界面でおこる現象を理解し、それを「ものづくり」に生かすことを目標に、

Slides:



Advertisements
Similar presentations
π電子自由自在 -C≡C- ポリジアセチレン ナノワイヤー FET素子 結晶工学 ナノ複合体 結晶内反応 イナミン化合物 環状化合物
Advertisements

セラミックス 第10回 6月25日(水)  セラミックスの物性②.
微粒子合成化学・講義 村松淳司
微粒子合成化学・講義 村松淳司 村松淳司.
環境表面科学講義 村松淳司 村松淳司.
微粒子合成化学・講義 村松淳司
超臨界二酸化炭素を用いて作製した水素同位体交換反応用の 白金担持撥水性触媒
Solid-in-oil(S/O®)化技術を利用した医薬品・化粧品に関する研究
Electrospinning method
タンパク質について 第2回 タンパク質抽出の概要.
アルギン酸 アルギン酸とは‥ 化学構造 ・昆布、わかめに代表される褐藻類の細胞間物質の主成分
単一分子接合の電子輸送特性の実験的検証 東京工業大学 理工学研究科  化学専攻 木口学.
研究紹介 岡山理科大学 理学部 化学科 固体表面化学研究室 橘高茂治 ・ 高原周一.
セラミックス 第2回目 4月 22日(水)  担当教員:永山 勝久.
分散剤はどのような考えで設計されているか
東京理科大学 総合研究機構 界面科学研究部門 と関連研究室のご紹介 URL
洗剤の適切な使用量とは ーー臨界ミセル濃度を調べるーー
固体電解コンデンサの耐電圧と漏れ電流 -アノード酸化皮膜の表面欠陥とカソード材料の接触界面-
環境表面科学講義 村松淳司 村松淳司.
H25年度 基礎薬学特別講義 I 反応速度 CBT精選問題 平成25年10月24日.
3)たんぱく質中に存在するアミノ酸のほとんどが(L-α-アミノ酸)である。
微粒子合成化学・講義 村松淳司 村松淳司.
F)無節操的飛躍と基礎科学(20世紀~) 1.原子の成り立ち:レントゲン、ベックレル、キューリ(1911) 、ラザォード、モーズリー、ユーリー(重水素、 1934)、キューリ(1935)、チャドウィック(中性子1935)、ハーン、シーボーグ 2.量子力学 :プランク(1918), アインシュタイン(1921)、ボーア(1922)、ドブローイ(1929)、ハイゼンベルグ(1932)、ゾンマーフェルト、シュレーディンガー(1933)、ディラック(1933)、ハイトラー、ロンドン、パウリ(1945)、ボルン(1
化学応用科学科.
分子・物質合成プラットフォームにおける利用成果
4.イオン結合と共有結合 セラミックスの結合様式 [定義] (1)イオン結合・・・
有機EL材料を用いた 新しいシンチレーターの開発
セラミックス 第4回目 5月 7日(水)  担当教員:永山 勝久.
光触媒を用いた 効率的発生源対策技術の検討 金沢大学大学院 大気環境工学研究室 M1 吉田充宏.
産学官連携重点研究 より広範囲な地質化学条件が放射性核種の地中移行に及ぼす影響の研究 グループリーダー 長崎晋也(東京大学)・中山真一(日本原子力研究所) 第6回NUCEFセミナー 平成15年2月20日 高レベル放射性廃棄物地層処分の安全研究においては、今後より完全な還元性雰囲気、高pH環境、高塩濃度環境といったより現実的な地質環境条件下における固化体の溶解、処分場構造材等の変質・劣化、放射性核種のスペシエーションや吸着現象の理解、さらには理想的な溶液条件ではなく様々な共存イオンや共存微粒子の存在、固液界
微粒子合成化学・講義 村松淳司
超伝導科学講座 (超伝導先端計測・分析システムの開発) 1.超伝導先端計測・分析システムとは
of Hybrid Mol-particle
一分子で出来た回転モーター、F1-ATPaseの動作機構 ーたんぱく質の物理ー
担当: 松田 祐司 教授, 寺嶋 孝仁 教授, 笠原 裕一 准教授, 笠原 成 助教
1. イントロダクション:溶液中における構造不均一性の形成と拡散
新潟大学工学部化学システム工学科 教授 金 熙濬
静電気学会のプラズマ研究と 学会連携への期待
材料プロセス学2 導入.
核断熱消磁冷凍機 世界有数の最低温度と保持時間をもち、サイズもコンパクト。主に2次元3Heの比熱およびNMR測定に使用中。 核断熱消磁冷凍機
多元物質科学研究所 素材工学研究棟3号館 多元ナノ材料研究センター (HyNaMセンター) ハイブリッドナノ粒子研究部
●ソフトマター:液晶・高分子・ゲル・エマルジョン
量子凝縮物性 課題研究 Q3 量子力学的多体効果により実現される新しい凝縮状態 非従来型超伝導、量子スピン液体、etc.
情報化社会を支える量子ビームと化学 大阪大学産業科学研究所 古澤孝弘 ナノサイエンス・ナノテクノロジー高度学際教育研究訓練プログラム
プラズモン共鳴を用いたC-dot-Ag ナノ粒子-シリカコンポジット 薄膜蛍光増強
代謝成分分析室 11 1 SPR(表面プラズモン共鳴)相互作用解析装置 薬用冷蔵ショーケース 2 走査型電子顕微鏡
Chemistry and Biotechnology
似非科学商品とは?.
自己集積的手法による 原子膜複合体の形成と評価 法政大学 生命科学部 マイクロ・ナノテクノロジー研究センター 高井 和之
生体親和性発光ナノ粒子の医薬送達担体への応用
超低コスト型色素増感太陽電池 非白金対極を使用 色素増感太陽電池 Dye-sensitized solar cells (DSSCs)
微粒子合成化学・講義 村松淳司 村松淳司.
A4-2 高強度レーザー テーマ:高強度レーザーと物質との相互作用 井上峻介 橋田昌樹 阪部周二 レーザー物質科学分科
液中通電法を用いたAu, Pt, Pdナノ粒子の作成
環境表面科学講義 村松淳司 村松淳司.
ウェットプロセスによる光学薄膜の応用 Eco ~反射防止膜~ 研究背景 反射防止膜の原理 交互積層法とは・・・ n0 nl ng λ/4n1
第12回わかしゃち奨励賞 受賞一覧 基礎研究部門 応用研究部門 ライダー応用向け磁気光学効果を使った薄膜Qスイッチレーザー
タンパク質.
課題演習B1 「相転移」 相転移とは? 相転移の例 担当 不規則系物理学研究室 八尾 誠 (教授) 松田和博 (准教授) 永谷清信 (助教)
Dr. Bruno Humbel (University of Lausanne, Switzerland)
(富大院 理工 劉 貴慶、米山嘉治、椿 範立) 多孔質セリウム化合物のテンプレート無し合成法と二酸化炭素吸着剤としての利用
第13回わかしゃち奨励賞 受賞一覧 基礎研究部門 応用研究部門 難病の早期発見・早期治療を目指した画像診断用新規造影剤の開発
プラズモニック構造付シリコン光検出器のHPC援用設計に関する研究
高プロトン伝導性ポリイミド薄膜の配向構造解析(S-13-NU-0012)
屋外絶縁用高分子材料の 撥水性の画像解析に関する研究
環境触媒グループ ガソリン車と比べて ディーゼル車の利点 現在ディーゼル車の走行台数が増加している ディーゼル車排ガス中での汚染物質 危害
Scratch Shield バスタブ復活コーティングシステム ㈱ハネリューコーポレーション.
固体中の多体電子系に現れる量子凝縮現象と対称性 「複数の対称性の破れを伴う超伝導」
滋賀県立大学 工学部 材料科学科 金属材料研究室 B4 和田光平
一般研究ABC・国際研究ABC・特定研究(2019年度) 「研究課題」 研究代表者 : 氏名(所属) 共同研究対応教員 : 氏名
Presentation transcript:

界面でおこる現象を理解し、それを「ものづくり」に生かすことを目標に、 東京理科大学理工学部先端化学科 酒井秀樹・酒井健一研究室 界面化学に立脚した現象理解とものづくり 界面でおこる現象を理解し、それを「ものづくり」に生かすことを目標に、 当研究室では日々研究を進めています。 基礎研究を重視しつつ、一般社会に対する成果の還元もねらい、民間企業との共同研究を積極的に受け入れています。界面化学に関する技術的なご相談も歓迎します。 〒278-8510 千葉県野田市山崎2641 (電話番号 04-7124-1501) 東京理科大学理工学部先端化学科 教授  酒井 秀樹 (内線3621; hisakai@rs.noda.tus.ac.jp) 講師  酒井 健一 (内線3612; k-sakai@rs.noda.tus.ac.jp) 助教  赤松 允顕 (内線3667; makamatsu@rs.noda.tus.ac.jp)      研究室秘書室(内線3662) 研究推進機構・総合研究院に移られた阿部正彦教授とも連携しています。 阿部研究室所属研究員:  鳥越幹二郎博士  土屋好司博士  Dr. Avinash Bhadani

生体材料化学に対する界面化学的なアプローチ 界面活性剤の合成と溶液物性の評価 ・ ジェミニ型界面活性剤の合成と溶液物性の評価 ・ イオン対形成に基づく擬似ジェミニ型複合体の調製 ・ 重合性(ジェミニ型)界面活性剤の合成と重合挙動の評価 ・ アミノ酸系界面活性剤の合成と溶液物性の評価(増粘作用の検討) ・ 刺激(特に光)応答性界面活性剤の合成と溶液物性の評価(光粘性挙動の検討) ・ 機能変換型界面活性剤の創製(例えば光解裂性界面活性剤) ・ 外部刺激に応答する超分子集合体の構築 ・ 低温透過型電子顕微鏡(cryo-TEM)と凍結割断透過型電子顕微鏡(FF-TEM)を   活用した分子集合体構造の可視化 乳化物(エマルション)の調製と物性理解 ・ 機能性界面制御剤(AIM)と称する新しい物質概念のもとでの乳化物調製 ・ 非イオン界面活性剤が形成するエマルションの安定性に及ぼす   塩・アミノ酸添加の影響の体系化 ・ 油中油滴(O/O)型乳化物の調製と分散安定化機構の解明 ・ αゲルの調製と構造・物性評価(αゲル構造中に含まれる水の挙動解析) 生体材料化学に対する界面化学的なアプローチ ・ 擬似生体膜(リポソーム)に対する膜透過ペプチドの作用機構 ・ 角層細胞間脂質モデルの構築 ・ リポソームの膜物性に及ぼす各種添加物の影響の物理化学的評価 ・ 界面活性剤と生態高分子との相互作用の解明 特徴的な媒体中での界面化学 ・ イオン液体中における界面活性剤の相挙動評価   (無機酸化物微粒子の調製に応用展開) ・ 超臨界二酸化炭素中におけるベシクル(リポソーム・ニオソーム)の調製 ・ 極低温環境下における界面活性剤の会合挙動評価 固体/液体界面物性の評価 ・ 固体/水溶液界面に対する界面活性剤の吸着挙動の評価   (原子間力顕微鏡AFM・水晶振動子マイクロバランスQCM-D) ・ 固体/イオン液体界面の構造評価 ・ 摩擦・潤滑分野への界面化学的アプローチ(ナノトライポロジー)

界面化学を基盤としたナノ形態制御セラミックス・ 金属材料の創製 活性剤 金属 ナノ粒子 乳化 界面 化学 光触媒 材料 生体 材料 ナノ形態 制御材料 第三の 媒体 固/液 界面 界面化学を基盤としたナノ形態制御セラミックス・                           金属材料の創製 ・ ベシクルを構造指向剤とした高分散性シリカ・チタニア中空粒子・ナノチューブの   調製とその応用(反射防止膜、DDS) ・ 界面活性剤混合系を利用したナノポーラスシリカ・チタニアの細孔構造制御 ・ コロイド結晶を利用した粒子表面の位置選択表面改質法の開発 ・ 界面化学を駆使した様々な構造を有する貴金属(金・銀)ナノ粒子の調製 ・ 金ナノロッド規則配列体の形成と光学・電場特性の評価 特徴的な形態を有する光触媒材料(チタニア)の創製 ・ アナターゼ結晶の壁膜を有するナノポーラスチタニア(チタニアナノスケルトン)の   調製と、その光触媒・色素増感太陽電池電極材料への応用 ・ イオン液体中に溶解させた水を利用したチタニアシート・チタニアワイヤーの   調製と融合マテリアルへの展開 ・ 種々の形態の貴金属ナノ粒子(金・銀)/チタニアーコア/シェル型ナノ粒子の   調製と、プラズモン吸収を利用した可視光応答光触媒への応用 ・ 有機溶媒/固体界面に形成される水吸着膜を利用したチタニア超薄膜の   調製と光触媒機能 金属ナノ粒子の液中調製と光学・電場特性の評価 ・ デンドリマーを利用した金属ナノ粒子の調製と触媒活性 ・ マイクロフローリアクターを利用した金属ナノ粒子の調製 ・ 気水界面を利用した金ナノロッドの規則配列形成 ・ エマルションを利用した金ナノロッドの垂直配列形成

研究室所有装置 透過型電子顕微鏡 (研究機器センター所属) 小角X線散乱測定装置 水晶振動子マイクロバランス 走査型プローブ顕微鏡 (原子間力顕微鏡) 表面張力・界面張力測定機器 静的表面張力計 動的表面張力計 接触角・ペンダントドロップ型表面張力計 界面粘弾性測定装置 LB膜作製装置(表面圧測定装置) ゼータ電位・粒子径測定機器 ゼータ電位・動的光散乱測定装置 静的光散乱測定装置 高感度示差屈折計 超音波減衰式粒子径測定装置 超音波式ゼータ電位測定装置 界面物性評価装置 小角X線散乱測定装置 水晶振動子マイクロバランス ガス吸着測定装置 レオメーター タービスキャン(分散安定性評価装置) 乳化装置 プロペラ撹拌式乳化試験機 電気毛管乳化装置 クリアミックス 顕微鏡 倒立型光学顕微鏡・偏光顕微鏡 走査型電子顕微鏡 走査型プローブ顕微鏡(原子間力顕微鏡) 透過型電子顕微鏡(研究機器センター所属) (低温ユニット・凍結割断ユニット装備) 汎用機器 示差走査熱量計 熱重量・示差熱分析装置 紫外可視吸収スペクトロメーター フーリエ変換型赤外吸収スペクトロメーター 蛍光スペクトロメーター 高速液体クロマトグラフィー ガスクロマトグラフィー 全有機炭素測定装置 カールフィッシャー水分計