超高角度分解能X線望遠鏡 Xmas Project 北本俊二, 山本則正, 高野晴子, 齋藤晴江, 大川洋平, 金井淳一, 千葉茂人, 関口宏之, 須賀一治(立教大理),幸村孝由(工学院大), 伊藤真之(神戸大発達), 上田佳宏(JAXA)
1.Introduction:撮像 X-masで狙う領域 X-mas いろいろな望遠鏡の口径、 波長と回折限界分解能 いろいろな天体の距離と 見かけの角度 チャンドラは回折限界に達していない
1.Introduction:運動 天体の運動の速さ (km/sec) 天体までの距離(kpc) 1 mas/day 1 mas/month Jet Jet 天体の運動の速さ (km/sec) 超新星残骸の膨張 1 mas/day 1 mas/month 星の固有運動 天体までの距離(kpc)
エネルギー範囲 できることからはじめる→EUV(13.5nm) 軟X線への布石 直入射望遠鏡では 13.5nm=0.09 keV(EUV) 斜入射望遠鏡では ~2nm =0.6 keV(軟X線)可能か? EUV 軟X線 メリット 大面積可能 技術はほぼ既存 観測対象の多様性 酸素の輝線 デメリット 星間吸収が大きいので観測対象が限られる 星(晩期、早期)、激変星、白色わい星、高緯度活動銀河核(QSO, BL LAC).超新星残骸 大面積は難しい 鏡は新規開発 できることからはじめる→EUV(13.5nm) 軟X線への布石
13.5nm 直入射鏡での主たる対象 近傍の星のコロナやwind の撮像 AGNや系内のJetの根元;加速機構 SNRやJetの運動;粒子加速機構 高緯度のAGN 降着円盤 降着トーラス 散乱X線
問題点とアイデア 二つのアイデア 必要粗さ : several Å 必要形状誤差: ~1nm 大気の擾乱は考えない.大きなスケールの形状だけ、ゆっくり修正すればよい 可能 殆ど不可能 二つのアイデア (1) 可視光による常時形状モニター (2) 可変形状鏡による波面補償
X-mas Project 波面モニターと可変形状鏡の補償光学系で超高角度分解能X線望遠鏡の開発 X-mas Project 波面モニターと可変形状鏡の補償光学系で超高角度分解能X線望遠鏡の開発 X-ray milli-arc-sec Project (X-mas Project) 現状の報告 コンポーネント試験をほぼ終了 閉ループ制御の実践 望遠鏡として組み上げ開始
2.実験室用の望遠鏡のデザイン 主鏡;80mm diameter and 2000mm focal length. 光源、可変形状鏡、波面センサー:形状測定と補償 可視光で形状測定;可視光X線分離フィルターが必要