P2P型ウェブ閲覧者間コミュニケーションに関する研究 研究背景 Webにおける既存のコミュニケーション手段 Twitter、電子掲示板、Blogのコメント欄、チャット・・・ 問題点 サーバダウンが発生する (サーバに負荷が集中するため) 情報発信者が一部の意欲的なユーザのみ (情報の発信に手間がかかる = “意識的なコミュニケーション” ) URL毎の情報の蓄積・共有とリアルタイム配信を、 一切のサーバを用いずに実現! 実社会におけるコミュニケーション ある場に居合わせて経験を共有した者同士の間で、自然発生的に為されるもの 研究目的 URL欄 耐障害性の高い、スケーラブルなシステム を実現したい Webブラウザ(Mozilla FireFox) ウェブ上で経験を共有したユーザ同士の、自然なコミュニケーション を実現したい 表示エリア (ウェブを何気なく閲覧しているだけで、コミュニケーションが自然に発生) 基盤技術と概要 同じウェブページを訪問している人々の“ざわめき”が目に入るシステム P2P技術を用いて、Webブラウザと連動したコミュニケーションシステムを提案 コメント入力欄 分散ハッシュテーブル(Distributed Hash Table, DHT) アプリケーション層マルチキャスト(Application Layer Multicast, ALM) ・ 各ウェブページに対して書き込まれたコメントを、P2Pネットワークで共有 ・ブラウザでページ遷移を行う度に、そのページに付されたコメントの一覧が表示される ・ 同じウェブページを同時に閲覧中の他のユーザと、チャットのようにリアルタイムな対話も可能 提案システムの特徴 ・ ウェブ閲覧に自然に伴う形でのリアルタイムなコミュニケーションを実現 ・ スケーラビリティ・耐障害性に優れ、サーバの設置コストも一切不要