「後期の予定」 「専門教科「情報」の指導と評価」

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専門教科「情報」(2) 6/1/07. 各科目(続き) 課題研究 課題研究(1) 目標 情報に関する課題を設定し,その課題の解決 を図る学習を通して,専門的な知識と技術の 深化,総合化を図るとともに,問題解決の能 力や自発的,創造的な学習態度を育てる.
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「後期の予定」 「専門教科「情報」の指導と評価」 「後期の予定」 「専門教科「情報」の指導と評価」 情報科教育法 後期1回 2005/10/01 太田 剛

後期の予定

後期の予定 授業設計と模擬授業が中心 課題1 パクって作る授業案 各自一時間分の授業案の作成 課題2 素材で作る提示教材 各時、一時間の中で使うPowePointスライドの作成 課題3 グループで作る授業案 グループで課題を実施、それをもとに  単元別学習指導計画  授業計画    上記の説明PowerPointおよび発表 

授業の設計 年度計画 単元別 授業案 実習手順 評価手順 提示・実習教材 授業内容 ワークシート等

課題1 パクって作る授業案 愛知県総合教育センター http://www.apec.aichi-c.ed.jp/project/joho/index.htm 岡山県情報教育センター http://www.jyose.pref.okayama.jp/ 情報科.net http://www.johoka.net/index.html (リンク集) http://www.johoka.net/link.htm

課題3 グループで作る授業案 グループで課題を実施、それをもとに 単元別学習指導計画 授業計画 (上記の説明PowerPointおよび発表) グループで課題を実施、それをもとに  単元別学習指導計画  授業計画    (上記の説明PowerPointおよび発表) 課題を生徒が学習するように実施してみる。その後、それをもとにした授業設計を行う。 

1 Linuxサーバー 概要 Linuxサーバーのインストールから、Web/DNS/メールサーバーの構築や仕組みのの授業を行う。 参照 Fedora JPプロジェクト等 http://www.fedora.jp/

2 梵天丸コンテスト 概要 簡易ロボットの梵天丸の製作とプログラミングによるコンテストを授業で実施する。制御やプログラミングも教える。 参照 梵天丸のサイト http://www.inrof.org/TORO/bonten/index.html

3 電気を使わないラジオ 概要 ゲルマニウムラジオの部品の調達から作成まで授業を行う。通信の歴史やラジオなどの仕組みを授業する。 参照 鉱石ラジヲのページ http://homepage1.nifty.com/CETUS/crystal/

4 学校の周りの地図 概要 理科大のまわりの飲食店を中心としたMAPをWebで作成する。情報の集めた方やWebの作成方法も教える。 参照 神楽坂ぽち袋 http://homepage3.nifty.com/dagashiboy/kagurazaka.html

5 クレジットカードの選択 概要 会費や付加サービスなどを調査し、ライフスタイルに適したクレジットカードを選択する。情報の収集、比較又はクレジットカードの使用のモラルなどを教える 参照 超クレジットカード選び http://www.super-creditcard.com/

Instructional Design: 授業設計プロジェクトで使います。 授業設計の前に :ID Instructional Design: 授業設計プロジェクトで使います。

目次 1. 専門教科「情報」の復習 2. なぜ専門教科「情報」か 3. 専門教科の各科目の特徴 4. 専門教科「情報」の科目内容案

学習指導要領読めば解りますが試験にはでますので 1. 専門教科「情報」の復習 学習指導要領読めば解りますが試験にはでますので

専門教科「情報」の目標 情報の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得される 現在社会における情報の意義や役割を理解させる 高度情報通信社会の諸課題を主体的、合理的に解決し、社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる

専門教科「情報」の科目編成(再掲) 分野 システム設計・管理分野 共通分野 基礎的科目 情報産業と社会 情報と表現 応用選択的科目 マルチメディア分野 基礎的科目 情報産業と社会 情報と表現 応用選択的科目 アルゴリズム 情報システムの開発 ネットワークシステム モデル化とシミュレーション コンピュータデザイン 図形と画像の処理 マルチメディア表現 総合的科目 課題研究 情報実習

専門教科「情報」の共通分野科目 情報産業と社会 2~4 単位 情報化と社会 情報化を支える科学技術 情報と表現 情報活用とメディア 情報活用の基礎 情報発信の基礎 モデル化とシミュレーション モデル化とその解法 現象のモデル化とシミュレーション 課題研究 調査、研究、実験 作品の制作 産業現場等における実習 職業資格の取得 情報実習 4~8 基礎的な情報実習 システム設計・管理に関する実習 マルチメディアに関する実習

専門教科「情報」のシステム管理・運営分野科目 アルゴリズム 2~4 単位 数値計算の基礎 データの型とデータの構造 整列 探索 データベースの概要 情報システムの開発 2~4単位 情報システムの概要 情報システムの設計 ソフトウェアテスト 運用保守 ネットワークシステム ネットワークの基礎 ネットワークの構築 ネットワークの運用と保守 ネットワークの安全対策

専門教科「情報」のマルチメディア分野科目 コンピュータデザイン 2~4単位 造形表現の基礎 コンピュータデザインの基礎 コンピュータデザインの基本要素と構成 図形と画像の処理 図形の表現 画像のデジタル化 画像の変換と合成 マルチメディア表現 2~6単位 静止画の設計と表現 動画の設計と表現 音・音楽の設計と表現 作品制作

情報関連技術者や情報社会で活躍できる人材の長期的な育成の意味を考えてみる。 2. なぜ専門教科「情報」か 情報関連技術者や情報社会で活躍できる人材の長期的な育成の意味を考えてみる。

専門教科「情報」での目標 ソフトウェアに関し、システム全体の設計、構築や管理、運営を担当するなど、高度な情報関連技術者の育成 職業としての情報関連技術者 高等学校段階の教育のみで育成できないが、情報を活用する上での基礎的・基本的な知識や技術を習得させる 上位学校群との連携性の確保 「職業倫理」「職業人としての自覚」

中国での情報技術者育成状況 学部学科を設置する大学: 約400 在籍生徒数: 40万人以上とも言われている。 ソフトウエア・パーク: 中国全土に40以上 1人月: 25~30万円 (日本:60-100万円)

中国での情報技術者育成状況(大連)

中国での情報技術者育成状況(大連)

中国での情報技術者育成状況(大連)

中国での情報技術者育成状況(大連)

2003年度から専門教科は全国で数校の見込み。どうして? 3. 専門教科の特徴 2003年度から専門教科は全国で数校の見込み。どうして?

専門教科に対する教員のスキル 科 目 知識 技能 訓練 経験 アルゴリズム ◎ ○ 情報システムの開発 ネットワークシステム 科 目 知識 技能 訓練 経験 アルゴリズム ◎ ○ 情報システムの開発 ネットワークシステム モデル化とシミュレーション コンピュータデザイン 図形と画像の処理 マルチメディア表現

専門教科「情報」の授業設計の特色 各学校において ・専門教科以前の教育にばらつきがある。 ・科目の目的、構成時数が異なる。 ・設備、環境が異なる。 各学校での独自の授業設計が必要

5. 専門教科「情報」の科目内容案

教科デザイン案に関する基本方針 1) 時数に関して 4単位140時間を想定(2単位の場合は前半のみ)  前半 実習を含む講義、演習型のグループ学習  後半 より詳細な講義、プロジェクト型のグループ学習 2) 生徒の前提条件 普通教科「情報」、専門教科の基礎的科目を履修 コンピュータ、情報の基礎知識、プログラムミングや各種ツールの基本的な使い方を習得済み。 3) 基本的な目的 設計・デザインを中心とし、それを実現するための技術・技能を身につける。 =>楽しさを伝える

教科デザイン案に関する基本方針 (続き) 4) 教科内容の基本方針 「情報システムの開発」では開発フェーズ  「情報システムの開発」では開発フェーズ  「マルチメディア表現」では制作フェーズ    の作業の流れと、個々の作業内容を重視。

「情報システムの開発」開発フェーズ 分析(要求分析) 基本設計(システム基本設計) 機能設計(システム設計) 詳細設計(ソフトウェア設計・プログラム設計) プログラム製作 組み合わせ試験(結合テスト、システムテスト) 運用試験 移行・運用・保守

「マルチメディア表現」では制作フェーズ 企画 設定・脚本・基本デザイン 絵コンテ・演出プラン ドローイング モデリング 撮影 録音 アニメーション ペインティング エフェクト 音響 オーサリング・エディティング パッケージング 評価・試験

「畳の上の水練」のような難しさがあるのでは? 5.1. 科目「情報システムの開発」案 「畳の上の水練」のような難しさがあるのでは?

科目「情報システムの開発」案 基本構成 区分 時数 概要 1 2 3 「情報システムの開発」基礎 42 科目「情報システムの開発」案 基本構成 区分 時数 概要 1 「情報システムの開発」基礎 42 開発フェーズとその技術・技法を中心とした講義と確認方個人実習、演習型グループ学習 2 システム開発演習 28 演習型グループ学習と一つの課題で開発フェーズを通して学習する。関連した7時間の講義含む。またグループ個別の進捗報告会含む。 3 システム開発プロジェクト実習 70 プロジェクト型グループ学習で開発フェーズを実践する。関連した18時間の講義含む。またグループ個別の進捗報告会・レビュー会を含む。

「情報システムの開発」基礎 の構成案 タイトル 時数 1-1 イントロダクション:システム開発とは 2 1-2 「情報システムの開発」基礎 の構成案 タイトル 時数 1-1 イントロダクション:システム開発とは 2 1-2 システム開発のフェーズと体制の概要 1-3 システムの要求分析と基本設計 6 1-4 システム設計 1-5 ソフトウェア設計 1-6 プログラム設計と製作 8 1-7 品質管理と試験 4 1-8 運用設計と運用 1-9 保守と障害対応 1-10 ドキュメント管理とマニュアル開発 1-11 システム開発におけるプロジェクト管理

システム開発演習 の構成案 2-3 から 2-6 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施 タイトル 時数 2-1 課題説明 2 2-2 システム開発演習 の構成案 タイトル 時数 2-1 課題説明 2 2-2 グループ演習実施 21 2-3 レビューと工程管理 1 2-4 プロトタイピングと形成的評価 2-5 受け入れ試験と検収 2-6 演習課題総括評価   2-3 から 2-6 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施

システム開発プロジェクト実習 の構成案 3-3 から 3-8 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施 タイトル 時数 3-1 課題説明 システム開発プロジェクト実習 の構成案 タイトル 時数 3-1 課題説明 2 3-2 グループ演習実施 52 3-3 ユーザインターフェース 4 3-4 データベース設計 3-5 プロジェクト中間評価・システム構想発表 3-6 システムセキュリティ 3-7 システムインテグレイト 3-8 プロジェクト・システム総括評価   3-3 から 3-8 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施

参考図書 廃刊になっているかもしれませんが。 98年のCD-ROM版もある。 日本情報処理開発協会中央情報教育研究所  98年のCD-ROM版もある。 日本情報処理開発協会中央情報教育研究所 システムアナリストテキスト プロジェクトマネージャテキスト アプリケーションエンジニアテキスト システム運用管理エンジニアテキスト   同様なタイトルがついた情報処理技術者試験用の書籍

5.1. 科目「マルチメディア表現」案 表現の教育はアートを含みます。

科目「マルチメディア表現」案 基本構成 区分 時数 概要 1 2 3 「マルチメディア表現」基礎 44 科目「マルチメディア表現」案 基本構成 区分 時数 概要 1 「マルチメディア表現」基礎 44 製作フェーズとその技術・技法を中心とした講義と確認方個人実習、演習型グループ学習 2 コンテンツ制作演習 26 演習型グループ学習と一つの課題で開発フェーズを通して学習する。関連した10時間の講義含む。またグループ個別の進捗報告会含む。 3 コンテンツ制作プロジェクト実習 70 プロジェクト型グループ学習で開発フェーズを実践する。関連した16時間の講義含む。またグループ個別の進捗報告会・レビュー会を含む。 「マルチメディア表現」基礎の時数が少ない、6単位の場合はここを中心にふくらます

「マルチメディア表現」基礎 の構成案 タイトル 時数 1-1 イントロダクション:コンテンツ制作とは 2 1-2 「マルチメディア表現」基礎 の構成案 タイトル 時数 1-1 イントロダクション:コンテンツ制作とは 2 1-2 コンテンツ制作のフェーズと体制の概要 1-3 企画と設定 4 1-4 脚本と基本デザイン 1-5 絵コンテと演出プラン 1-6 レイアウト 1-7 ドローウィング 1-8 モデリング・レンダリング 1-9 レタッチ・ペインティング 1-10 アニメーション 1-11 ビデオ編集とビジュアルエフェクト 1-12 オーディオ

コンテンツ制作演習 の構成案 2-3 から 2-6 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施 タイトル 時数 2-1 課題説明 2 コンテンツ制作演習 の構成案 タイトル 時数 2-1 課題説明 2 2-2 グループ演習実施 21 2-3 オーサリング 4 2-4 レビューと工程管理 1 2-5 プロトタイピングと形成的評価 2-6 演習課題総括評価   2-3 から 2-6 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施

コンテンツ制作プロジェクト実習 の構成案 3-3 から 3-8 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施 タイトル 時数 3-1 コンテンツ制作プロジェクト実習 の構成案 タイトル 時数 3-1 課題説明 2 3-2 グループコンテンツ制作実施 54 3-3 撮影技法 3-4 ストリーミング 3-5 コンテンツ中間評価・コンテンツ構想発表 3-6 メディアパッケージング 3-7 コンテンツ中間評価会 3-8 コンテンツ制作総括評価 4   3-3 から 3-8 は講義としてグループ演習の実施し平行して実施

参考図書 CG-ARTS協会 マルチメディア標準テキストブック コミュニケーションデザイン編 社会論編 基礎・要素技術/システム編   コミュニケーションデザイン編   社会論編   基礎・要素技術/システム編 メディアコンテンツの制作