Linux リテラシ2006 第6回 デーモン CIS RAT
Table of Contents 導入 デーモン 電源を切る CIS RAT
悪魔(demon)じゃない。 守護神(daemon)だ。 デーモンとは? システムの裏で動いてシステムの維持や様々なサービスを提供してくれるプログラム。 CIS RAT
プロセス 現在動いているプログラムのこと このプロセスを見るコマンドはpsコマンドを使う ps [オプション] オプション a …他のユーザのプロセスも表示する u …見やすい形式にする x …キーボードなどから制御されないものも出力する CIS RAT
プロセスを見る Ex: $ ps aux すべてのプロセスを見る CIS RAT
シグナル プロセスとプロセスがやり取りをするときに使う信号のこと。 種類 用途 INT(INTerrupt) 中断させる TERM(TERMinate) 安全に終了させる HUP(HangUP) 再読み込みさせる KILL(KILL) 強制終了させる CIS RAT
プロセスに対してシグナルを送る kill [オプション] プロセスID オプション -s シグナル …シグナルを指定する Ex: $ kill –s TERM xxxx プロセスIDxxxxに対してTERMシグナルを送る CIS RAT
シンボリックリンクとは? Windowsでいうショートカットのようなもの CIS RAT
シンボリックリンクの作成 ln [オプション] リンク元 [リンク先] Ex: $ ln –s /etc/rc.d/ hoge カレントディレクトリに hogeという/etc/rc.d/の シンボリックリンクを作成する。 CIS RAT
ランレベル 起動するときのレベルのこと /etc/rc.d/rc?.d/以下にランレベルごとの設定がある ?にはランレベルが入ります CIS RAT
ランレベル ランレベル 用途 電源を切る場合 1 障害復帰用 2 CUIのみを使う場合(ネットワークなし) 3 CUIのみを使う場合 4 電源を切る場合 1 障害復帰用 2 CUIのみを使う場合(ネットワークなし) 3 CUIのみを使う場合 4 使われていません 5 GUI環境を使用する場合 6 再起動する場合 CIS RAT
ランレベル 主に使われるのは1、3、5のどれか ただし、Redhat系のディストリビューションの話 ほかのディストリビューションは違うかもしれない CIS RAT
自動で起動するデーモン rootの権限が必要です。 コマンドsu - ntsysvコマンドで設定される # ntsysv [オプション] --level ランレベル 指定したランレベルの変更をする CIS RAT
操作が終わったら 一般ユーザに戻りましょう CIS RAT
デーモンの起動や停止方法 rootの権限が必要です。 コマンドsu - /etc/init.d/起動ファイル 起動オプション 起動オプション 起動オプション start …起動する stop …停止する [restart …再起動する] [status …現在の状況を見る] Ex: # /etc/init.d/yum start CIS RAT
操作が終わったら 一般ユーザに戻りましょう CIS RAT
デーモンの例 crond サービス:指定した時間にコマンドを実行する sshd サービス:起動したコンピュータにssh接続ができるようになる CIS RAT
電源を切る 実行しないでね CIS RAT
電源を切る shutdown オプション 時間 rootの権限がいる よく使うオプション Ex: # shutdown –h now 今すぐ電源を切る 時間 now 今すぐ実行する CIS RAT
演習問題 講義資料 http://rat.cis.k.hosei.ac.jp/article/rat/linuxliteracy/2006/daemon.html 演習問題 http://rat.cis.k.hosei.ac.jp/article/rat/linuxliteracy/2006/daemon_question.html CIS RAT