Centrality and Rapidity Dependence of Chemical Freeze-out at RHIC

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Centrality and Rapidity Dependence of Chemical Freeze-out at RHIC Refs. nucl-th/0405068 and hep-ph/0409071 金田雅司/Masashi Kaneta RIKEN-BNL Research Center Click! 日本語 English Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

日本語版 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

この発表の概要 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

フリーズアウト 二種類のフリーズアウト 化学的フリーズ・アウト 化学的 熱的 衝突で生成されたハドロン・ガスでの熱平衡状態を仮定 非弾性散乱の終わり 粒子(ハドロン)の数が固定される 熱的 弾性散乱の終わり 運動量分布が固定される 空間 時間 非弾性散乱の フリーズ・アウト ハドロン 弾性散乱の フリーズ・アウト パートン 化学的フリーズ・アウト 衝突で生成されたハドロン・ガスでの熱平衡状態を仮定 ここで “ハドロン” は u, d, s クォークからなるものを考える c は質量が重いので熱平衡に達していないと考える しかし、この仮定は今や疑問視される チャームの熱平衡がRHICで達成されているかも?? このモデルはGSI-SIS, BNL-AGS, CERN-SPS (sNN =1-20GeV)のデータに対してテストされてきた いくつかの独立したグループによるモデルあり モデルによる計算の違い(系統誤差) ~ 10% Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

モデル 理想ハドロン・ガス モデル [PRC59 (1999) 1637を基にしている] ハドロン i の密度 nucl-ex/0405068, JPG27 (2001) 589, NPA698 (2002) 306, PRC66 (2002) 044907 で使われている ハドロン i の密度 質量が1.7GeV/c2までのレゾナンスを含むハドロンについて密度を計算 崩壊プロセスを適用 そして実験データと比較 このモデルで使われているハドロン達は Qi : uとdは1, uとdは-1 si : sに1, sへは-1 gi : スピン・アイソスピン自由度 mi : ハドロンの質量 Tch : 化学フリーズ・アウト温度 mq : 軽いクォーク 化学ポテンシャル ms : ストレンジネス 化学ポテンシャル gs : ストレンジネス飽和因子 , , , , ’, , f0(980) , a0 (980), h1(1170), b1 (1235), a1 (1260), f2(1270), f1 (1285), (1295), (1300), a2(1320), f0(1370), (1440), (1420), f1 (1420), (1450), f0 (1500), f1 (1510), f2’(1525), (1600), 2(1670), (1680), 3(1690), fJ(1710), (1700) K, K*, K1(1270), K1(1400), K*(1410), K0*(1430), K2*(1430), K*(1680) p, n, N(1440), N(1520), N(1535), N(1650), N(1675), N(1680), N(1700) (1232), (1600), (1620), (1700) , (1450), (1520), (1600), (1670), (1690) , (1385), (1660), (1670) , (1530), (1690)  Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

RHIC での実験グループ 小規模のコラボレーション (~100人) BRAHMS, PHOBOS : 広い h しかし狭い方位角を覆う アメリカ、ニューヨーク州 ロングアイランド ブルックヘブン国立研究所 小規模のコラボレーション (~100人) BRAHMS, PHOBOS : 広い h しかし狭い方位角を覆う 大規模のコラボレーション (~500人) STAR , PHENIX : 狭い h しかし広い方位角を覆う Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

市場に出ているデータのまとめ 学術雑誌やプレプリントから 4つのRHICの実験 中心衝突度依存性を議論するために Table from nucl-th/0405068 学術雑誌やプレプリントから 重心系エネルギー130GeV と 200GeV の金+金衝突 4つのRHICの実験 BRAHMS, PHOBOS, PHENIX, STAR ハドロンのデータは 中心ラピディティでの、幾つかの中心衝突度依存のデータ p, f, K, K*, p, L, X, W 中心衝突でのラピディティ分布 p, K, p ただし、BRAHMSのデータのみで可 中心衝突度依存性を議論するために 粒子比を<Npart>の関数として内挿 なぜなら、中心衝突度の定義は実験グループごとに違う <Npart>は見積もられている 違う実験グループのデータをまとめて同時にフィットするの為には必要 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

フィットの結果とデータの比較 モデルはデータを良く(殆どの点で1標準偏差以内で)再現している There are a few exception, but they are OK within 2 sigma Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

中心衝突度 (<Npart>) 依存性 130 (200) GeV 金+金衝突度のデータを 3 (5) に分ける フィットをするのに使うハドロンの組み合わせ依存性も試した 組み合わせは p, K, pから始める ストレンジネスハドロンを増やしていく |s|=1, |s|=2, |s|=3 Tch, mq, ms <Npart>への依存性は小さい gs <Npart>と共に増加 RHICの中心衝突でストレンジネスの完全な熱平衡 組み合わせ依存性 ストレンジネスを増やしていくと、パラメータの値が大きな方に変化 ストレンジ量子数大きなものは、他のもの達と平衡に達していない? あるいは単にモデルが良くないのか.....? Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

ラピディティ依存性 200 GeV 金+金 中心衝突での BRAHMSのデータから p と K の dN/dy は陽子・反陽子と同じラピディティのビンになるように内挿した 。 データは[JPG30(2004)1129]より。 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

ラピディティ依存性 Tch, gs mq, ms 中心衝突度依存性のところで議論したように <Npart>に対する依存性は少ない フィットの結果 中心値 誤差の上・下限 Tch, gs <Npart>に対する依存性は少ない ラピディティが0~3 (ybeam=6)にわたってストレンジネスの熱平衡状態が達せられている mq, ms <Npart>と共に増加 バリオン密度がラピディティと共に減少していることを反映している 中心衝突度依存性のところで議論したように フィットを行うときに使うハドロンの組み合わせの依存性がある ストレンジネス・ハドロンのデータが欲しい しかし今の実験セットアップからは不可能。。。。 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

まとめ 化学フリーズ・アウトモデルを最近のRHICのデータに当てはめた モデルはデータを良く再現している フィットの結果 コメント 中心衝突度依存性 ストレンジネスの熱平衡状態 (gs~1) がAu+Au中心衝突で達成 RHICのエネルギーのみで達成 AGS や SPS のエネルギーでは gs<~0.7 ラピディティ依存性 y=0~3の領域にわたってストレンジネスの熱平衡状態が達成されている可能性 コメント ハドロン・ガスが熱平衡状態にあるというのは仮定である 熱平衡状態にあるガス  熱平衡分布を示す : 常に正しい 熱平衡分布  熱平衡に達してる : 常に正しいわけではない 注意が必要 Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

English Version Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Outlook of This Talk Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Two kinds of Freeze-out Chemical End of inelastic interaction Number of particle is fixed Kinetic End of elastic interaction Momentum distribution is fixed space time freeze-out of elastic interaction hadron freeze-out of inelastic interaction parton Chemical freeze-out model Assuming thermalization of hadron gas created in the collisions Here, “hadrons” consisted from u, d, s are taken care Because c will not be thermalized due to the heavy mass But this assumption is questionable now Thermalized charm can be in RHIC?? Established by analyses to the data from GSI-SIS, BNL-AGS, CERN-SPS (sNN =1-20GeV) There are several independent group Systematic error among models ~ 10% Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

The Model Ideal hadron gas model based on PRC59 (1999) 1637 used in nucl-ex/0405068, JPG27 (2001) 589, NPA698 (2002) 306, PRC66 (2002) 044907 Density of hadron i is Compute particle densities for hadrons including resonances (mass<1.7GeV) Apply decay calculation for all of hadrons And then we can obtain particle ratios to compare data Hadrons in this model are: Qi : 1 for u and d, -1 for u and d si : 1 for s, -1 for s gi : spin-isospin freedom mi : particle mass Tch : chemical freeze-out temperature mq : light-quark chemical potential ms : strangeness chemical potential gs : strangeness saturation factor , , , , ’, , f0(980) , a0 (980), h1(1170), b1 (1235), a1 (1260), f2(1270), f1 (1285), (1295), (1300), a2(1320), f0(1370), (1440), (1420), f1 (1420), (1450), f0 (1500), f1 (1510), f2’(1525), (1600), 2(1670), (1680), 3(1690), fJ(1710), (1700) K, K*, K1(1270), K1(1400), K*(1410), K0*(1430), K2*(1430), K*(1680) p, n, N(1440), N(1520), N(1535), N(1650), N(1675), N(1680), N(1700) (1232), (1600), (1620), (1700) , (1450), (1520), (1600), (1670), (1690) , (1385), (1660), (1670) , (1530), (1690)  Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

RHIC Experiments Small collaborations (~100) New York State, USA Long Island Brookhaven National Lab. Small collaborations (~100) BRAHMS, PHOBOS : Large h but small f coverage Big collaborations (~500) STAR , PHENIX : Small h but large f coverage Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Data Summarized from the Market Table from nucl-th/0405068 Data publication/preprint 130GeV and 200GeV Au+Au collisions 4 RHIC experiments BRAHMS, PHOBOS, PHENIX, STAR Hadrons Many centrality bins at mid-rapidity p, f, K, K*, p, L, X, W Rapidity dependence at central collisions p, K, p Note : only BRAHMS data To discuss centrality dependence Interpolation of particle ratios as a function of <Npart> Because centrality definition is independent among experiments It is necessary for simultaneous fit from different experiments Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Comparison of Fit Results to Data The model reproduce data within (almost) one sigma There are a few exception, but they are OK within 2 sigma Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Centrality (<Npart>) Dependence 3 (5) centrality bins for 130 (200) GeV Au+Au Test of hadron combination dependence Start with p, K, p Increasing strangeness hadrons |s|=1, |s|=2, |s|=3 Tch, mq, ms Less sensitivity to <Npart> gs Increasing with <Npart> Reach full strangeness equilibration in central collisions at RHIC! Combination dependence With adding more strangeness, value of parameters increased No equilibration of multi-strangeness with the others? Or just model is incorrect...? Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Rapidity Dependence BRAHMS data in central 200 GeV Au+Au collisions To have same rapidity range with protons, p and K dN/dy are interpolated from data [JPG30(2004)1129] Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Rapidity Dependence Tch, gs mq, ms comparison of model calculation to data Fit results Mean Upper/Lower error Tch, gs Less sensitivity to <Npart> Close to strangeness equilibration in central collisions over y=0-3 (ybeam=6) mq, ms Increasing with <Npart> Reflect that baryon density is decreasing with y As discussed in page of centrality dependence There is a particle combination dependence More strangeness hadrons are needed but it is almost impossible so far Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日

Summary Chemical freeze-out model applied to recent RHIC data The model well describes data The fit results say Centrality dependence Strangeness equilibration (gs~1) in central collisions It happen only RHIC energy gs<~0.7 at AGS and SPS energy Rapidity dependence Suggesting strange equilibration over y<3 Note Thermalization in hadron gas is an assumption Thermal source  Thermal distribution : always true Thermal distribution  Thermal source : NOT always true Be careful Masashi Kaneta, RBRC, BNL / 日本物理学会 2004年 秋季大会 高知大学朝倉キャンパス 2004年9月29日