言語の類型的特徴を捉えるための対照研究: 第29回応用言語学講座公開講演会 後援:平成26年日本学術振興会学術研究動向調査費 ◆ 講演内容 ◆ 本講演では,言語学の一分野である「言語の類型的特徴をとらえるための対照研究」の源流,対象,課題,目的,方法を紹介する(例:橋本1978 1981, Comrie 1981, Croft 1990, Whaley 1997)。その上で、語順というファクターだけを用いた対照研究,及び、語順と形態という二重のファクターを用いた対照研究の2種類のタイプの研究を例として取り上げ、当該学問分野の可能性と限界について述べる(Greenberg 1963)。対象言語のデータとしては,『中国少数民族语言简志丛书(中国少数民族言語概説叢書)』に入っているSVO,SOVの56言語のものを用いる。 <参考文献(一部)> 橋本萬太郎(1978)『言語類型地理論』,弘文堂 橋本萬太郎(1981)『現代博言学』,大修館書店 Comrie,Bernard (1981). Language Universals and Linguistic Typology, University of Chicago Press. 言語の類型的特徴を捉えるための対照研究: その可能性と限界をめぐって 張 麟声先生 (大阪府立大学 教授) サブタイトル 日時:2015年3月6日(金)午後4時半~6時 場所:名古屋大学東山キャンパス全学教育棟4階406室 交通案内:地下鉄名城線 名古屋大学駅①番出口徒歩5分 入場無料・来聴歓迎 問合せ先:堀江薫(horie@lang.nagoya-u.ac.jp)