第5回 統計処理(2) 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時 経済学部・法学部

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1 情報教育 初級講座 担当: 遠藤 美純 2 今日の内容  Excel の応用 ( 午前 )  データ処理や Word との連携  グラフの作成  PowerPoint によるスライド作成 ( 午後 )  Excel による演算と基本的な関数  Excel.
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関数の書式 ● SUM関数、AVARAGE関数など代表的ないくつかの関数の書式(数式の構文)は、下記のようなものである。 =関数名(引数1,引数2,引数3,・・・・・) ●引数(入力データ)は、数値で入力しても、セル名で指定してもよい。 例: =SUM(A1:A10,B21:B30,C31:C40)
第4回 統計処理(1) 表計算ソフトの基本操作 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時
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第10回:Microsoft Excel (2/2)
C言語 はじめに 2016年 吉田研究室.
先週の復習 2重ループを用いた、 表の記入と読み込み.
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5.集計,ピボットテーブル(クロス集計表)
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徳山 豪 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野
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第5回 統計処理(2) 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時 経済学部・法学部 第5回 統計処理(2) 担当:大学院情報科学研究科     塩浦 昭義

今日の課題 「優秀(231点以上)」 「合格(191点以上230点以下)」 「不合格(190点以下)」の判定 順位をつける 偏差値の計算 学生数のカウント

国語と数学の得点の関係を表すグラフを描く 今日の課題 国語と数学の得点の関係を表すグラフを描く 学生ごとの成績を棒グラフで表す

相対参照と絶対参照 前回の授業で説明した参照方法 セルを参照するときの2つの方法 相対参照:参照したいセルを、アクティブセルからの        相対的な位置により指定 B5, C7, E9 のように指定 絶対参照:参照したいセルを、絶対的な位置により指定 $B$5, $C7, E$9 のように指定 必要に応じて使い分けると便利

相対参照の例 数式( )をG5に記入して合計を計算 実際には… と記憶 =「現在のセルから左に4つ目の列、同じ行のセル」 相対参照の例  数式(      )をG5に記入して合計を計算 実際には… =「現在のセルから左に4つ目の列、同じ行のセル」 + 「現在のセルから左に3つ目の列、同じ行のセル」 +「現在のセルから左に2つ目の列、同じ行のセル」 と記憶

相対参照の例 数式( )をG5に記入して合計を計算 実際には… と記憶 G5の数式をG6にコピー G6 相対参照の例  数式(      )をG5に記入して合計を計算 実際には… =「現在のセルから左に4つ目の列、同じ行のセル」 + 「現在のセルから左に3つ目の列、同じ行のセル」 +「現在のセルから左に2つ目の列、同じ行のセル」 と記憶 G5の数式をG6にコピー C6 =「現在のセルから左に4つ目の列、同じ行のセル」 + 「現在のセルから左に3つ目の列、同じ行のセル」 +「現在のセルから左に2つ目の列、同じ行のセル」 D6 E6 G6 G6のセルにC6+D6+E6の結果が表示される

絶対参照の例 行番号、列番号の前に$をつける 絶対的な位置を指定できる G6にコピーする 間違った合計値(C5+D5+E5)が表示される 絶対参照の例  =「C列、5行のセル」 + 「D列、5行のセル」 +「E列、5行のセル」 行番号、列番号の前に$をつける 絶対的な位置を指定できる G6にコピーする 間違った合計値(C5+D5+E5)が表示される

絶対参照の例 行番号もしくは列番号のみに$をつけることも可能 G6にコピーする 正しい合計値(C6+D6+E6)が表示される 絶対参照の例  =「現在の列から左に4つ目の列、5行のセル」 + 「現在の列から左に3つ目の列、5行のセル」 +「現在の列から左に2つ目の列、5行のセル」 行番号もしくは列番号のみに$をつけることも可能 G6にコピーする 正しい合計値(C6+D6+E6)が表示される

RANK関数 = RANK(数値, 範囲, 順序):範囲における数値の順番を返す 数値:順位をつける数値(セル番地でも良い) 範囲:順位をつけたいセルの範囲 順序:降順は「0」, 昇順は「1」(省略化) 例:= RANK(G5, G5:G9) G5,G6,G7,G8,G9の中でG5の値が何番目に 大きいかを求める 「範囲」を指定する際、絶対参照を使うと コピーしたときに便利

IF関数 =IF (条件式, 値1, 値2) 条件式が真の場合は値1を表示(実行)し, 偽の場合は値2を表示(実行)する ただし, 値1,2 が文字列の場合はダブルクォーテーション(”) で括る =IF(C5>210, “合格”, “不合格”) =IF(C6>210, “合格”, “不合格”) 条件式に使う記号(比較演算子) A = B A とBが同じ A <> B A とBが等しくない A < B A がB よりも小さい A <= B A がB 以下 A > B A がB よりも大きい A >= B A がB 以上

IF関数 IF関数は入れ子にして使うことが可能 例1: =IF(C5>210, IF(C5>230, “優秀”, “合格”), “不合格”) 例2: =IF(C5>230, “優秀”, IF(C5>210, “合格”, “不合格”))

偏差値の計算 =(G9-G10)/G11*10+50

セルのカウント =COUNTIF(データの範囲,条件式) データの範囲に含まれるセルの中で、条件式を満たすセルの数を数える 例1: =COUNTIF(I5:I9, "不合格") I5からI9のセルの中で「不合格」と書かれたセルの数を数える 例2: =COUNTIF(I5:I9, “>=10") I5からI9のセルの中で10以上の数値が入っているセルの数を数える

グラフの作成(1) ②クリック ① 範囲選択 ①グラフに用いるデータの範囲を(項目を含めて)選択 ②[グラフ ウィザード] アイコン  をクリック

グラフの作成(2) ②選択 ①選択 ③クリック ①標準タブからグラフの種類を選択し ②形式を選択 ③[次へ] をクリック

グラフの作成(3) 表の数値を元に自動的にグラフが作成される 必要ならばデータ範囲や系列の変更

グラフの作成(4)-1 ① グラフのタイトルや項目などのデザインを決定 ①「タイトルラベル」タブから,グラフタイトルと  X,Y軸のラベルを入力

グラフの作成(4)-2 ② ③ グラフのタイトルや項目などのデザインを決定 ②「データラベル」タブを選択し,ラベルの内容の値の項目にチェックをいれる ③「次へ」をクリック

作成されたグラフのサイズやデザインを調整 グラフの作成(5) 作成されたグラフのサイズやデザインを調整

グラフの作成(6) ②クリック ③選択 ① 範囲選択 得点の関係図も同様に作成できる