標準入出力、変数、演算子、エスケープシーケンス

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標準入出力、変数、演算子、エスケープシーケンス C言語講座第一回 2017 標準入出力、変数、演算子、エスケープシーケンス

1.新しいプロジェクトの作成 まず初めに、 「Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop」を起動してください。

「ファイル」→「新しいプロジェクト」

「Win32」 →「Win32コンソールアプリケーション」 →プロジェクト命名 →「OK」

「次へ」→ 「空のオブジェクト」にチェック → 「SDLチェック」のチェックを外す→「OK」

「ソースファイルを右クリック」 →「追加」→「新しい項目」 ※ソリューションエクスプローラーがない場合は「表示」から

「C++ファイル」→「名前」→「追加」 !注意! 名前の拡張子は「.c」にする事 ※次回以降は「プロジェクトを開く」→「プロジェクト名」→「ファイル名.sln」

2.プログラムの土台部分 #include<stdio.h> int main(){ return 0; }

#include<stdio.h> 2-1.処理を実行する、終了する。 #include<stdio.h> インクルードといって、元から用意されている ファイルを読み込む作業をしています。 stdio.hは標準入出力機能のファイルです。 int main(){ 処理;} プログラムを実行する際に、処理をする内容を記述します。void main()の場合はreturnが不要になります。 処理; セミコロンで、処理の区切りを表します。 return 0; 処理を終了します。

3.標準出力 printf("文字または文字列"); 文字列が実行画面に表示される。

とりあえず書いてみよう! ※実行する時は「デバッグ」 →「デバッグなしで実行」 (F5+Ctrl(+Fn)でもできます) #include<stdio.h> int main(){ printf("hello,world!"); return 0; }

実行結果はこのようになります!

4.エスケープシーケンス エスケープシーケンスとは、コンピュータシステムにおいて、通常の文字列では 表せない特殊な文字や機能を、規定された特別な文字の並びにより表したもの。 特殊な記述 表示されるもの \n 改行する \\ \を表示する \' '(シングルクオーテーションマーク)を表示する \" "(ダブルクオーテーションマーク)を表示する %% %を表示する

4-1.エスケープシーケンスの使用例 ・ソースコード ・実行結果 #include <stdio.h> int main(){ printf("私の名前は\n\"○○\"です。\n"); return 0; } 私の名前は "○○"です。 続行するには何かキーを押してください ...

演習1 こんにちは! 今日の出費は\870でした。 消費税は8%でした。 続行するには何かキーを押してください ... 上記の様に表示されるプログラムを作って下さい。 ただし、printf()は1回だけ使うこと

演習1の答え #include<stdio.h> int main(){ printf("こんにちは!\n今日の出費は\\870でした。\n消費税は8%%でした。\n\n"); return 0; }

覚えさせた値は必要に応じて利用することができる 5.変数 数学では、xやyという記号で未知の値を表しました。C言語プログラムの中で は、計算を実行した結果などを、xやyという名前を予め付けて覚えておき、後 でその値を利用するといった使い方をします。いろいろな値を覚えさせる事の できる箱、をイメージすると分かりやすいです。これを変数といいます。 変数に名前を付けて値を覚えさせる 覚えさせた値は必要に応じて利用することができる 変数X 値 値

5-1.変数の種類 変数は宣言した型によって入れられるものが異なります。 5-1.変数の種類 変数は宣言した型によって入れられるものが異なります。 データ型 用途 サイズ int 整数 2(4)byte long 4byte float 浮動小数点 double 8byte char 文字 1byte(1文字)

このように、" "の後ろに「,x」を、 xを表示したいところに「%d」を 書くことで変数xの値を表示することが出来ます。 使用例 ・ソースコード ・実行結果 #include<stdio.h> int main(){ int x; float y; x = 5; y = 2.345; printf("x=%d\n",x); printf("y=%f\n",y); return 0; } x=5 y=2.345000 続行するには何かキーを押してください ... ※ printf("%d",x); このように、" "の後ろに「,x」を、 xを表示したいところに「%d」を 書くことで変数xの値を表示することが出来ます。

5-2.フォーマット指定子 先程使った「%d」の記述をフォーマット指定子といい、下記の種類があります。 文字以外のものを文字に変換する機能を持っていて、%に続く文字によって異 なります。 記述 型 対応する変数の型 %d 整数 int %f 実数 double,float %.2f 実数(小数点第2位まで表示) %c 文字 char %x 整数(16進数で画面表示)

6.演算子 加減演算子 x+y Xとyの和 x-y xとyの差 乗除演算子 x*y xとyの積 x/y

使用例 ・ソースコード ・実行結果 10+20=30 f=800 続行するには何かキーを押してください ... #include<stdio.h> int main(){ int x = 10; int y = 20; int z = x + y; int f; f = (x+z)*y; printf("%d+%d=%d\nf=%d\n",x,y,z,f); return 0; } 10+20=30 f=800 続行するには何かキーを押してください ...

7.標準入力 使用方法 scanf("変換指定子",&変数); &をつけ忘れないように ※時間押してたら次回かも #include<stdio.h> int main(){ int num; float fnum; //入力 printf("1.整数numを入力して下さい:"); scanf("%d",&num); printf("2.実数fnumを入力して下さい:"); scanf("%f",&fnum); //出力 printf("num=%d\n",num); printf("fnum=%.3f\n",fnum); return 0; } 使用方法 scanf("変換指定子",&変数); &をつけ忘れないように doubleの変換指定子が%lfで printfのフォーマット指定子%fと違うことに注意

・結果 1.整数numを入力して下さい:5(キーボード入力) 2.実数fnumを入力して下さい:4.234(キーボード入力) num=5 fnum=4.234 続行するには何かキーを押してください ...

コンソール画面に文字を入力する画面が出るので、好きな文字を入力する。(ただし、ひらがなや漢字などの2byte文字は不可) 7-1.文字の入出力 ・実行画面↓ #include<stdio.h> int main(){ char c; printf("1文字入力して下さい:"); scanf("%c",&c); printf("「%c」が入力されました。\n",c); return 0; } キーボード入力 1文字入力して下さい:a 「a」が入力されました。 続行するには何かキーを押してください ... コンソール画面に文字を入力する画面が出るので、好きな文字を入力する。(ただし、ひらがなや漢字などの2byte文字は不可)

7-2.character型 char型は文字を入れるために使う変数です。 文字を表すためには「' '」で囲みます。 char c = 'a'; (2文字以上表すときは配列というのを使えば出来ますが、配列は次回以降で習います。)

このような実行画面にして下さい。2と7はキーボード入力です。 演習2 2つの変数r,hを用意して、それぞれにscanf()を用いて10進数の値2,7を入力した後、 円錐の体積vを求め、その値を出力せよ。(下記の実行画面の様に出力すること) ただし、円周率は3.14とし、少数第3位まで表示すること。 半径r=2 高さh=7 円錐の体積v=29.307 続行するには何かキーを押してください ... このような実行画面にして下さい。2と7はキーボード入力です。 終わったら次画面で待機して下さい

演習2の答え #include<stdio.h> int main(){ int r, h; float v; printf("半径r="); scanf("%d",&r); printf("高さh="); scanf("%d",&h); v = r*r*h*(3.14) / 3; printf("円錐の体積v=%.3f\n",v); return 0; }

お疲れさまでした!