Leap Motionを用いた実世界指向 アプリランチャの設計と開発 福岡工業大学 情報工学部情報工学科 石原研究室 川副恭平 2014.2.18
発表内容 Leap Motionの概要 実世界指向とは 実世界指向アプリランチャ デモンストレーション まとめと今後の課題
はじめに 近年WiiやKinectといった人間の直感的な動作によっ て操作をする仕組みが多くなっている パソコンではタッチパネルが搭載され始めたが、操作は マウスとそれほど変わらない パソコンでも直感的に操作をするための仕組みとして Leap Motionを用いたアプリランチャを構築する
Leap Motionの概要 Leap Motion社が発売している、手の動きやジェス チャを認識してコンピュータを操作するデバイス 手のひらや指先の座標、角度、速度などを取得できる 座標の解析は専用のソフトウェアによって行われる
センサについて 検出範囲は半径50cm中心角110度の空間 精度は0.01mm 赤外線カメラ 80mm 赤外線照射LED Leap Motionの概要 赤外線カメラ 赤外線照射LED 80mm 検出範囲は半径50cm中心角110度の空間 精度は0.01mm
実世界指向とは 現実のものとコンピュータ上のものを関連付ける概念 実体のないコンピュータ上のものを実体のある現実のものと関連 付けて覚えることで、ユーザは操作を覚えやすくなる
実世界指向アプリランチャ システムの概要 現実にあるものを指差すことで、直感的にアプリを起動 する 例えば… 時計のアプリが起動 Leap Motion 画面 時計 ユーザ 時計を指差す
システムの設計 画面の周囲に アクション領域を作成 指を閉じる アプリが起動する 初めは指を開いた状態 実世界指向アプリランチャ 領域1 領域2 領域1 領域4 領域5 領域3 画面の周囲に アクション領域を作成 画面 Leap Motion 指を閉じる アプリが起動する 初めは指を開いた状態
システムの処理の流れ 指がどこを指して 指の検出 いるか計算する 指している領域に 登録した画像を表示 指している場所を カーソル画像を表示 実世界指向アプリランチャ 指の検出 指がどこを指して いるか計算する 指が開いている 指している領域に 登録したアプリを起動 画面外を指す場合 指している領域に 登録した画像を表示 画面外を指す場合 指している場所を クリック 画面内を指す場合 カーソル画像を表示 画面内を指す場合 指が閉じている
起動アプリの設定 実世界指向アプリランチャ 画面の設定 カーソル感度の 設定 起動するアプリの設定
開発環境 構成要素 仕様 OS Windows 7 Enterprise SP1 統合開発環境 Visual Studio 2013 実世界指向アプリランチャ 構成要素 仕様 OS Windows 7 Enterprise SP1 統合開発環境 Visual Studio 2013 開発言語 C++ , C++/CLI Leap Motionライブラリ Leap Motion SDK 1.0.8.7665
デモンストレーション
まとめ・今後の課題 指先の位置や指の向きをLeap Motionで得ることに よって、実世界指向アプリランチャを実現できた 今後の課題 現実のものに合わせたアクション領域の設定 指の認識精度の向上 操作方法の充実
ご清聴ありがとうございました