オントロジーを利用した Webサービスの実行支援に関する研究 越田研究室 灘本 裕紀
1.はじめに Webサービス Webサービスを用いたSOA 商品検索 在庫確認 商品注文 商品発注システム ユーザや別のシステム 必要なサービスを 組み合わせて実現する ユーザや別のシステム
セマンティック技術を利用して実行支援を行う Webサービス連結の問題点 Service A Service B ・個々の仕様書を理解して連結を行う必要がある ・連結の実装は容易ではない WSDLでの実行支援 パラメータ型の確認程度しか行えない セマンティック技術を利用して実行支援を行う
2.セマンティックWeb Web Service メタデータ メタデータの解析 パラメータ情報の取得 実行支援・動的連結 本年度の目的 RDFで記述された サービスに関する情報 Web Service メタデータ メタデータの解析 パラメータ情報の取得 実行支援・動的連結 本年度の目的 GUI上にWebサービスの情報を表示
OWL-S Webサービスの情報を記述するための語彙 シンプルなパラメータ表現ができる語彙が必要だ ・語彙の構造が複雑である ・意味表現が少ない Process Web Service 本研究には向かない Service Grounding
Service Description Schema(SDS) 入力パラメータ 名前 hasName Parameter hasInParameter 入力条件 hasCondition Web Service 出力パラメータ 名前 hasOutParameter hasName Parameter その他の記述 hasDescription リソース リテラル(データ)
このグラフの集合でメタデータを記述する。 パラメータ表現の例 RDFのグラフ Webサービス GoodsService hasInParameter パラメータ このグラフの集合でメタデータを記述する。 wholesalerID hasCondition hasName 卸業者ID IDxxxx パラメータの名前 入力条件
例) [InParameter] [wholesalerID] [卸業者ID] [IDxxxx] 3.RDFによる実装 RDFデータの解析 WSDLのURL SDSで記述 SDSReader メタデータ 入力 出力 RDFデータ ・・・・・・ 可変長配列 パラメータ情報 例) [InParameter] [wholesalerID] [卸業者ID] [IDxxxx]
データの活用 動的に生成されたインターフェース(一部) Service Description Schemaで記述した情報
4.SDSの課題 SDSでは、パラメータ情報の解析による連結は難しい。 Service1 Service2 パラメータが、 同じ内容か? hasParameter hasParameter パラメータが、 同じ内容か? 同じデータ構造か? SDSでは分からない code code RDF1 RDF2
解決手法 service1 service2 詳細に情報を記述(XSDなどを利用) code GUIに反映する 商品コード 入力パラメータと 出力パラメータが同じ! service1 service2 hasInParameter hasOutParameter 詳細に情報を記述(XSDなどを利用) code hasName GUIに反映する 商品コード より詳細な入力支援が可能 パラメータ情報RDF
5.おわりに RDFデータは実行支援に有効である この技術により動的連結もできる 課題 RDFを格納するデータベースを用意する 連結システムの実現する 動的実行システムと連携する
解析結果
SDS.xml
ServiceDescription.xml