関係データベースとSQL MZ Platform講習会（上級）
テーブル（表）とその維持管理 例: 顧客名簿 ××工業が移転 ××工業勤務の顧客全員の勤務先住所を修正 氏名 年齢 勤務先 勤務先住所 鈴本一朗 31 ○○産業 板目市蓮他町１２ 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 ××工業 洋賀市啓期町２１ 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28 ××工業勤務の顧客全員の勤務先住所を修正 ××工業が移転
関係データベースの概念: テーブルの分割管理 個人テーブル 実体データ 企業テーブル 氏名 年齢 勤務先 鈴本一朗 31 ○○産業 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 ××工業 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28 社名 住所 ○○産業 板目市蓮他町１２ ××工業 洋賀市啓期町２１ 組み合わせ 表示用に作成したテーブルデータ 氏名 年齢 勤務先 勤務先住所 鈴本一朗 31 ○○産業 板目市蓮他町１２ 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 ××工業 洋賀市啓期町２１ 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28
用語: フィールド、レコード、主キー フィールド: データ項目（列）。名前と型を持つ。 レコード: ひとまとまりのデータ（行）。 氏名 年齢 勤務先 鈴本一朗 31 ○○産業 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 ××工業 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28 ！注意事項！ 列番号、行番号という概念はない。 フィールドはフィールド名で特定される。 レコードは主キーの値で特定される。 主キー: レコードを一意に指定するためのフィールド。 このテーブルでは“氏名”が主キーになる。現実のデータベーステーブルでは、同姓同名への対応などを考え、何らかのIDを設定するのが通常。
SQLコマンド - SELECT, UPDATE, DELETE, INSERT - 概要 書式 SELECT レコードの検索 SELECT <フィールド名>,… FROM <テーブル名>,… WHERE <検索条件> [OPTIONS] UPDATE レコードの編集 UPDATE <テーブル名> SET <フィールド名>=値,… WHERE <レコード指定条件> DELETE レコードの削除 DELETE FROM <テーブル名> INSERT レコードの追加 INSERT INTO <テーブル名> (<フィールド名>,…) VALUES (値, …), … この他、データベース作成およびテーブル作成のためのCREATEコマンドなどがあります。
SELECT文 SELECT 個人.氏名,個人.年齢,個人.勤務先,企業.住所 FROM 個人,企業 WHERE 個人.勤務先=企業.社名 鈴本一朗 31 ○○産業 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 ××工業 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28 社名 住所 ○○産業 板目市蓮他町１２ ××工業 洋賀市啓期町２１ 組み合わせて顧客一覧表を作るSELECT文の例 列名 SELECT 個人.氏名,個人.年齢,個人.勤務先,企業.住所 FROM 個人,企業 WHERE 個人.勤務先=企業.社名 テーブル名 検索条件
SELECT文の考え方 SELECT 個人.氏名,個人.年齢,個人.勤務先,企業.住所 FROM 個人,企業 WHERE 個人.勤務先=企業.社名 列選択 “個人”と“企業”の全行の組み合せ 個人 企業 行選択 氏名 年齢 勤務先 社名 住所 鈴本一朗 31 ○○産業 板目市蓮他町１２ ××工業 洋賀市啓期町２１ 坂紙二郎 55 佐方三吉 43 伊藤四郎 62 稲柿五郎 28