どこでもコンピュータ(モノとヒト編) 講義資料
人をコンピュータが検知 耳に装着するウェアラブルセンサーでドライバーの自覚症状がない眠気を高精度で検知し、アラートで警告。 検知したデータから個人別や路線別に眠気の傾向を分析し、事故予防に活用
将来の展望 交通・気象データなどのビックデータを活用し た安全性向上に取り組む
ウェアラブル・センサー ウェアラブル・センサー 「誰とどれくらい会話」しているのか、どのような身体の動きをしているかなどの行動データを収集。 部屋固定の赤外線ビーコンとの併用で、職場での「人の動き」から「集団・組織のコミュニケーション」をデータとして活用できる。
AIからの働き方アドバイス 社員はスマートフォンやパソコンなど、さまざまな身近なデバイスを介してAIからのアドバイスを受けられる。 業務目標達成のための現状や進展状況の通知ではない。 あくまで「ハピネス度向上」のための「こうしたらいいですよ」というアドバイスが表示される。
モノのインターネット (Internet of Things)
IT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続する技術 テレビやカメラ、ビデオカメラ、オーディオプレー ヤー、HDDプレーヤー、DVDプレーヤー等のデジタ ル情報家電をインターネットに接続 デジタル化された映像、音楽、音声、写真、文字情 報をインターネットを介して伝達 スマートフォンやタブレット端末もインターネット に接続されるのは当たり前で便利に利用
スマート家電 外出先からエアコンを遠隔操作し、動作状況の確認や操作 バランス計にスマートフォンをかざすことで、測定データを吸い上げてグラフ化 レシピを登録したり、レンジにかざすだけで調理モードや調理時間を簡単に設定 洗濯機にかざすだけで、洗濯コースの自動設定ができたり洗剤のデータを取得 冷蔵庫にかざすと、扉の開閉回数や消費電力等のエコ情報を取得
ウェアラブル・コンピューター
スマートメガネ:写真とビデオ・アプリ・音声コマンド
スマートカメラ
モノ"をインターネットにつなぐ 離れた場所の状態を知りたい。→離れた"モノ"の状態 を知る。 離れた場所の状態を変えたい。→離れた"モノ"を操作 する。
IoTで環境を知る (温度、湿度、気圧、照度、騒音、その他)
IoTで動きを知る (衝撃、振動、傾斜、転倒、落下、移動、その他)
IoTで位置を知る (存在検知、近接検知、通過検知)
IoTで開閉を知る (ドア、窓、戸棚、引き出し、その他)
IoTで施錠の状態を知る
離れた"モノ"を操作する例 照明機器やエアコン、ヘルスケア機器やその他の 家電をインターネットに接続 給湯器、風呂釜などの家電以外の機器の状態モニ ターやリモコン制御等をする 工場内、ビル内、店舗内、病院内、学校内や屋外 等あらゆる場所に設置された様々なセンサーの情 報を取得することも可能
モノのインターネット(Internet of Things : IoT)の適用場所 離れた場所に状態を知りたいモノがある時や離れた場 所に状態を変えたいモノがある場合には全てが適用場 所
"モノ"とインターネットの接続 IoT WiFi(無線LAN)やLTE、3G、WiMAXといった無線 方式でインターネットに接続
小さなデータのため低速(ナローバンド)通信で十分
「ワイヤレスタグ」をネットワークに接続しセンサーにより"モノ"の状態を知る
μチップ
モノのインターネット(Internet of Things)の仕組み 複数の通信方式が連携しながらインターネット 網を通じて通信
ヒューマン・ビッグデータ・クラウド 人間行動データと業務・経営のビッグデータを統合してヒト・モノ・カネを最適化する
休憩時間の取り方を変えただけで、受注率が10%以上も向上 (コールセンターの事例)
部署統合に伴う対面コミュニケーションの変化 時間の経過に伴い2つの部署のコミュニケーション距離が近づき、メッシュが密になっていく様子が分かる。
コールセンター 電話による顧客対応の窓口業務を専門的に行う部署。顧客サポート、苦情対応、通信販売などの業務がある。 コンタクトセンター。
課題(離職率の高さと不活性) クレーム電話をかけてくる顧客に対するストレス 無期労働契約(正社員)と、有期労働契約(契約社員・パート・アルバイト)の従業員比率の偏り 有期労働契約の場合、契約が更新されず離職となることも多い
コールセンター 調査へのICタグ適用 コールセンターの活 発度の比較 (業績の良いコールセ ンターB の方が休憩中 に活気がある)
電話営業担当者(テレマーケター:TM)の業務時間、受注数、保留数などを日々管理
休憩時間を一致させた場合は職場の活発度が上がり、受注率も約13%向上
中国“自動運転シティー” 巨大プ ロジェクト(2015~) 中国“自動運転シティー” 巨大プ ロジェクト(2015~) 信号・街灯・建物など、街じゅう のインフラにセンサー 歩行者の位置や路面状況などの情報を車に送信 車と街が一体となって、安全を守る
完全制御のリスク シティーの外では情報が得られず機能しない 範囲を拡大するには、膨大なコストがかかる 停電やサイバーテロなどが発生すると、システム全体がダウンしてしまう
中国AI監視カメラシステム 中国政府は国民を犯罪から守るため監視カメラを全国に設置していると説明 国民をリアルタイムで監視しているとの不満も噴出
マイナンバー“いろいろ利用”で、個人情報大丈夫?(15/05/08)
マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や連絡が多発(カードには情報はない?)
マイナンバーカード(ICチップ)に個人情報は記録されない(内閣府) 氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー、 本人の写真等のみ記載(内閣府の説明より) 個人情報とは(デジタル大辞泉より) 個人の情報で、特定の個人を識別できる情報。氏 名・生年月日・性別・住所・家族構成など 購入商品記録、病歴・通院記録など、個人の私生 活が露わになるおそれのある情報。