ユビキタス社会を支える トランスメディア実現のための 情報記述に関する研究 ー狭帯域包絡線情報を用いた伝送路特性の記述ー 末廣一美,山田雄大(福島研究室)
ユビキタスネットワーク 総務省:情報通信白書 Display Device Sensor Device Hardware Control 参照モデル 実装モデル 機能と役割 OSIモデル TCP/IPモデル アプリケーション間でのデータ交換 7 応用層 アプリケーション層 コード変換,符号化,暗号化 6 プレゼンテーション層 ログイン,ログアウト等のセッション手続き 5 セッション層 ピア間の信頼性のあるエンドツーエンド通信,再送・輻輳制御 4 トランスポート層 経路選択と中継 3 ネットワーク層 インターネット層 データ伝送 2 データリンク層 ネットワークインタフェース層 物理的な信号の伝播 1 物理層 Hardware Control Application Encoder / Decoder 暗号/複号 Authentification Session Ctl 確実な伝送 経路制御 有線 無線 光
1948年にN.Wienerが提唱したCyberneticsを構成する技術要素 情報記述 1948年にN.Wienerが提唱したCyberneticsを構成する技術要素 現実の事象 情報 現実の事象 情報 冗長性のない 特徴のみによる表現 記述 トランスメディア 特徴量 抽出 再構成 関数表現 課題:データの関数表現はあるが不完全
聴覚メカニズム 「包絡線情報」(1.6kHz以上)が支配的 アプローチ インパルス応答 2000 6000 10000 14000 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 【対象】 「室」の音響伝送路特性 【手法】 聴覚メカニズム 「包絡線情報」(1.6kHz以上)が支配的 狭帯域分割 ケプストラム 包絡線 x 10 -3 6 8000 2000 4000 6000 8000 200 400 600 800 4 6000 2 4000 -2 2000 -4 -6 0.5 1 1.5 2 200 400 600 800 1000 x 10 4 包絡線情報が特徴量になると考えた
主要な結果 洋室 和室 室が変わる→相関が異なる →特徴量→記述 10 20 30 40 0.4 0.6 0.8 1 10 20 30 40 10 20 30 40 0.4 0.6 0.8 1 10 20 30 40 0.4 0.6 0.8 1 室が変わる→相関が異なる →特徴量→記述
これからの予定 ・特徴量で室の印象が記述できるかの検証 1)1/4オクターブ分割を用いる →人の聴覚メカニズムに基づく 2)等周波数差分割 →物理現象の分析に基づく 1)と2)のどちらで室印象の特徴量抽出が可能かを検討する. 進捗・報告書 http://www.nbu.ac.jp/~fukushima/Project/ElectronicBook/index.html