Data Storage Expo 2002 ファイバ・チャネル協議会(FCIA-J) これから、ファイバチャネル協議会のプレゼンテーションを開始します。
Data Storage Expo SAN デモンストレーション ファイバチャネル協議会ブースで行われている ストレージ・エリア・ネットワークのデモンストレーションについて説明いたします。
DSE2002 Storage Area Network Demonstration 参加企業 アジレント・テクノロジー(株) (30-14) イノマイクロ(株) (30-52) (株)計測技術研究所 住友スリーエム㈱ データコア・ソフトウエア(株) (35-10) 東京エレクトロン (株) (37-24) (株)東陽テクニカ (31-17) 日本アイビーエム (株) (35-6) 日本ストレージ・テクノロジー(株) (32-36) (株)ネットマークス (32-16) フォトニクスネット(株) ユーロロジック [(株)日本テクノロジー] FC2101 D173 Nextorage 東陽テクニカ Vixel9200 IFC-40 SW3800 SL1000 データコア・ ソフトウエア SN5420 IBM 3583 L180/L700 GTX LightEdge 700 GBE Switch この図は今回のデモンストレーションの全体を示しています。 今回のデモンストレーションはこちらに示された12社のご協力により行なわれております。 ファイバチャネル協議会ブースを中心に 東陽テクニカ データコア・ソフトウエア 日本ストレージ・テクノロジー アジレント・テクノロジー 東京エレクトロン ネットマークス の6社のブースをファイバチャネル、あるいはギガ・ビット・イーサネットを用いて接続しています。 FCIA-J StorageTek FC 2G FC 1G WDM HHBA-5220 iDK GB Ether LP9002L アジレント・テクノロジー 東京エレクトロン ネットマークス LP9002L
DSE2002 Storage Area Network Demonstration FC2101 D173 Nextorage 東陽テクニカ IFC-40 Vixel9200 Fibre Channel Connection データコア・ ソフトウエア SW3800 SL1000 SN5420 IBM 3583 StorageTek L180/L700 GTX LightEdge 700 GBE Switch まず、ファイバチャネル接続を示します。ファイバチャネルの各機器は、ファイバチャネル協議会ブースのシルクワーム3800スイッチを中心に接続されています。 ディスク装置として、 (クリック) Nextorage (クリック) D173 東陽テクニカブースの IFC-40 を通して FC2101が接続されています。 テープ装置として IBM 3583 日本ストレージ・テクノロジー・ブースの L180 が接続されています。 イニシエータとして、 Vixel9200 スイッチを通して2台のサーバが接続されています。 データコア・ソフトウエア・ブースのサーバ、 アジレント・テクノロジー・ブースのサーバからは直接スイッチに接続されております。 東京エレクトロン・ブースのサーバからは LightEdge 700 WDM 装置を通して接続されています。 FCIA-J HHBA-5220 iDK LP9002L アジレント・テクノロジー 東京エレクトロン ネットマークス LP9002L
DSE2002 Storage Area Network Demonstration FC2101 D173 Nextorage 東陽テクニカ Vixel9200 iSCSI Connection IFC-40 SW3800 SL1000 データコア・ ソフトウエア SN5420 IBM 3583 L180/L700 GTX LightEdge 700 GBE Switch 次に iSCSI の接続を示します。 (クリック) ネットマークス・ブースそして (クリック) アジレント・テクノロジー・ブースの iSCSI サーバから、LightEdge 700 WDM 装置を介して ギガ・ビット・イーサネット・スイッチ、GTXを通して SN5420に接続されています。SN5420 で ファイバチャネルに変換されてディスク装置、テープ装置に接続されます。 FCIA-J StorageTek HHBA-5220 iDK LP9002L アジレント・テクノロジー 東京エレクトロン ネットマークス LP9002L
DSE2002 Storage Area Network Demonstration FC2101 D173 Nextorage 東陽テクニカ Vixel9200 FCIP Connection IFC-40 SW3800 SL1000 データコア・ ソフトウエア SN5420 IBM 3583 L180/L700 GTX LightEdge 700 GBE Switch この図はFC-IP 接続を示しています。 (クリック) ネットマークス・ブースのサーバからのファイバチャネル信号は、SL1000 に接続され、 ここでギガ・ビット・イーサネット信号に変換さます。 この信号はギガ・ビット・イーサネット・スイッチを通して LightEdge 700 WDM 装置へ送られます。 (クリック) この後、ギガ・ビット・イーサネット・スイッチを通り、SL1000 でファイバチャネル信号へ戻されて ファイバ・チャネル・スイッチへ接続されます。 FCIA-J StorageTek HHBA-5220 iDK LP9002L アジレント・テクノロジー 東京エレクトロン ネットマークス LP9002L
2001年度 FCIA-J/JDSF 合同検証 FCIA-J結果 相互接続性検証 2001年度 FCIA-J/JDSF 合同検証 FCIA-J結果 ファイバ・チャネル協議会では、2001年度に JDSF と共同でファイバ・チャネルの相互接続性の検証を行いました。 ここではファイバ・チャネル協議会の結果について報告いたします。
1Gbps における結果 (1) ここには 1Gbps での接続で、ブロケード社のスイッチとハブに接続した場合での接続検証できた機器を示しております。 イニシエータは NT サーバとソラリスサーバを使用しました。 エミュレックス社、JNI 社、Qロジック社、アジレント・テクノロジー社の HBA で接続を確認しました。 ディスク装置はアドテックス社、イノマイクロ社の装置 テープ装置はSONY 社、スペクトラ・ロジック社の装置 で接続を確認しました。
1Gbps における結果 (2) ここには 1Gbps での接続で、マックデータ社のスイッチとハブに接続した場合での接続検証できた機器を示しております。 イニシエータは NT サーバとソラリスサーバを使用しました。 エミュレックス社、JNI 社、Qロジック社の HBA で接続を確認しました。 ディスク装置はアドテックス社、イノマイクロ社の装置 テープ装置はSONY 社、スペクトラ・ロジック社の装置 で接続を確認しました。
1Gbps における結果 (3) ここには 1Gbps での接続で、ビクセル社のスイッチに接続した場合での接続検証できた機器を示しております。 イニシエータは NT サーバとソラリスサーバを使用しました。 エミュレックス社、JNI 社、Qロジック社、アジレント・テクノロジー社の HBA で接続を確認しました。 ディスク装置はアドテックス社、イノマイクロ社の装置 テープ装置はSONY 社、スペクトラ・ロジック社の装置 で接続を確認しました。
2Gbps における結果 ここには 2Gbps での接続で、ビクセル社のスイッチ に接続した場合での接続検証できた機器を示しております。 イニシエータは NT サーバとソラリスサーバを使用しました。 エミュレックス社、Qロジック社、JNI 社、アジレント・テクノロジー社 の HBA で接続を確認しました。 ディスク装置はアドテックス社、ユーロロジック社の装置で接続を確認しました。
SAN の新しい技術 IP SAN ここでは、新しいストレージエリアネットワークの技術を簡単に紹介します。
iSCSI SCSIデータを TCP/IP フレームで送る サーバ : iSCSI 対応の NIC/HBA が必要 イニシエータ iSCSI ターゲット iSCSI 技術について紹介いたします。 iSCSI は SCSI データを TCP/IP を使用して送るもので、SCSI データは iSCSI PDU (Protocol Data Unit) として、TCP/IP によって送られます。 iSCSI のサーバは iSCSI 用の ホスト・バス・アダプタあるいはネットワーク・カードをインストールする必要があります。 iSCSI のターゲット、ディスク装置は、イーサネット LAN の口を持ち、iSCSI に対応している必要があります。 iSCSI 機器は直接 IP ネットワークに接続されます。 物理層としては、高速性を考えて、ギガ・ビット・イーサネットが使用されています。将来的には 10 ギガ・ビット・イーサネットが使用される予定です。 iSCSI を使用することで、ファイバチャネルによるストレージ・エリア・ネットワークをそのまま IP ネットワークに置き換えることが可能です。 ただし、iSCSI に対応した HBA、ディスク装置が必要になります。 IP ネットワーク
FC-IP SAN IP ネットワーク SAN ファイバチャネルフレームを IP ネットワークを通して送る 機器 SAN FC-IP はファイバ・チャネル・フレームを IP ネットワーク によって配送する技術の一つです。 二つのストレージ・エリア・ネットワークを IP ネットワークにより接続する技術です。 IP ネットワークとストレージ・エリア・ネットワークは専用の機器により接続されます。 FC-IPでは通信相手は一つしかないので、IP ネットワークは経路としての役割しかありません。 このため、トンネリング技術と呼ばれることがあります。 FC-IP を使用することで専用線によるストレージ・エリア・ネットワークの接続よりも安価に接続を行うことが可能です。 しかし、複数のストレージ・エリア・ネットワークを同時に接続することはできません。 IP ネットワーク SAN ファイバチャネル 機器
iFCP IP ネットワーク ファイバチャネルフレームを IP ネットワークを通して送る ファイバチャネル機器(SAN) を IP ネットワークを介して接続する IP ネットワークをファブリックとして使用する 専用の機器でファイバ・チャネル機器 と IP ネットワークをつなぐ ファイバチャネル 機器 ファイバチャネル 機器 iFCP は FC-IP と同様にファイバ・チャネル・フレームを IP ネットワーク を使用して配送する技術です。 iFCP はファイバ・チャネル機器を IP ネットワークに接続する技術です。IP ネットワークはファブリックとして動作するため、複数のファイバ・チャネル機器と同時に通信が行えます。 ファイバ・チャネル機器と、IP ネットワークは専用の機器で接続され、ファイバ・チャネル機器からは F-Port として認識されます。 iFCP を使用することで、ファイバ・チャネル機器を簡単に IP ネットワークに接続することが可能です。 ただし、IP ネットワーク上に ストレージ・ネーム・サーバが必要になります。 IP ネットワーク
ファイバチャネル標準動向 FC-PI/FC-FS 10GFC ファイバ・チャネルの標準の最近の動向をお知らせします。
FC-PI / FC-FS FC-PI (Fibre Channel Physical Interface) 100M/200M/400M の再定義 新しいコネクタ LC, MTR-J 最終承認待ち FC-PI-2 400M/1200M のインタフェース仕様 開発中 FC-FS (Fibre Channel Framing and Signaling Interface) オート・スピード・ネゴシエーション ファイバ・チャネルの基本的な部分を定めた FC-PH が改定され、FC-PI、ファイバ・チャネル・フィジカル・インタフェースと、FC-FS、ファイバ・チャネル・フレーミング・アンド・シグナリング・インタフェースの二つの標準になります。 FC-PI では、100メガ・バイト、200 メガ・バイト、400 メガ・バイトの物理層の標準が再定義されました。また、25メガ・バイト、50メガ・バイトのものは削除されています。 また、新たに LC, MTR-J といった光コネクタが定義されています。 400メガ・バイト、1200 メガ・バイトの物理層については FC-PI-2 と呼ばれる標準で検討が行われています。 FC-FS では、オート・スピード・ネゴシエーションが新たに定義されています。 FC-PI, FC-FS とも最終承認待ちの状態で、まもなく正式な標準となる予定です。
10G FC 1200M Bytes の帯域 (10.2Gbps) 物理層の仕様 850nm 3.1875Gbps 4本 850nm/1310nm 10.51875Gbps シリアル 850nm /1310nm 3.1875Gbps WDM カッパ 3.1875Gbps 4 本 コーディング 3.1875Gbps : 8B/10B 10.51875Gbps : 64B/66B 開発中(2002/10 に承認予定) 10ギガ・ファイバ・チャネルの標準ですが、10.2Gbps, 1200 メガ・バイトの帯域を持ちます。 物理層としては、光リンクでは5種類が定義され、カッパ・リンクでは1つが定義されています。 基本的には 3.1875 Gbps を4つ使用した方法と、10.51875Gbps 1つを使用した方法の2つの方法があります。 3.1875Gbps においては、今までどおりの 8B/10B コーディングが行われますが、10.51875 Gbps では64B/66B のコーディングが行われます。 これらの物理層の標準は 10ギガ・ビット・イーサネットと同じになっていますがコネクタ等については FC-PI-2 によって定義されることになっています。 この 10ギガ・ファイバ・チャネルの標準は、2002年10月に承認される予定になっています。
新しい標準化プロジェクト FC-HBA Fibre Channel HBA API FC-SP Fibre Channel Security Protocols MIB-FA Fibre Channel Management Information Base FCP-3 Fibre Channel Protocol for SCSI, Third Version ここでは、現在標準化委員会で検討がはじめられた標準化プロジェクトのうち、いくつかをリストアップしました。 FC-HBA、ファイバ・チャネル・HBA API FC-SP、ファイバ・チャネル・セキュリティ・プロトコル MIB-FA、ファイバ・チャネル・マネージメント・インフォメーション・ベース FCP-3、ファイバ・チャネル・プロトコル・フォア SCSI サード・バージョン です。 このようにファイバ・チャネルの標準化委員会では新しい標準を開発しております。 これら標準化プロジェクトの詳細につきましては標準化委員会のホームページをご覧ください。
URL ファイバ・チャネル標準化委員会 www.t11.org ファイバ・チャネル協議会 www.fibrechannel.com www.fcaj.org 標準化委員会、ファイバ・チャネル協議会はご覧の URL からアクセスしてください。
「ファイバチャネル技術解説書」 本邦初のファイバチャネル技術解説書 第二刷 発行! 出版元:論創社 ISBN4-8460-0219-5 ファイバチャネル協議会編 A5版 約400頁 定価 \8,500+税 出版元:論創社 ISBN4-8460-0219-5 第二刷 発行! ファイバチャネル協議会発行のファイバチャネル技術解説書が第二刷を発行しました。 論想社より8500円にて発売中です。 ファイバチャネル、SAN に関する本格的な技術解説書になります。
ファイバチャネル技術解説書の内容 第1章:FC標準と動作 第2章:ファイバチャネル製品の機能・構造と動作メカニズム 第3章:SANアプリケーション このファイバチャネル技術解説書では、ファイバチャネルの標準と動作、各機器の動作概要、SANのアプリケーションを解説しております。
豊富な図表:図1.1.1-1 ファイバチャネル標準体系図 豊富な図表:図1.1.1-1 ファイバチャネル標準体系図 FC Mapping マッピング層 FC-SB Mapping to Single Byte Command Code Sets FC-LE Link Encapsulation IPI-3 Disk Revision to IPI-3 Disk Std. FC-VI Virtual Interface FC-AE Avionics Environment FC-FP Mapping to HIPPI Framing Protocol FC-ATM Mapping of ATM/AAL5 IPI-3 Tape Revision to IPI-3 Tape Std. *Fibre Channel Protocol for SCSI FC-AV Audio Visual FC Loop FC Generic Services FC-FLA Fabric Loop Attach. FC-PLDA Private Loop SCSI Direct Attach. FC-IG Fibre Channel Implementation Guide * * FC-PH-2/3 Fibre Channel Physical And Signalling Interface-2 物理層 FC-AL-2/3 Arbitrated Loop-2 FC-GS Generic Services FC-FS Framing and Signaling FC-AL Arbitrated Loop ファイバチャネル技術解説書では図表をふんだんに取り入れ、よりわかりやすい解説書となっています。 (自動で進みます) FC-FG Fabric Generic * * FC-PH Fibre Channel Physical And Signaling Interface FC Topology FC-PI Physical Interface FC-SW-2/3 Switch Fabric-2/3 FC-SW Switch Fabric FC-BB Backbone
豊富な図表:図1.1.1-2 SCSI-3アーキテクチャロードマップ Common Access Method (CAM-3) Block Commends (SBC) Reduced (RBC) Stream (SSC) Medium Changer (SMC) Controller (SCC,SCC-2) Enclosure Services (SES) Primary Commands (SPC,SPC-2/3) Architectural Model (SAM,SAM-2) SCSI over ST (SST) Schedules Transfer(ST) Virtual Interface(VI) Parallel Interface (SPI-2,SPI-3 SPI-4) (aka, Ultra2 Ultra-3, Ultra-4) Serial Bus Protocol-2 (SBP-2) IEEE-1394 Fibre Channel Protocol (FCP,FCP-2) SSA SCSI-3 (SSA,S3P) SSA-TL2 SSA-PH1 or SSA-PH2 Multi-Media Commands (MMC,MMC-2, MMC-3, RMC) VI Protocol (SVP) (自動で進みます)
豊富な図表:図2.1. 3-12 SFP ブロック図 図2.1.3-11 SFP 概観図 (自動で進みます)
豊富な図表:図 2.5.3-4 RAID レベル5 の構成 Write HDD 0 HDD 1 HDD 2 HDD 3 ホスト上のデータ Block 0 Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Parity Block 0 =Block0~Block2 のパリティ Parity Block 1 =Block3~Block5 のパリティ Parity (自動で進みます)
豊富な図表:図3.1-1 SAN(ストレイジエリアネットワーク)構成 CPU サーバ テープライブラリ ストレイジ装置 (ディスクアレイ/JBOD) (自動で進みます)
執筆者一覧: 技術解説書分科会メンバー 監修・執筆:新井悠一 (株)ネットマークス 執筆 :前田明徳 アジレントテクノロジー(株) 監修・執筆:新井悠一 (株)ネットマークス 執筆 :前田明徳 アジレントテクノロジー(株) 岩田郁雄 (株)アドテックス 屋宮浩明 (株)アドテックス 安井英樹 ATL Products., Inc (Quantum|ATL) 越後幸司 東京エレクトロン(株) 浅野武彦 日商エレクトロニクス(株) 市川文和 (株)ネットマークス 根岸伸佳 (株)ネットマークス 磯野吉哉 (株)フジクラ 田中幸次 (株)フジクラ 執筆協力: 佐藤達也 (株)計測技術研究所 荒井克幸 (株)フジクラ 編集責任: 菅野泰子 (株)ヒューコム ファイバチャネル技術解説書は、実際にファイバチャネルやSANを扱っている、ご覧のような、第一線で活躍している技術者により執筆されています。
特別価格受付中 ファイバ・チャネル技術解説書 データストレージエキスポ 7300円(税込み) 書店でもどうぞ 書店でもどうぞ A5版 約400頁 定価 \8,500+税 出版元:論創社 ISBN4-8460-0219-5 データストレージエキスポ データストレージエキスポ開催期間中は、このファイバチャネル技術解説書を7300円の特価にて受付をしております。この機会にお申し込みください。 また、都内主要書籍店でもお求めになれます。
Data Storage Expo 2002 ファイバ・チャネル協議会(FCIA-J) ご静聴ありがとうございました。