Cytoskeleton & Molecular Motors細胞骨格と分子モーター(12/11)

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日本心血管インターベンション治療学会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
軽い原子核の3粒子状態 N = 11 核 一粒子エネルギー と モノポール a大阪電気通信大学 b東京工業大学
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Cytoskeleton & Molecular Motors細胞骨格と分子モーター(12/11) ATPaseヘッド・ネックリンカーの構造変化,基本は同じ(赤と黄色の間での変換) 微小管(MT: microtubule) 、直径25 nm, 中心体(centrosome) から伸びる 中間径線維 (IF)       細胞間をつなぐ構造にリンク,核膜裏打. 直径約10nm アクチン線維(ミクロフィラメント: AF, MF), 直径5-9 nm, 細胞表層 Nature 422: 759, 2003 主要3タイプ: Myosin II ミオシン  Kinesin キネシン   Dynein ダイニン Motor Toolbox 軸索輸送 Hand-over-hand 2つの頭部は独立に、普通は片方のみ ←Cell 112: 467, 2003→ ) 右下図の説明 1, Retrograde transport of centrosomal components. 2, Anterograde and retrograde transport of intermediate filaments. 3, Anterograde and retrograde transport of ribonucleoprotein (RNP) complexes. 4, Myosin, kinesin and dynein motors interact with components of the microtubule plus-end complex. 5, Anchorage of dynein at the actin-rich cell cortex. 6, Interaction of a kinesin-like protein with actin. 7, Catenin-mediated anchorage of dynein at adherens junctions. ①中心体Centrosome成分の逆方向輸送 ②中間径繊維の両方向輸送 ③mRNPの両方向輸送 ④モーター分子とMT plus端因子との相互作用 ⑤ダイニンが皮層アクチンに固定される ⑥キネシンがアクチン繊維と相互作用する ⑦ダイニンがカテニンによって細胞間接合部に固定される 細胞内の様々な輸送モード Type IIbからType IIaへは変換可能 4 nm 6 nm Science 2000 April 7; 288: 88 左上も