コージェネレーション(ヒートポンプ編) 基礎知識.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
信州大学公開講座 第5回 スターリングエンジン工作 信州大学工学部 サイエンスレンジャー 石川 正昭.
Advertisements

電動式冷凍機の構造 電動式冷凍機の構造 建築環境工学・建築設備工学入門<空気調和設備編>建築環境工学・建築設備工学入門<空気調和設備編> 1 [ Last Update 2015/04/30 ]
1 森林吸収 * 3.6 % 400 千 t- CO %増 目標 6% 削減 28.5 %増 11, , , 本県の温室効果ガス排出量の推移と削減目標 とやま温暖化ストップ計画の目標 基準年度比6%削減 (注1)基準年度:二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素は.
業務用消滅型生ゴミ処理装置        のご紹介 専務取締役  岩城 和男.
ヒートポンプによる冷暖房の原理 物理化学III
内燃機関と外燃機関.
冷媒回路のしくみ<ヒートポンプを分解すると>
冷媒回路のしくみ<ヒートポンプを分解すると>
建築環境工学・建築設備工学入門 <空気調和設備編> <ヒートポンプの原理> 熱の移動の原理<ヒートポンプの基本>
エネルギーの分類 - - (出典:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構「新エネルギーガイドブック2008」)
生ごみからエネルギー ~バイオガス発電の効果を考える~
太陽光を利用した発電について Generate electricity from the Sun
空気の熱の利用<ヒートポンプは省エネルギー>
保安業務のポイント (1号、6号業務) 2014年11月14日 保安専門技術者指導講師.
所属: 東京農工大学 大学院 環境エネルギー工学講座
御国の光の作り方 明治大学2年 星野浩樹.
エネルギー基本計画 1 エネルギーの安定供給の確保を図るための基本方針 環境への適合を図るための基本方針
本時の目標 エネルギーを有効に活用するにはエネルギー変換効率を髙める必要があることを知る。
トウモロコシの動向 2班.
睦化工株式会社 省エネ・節電の取り組み 睦化工が考える環境に配慮した成形工場 睦化工 株式会社 管理本部 本間 信吉
温暖化について ~対策~ HELP!.
本時の目標 電気エネルギーの変換のしくみを理解し、適切な利用方法が選択できる。
■節電行動計画 節電目標 節電実績 生産設備の節電メニュー - ユーティリティ設備の節電メニュー 一般設備(照明・空調)の節電メニュー 事業者名 責任者名 節電目標 節電実績 機械・設備毎の 節電効果 実行 チェック 生産設備の節電メニュー ・不要又は待機状態にある電気設備の電源オフ及びモーター等の回転機の空転防.
大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会 第1回 下水等設備部会 ~戦略的な維持管理の推進について~
CO2の部門別増減率(国内) 増加率が高いのは、オフィスと家庭 環境省 1.
環境報告書Ⓢ 2008 花巻ガス㈱ 【会社概要】 【事業内容】 【環境に対する当社の考え方】 ・会社名 花巻ガス株式会社
室内と室外との熱の移動<ヒートポンプは熱を運ぶ>
どっちの言い分ショー!! ~どうなる日本の電力自由化~
電力自由化の是非 肯定派.
ジアイーノ 空間清浄機 浮遊ウイルスや浮遊菌を抑制、 健康に安心して過ごせる 空間づくり \380,000 \42,000
次世代冷凍・ヒートポンプサイクルの開発 研究背景 冷凍倉庫用冷凍システムのレトロフィット用および次世代冷媒の提案
市営住宅修繕受付及び収入申告発送回収業務委託の概要について
電気のかわら版 8月 ~ 今月の トピックス ~ あなたの街のでんきこうじやさん ○○電気工事からのメッセージ
政府情報システムのコスト削減の 取組状況について
非定常作業の安全確保 ロックアウト・タグアウト
未利用再エネの有効活用で、 省エネ化・地域経済活性化! 廃熱・湧水等の未利用資源の効率的活用による低炭素社会システム整備推進事業
脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型 自然冷媒機器導入加速化事業(一部農林水産省、経済産業省、国土交通省連携事業)
コンビニ向け省エネ対策システム (提案事例)
平成30年度 ポリテクセンター岩手 電気・電子系
コイルのはたらき コイルの5つのはたらきについて説明.
地球環境と技術 エネルギー安全保障と技術開発
エアコンで使われるヒートポンプ <ヒートポンプのなぞ>
建築環境工学・建築設備工学入門 <基礎編> 熱の移動の原理<ヒートポンプの基本>
新エネルギーシステム (New Energy System)
廃棄物処理施設を中心とした自立・分散型の
地球温暖化防止に必要なものは何か E 石井 啓貴.
蓄電池 必要な 電気・熱 (温水を含む)を供給 再生可能 エネルギー 水電解装置 水素貯蔵タンク 燃料電池 給水タンク 水素を活用した
熱交換機の効率向上 熱吸収・放射塗料による 2019/2/28.
This issue sponsored by Messages for Manufacturing Personnel
モデル化とシミュレーション.
我が国の造船技術が衰退の危機を迎えている。
CO2削減ポテンシャル診断推進事業 背景・目的 事業概要 事業スキーム 期待される効果 2019年度予算(案)
【1 調査の目的、内容及び実施方法】 1.1 調査目的
離島の再生可能エネルギー・蓄エネルギー導入促進事業
[ 改訂版 ] シスコシステムズ合同会社 2017年1月.
電気電子要論個別課題 M17-P29中村圭一.
  ○○○部長     殿 平成   年   月   日 リサイクルトナー購入について ●●部●●課 ●● ●●
いつもベストの状態でお使いいただくために
2009年7月2日 熱流体力学 第12回 担当教員: 北川輝彦.
(栃木県低炭素社会づくり促進事業費補助金)
コージェネレーション(エネファーム・ヒートポンプ等) システムメンテナンスにおけるiPad活用
CO2大幅削減のためのCNF導入拡大戦略の立案 (3)バイオマスプラスチックによるCO2削減効果の検証
エアコンで使われるヒートポンプ <ヒートポンプのなぞ>
LPガス容器と電気製品等との保安距離の確保について
空気の熱の利用<ヒートポンプは省エネルギー>
サハリン開発と天然ガス 新聞発表 5月14日 上野 雅史 坂中 遼平 松崎 翔太朗 河原塚 裕美 .
ディーゼルエンジンについて 尾崎文香 基礎セミナー発表.
○○○株式会社 1.企業概要 当社は、優れた機械加工技術及びエンジニアリング技術、発酵技術を核技術として、△△から排出される汚染物質○○○を短時間に無害化処理し、残渣も堆肥として利用することができる装置を開発、製造している。また、コンサルティング、設計、設置、維持までトータルで行っている。 日本国内では大規模工業団地で導入されているほか、○○国、○○国などに輸出して、現地の環境問題に対して貢献している。
LPガスに係わる10項目 安定供給の確保 ①石油とLPガスの備蓄の確保 環境への適合 ②ガス体エネルギーへの転換を進める
Presentation transcript:

コージェネレーション(ヒートポンプ編) 基礎知識

コージェネレーションとは? コージェネレーション、またはコジェネレーション (cogeneration)、英語ではcombined heat and powerともいわれています。 内燃機関・外燃機関等の排熱を利用して、動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高める、新しいエネルギー供給システムのひとつです。 一般的には熱併給発電または熱電併給と訳されています。 日本においては、京都議定書の発効に伴い、製造サイドとして電機メーカーやガス会社が、需要者サイドとしてイメージ向上の効果も狙うスーパーマーケットや大エネルギー消費者である大規模工場などで関心が高まっています。 発電 節電

背景 コージェネレーションは1980年前後から導入が進められ、工場、ホテル、病院等を中心に普及しました。  2013年3月末現在、9350件、発電容量985万kWのコージェネレーションが国内で導入されています。 産業用 建物用途別 台数割合  民生用 建物用途別 台数割合  ((財)コージェネレーションエネルギー高度利用センター調べ)

コージェネレーション(一例:ヒートポンプとは) 空気の「熱」を集めて移動させる技術 ヒートポンプは空気中の熱を ポンプのように汲み上げて、必要な場所に「移動させる」技術です。 ポンプを使って水を違う場所へ 移し変えることと同様です。

ヒートポンプとは 「ヒートポンプ」とは、大気中や地中、水中などの熱を集めて、給湯や空調に利用するシステムです。  「ヒートポンプ」とは、大気中や地中、水中などの熱を集めて、給湯や空調に利用するシステムです。  この熱エネルギーを集めて取り出す、といった一連の流れを、冷媒の特性を利用して圧縮・凝縮・膨張・蒸発というサイクルで実現します。  この性質を利用して、「温かい熱」と「冷たい熱」を同時に効率良く作ることができるのが、ヒートポンプです。  集める熱エネルギーが使用する電力エネルギーより数倍も大きいため、ガスやA重油によるボイラーなどの燃焼方式に比べ高効率なだけではなく、CO₂排出量の削減を実現する技術として注目を集めています。   こんなとき、ご相談ください! 空調機器関係 冷えない・暖まらない エアコンからの水漏れ 運転音が異常に高い 漏電遮断器が頻繁に落ちる など ボイラー関係 温度があがらない 着火エラーが起きる 地震の後、ボイラーが正常に 作動しない 煙突から白煙がでる など

熱をつくる エネルギー 熱を運ぶ なぜ、省エネか 熱を「集めて運ぶ」場合、もともと空気中に ある熱を利用するので、エネルギーは少しで済みます。 家庭内で熱を発生させるよりも空気中にある熱を集めて家庭内へ移動させることができれば、より少ないエネルギーで大きな効果が期待できます。 それを可能にするのがヒートポンプ技術なのです。 熱を運ぶ

冷媒 熱 何が「熱」を運んでいるか 「熱」を運んでいるのは、冷媒という物質です。 「冷媒」とは、エアコンなどで、冷房や暖房時の「熱」を運搬する物質のことです。 「熱」がもつ「高い温度から低い温度へ移動する」という法則を使い、「冷媒」を冷やしたり暖めたりして、「熱」を運びます。 冷たい「冷媒」は、自分より温かい空気に接すると、空気中の「熱」を受け取ります。 「熱」を持った熱い「冷媒」は、自分より冷たい空気に接すると、空気中に「熱」を放出します。 これで、お風呂から別の部屋に「熱」を運んだことになります。 つまり、「熱」を運ぶ「冷媒」自身を温めたり冷やしたりすることで「熱」を運ぶことができます。

ヒートポンプのしくみ 図はエアコン(暖房時)のヒートポンプの仕組みを説明したものです。 冷房時は図の逆に動作します。 また、給湯機のヒートポンプの場合は、集めた「熱」で水を温めます。

メンテナンス業務 空調総合点検 ボイラー関係 プレート関係 試運転調整、圧縮機点検、冷媒系統点検、送風機点検、室内外機清掃 ファンコイル、エアーハンドリングユニット、冷却塔、付帯設備の点検 フィルターの洗浄・製作 空調総合点検 試運転調整、燃焼機器点検、缶体清掃、性能検査 貯湯槽清掃、ポンプ類の整備点検 ボイラー関係 機器分解組立、ガスケット交換作業、プレート清掃 プレート関係 機能を充分に発揮できるよう努めます。 定期点検及び整備は、機器の効率化を高め省エネ、省コストを図り、機器の延命を助けます。 中長期の修繕計画の立案・提案を行うことで、長期的な資産管理を行うことが可能であり今までの経験で蓄積したノウハウを柔軟に組み合わせお客様に最適な保守管理体制を提供できます。

メンテナンスの必要性 運転経過とともに少しずつ部品の摩耗や劣化が進みます。 安定した状態での運転を継続し、安心してお使いいただくため。 常日頃より機械コンディションを把握し、適切な内容の予防保全が重要です。 法定点検 緊急 コール 消耗部品交換 圧縮機 オーバーホール 定期点検 ガスヒートポンプはメンテナンスを行うことを前提に作られています。また、車と同じように「エンジンオイル」などの消耗部品が使われています。いつまでも快適にご使用いただくためには、定期的なメンテナンスが必要です。 遠隔監視システムにより常にガスヒーポンの健康状態を見守ります。 訪問点検は5年毎又は10,000時間毎いづれか早いほうで行います。その他必要に応じ実施いたします。 年間の運転時間が3,000時間程度又はそれ以下のお客様にお勧めです。 訪問点検は1年毎に実施いたします。 ご契約期間は13年又は30,000時間のいづれか早いほうまでです。 ご契約料金は年間の運転時間が4,000時間未満とそれ以上の2段階となります。 熱交換器洗浄

定期点検項目(抜粋) 点検・整備項目は大量です。 例えば… ・エンジンオイルの補充・交換 ・オイルフィルタの交換 ・エンジンオイル漏れの点検 ・バルブクリアランスの調整 ・点火プラグの点検・交換 ・エアーエレメントの清掃・交換 ・冷却水量の点検・補充 ・冷却水の漏れの点検 ・コンプレッサベルトの点検・交換発電機用ベルトの点検・交換 ・燃料ガスホースの点検・交換 ・燃料ガスの漏れの点検 ・排気ガスの漏れの点検 ・ドレンフィルタ充填石の補充 ・冷媒ガスの漏れの点検 ……etc. ガスヒートポンプはメンテナンスを行うことを前提に作られています。また、車と同じように「エンジンオイル」などの消耗部品が使われています。いつまでも快適にご使用いただくためには、定期的なメンテナンスが必要です。 遠隔監視システムにより常にガスヒーポンの健康状態を見守ります。 訪問点検は5年毎又は10,000時間毎いづれか早いほうで行います。その他必要に応じ実施いたします。 年間の運転時間が3,000時間程度又はそれ以下のお客様にお勧めです。 訪問点検は1年毎に実施いたします。 ご契約期間は13年又は30,000時間のいづれか早いほうまでです。 ご契約料金は年間の運転時間が4,000時間未満とそれ以上の2段階となります。

なぜ紙でメンテナンス業務を行うか ・機種が多いため ・年次の点検項目が違うため ・チェックシートの統一化が難しい ・販売業者とメンテ業者が違う ・シートを何種類も作らないといけない 機能を充分に発揮できるよう努めます。 定期点検及び整備は、機器の効率化を高め省エネ、省コストを図り、機器の延命を助けます。 中長期の修繕計画の立案・提案を行うことで、長期的な資産管理を行うことが可能であり今までの経験で蓄積したノウハウを柔軟に組み合わせお客様に最適な保守管理体制を提供できます。