予防医学のストラテジー 甲田.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
生活習慣病とは 食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生 活習慣が、その発症・進展に関与する疾患群 (平成8年・公衆衛生審議会) ブレスローの7つの健康習慣 – 喫煙しない – 定期的な運動 – 飲酒は適度か、しない – 1日7,8時間の睡眠 – 適正体重 – 朝食は食べる – 間食はしない.
Advertisements

健診時血圧 160/100 以上 ⑨ 市町村主催の 健康教室等へ の勧誘 健診時血圧 160/100 以上 健診時血圧 160/100 以上 健診時血圧 160/100 未満 かつ未治療 のもの 汎用性の高い行動変容プログラ ム 高血圧対策(案)
第 2 章 子どもの成長・発達と看護 3. 幼児期の子どもの成長・発達と看護( 2 ) 学習目標 1 .幼児の睡眠と規則正しい生活の必要性を理解する. 2 .幼児の健康維持に対する取り組みとしての清潔行動確 立に向けた援助を理解する. 3 .幼児にとっての遊びの意義と発達を促すために必要な 遊びへの援助を理解する.
歯の健康と歯科健診の受診について 〈6月4日は「虫歯予防デー」です〉 2013年6月 出光興産健康保険組合.
生活習慣病の予防.
今回の調査からわかった主なことがら ○糖尿病で治療中の人の43.2%は健診で見つかっている ○健診で見つかった人は、合併症の発症率が低い
1.保健行政の役割としくみ 2.保健サービスの活用
健康福祉部が取り組む受動喫煙防止対策について 健康福祉部の主催する会議等の会場に関する取扱い
広島県西部地域保健対策協議会 ●設置目的   広島西二次保健医療圏(大竹市・廿日市市)における住民の健康の保持・増進と福祉の向上に寄与するため,保健・医療・福祉に関する事項について調査・協議し,必要な事業を実施する。 ●設立年月日 平成 9 年11月27日 ●構成団体(大竹市・廿日市市域の22機関・団体)
3.さまざまな保健活動 母子保健活動 日本赤十字社の写真 素材集-保健活動 「室蘭市役所ホームページ」 UNICEFの写真 素材集-保健活動
健 康 寺 子 屋 ~長寿と健康を楽しむ街で~ 【会 場】 せたがや がやがや館 第 3 回 テーマ 「高齢者の健康維持と食事について」
保健学習の進め方・指導案の書き方 さいたま市立三橋小学校   豊島  登.
疫学概論 診療ガイドライン Lesson 22. 健康政策への応用 §B. 診療ガイドライン S.Harano, MD,PhD,MPH.
喫煙領域の代表目標項目(6) 4 喫煙 ・ 成人の喫煙率の減少 ・ 未成年者の喫煙率の減少 ・ 妊婦の喫煙率の減少
健康寿命について H27.1健康づくり課作成 ○健康寿命とは… 一般に、ある健康状態で生活することが期待される平均期間またはその指標の総称
1.職場における産業保健活動 (1) 産業保健は予防医学
第2次総合計画 【H22~H26】 ~本市の基本的な計画
富山県厚生部健康課母子・歯科保健係 和 田 康 志
脳血管障害 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 緊急処置 一般検査 画像検査 治療 診断
汎用性の高い行動変容プログラム 特定健診の場を利用した糖尿病対策(非肥満を含む)
糖尿病 診断・治療の流れ 診断と治療の流れ 問診・身体診察 検査 診断 治療
動画で見る 全国がん登録 2016年1月から始まる「全国がん登録」について、ご紹介します。.
黄熱(yellow fever)の要点 WHO Fact sheet December 2009
女子大学生におけるHIV感染症のイメージと偏見の構造
健康寿命延伸産業分野における新事業活動のガイドライン(概要)
汎用性の高い行動変容プログラム 特定健診の場を利用した糖尿病対策(非肥満を含む)
日本糖尿病学会のアクションプラン2010(DREAMS)
ヘルスプロモーションのための ヘルスリテラシーと 聖路加看護大学『看護ネット』
第2回 福祉の現在・現在 厚生労働省(2018) 障害者白書 厚生労働省(2016) これからの精神保健福祉のあり方に          関する検討会資料.
指標の構成について 指標の概要 具体例 ・目標に向けた全体的な評価指標(アウトカ ム指標)となるもので、「健康行動の指標」
栄養成分表示は、 健康づくりに役立つ重要な情報源 栄養成分表示ってなに? 栄養成分表示を活用しよう① 〈留意事項〉
特定健診・特定保健指導と 医師会の役割    平成18年12月20日 日本医師会常任理事        内田健夫.
「糖尿病」ってどんな病気?? ★キーワードは・・・「インスリン」!!!
市区町村別標準化該当比マップ (2013年度版) 岡山県保険者協議会 岡山県国民健康保険団体連合会.
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
4.生活習慣病と日常の生活行動 PET/CT検査の画像 素材集-生活習慣病 「がん治療の総合情報センターAMIY」 PET/CT検査の画像
B型・C型肝炎ウイルスについて知ろう 参考資料2 ❏ B型・C型肝炎に関する問い合わせ先 ❏ 広島県健康福祉局薬務課肝炎対策グループ
感染症集団発生事例に対する基本的対応 大山 卓昭 感染症情報センター 国立感染症研究所.
大阪府健康づくり推進条例の概要について (1) 条例制定の背景・必要性 (3) 条例案の概要 (2) 条例制定のポイント
歯科健診で、 健康寿命を延ばそう! (健診概要)
健康のとらえ方.
災害時の循環器リスクスコア - AFHCHDC7 Score
健康長寿とちぎづくり取組宣言 □ 栃木県脳卒中啓発プロジェクト □ 身体を動かそうプロジェクト □ 食べて健康!プロジェクト
【「患者のための薬局ビジョン」における薬剤師・薬局の機能概要】
疫学概論 疾病の自然史と予後の測定 Lesson 6. 疾病の自然史と 予後の測定 S.Harano,MD,PhD,MPH.
1.
Zz 業務チャート 生活習慣病予防分野 生活習慣病予防業務の主な分担:地区担当制・業務担当制 統括保健師の配置: あり・なし
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
地域リハビリテーション -訪問リハビリテーションを中心に-
衛生委員会用 がん対策討議用スライド.
大阪府健康づくり推進条例(案)のPDCAサイクル
子どもに対する 生活習慣病予防の 取り組み           健康情報分析学            三輪 夕起.
我が国の自殺死亡の推移 率を実数で見ると: 出典:警察庁「自殺の概要」
Zz 業務チャート 生活習慣病予防分野 生活習慣病予防業務の主な分担:地区担当制・業務担当制 統括保健師の配置: あり・なし
今後構築する各国立高度専門医療研究センター(NC)の疾患登録システム
トピック6 臨床におけるリスクの理解と マネジメント 1 1.
特定健診・がん検診等の保健事業の場における禁煙支援
先進予防医学共同専攻臨床疫学 臨床疫学とは 現在の取り組みと成果 研究材料・手法 未来のあるべき医療を見つめて改革の手法を研究します。 特徴
大阪市の依存症対策 現状と課題 H29事業 共通 アルコール依存 薬物依存 ギャンブル等依存 治療が長期間に及ぶ-薬物治療の効果は限定的
在宅医療施策の取組状況と今後の展開(案)
1. 糖尿病による網膜の病気 =糖尿病網膜症 2. 自覚症状が現れないまま 進行します 3. 糖尿病網膜症の 予防法・治療法 4.
4) 上級編 ~新型インフルエンザに対する 公衆衛生対応について知る~
疫学概論 疫学研究の目的 Lesson 1. 疫学研究 §A. 疫学研究の目的 S.Harano,Md.PhD,MPH.
大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業(概要) ~府全域版健康マイレージシステムの構築~
疫学概論 §C. スクリーニングのバイアスと 要件
目 次 第1章 大阪府保健医療計画について 1.医療計画とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
衛生委員会用 がんの健康講話用スライド.
健康サポート薬局に求められる機能 健康サポート薬局について かかりつけ薬局の基本的機能 健康サポート機能 【背景・課題】
~「依存症対策のあり方について(提言)」(平成29年3月)と府の対応~
健康再生療養型リゾート計画.
Presentation transcript:

予防医学のストラテジー 甲田

GIO 予防医学の基本的概念とストラテジーを理解する。

SBO 予防医学の3つのレベルを説明し、それぞれの具体例を挙げることができる ヘルスプロモーションの概要を説明できる ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチを説明できる 1 予防医学の概念と具体例は理解しておく必要ある。 2健康増進の概要についても国試にもこれまで出ている。 3~5 ハイリスクアプローチ、 ポピュレーションアプローチ、各々の有効な条件、利点、欠点をおさえておく。

産業革命時代のマンチェスター ▼人口:6千人(1685年)、3万人(1760年) 16万人(1821年)、22万人(1841年)      16万人(1821年)、22万人(1841年) ▼住居(1841年、7000人の地区)      便所 33      3人部屋 1,500、4人部屋 738      5人部屋 281 ▼7-8歳から就労

我が国の疾病構造の変遷 公衆衛生学の輸入 厚生労働省HPより

健康とは (1) 健康と疾病の不連続性 健康、半健康、病弱、疾病は、それぞれ の境界線が不明瞭。 (2) 1946年のWHOの健康の定義:  健康、半健康、病弱、疾病は、それぞれ   の境界線が不明瞭。 (2) 1946年のWHOの健康の定義:  「健康とは単に病気でない、虚弱でないとういうのみ   ならず、身体的、精神的そして社会的に完全に良好  な状態を指す」

健康管理の範囲と活動の構成 健康の保持・増進 疾病・災害予防 健康相談 健康教育 健康を保持・増進するための活動 健康診断 救急処置 疾病管理 臨床診断・治療 リハビリテーション ターミナルケア 健康を保持・増進するための活動 健康破綻からの回復、 QOLの確保のための活動 7

一次予防 疾病でない(感受性期)人を対象にした対策。 目的は、病気になる原因やリスク要因を除去することで病気が起こらないようにすること。

1次予防 健康保持・増進: 適切な栄養摂取、運動や休養、 健康教育等。 特異的疾病予防: 感染症に対する予防接種、消毒、入    適切な栄養摂取、運動や休養、    健康教育等。 特異的疾病予防:    感染症に対する予防接種、消毒、入    院措置、職業病を防ぐための対策、    公害対策、事故防止、特殊栄養食品    の供給、発がん物質の除去等。

二次予防 症状が現れていない(発症前期、無症候期)人を対象にした、疾病の早期発見と早期治療。 臨床的に発見される前に介入 プリントの空欄が改行で消失 症状が現れていない(発症前期、無症候期)人を対象にした、疾病の早期発見と早期治療。 臨床的に発見される前に介入 健康障害の進展を防止する 循環器健診、がん検診、高血圧の治療 プリントの空欄が改行で消失

三次予防 発症した疾病の増悪を防止すると共に、機能障害を残さないようにようにする。 患者や障害のある人を対象にした治療 リハビリテーション 社会復帰対策

三次予防の例 再発予防 (心筋梗塞後の抗凝固剤内服療法) 脳卒中後の機能回復訓練 3次予防の具体例   (心筋梗塞後の抗凝固剤内服療法) 脳卒中後の機能回復訓練 3次予防の具体例 ・病気の再発予防はこれにあたる。たとえば、心筋梗塞後の抗凝固剤内服療法で、再梗塞発症予防につとめる。 ・脳卒中後の機能回復訓練、これによりQOLの向上、社会復帰をめざす。

予防医学の3つのレベル【まとめ】 健康増進 再発 機能障害 疾病なし 疾病あり 無症候期 1次予防 2次予防 3次予防 リハビリ 早期発見   疾病なし   疾病あり 無症候期 1次予防 2次予防 3次予防 予防医学の3つのレベルのまとめ。疾病の自然史のどの段階を対象としているか。1~3次予防の各々の目的と具体例を把握しておく。 健康増進 特異的疾病予防 早期発見 早期治療 リハビリ 社会復帰 13

21世紀の健康戦略 健康増進(ヘルスプロモーション) ヘルス・フォー・オール アルマ・アタ宣言 オタワ憲章 健康日本21

ヘルス・フォー・オール WHOが1977年の第30回世界保健総会において設定した目標 「2000年までにすべての人に健康を」

アルマ・アタ宣言 アルマ・アタでのWHOとユニセフの合同会議(1978年) 健康に関して格差や不平等は容認されるべきではないという基本精神に基づき 医療の重点を従来の高度医療中心から、プライマリ・ヘルス・ケア(PHC) に転換するよう提唱

PHCの具体的な活動項目 健康教育 食糧確保と安全な飲み水と基本的な衛生 母子保健(家族計画を含む)や予防接種 地方風土病対策 簡単な病気や怪我の治療 必須医薬品の供給

ヘルスプロモーションに関するオタワ憲章 1986年にオタワ市での国際会議 WHOはオタワ憲章を採択 ヘルスプロモーションを個人に任せるだけでなく 公共政策、健康支援の環境づくり

環境と行動 個人の行動は社会環境を形成する。 社会環境は個人の行動に影響する。 健康的関連行動について単に個人を教育するだけでは効果的でない。 健康支援の環境づくりが大切。

健康問題の異なるレベルにおける要因の相互の関係性 (一目でわかるへルスプロモーション、国立保健医療科学院より引用)

図「健康さかい21」より改変して引用 健康 QOLの向上 住民参加 地域活動の強化 健康を支援する 環境づくり 個人技術の向上 (パワーを増やす) 個人技術の向上 健康を支援する 環境づくり (勾配を下げる) 図「健康さかい21」より改変して引用

保健サービスの方向転換 例 健康増進法 公共の場における受動喫煙の防止が規定→病院敷地内禁煙 健康増進法 公共の場における受動喫煙の防止が規定→病院敷地内禁煙 地域環境の健康化→小中学校の身近な施設(体育館、プールなど)の解放 健康日本21にも取り入れられた ヘルスプロモーションの概念は、21世紀の国民健康づくり運動「健康日本21」に取り入れられた。 例として以下。 健康増進法 公共の場における受動喫煙の防止が規定→病院敷地内禁煙 地域環境の健康化→小中学校の身近な施設(体育館、プールなど)の解放

健康日本21(2000~2012年) 21世紀の国民健康づくり運動 健康寿命の延伸等のため 具体的な目標等を提示 全ての関係機関・団体等を始めとして、国民が一体となった健康づくり運動を促す

健康日本21の特徴 ①健康診断重視の二次予防から、健康づくりの一次予防重視へ ②ハイリスクアプローチからポピュレーションアプローチ重視へ ③個人の健康づくりを支援する社会環境整備 ④目標設定 ⑤地方の実情に合わせた地方計画の策定と評価 EX. 「健康大阪さやま21」計画

健康日本21(第2次)(2013~2022年)の目標 健康寿命の延伸と健康格差の縮小 生活習慣病の発症予防と重症化予防 社会生活のための必要な機能の維持・向上 健康を支え守るための社会環境の整備 生活習慣及び社会環境の改善 等

ハイリスクアプローチ と ポピュレーションアプローチ

ハイリスクアプローチ ハイリスクアプローチとは、疾患を発症するリスクの高い人や重症化するリスクの高い人を発見して対策を講じる方法。 例えば、高血圧のグループを見つけ出し、血圧を下げることによって、脳卒中の頻度を低下させる。

血圧分布が通常の脳卒中発症 図「(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター報告書」より引用

ポピュレーションアプローチ ポピュレーションアプローチとは、個人のリスクの有無に無関係に、集団全体に対策を行う方法。 脳卒中に罹る人数は、高血圧域の人より境界域の人数の方が圧倒的に多い。 集団全体の血圧を下げた方が防げる人数は大きい。

血圧分布が左方移動した場合の脳卒中発症 図「(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター報告書」より引用

健康づくりの取組みの例 個人 グループ 地域 ハイリスクアプローチ 大 リスク 小 個別教育 糖尿病予防教室 特定保健指導 歩こう会 大      リスク      小 個別教育 糖尿病予防教室 特定保健指導 歩こう会 健康大阪さやま21計画 特定健診 ウオーキングコース整備 普及啓発 ポピュレーションアプローチ

ハイリスクアプローチ:    明確な疾病予防。 ポピュレーションアプローチ:    疾病予防に特化しない社会へのアプローチ。    生活様式や環境へのアプローチ。    地域の組織化やシステム化が含まれる。    健康増進に対する地域の基盤づくりから始まり、     集団指導に至る。

ハイリスクアプローチが有効である条件 対象疾患が進行性、潜行性の疾患で、放置すると重大な健康問題となる。 ハイリスク者を発見する有効な検査がある。 ハイリスク者に対して適切な対処法がある。 ・ハイリスクアプローチが有効である条件 対象とする疾患が進行性、潜行性の疾患で、放置すると重大な健康問題となる。 ハイリスク者を発見する有効な検査(screening test)がある。 ハイリスク者に対して適切な対処法がある。 予防事業として継続的に実施できる体制がある 実施することによって死亡や障害が減少する。 実施することで節減される医療費や社会的損失がそれに必要な経費を上回る。

ハイリスクアプローチの利点 個人のニーズに適合した介入内容を設定できる。 個人にとって行動を変容するための強い動機を与えやすい。 介入する側(例:医療者)も同様。

ハイリスクアプローチの欠点 ハイリスクでない人からの疾患の発生や重症化は防げない。 ハイリスク者は検査しなければ把握できない。

ポピュレーションアプローチの利点 ハイリスクでない人も恩恵を受ける。 個人だけでなく、社会環境への介入も含むので、生活習慣の変容を適切に実施できる。

ポピュレーションアプローチの欠点 個人に対する介入度合いは低いので、各人への動機づけは小さい。 医療者にとっても、介入する対象が個人ではないので、動機付け小さい。 介入効果の測定がしにくい。

実際のストラテジー 集団全体に対して多大な恩恵をもたらすポピュレーションアプローチも集団を構成する個人個人への恩恵は少ない。 実際には、2つのアプローチを統合して用いることが必要。

図「(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター報告書」より引用

袋井市小児生活習慣病予防 小学5年生(小6)および中学2年生(中3) 生活習慣病予防健診 健診結果説明会(全小中学校) 要指導者を対象とした親子予防教室 ポピュレーションアプローチ ハイリスクアプローチ 40

形成評価試験 1.ヘルスプロモーションは、2次予防である 2.ヘルスプロモーションの活動には、環境整備が含まれる 3.1次予防対策は、患者や障害のある人を対象にした予防対策である 4.風疹ワクチン接種は、1次予防対策である 5.禁煙外来は、2次予防対策である 6.3次予防対策は、罹患率の低下を目標としている 7.有効な検査はハイリスクアプローチのために必要である 8.ポピュレーションアプローチに比べ、ハイリスクアプローチの介入効果は評価が容易である 9.ハイリスクアプローチはリスク要因をもつ者の疾患発生リスクを下げることを目標としている 10.ポピュレーションアプローチはハイリスクアプローチよりも各人への行動変容の動機づけは小さい