北大MMCセミナー 第16回 Date:2013年11月8日(金)16:30~18:00

Slides:



Advertisements
Similar presentations
第 5 章 2 次元モデル Chapter 5 2-dimensional model. Contents 1.2 次元モデル 2-dimensional model 2. 弱形式 Weak form 3.FEM 近似 FEM approximation 4. まとめ Summary.
Advertisements

小水力班/ Small Hydro Generation Group 研究背景 / Research background
英語勉強会(詫間English) /26 三木裕太.
THE CONTINUOUS IMPROVEMENT MODEL called ADEC
Chapter 11 Queues 行列.
in affine algebraic geometry アファイン代数幾何学におけるエキゾチック構造
2010年7月9日 統計数理研究所 オープンハウス 確率モデル推定パラメータ値を用いた市場木材価格の期間構造変化の探求 Searching for Structural Change in Market-Based Log Price with Regard to the Estimated Parameters.
新しい科学の文法を目指して - 統計科学の立場から -
Chris Burgess (1号館1308研究室、内線164)
北大MMCセミナー 第60回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2016年7月28日(木) 16:30~18:00
大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 宇宙物理研究室 B 木村悠哉
Noun の 間(に) + Adjective Verb てform + いる間(に) during/while.
There are 5 wearing verbs in Japanese depending on the part of body or the item being worn.
第23回応用物理学科セミナー 日時: 6月23日(木) 16:10 – 17:40 場所:葛飾キャンパス研究棟8F第2セミナー室
多項式最適化問題に対する2乗多項式緩和 東京工業大学 情報理工学研究科 数理・計算科学専攻 小島政和
北大MMCセミナー 第74回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年8月4日(金) 15:00~16:30
北大MMCセミナー 第76回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年10月12日(木) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第38回 Date: 2015年2月13日(金)16:30~18:00 Speaker: 宮路 智行(明治大学)
The Syntax of Participants シンタックスの中の話者と聞き手
北大MMCセミナー 第20回 Date:2014年1月30日(木) 16:30~18:00 ※通常とは曜日が異なります
地球の層構造 Bullen, Keith Edward ( )
正規分布における ベーテ近似の解析解と数値解 東京工業大学総合理工学研究科 知能システム科学専攻 渡辺研究室    西山 悠, 渡辺澄夫.
第19回 HiHA Seminar Hiroshima Research Center for Healthy Aging (HiHA)
奈良女子大学人間文化研究科 博士課程後期2回 梅田早希
北大MMCセミナー 第70回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年7月6日(木) 16:30~18:00
WELCOME TO THE WORLD OF DRAGON BALL
第4回HiSEP特別セミナー Alexander Borisov 教授
Bursty Bulk Flow 生成に関する理論モデル
第24回応用言語学講座公開連続講演会 後援:国際言語文化研究科教育研究プロジェクト経費
My Dance Circle December 13, 2018  表紙 my dance circle.
連携企画「アジアのための国際協力」in 法分野 2017 法整備支援シンポジウム
星形成時間の観測的測定 東大天文センター M2 江草芙実 第4回 銀河shop 2004/10/19.
クイズやゲーム形式で紹介した実例です。いずれも過去のインターン作です。
2019年4月8日星期一 I. EPL 84, (2008) 2019年4月8日星期一.
第88回 創薬科学セミナー 名古屋大学 大学院 創薬科学研究科 主催 堂田丈明 先生(Ph.D.) 名古屋大学工学分OB
地震波の種類・伝わり方 P 波、S 波、表面波 1.
「骨粗鬆症や癌を予防するビタミンDの作用メカニズム 」
References and Discussion
北大MMCセミナー 第95回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2019年2月13日(水) 16:30~18:00
22 物理パラメータに陽に依存する補償器を用いた低剛性二慣性系の速度制御実験 高山誠 指導教員 小林泰秀
東北大学 大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 田中 和之(Kazuyuki Tanaka)
2019/4/22 Warm-up ※Warm-up 1~3には、小学校外国語活動「アルファベットを探そう」(H26年度、神埼小学校におけるSTの授業実践)で、5年生が撮影した写真を使用しています(授業者より使用許諾済)。
Affiliation:基礎工学部 材料工学科 准教授
北大MMCセミナー 第77回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年11月24日(金) 16:30~18:00
第69回 創薬科学セミナー 名古屋大学 大学院 創薬科学研究科 主催 講演タイトル: 講師: Dr. Scott D. Smid Ph.D.
北大MMCセミナー 第7回 Date : 2013年3月6日(水) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第92回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2018年11月20日(火) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第97回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2019年3月5日(火) 11:00~12:00
北大MMCセミナー 第62回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2016年11月4日(金) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第81回 附属社会創造数学センター主催
大規模科学技術シミュレーションソフトウエア開発 -プロジェクト・マネージメントの視点から-
東北大 情報科学 田中和之,吉池紀子 山口大 工 庄野逸 理化学研究所 岡田真人
北大MMCセミナー 第75回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年9月28日(木) 16:30~18:00
The Facilitative Cues in Learning Complex Recursive Structures
北大MMCセミナー 第22回 Date:2014年3月6日(木) 14:30~16:00 ※通常と曜日・時間が異なります
北大MMCセミナー 第68回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年6月15日(木) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第72回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年7月20日(木) 15:00~16:30
統計力学と情報処理 ---自由エネルギーの生み出す新しい情報処理技術--- 2003年8月14日前半
卒論中間発表 2001/12/21 赤道の波動力学の基礎 北海道大学理学部 地球科学科 4年 山田 由貴子.
第29回応用物理学科セミナー 日時: 11月10日(木) 16:10 – 17:10 場所:葛飾キャンパス研究棟8F第2セミナー室
北大MMCセミナー 第65回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2017年4月20日(木) 16:30~18:00
第20回応用物理学科セミナー 日時: 2月25日(木) 16:10 – 17:40 場所:葛飾キャンパス研究棟8階第2セミナー室
北大MMCセミナー 第82回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2018年4月26日(木) 16:30~18:00
第10回応用化学科グローバルセミナー 主催 大阪工業大学 工学部 応用化学科 協賛 大阪工業大学 界面化学研究会, OIT-P
ガウシアングラフィカルモデルにおける一般化された確率伝搬法
北大MMCセミナー 第23回 Date:2014年3月6日(木) 16:30~18:00 ※通常と曜日が異なります
北大MMCセミナー 第17回 Date:2013年12月16日(月) 16:30~18:00 ※通常とは曜日が異なります
北大MMCセミナー 第28回 Date: 2014年10月3日(金)14:30~16:00 ※通常と開始時間が異なります
北大MMCセミナー 第94回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2019年1月25日(金) 16:30~18:00
北大MMCセミナー 第100回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2019年7月11日(木) 16:30~18:00
Presentation transcript:

北大MMCセミナー 第16回 Date:2013年11月8日(金)16:30~18:00 Speaker:寺澤 祐高(東京大学大学院数理科学研究科)  Place:電子科学研究所 中央キャンパス総合研究棟2号館            5F講義室 北(北12条西7丁目)   Title:Existence of Weak Solutions for a Diffuse Interface Model of Non-Newtonian Two-Phase Flows タイトル: らせん転位の共回転対による結晶表面の成長速度 アブストラクト: 等高線法を用いた結晶のスパイラル成長の数理モデルを用いて、共回転対と呼ばれる、 同じ回転方向を示すらせん転位の対による結晶表面の成長速度について考察する。 Burton-Cabrera-Frankによると、対の距離がある臨界距離より遠い場合は 単独のらせん転位による結晶表面の成長と見分けが付かないとされる。 他方その臨界距離より近い場合は、対を限りなく近づけた時の成長速度が 単独のらせん転位の2倍になるとされるが、その中間の距離において 成長速度がどうなるかという評価式は与えられていない。 そこで上記の事実について数値計算実験を行った結果、臨界距離にずれがあることを発見した。 そこで共回転対による成長速度の評価を行い、その観点から臨界距離の新しい定義とその数値を与え、 これが数値計算実験の結果と非常に良く合うことを報告する。 評価と臨界距離の改善において重要な役割を果たしたのは単独のらせん転位により 与えられるスパイラルステップの回転速度で、Burton-Cabrera-Frankはこれを アルキメデスのらせんによる近似から計算していた。この結果をより精度の良いものに 改めることによりある程度の指標となる成長速度の評価式を得ることができた。 Abstract:We consider a phase field model for the flow of two partly miscible incompressible, viscous fluids of Non-Newtonian (power law) type. In the model it is assumed that the densities of the fluids are equal. We prove existence of weak solutions for general initial data and arbitrarily large times with the aid of a parabolic Lipschitz truncation method, which preserves solenoidal velocity fields and was recently developed by Breit, Diening, and Schwarzacher. The talk is based on a joint work with Helmut Abels (Regensburg) and Lars Diening (Munich). 連絡先: 北海道大学 電子科学研究所           動的数理モデリング研究室      長山 雅晴  内線 3357 nagayama@es.hokudai.ac.jp 主催: 電子科学研究所 動的数理モデリング研究室 共催: 北海道大学数学連携研究センター