST2(N/P) : L = 0.4um 1.0um 5.0um W = 10 um 極低温にすると、 Vdsが低い領域で 立ち上がりが鈍る 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での シミュレーションと実測の比較 実測値 hspice結果 ngspice結果 ex.) Nch ST2 W/L = 10um / 1um ドレイン電流 Ids [A] ドレイン電圧 Vds [V] 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での LDD不純物濃度変更後のIV測定 LDD構造 : Lightly Doped Drain ・・・ ドレインとソースの間に低濃度の不純物領域を形成                         →ドレインに高電界が生じるのを防ぐ SPICE抽出のために測定したSOI-FETは、LDDのドープを薄くしたSOI-FETだったため、 ゲートエッジ部の特性が変動し、Rdが異常に高くなる現象が見られた →なので、ドープを濃くしたSOI-FETを極低温環境下で測定 Gate BOX P+ P- LDD(Lightly Doped Drain)層:Drain電界緩和のための層 LDDのドープが薄いとoffset gateとなり、ゲートエッジの特性変動につながる可能性あり。 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 LDD不純物濃度変更後のIV測定 ex.) Pch ST2 W/L = 10um / 1um LDD不純物濃度が現行(@3K) LDD不純物濃度が改良(@3K) Ids VS Vds 立ち上がりが 線形に回復! 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での まとめ 昨年度、KEK倉知様のご助力をいただきながら、 極低温環境下でPTEG2 IV測定をした 本測定で、極低温環境下での特徴である 閾電圧の上昇 キャリア移動度上昇に伴う飽和電流値の上昇 など  を観測することができた 本測定をもとにSPICEシミュレーター構築をJAXA馬場様にしていただき、構築に成功した LDD不純物濃度を濃くすることで、極低温環境下でのVdsが低い領域でのRd異常は改善した LDD改良が施されたTEGで、 より精度の高いSPICEパラメータ抽出を行う 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での Backup 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での SOI-STJ ニュートリノ崩壊光(25meV)を精密に測定 ニュートリノの絶対質量を決定することが可能 高エネルギー分解能を持つ 超伝導検出器(STJ)の開発 測定系依存の雑音により、遠赤外光子検出は達成していない 冷凍機の振動やグラウンド準位の不定性など 検出器が置かれる冷凍機内部から外部までの長い配線に乗る雑音 増幅器を検出器直近に設置 低温プリアンプとして SOI-STJの開発 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 極低温用SPICEパラメータ抽出 TEG測定 @極低温環境+常温環境 : 筑波大 八木 が担当 KEK 倉知様にご助力いただきながら、IV測定を行っていった。 測定したTEGはPTEG2 BT-type(Core Nomal Vth)とST2(Core Low Vth)を測定 極低温環境用SPICEパラメータ抽出 : JAXA 馬場様に依頼 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 TEGのIV測定 パラメータ抽出 今年度は、LDD濃度改良後のFETで再度SPICEパラメータ抽出を行う予定 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

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第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 移動度について 線形領域 ー 室温 ー 極低温(3K) Ids VS Vgsカーブ @Vds = 0.05V 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 L = 0.4 um L = 1 um L = 5 um W = 1 um W = 2 um W = 10 um ー 室温 ー 極低温(3K) 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 L = 0.4 um L = 1 um L = 5 um W = 1 um W = 2 um W = 10 um 極低温環境下で、Vdsが低い領域では、 ドレイン抵抗が高く出るので、 uC(W/L)値は低く出る。 飽和領域で、移動度比を推定する ー 室温 ー 極低温(3K) 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 飽和領域 ー 室温 ー 極低温(3K) Ids VS Vgsカーブ @Vds = 1.80V 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 L = 0.4 um L = 1 um L = 5 um W = 1 um W = 2 um W = 10 um 軸のスケールを 調整し直す ー 室温 ー 極低温(3K) 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 L = 0.4 um L = 1 um L = 5 um W = 1 um W = 2 um W = 10 um 軸のスケールを 調整し直す ー 室温 ー 極低温(3K) 2016年 6月 29日 水曜日 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 移動度についての検証 3Kでのキャリア移動度は常温のと比べて約2倍ほど大きくなると言われている。 本測定で移動度がどれだけ大きくなっているか検証する 線形領域・飽和領域でのドレイン電流の式は以下のようになる この式を変形すると 常温と3KでのuCW/Lの値の 比がそのまま移動度の比 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 移動度についての検証 3Kでのキャリア移動度は常温のと比べて約2倍ほど大きくなると言われている。 本測定で移動度がどれだけ大きくなっているか検証する 線形領域・飽和領域でのドレイン電流の式は以下のようになる 線形領域において、 Rdが低く出る異常が見られ、 uC*(W/L)値が常温に比べ 3Kの時の方が小さく出る ※2次効果は考慮していない この式を変形すると 飽和領域のみ検証 常温と3KでのuCW/Lの値の 比がそのまま移動度の比 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 移動度比(3K/常温) 結果 いずれのサンプルも3Kになると移動度が大きくなるような結果になったが、 移動度比の大きさはサンプルごとにばらつきがあるように見えますが、 移動度の上昇は観測できているだろう 各サンプルごとのuC*(1/L) L = 0.4 um L = 1 um L = 5 um 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日

第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 Nch ST2 schematic Drain Gate Source 第6回SOI研究会 @北海道大学 LDD濃度改良後のSOI-FETの極低温環境下での 異常特性の改善 2016年 6月 29日 水曜日