パイプラインとは何か? マイクロプロセッサ(MPU)の高速化手法の一つのこと。 通常プロセッサ内での命令は前の命令が完全に終わらないと、次の命令を処理できないが、各段階の処理機構を独立して動作させることにより、流れ作業的に、前の命令のサイクルが終わる前に次の命令を処理し始めるのがパイプライン処理である。
つまりパイプラインを用いると… パイプライン機構を備えたプロセッサでは、前の命令の実行を行なっているときに次の命令の解釈を行なうといった処理が可能になる。 勝手に他人のウェブサイトからコンテンツをダウンロードして使ってはいけない!
さらに 複数のパイプラインで並列に命令を処理できるようにする機構をスーパースカラという。 パイプラインのうち段階数が多いものは「スーパーパイプライン」と呼ばれる。 2000年11月にリリースされた、Intel社のマイクロプロセッサ「Pentium4」は端的なパイプラインを持ち「ハイパーパイプライン」を自称している。 Pentium4のベースクロックはPentium IIIの3倍にあたる400MHzでスタートし、2002年5月からは533MHzに上昇した製品がリリースされている。コア周波数は1.3GHz~2.8GHzでこれはかなり高性能なものだと言える。