本当は消去できていない!? ~データを完全消去する方法~ 本当は消去できていない!? ~データを完全消去する方法~ パソコンを使っていて、要らなくなったデータを消去したことは、みなさんあると思います。 でも、みなさんが普通にされている消去では、データが本当に削除できていないことをご存知ですか? 今日はデータを完全に消去する方法を研修したいと思います。
本日の課題 (1)完全消去の意味を知る。 (2)完全消去の方法を知る。 本日の課題 (1)完全消去の意味を知る。 (2)完全消去の方法を知る。 本日の研修の課題は、 (1)完全消去の意味を知る。 (2)完全消去の方法を知る。 です。
普通のデータの消去方法 これらの方法では 実は消去できていません ① ファイルをゴミ箱へ移す。 ② 右クリックから削除を選ぶ。 完全消去 普通のデータの消去方法 ① ファイルをゴミ箱へ移す。 ② 右クリックから削除を選ぶ。 ③ ゴミ箱を空にする。 みなさんが、普通にしている消去は、どんな方法ですか?→①②を出してもらう。 これらの方法では、ゴミ箱にデータが移っただけで、すぐに元に戻せてしまいます。(実践) なので、③ゴミ箱を空にすると、ゴミ箱から元に戻せなくなります。 しかし、これらの方法では、見た目になくなっただけで、実は削除できていないんです。 これらの方法では 実は消去できていません
実践 では、消去したデータを 実際に復元してみましょう。 完全消去 それでは、消去したデータを実際に復元してみましょう。 フリーソフト(「復元」)を使って実演します。 まず、USBメモリ内にある、このファイルを消去します。 次に、ソフトを起動し、復元場所はUSBメモリを指定します。 実行… ほら、先ほど消去したファイルがまた出てきました。 管理者権限がないと復元できないので、使用の際はご注意ください。 容量の小さいUSBメモリのほうが、素早く検索し復元できます。 実践される場合は、必ず練習してください。
復元できるということは? 消去したデータは 見えていないだけで危険です 「ちょっとだけ・・・」 「データ移動のために」 完全消去 復元できるということは? 「ちょっとだけ・・・」 「データ移動のために」 というつもりでUSBメモリに入れた個人情報も復元されてしまう このように、復元できるということは? 「ちょっとだけ・・・」、「データ移動のために」 というつもりでUSBメモリに入れた個人情報も復元されてしまいます。 実は、消去したデータは見えていないだけで危険なのです。 消去したデータは 見えていないだけで危険です
「Blancco-File Shredder」 完全消去 復元できないようにするには? 完全消去用のソフトを使う 学校のパソコンに入っている 「Blancco-File Shredder」 を使ってみましょう。 では、復元できないようにするには、どうすればいいのでしょうか。 そのためには、完全消去用のソフトを使う必要があります。 本市のパソコンには、「Blancco-File Shredder」というものが入っていますので、これを使ってみましょう。
完全消去とは? 消去するデータに、ランダムなデータを上書きして、 復元をできなくすること。 完全消去 ちょっと、その前に…今、出てきた「完全消去」とはどういうことなのでしょうか。 これは簡単にいえば、「消去するデータに、ランダムなデータを上書きして、復元をできなくすること。」です。
ファイルとフォルダの完全消去 ①消去したい ファイルや フォルダを 右クリック ②ファイルや フォルダの 完全消去を クリック 完全消去 ①消去したい ファイルや フォルダを 右クリック ②ファイルや フォルダの 完全消去を クリック それでは、実際にやってみましょう。 デスクトップに、新規ファイルを作っておきます。 ①消去したいファイルやフォルダ(今作ったファイル)を右クリック メニューから、②ファイルやフォルダの完全消去をクリック してください。
完全消去 ファイルとフォルダの完全消去 次にこのようなウィンドウが出てきますので、完全消去をクリック します。 完全消去をクリック
これで完了です。OKをクリックして下さい。 完全消去 ファイルとフォルダの完全消去 はい、このウィンドウが出てきたら完了です。 OKをクリックして、ウィンドウを閉じてください。 以上、これだけでできます。ソフトがあればとても簡単ですね。 これで完了です。OKをクリックして下さい。
ゴミ箱の完全消去 ①ゴミ箱を 右クリック ②ゴミ箱内の 完全消去を クリック 完全消去 では、次にゴミ箱の完全消去をしてみましょう。 右クリック ②ゴミ箱内の 完全消去を クリック では、次にゴミ箱の完全消去をしてみましょう。 また、デスクトップに何か新規ファイルを作ってください。 いくつかの方法がありますが、自分の知ってるやり方で、これをゴミ箱に捨ててください。 今度は、①ゴミ箱を右クリックします。 出てきたメニューから、②ゴミ箱内の完全消去をクリック してください。
ゴミ箱の完全消去 完全消去をクリック 完全消去 はい、このウィンドウが出てきたら、完全消去をクリックします。 これで完了です。とても簡単でしたね。 完全消去をクリック
もう消去してしまった データはどうすればいいか すでに消去したデータには 空き領域の完全消去をします 「今まで普通に消去していた」 「もしかしたら・・・」 と心配な人もいると思います。 今あるデータなどは、これらの方法で完全消去できます。 しかし、USBメモリに入れていて、もう消去してしまったデータはどうしたらいいでしょうか。 「今まで普通に消去していた。」「もしかしたら、USBメモリに個人情報を入れていたことがあったかも」と心配になる人もいると思います。 すでに消去したデータを完全消去するには、「空き領域の完全消去」をすればいいのです。 すでに消去したデータには 空き領域の完全消去をします
空き領域の完全消去 ①消去したい ドライブを 右クリック (青くして) ②空き領域の 完全消去を クリック 完全消去 ①消去したい ドライブを 右クリック (青くして) ②空き領域の 完全消去を クリック では、空き領域の完全消去をやってみましょう。 まず、研修用USBメモリを挿入してください。 「コンピュータ(マイコンピュータ)」をダブルクリックで開き、 ①消去したいドライブ(USBメモリ)を右クリック(青くして) ②空き領域の完全消去をクリック します。
空き領域の完全消去 完全消去をクリック。時間がかかります。 完全消去 完全消去をクリックしてください。 先ほどのファイルの完全消去にしても同じですが、空き容量もサイズが大きいと完全消去が終了するのにとても時間がかかります。 完全消去をクリック。時間がかかります。
最後に ①個人情報は必ず完全消去する。 ②仕事で使用したUSBメモリは、 空き領域の完全消去をしておく。 ③持ち歩くUSBメモリは、整理 空き領域の完全消去をしておく。 ③持ち歩くUSBメモリは、整理 して、最低限のデータだけ入れる。 USBメモリは便利なので、ついつい、いろんなデータを入れてしまいがちですが、気軽に使える分、 意外な落とし穴があります。 大丈夫だと思っていても、USBメモリを落としてしまった時、データを復元されて個人情報流出につながることもあります。 (①を読む、②を読む、③を読む) この3つに気を付けて、情報をより安全に活用できればと思います。ぜひ実践してみて下さい。