Peer to Peer(P2P)の概要と 研究の進捗 福岡工業大学 情報工学専攻 種田研究室 山下 健市
スライド一覧 前回は P2Pアプリケーションのトラフィック 研究進捗 まとめ 今後の予定
前回は WinnyとSkeedCast P2Pに関するコミュニケーションシステム P2P型マルチキャスト技術 携帯電話のIP化とP2Pへの展開 研究の進捗 ネットワークシミュレーション
P2Pアプリケーショントラフィック 日本のトラフィックの現状 ユーザレベルでのトラフィックの振る舞い
日本のトラフィックの現状 IX3社(JPIX, JPNAP, NSPIXP)の計測量 トラフィックパターン 2008年でおよそ250Gbps 平日昼間は多く使われ、休日昼間は少ない ピーク時間は23:00〜25:00 都道府県別で見てもパターンは同じ
ユーザレベルでのトラフィック 1日の送受信トラフィック量 トラフィックの中身 4%のユーザが全トラフィックの75%を占める 2.4Gバイトや100Gバイトの利用 90%ほどのユーザは1Gバイトも使わない トラフィックの中身 ウェルノウンポートで14% 残りのほとんどがP2Pアプリケーション 最近は動画共有サイトのトラフィックが増加
研究の進捗 論文を読んでいます Network load-aware content distribution in overlay networks
論文の概要 大量のコンテンツ配信を効率よく行う 二つの評価基準を用いる ネットワークの負荷をバランスよく減らす ネットワーク資源の消費量を抑える 二つの評価基準を用いる WLS:最もひどいリンクストレス リンクストレス:同じリンクを共有する数 DOI:混信度合い ネットワークの混雑度を表す 多いほど混雑する
WLSイメージ ここが最も多い
DOIイメージ 3 2
分割方法 SSPPとMSPP Single server partition problem 一つのサーバにクライアントを割り当てる Multi server partition problem 複数のサーバにクライアントを割り当てていく
今後の予定 論文を読み進める
参考文献 江崎浩、「P2P教科書」 インプレスR&D、2008年1月1日 Seung Chul Han, Ye Xia, Network load-aware content distribution in overlay networks
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